最終更新:ID:opS8SFIfUA 2023年09月02日(土) 18:10:44履歴
【元ネタ】ナルト叙事詩
【CLASS】バーサーカー
【真名】バトラズ
【異名・別名・表記揺れ】バタラズ、バテレズ、バティラス、ツヴィツヴ、ビャタル、パタルズ
【性別】無
【身長・体重】7.9m・7.6t
【外見・容姿】硬質でありながら生態的な巨大人型兵器。*1
【地域】コーカサス地方
【年代】先史年代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・竜種・超巨大
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷B+ 魔力A 幸運E 宝具A
【CLASS】バーサーカー
【真名】バトラズ
【異名・別名・表記揺れ】バタラズ、バテレズ、バティラス、ツヴィツヴ、ビャタル、パタルズ
【性別】無
【身長・体重】7.9m・7.6t
【外見・容姿】硬質でありながら生態的な巨大人型兵器。*1
【地域】コーカサス地方
【年代】先史年代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・竜種・超巨大
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷B+ 魔力A 幸運E 宝具A
生体兵器Nart。Bランクを超えるナルトは何らかの神(ドゥアル)が設計に携わったものであり、神性スキルも兼ねるようになる。
巨人と伝承されるナルトではあるが、彼らは汎人類史の巨人たちのようにセファールを源流とするものではない。
その正体は滅びた先史文明が生み出した人型の巨大昆虫(あるいはモノコック構造の生きる巨大ロボット)である。
このような生体兵器が生み出された理由は、技術的兵器ではセファールに相性が悪く太刀打ちできなかった為。
セファールと戦う為だけに設計・交配された巨大人型汎甲殻類──奇形の生体兵器が、ナルト達の正体であった。
人類に近似する思考能力と、兵器に近似する数多の生体機能を有するが、子孫を残す能力は持たない。
彼らにとって子とは自身の細胞を元に開発される後継機種、兄弟とは元々の設計図面を同じくする機体、という事になる。
巨人と伝承されるナルトではあるが、彼らは汎人類史の巨人たちのようにセファールを源流とするものではない。
その正体は滅びた先史文明が生み出した人型の巨大昆虫(あるいはモノコック構造の生きる巨大ロボット)である。
このような生体兵器が生み出された理由は、技術的兵器ではセファールに相性が悪く太刀打ちできなかった為。
セファールと戦う為だけに設計・交配された巨大人型汎甲殻類──奇形の生体兵器が、ナルト達の正体であった。
人類に近似する思考能力と、兵器に近似する数多の生体機能を有するが、子孫を残す能力は持たない。
彼らにとって子とは自身の細胞を元に開発される後継機種、兄弟とは元々の設計図面を同じくする機体、という事になる。
生体兵器工廠クルダレゴンで竜蛇の死骸を遺伝子レベルで癒着させた結果、発現した生体機能。
自らの生体エネルギー(魔力)により、増加装甲・複合兵装としても機能する強化外骨格を形成する。
その工程は騎士王が自らの魔力によって鎧を編むのに似る。
また、取り込んだ竜の因子を応用し、灼熱の炎を纏う殲滅形態、真空や暴風を纏うステルス&高機動形態への形態変化も可能。
ただし、両形態ともに魔力を術式として加工している為、本来の仮想敵であるセファールとの相性は悪い。
攻防一体──特に守りにおいては無敵と言っていい代物だが
稼働中は膨大な熱量が発生するため、何らかの冷却手段を用意しないと周囲に甚大な被害が及ぶ。
また、クルダレゴンでの癒着手術に不備(あるいは先史文明の人類がバトラズの暴走に備えて意図的に残した弱点)があり
その所為で臓腑(内部構造)には影響が及ばないのだとか。
自らの生体エネルギー(魔力)により、増加装甲・複合兵装としても機能する強化外骨格を形成する。
その工程は騎士王が自らの魔力によって鎧を編むのに似る。
また、取り込んだ竜の因子を応用し、灼熱の炎を纏う殲滅形態、真空や暴風を纏うステルス&高機動形態への形態変化も可能。
ただし、両形態ともに魔力を術式として加工している為、本来の仮想敵であるセファールとの相性は悪い。
攻防一体──特に守りにおいては無敵と言っていい代物だが
稼働中は膨大な熱量が発生するため、何らかの冷却手段を用意しないと周囲に甚大な被害が及ぶ。
また、クルダレゴンでの癒着手術に不備(あるいは先史文明の人類がバトラズの暴走に備えて意図的に残した弱点)があり
その所為で臓腑(内部構造)には影響が及ばないのだとか。
高速演算によるシミュレート機能……なのだが十全に機能を発揮するとは言い難い。
演算能力の不備というよりは、バトラズの戦いが先史文明の絶滅に行き着いた事で、自身の演算を信頼できなくなった事に由来するものだと思われる。
演算能力の不備というよりは、バトラズの戦いが先史文明の絶滅に行き着いた事で、自身の演算を信頼できなくなった事に由来するものだと思われる。
自身にダメージを負うことを承知とする意図的なブーストアップ。生体兵器として設計段階から持たされた機能。
万能兵装としての外皮、兵器としての機能に特化した血肉・臓腑を持つとはいえ、バトラズは機械ではなく一個の生命体。
このスキルの使用は自らの生命力・運命力の過剰消費を意味する。使えば使う程、死に近づく、ということだ。
万能兵装としての外皮、兵器としての機能に特化した血肉・臓腑を持つとはいえ、バトラズは機械ではなく一個の生命体。
このスキルの使用は自らの生命力・運命力の過剰消費を意味する。使えば使う程、死に近づく、ということだ。
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
先史文明が作り出した聖杯の近似種とも言うべき代物……なのだがバトラズにとっては燃料を経口摂取する為の補給装置に過ぎない。
本来は万能の願望器として機能するはずなのだが、願望入力の有資格者たる先史人類が全滅した為
すでに入力された願望──ナルトにとっての血液とも言うべき液体燃料の精製しか行えない欠陥品となってしまった。
ちなみにこの液体燃料は現代の人間にとっては美酒として味わえる代物だったりする。嘘だろ。
先史文明が作り出した聖杯の近似種とも言うべき代物……なのだがバトラズにとっては燃料を経口摂取する為の補給装置に過ぎない。
本来は万能の願望器として機能するはずなのだが、願望入力の有資格者たる先史人類が全滅した為
すでに入力された願望──ナルトにとっての血液とも言うべき液体燃料の精製しか行えない欠陥品となってしまった。
ちなみにこの液体燃料は現代の人間にとっては美酒として味わえる代物だったりする。嘘だろ。
ランク:A(A++) 種別:対城宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:200人
機神マルスが用いた軍神の剣を再現する為に設計された生体兵装を取り込み、“竜爪”として改修したもの。
元は生体兵装工廠サファで設計され、人類を含めた様々な生命を、その祈りごと“混ぜ込んで”作られた非人道的生体兵装。
魔力を灼熱の光として放つだけの奇形の生命であったが
単一の機能しか持たずとも生命であるが故に、バトラズは(竜骸を癒着させたのと同じ要領で)取り込む事が叶ったのだという。
エクスカリバーの源流の一つであり、生体エネルギー(魔力)を光として放つ力を持つ。
悪霊を払った稲光の逸話の由来であり、理論上の最大火力はエクスカリバーにも匹敵するが、射程と魔力の消費効率の点でかの聖剣に大きく劣る。
マスターに魔力を大きく依存するサーヴァントの身の上では、生前の出力を発揮する事は不可能と言っていいだろう。
機神マルスが用いた軍神の剣を再現する為に設計された生体兵装を取り込み、“竜爪”として改修したもの。
元は生体兵装工廠サファで設計され、人類を含めた様々な生命を、その祈りごと“混ぜ込んで”作られた非人道的生体兵装。
魔力を灼熱の光として放つだけの奇形の生命であったが
単一の機能しか持たずとも生命であるが故に、バトラズは(竜骸を癒着させたのと同じ要領で)取り込む事が叶ったのだという。
エクスカリバーの源流の一つであり、生体エネルギー(魔力)を光として放つ力を持つ。
悪霊を払った稲光の逸話の由来であり、理論上の最大火力はエクスカリバーにも匹敵するが、射程と魔力の消費効率の点でかの聖剣に大きく劣る。
マスターに魔力を大きく依存するサーヴァントの身の上では、生前の出力を発揮する事は不可能と言っていいだろう。
生体兵器Nartとして備える機構。生体的な機能でありながら文明の持つ兵器と同等の機能を発揮する。
その血液は臓腑で成分調整する事で燃料にも火薬にも毒液にもなり、外皮(甲殻)は装甲を兼ねた砲弾となり、ある程度なら形状も変化させられる。
爆発反応装甲にも機関銃にも大砲にも化学兵器にも音響兵器にも振動刃にもパイルバンカーにもなる万能兵装。
武器でありながら生体活動でもあり、理論上はセファールにも通用するはずだったが
セファールに対しての実戦では、文明の産物として尽く魔力に変換・吸収されてしまった。
その血液は臓腑で成分調整する事で燃料にも火薬にも毒液にもなり、外皮(甲殻)は装甲を兼ねた砲弾となり、ある程度なら形状も変化させられる。
爆発反応装甲にも機関銃にも大砲にも化学兵器にも音響兵器にも振動刃にもパイルバンカーにもなる万能兵装。
武器でありながら生体活動でもあり、理論上はセファールにも通用するはずだったが
セファールに対しての実戦では、文明の産物として尽く魔力に変換・吸収されてしまった。
ナルト叙事詩に登場する巨人の英雄。(ナルト叙事詩はアーサー王伝説との類似性から、その源流ではないかとも言われる)
生まれつき持っていた鋼鉄の身体を、鍛冶神クルダレゴンによってさらに鍛えられ、腸を除いて無敵の存在となった。
様々な功績を立てたが、同胞であるナルトに父ヘミュツを殺された怒りに駆られ、天地において殺戮の限りを尽くした末に死を迎える。
†
父ヘミュツはナルト(巨人)であり母は海神ドン・ベッテュルの娘(ニンフのようなもの)であったという。
母はシュルドン(ナルト叙事詩のトリックスター。北欧神話のロキのような存在)に嘲笑されてヘミュツの元を去ったが
その際、身ごもっていたバトラズをヘミュツの背中に吹き込み、瘤と為さしめた。
その後、ヘミュツの背にできた瘤を兄嫁サタナが切開すると、鋼鉄の身体を持つバトラスが誕生した。
生まれたばかりのバトラスは火花を放っており、高熱の身体を冷やす為にすぐさま海に飛び込んだが、海の方が沸騰してしまったという。
バトラズはいずれ来るであろう強敵との戦いを予見し、鍛冶神クルダレゴンに自身の鋼鉄の身体を鍛え直してもらった。
竜蛇の死.骸から作った炭によって鍛えられたバトラズの身体は、あらゆる武器を通さない無敵の鎧となったが
鍛造中、あまりの熱量から海が干上がってしまった為に、腸へ十分に焼きを入れる事ができず、そこが弱点となってしまったという。
その無敵性と稲光を呼ぶ力で多くの功績を立ててきたバトラズは、魔法の杯ナルタモンガの守護者に選ばれるほど名誉ある戦士だった。
しかし、その運命は父ヘミュツの横.死.によって暗転する事となる。
ヘミュツは魔法の「アルキザの歯」の力で多くの女性に無理やり関係を強いており
それを憎んだ多くのナルト達は(シュルドンが扇動したのもあるが)剣士サイネグ・エルダルにヘミュツの命を奪う事を要請したのである。
サイネグ・エルダルは首尾よくヘミュツの命を奪う事に成功したが、これを知ったバトラズは怒り狂った。
バトラズは復讐の手始めとして、ヘミュツとは無関係の振りをしてサイネグ・エルダルの下を訪ねて命を奪う。
その後、サイネグ・エルダルが持つ神剣ズスカラを奪い、この件に関与した他のナルト達の半数の息の根を止めた。
慌てたシュルドンはその矛先をナルトから逸らすべく、ヘミュツの死の責任を天界に擦り付け、バトラズの矛先を天界の天使・精霊たちへと向けさせた。
バトラズが天使や精霊の命を奪っていくのを受けて、最高神フツァウはバトラズの死を決定し、太陽神ハーがバトラズの身体を熱して死に追いやった。
バトラズの臓腑のみは無敵ではなかったため、太陽の熱で焼け死.んでしまったのだという。
最高神フツァウはバトラズの死を悲しみ、その時に流した涙が地上に三つの聖域を作ったとされる。
ただ、その最期には異説もある。
そちらの伝説では最高神フツァウとの戦いでさえ敗れなかったものの
力を使い果たしたバトラズは死を覚悟し、生き残ったナルト達に神剣ズスカラを海に投げ入れるよう命じた。
その神剣のあまりの重さからナルト達は海に投げ入れるのを諦め、バトラズには投げ入れたと偽りの報告をした。
しかし、それを見抜いたバトラズが厳命した事で、ついに神剣は海に投げ入れられた。
すると海は沸騰して荒れ狂い、血の色に染まったと伝えられている。
バトラズは比較神話においてアルメニアのアルタヴァズド、グルジアのアミラニ、ギリシャ神話のプロメテウスと同様の役回りを担う者と見做される。
また、ナルト叙事詩には聖杯伝説や聖剣の返還などアーサー王伝説に類似する伝承が多く、その源流と捉える学者もいる。
生まれつき持っていた鋼鉄の身体を、鍛冶神クルダレゴンによってさらに鍛えられ、腸を除いて無敵の存在となった。
様々な功績を立てたが、同胞であるナルトに父ヘミュツを殺された怒りに駆られ、天地において殺戮の限りを尽くした末に死を迎える。
†
父ヘミュツはナルト(巨人)であり母は海神ドン・ベッテュルの娘(ニンフのようなもの)であったという。
母はシュルドン(ナルト叙事詩のトリックスター。北欧神話のロキのような存在)に嘲笑されてヘミュツの元を去ったが
その際、身ごもっていたバトラズをヘミュツの背中に吹き込み、瘤と為さしめた。
その後、ヘミュツの背にできた瘤を兄嫁サタナが切開すると、鋼鉄の身体を持つバトラスが誕生した。
生まれたばかりのバトラスは火花を放っており、高熱の身体を冷やす為にすぐさま海に飛び込んだが、海の方が沸騰してしまったという。
バトラズはいずれ来るであろう強敵との戦いを予見し、鍛冶神クルダレゴンに自身の鋼鉄の身体を鍛え直してもらった。
竜蛇の死.骸から作った炭によって鍛えられたバトラズの身体は、あらゆる武器を通さない無敵の鎧となったが
鍛造中、あまりの熱量から海が干上がってしまった為に、腸へ十分に焼きを入れる事ができず、そこが弱点となってしまったという。
その無敵性と稲光を呼ぶ力で多くの功績を立ててきたバトラズは、魔法の杯ナルタモンガの守護者に選ばれるほど名誉ある戦士だった。
しかし、その運命は父ヘミュツの横.死.によって暗転する事となる。
ヘミュツは魔法の「アルキザの歯」の力で多くの女性に無理やり関係を強いており
それを憎んだ多くのナルト達は(シュルドンが扇動したのもあるが)剣士サイネグ・エルダルにヘミュツの命を奪う事を要請したのである。
サイネグ・エルダルは首尾よくヘミュツの命を奪う事に成功したが、これを知ったバトラズは怒り狂った。
バトラズは復讐の手始めとして、ヘミュツとは無関係の振りをしてサイネグ・エルダルの下を訪ねて命を奪う。
その後、サイネグ・エルダルが持つ神剣ズスカラを奪い、この件に関与した他のナルト達の半数の息の根を止めた。
慌てたシュルドンはその矛先をナルトから逸らすべく、ヘミュツの死の責任を天界に擦り付け、バトラズの矛先を天界の天使・精霊たちへと向けさせた。
バトラズが天使や精霊の命を奪っていくのを受けて、最高神フツァウはバトラズの死を決定し、太陽神ハーがバトラズの身体を熱して死に追いやった。
バトラズの臓腑のみは無敵ではなかったため、太陽の熱で焼け死.んでしまったのだという。
最高神フツァウはバトラズの死を悲しみ、その時に流した涙が地上に三つの聖域を作ったとされる。
ただ、その最期には異説もある。
そちらの伝説では最高神フツァウとの戦いでさえ敗れなかったものの
力を使い果たしたバトラズは死を覚悟し、生き残ったナルト達に神剣ズスカラを海に投げ入れるよう命じた。
その神剣のあまりの重さからナルト達は海に投げ入れるのを諦め、バトラズには投げ入れたと偽りの報告をした。
しかし、それを見抜いたバトラズが厳命した事で、ついに神剣は海に投げ入れられた。
すると海は沸騰して荒れ狂い、血の色に染まったと伝えられている。
バトラズは比較神話においてアルメニアのアルタヴァズド、グルジアのアミラニ、ギリシャ神話のプロメテウスと同様の役回りを担う者と見做される。
また、ナルト叙事詩には聖杯伝説や聖剣の返還などアーサー王伝説に類似する伝承が多く、その源流と捉える学者もいる。
現在のコーカサス地方に根付いていた先史文明が生み出した巨大生物兵器ナルト──その中でも最強と目される存在。
ナルトとは先史文明の一つがセファールの襲来を予見し
生物学を駆使して創造した人型の巨大昆虫(あるいはモノコック構造の生きる巨大ロボット)であり
バトラズは突然変異によって生まれた最強の機種であった、と本稿では設定する。
また、ナルト叙事詩において鍛冶神とされるもののいくらかは、先史文明がナルトを生産、改修する為に建てた生体兵器用の工廠の名前だったとする。
文明が生み出した技術ではセファールには対抗できない。しかし個としての生命体が持つ力であれば通用すると推測された。
故に技術によって作られながらも、一つの生命体として独立した生物兵器が必要とされた。
兵器としては非効率な形状である人型の生物として設計されたのは、人間に近似する知性・精神構造を持たせる為の必然として至ったもの。
先史文明の人間の守り手とする為、また対セファール戦線で轡を並べる為には人間のような思考回路を備えさせる事が理想的であり
その精神構造の構築・維持には、人に似せていなければならないと考えられていた。
本来は対セファールに備えて神格を持つ生物兵器工廠で製造されたナルト達であったが
セファールの襲来より前に文明内部の結束が乱れ、役目のないナルト達を内輪揉めに用いるようになる。
ナルト達は戦いの日々の中で人間の欲望に毒されていき、妬み、虚偽、暴虐といった悪性を身に着けていった。
人間たちは相次ぐ戦いを勝ち抜く為にナルトの改良に励み、様々な遺伝子を掛け合わせるようになり、その文明から生命倫理は失われていった。
そんな中、低性能な落ちこぼれナルトと見做されていたヘミュツから採取された異常な細胞を素材に、後継機種が作り出された。
バトラズと名付けられたそのナルトはこれまでのナルトとは一線を画する性能を持っており
さらにクルダレゴン工廠で竜骸を癒着させられた事で最強のナルトとなった。
バトラズは変異の影響か、本来持っていた対セファールという目的に対し強い使命感を抱いており、自らの強化改修に余念がなかったという。
バトラズは「未だセファールが来ていない以上は致し方ない」と様々な戦いに従事する事を容認したが
セファールの襲来を目前に控えても、先史文明の人類・ナルト達がまとまることはなく、互いに争いを止めなかった。
これまでナルト達を投入して行われてきた争いの数々が、団結を不可能とするほど深刻な分断をもたらしてしまっていたのである。
最後の切っ掛けとなったのは、バトラズ誕生の功に付け上がっていたヘミュツが他のナルト達によって暗殺.された事である。
落ちこぼれのヘミュツがバトラズを生み出した事で、多くの後継機の開発が試行されはじめた事に、ナルト達は嫉妬を感じていた。
結果、ナルト達は共同でヘミュツを謀殺.するという暴挙に打って出た。
ヘミュツは卑俗で浅ましいナルトではあったが、その遺伝子にはバトラズという超抜級のナルトを生み出した価値があった。
少なくともセファールとの戦いが終わるまでは生かしておく価値があるナルトだった。
それが一時の感情で害された事で、バトラズは「彼らはセファールとの戦いで役に立たない不合理な生き物だ」と断を下し、彼らの殺戮を実行する。
セファールには魔力吸収の能力があると予見されている。
無能な味方はセファールを肥やす栄養分にしかならないのだから、先んじて消しておく方が合理的だ、と。
しかし、あるナルトは本来の使命を忘れ、あるナルトは予見を信じず、あるナルトはその理を認めながらも情の故に、バトラズに抵抗した。
結果、バトラズおよびバトラズに付き従うナルトと、使命に逆らうナルト達が入り乱れる大戦争が勃発。
その上、予見よりも早くヴェルバーが襲来し、戦争の真っ最中にセファールとの戦いに突入するという最悪の展開を迎える。
内紛状態にあったコーカサスの先史文明は、セファールとまともに戦う事も叶わず、壊滅。
バトラズは僅かな手勢を率いて戦いを挑むも、セファールに敗れて墜落し、機能停止寸前に陥った。
これが、バトラズがナルト達の虐殺を中途で取りやめ、天界に戦いを挑んだという逸話の真実であった。
己の死と属する文明の崩壊は避けられないと悟ったバトラズは、生き残った僅かなナルト達に、自らの竜爪を星の内海に譲渡するように命令する。
「我々は愚かさ故に敗北し、何も残せず絶滅する──けれど、この星に住まう者の為に為せる事はまだあるはずだ。
故に、我らが生み出したものの中で唯一セファールに手傷を負わせられたこの武器を、彼らに託そうと思う。
自分以外の誰かの為に、最後の最後まで力を尽くす。もとよりそれこそが我らの使命なのだから」と。
かくして星の内海に投げ入れられたバトラズの竜爪は、星の聖剣を生み出す為の参考の一つとして取り入れられた。
そして、ある聖剣使いによってセファールは打倒されたのである。
先史年代に繰り広げられたナルト達の物語が現代の人類にも残存している理由は不明。
竜爪剣ズスカラを受け取った精霊たちが、恩義として後世の人間に語り継いだ為、だとすれば浪漫はあるが。
ナルトとは先史文明の一つがセファールの襲来を予見し
生物学を駆使して創造した人型の巨大昆虫(あるいはモノコック構造の生きる巨大ロボット)であり
バトラズは突然変異によって生まれた最強の機種であった、と本稿では設定する。
また、ナルト叙事詩において鍛冶神とされるもののいくらかは、先史文明がナルトを生産、改修する為に建てた生体兵器用の工廠の名前だったとする。
文明が生み出した技術ではセファールには対抗できない。しかし個としての生命体が持つ力であれば通用すると推測された。
故に技術によって作られながらも、一つの生命体として独立した生物兵器が必要とされた。
兵器としては非効率な形状である人型の生物として設計されたのは、人間に近似する知性・精神構造を持たせる為の必然として至ったもの。
先史文明の人間の守り手とする為、また対セファール戦線で轡を並べる為には人間のような思考回路を備えさせる事が理想的であり
その精神構造の構築・維持には、人に似せていなければならないと考えられていた。
本来は対セファールに備えて神格を持つ生物兵器工廠で製造されたナルト達であったが
セファールの襲来より前に文明内部の結束が乱れ、役目のないナルト達を内輪揉めに用いるようになる。
ナルト達は戦いの日々の中で人間の欲望に毒されていき、妬み、虚偽、暴虐といった悪性を身に着けていった。
人間たちは相次ぐ戦いを勝ち抜く為にナルトの改良に励み、様々な遺伝子を掛け合わせるようになり、その文明から生命倫理は失われていった。
そんな中、低性能な落ちこぼれナルトと見做されていたヘミュツから採取された異常な細胞を素材に、後継機種が作り出された。
バトラズと名付けられたそのナルトはこれまでのナルトとは一線を画する性能を持っており
さらにクルダレゴン工廠で竜骸を癒着させられた事で最強のナルトとなった。
バトラズは変異の影響か、本来持っていた対セファールという目的に対し強い使命感を抱いており、自らの強化改修に余念がなかったという。
バトラズは「未だセファールが来ていない以上は致し方ない」と様々な戦いに従事する事を容認したが
セファールの襲来を目前に控えても、先史文明の人類・ナルト達がまとまることはなく、互いに争いを止めなかった。
これまでナルト達を投入して行われてきた争いの数々が、団結を不可能とするほど深刻な分断をもたらしてしまっていたのである。
最後の切っ掛けとなったのは、バトラズ誕生の功に付け上がっていたヘミュツが他のナルト達によって暗殺.された事である。
落ちこぼれのヘミュツがバトラズを生み出した事で、多くの後継機の開発が試行されはじめた事に、ナルト達は嫉妬を感じていた。
結果、ナルト達は共同でヘミュツを謀殺.するという暴挙に打って出た。
ヘミュツは卑俗で浅ましいナルトではあったが、その遺伝子にはバトラズという超抜級のナルトを生み出した価値があった。
少なくともセファールとの戦いが終わるまでは生かしておく価値があるナルトだった。
それが一時の感情で害された事で、バトラズは「彼らはセファールとの戦いで役に立たない不合理な生き物だ」と断を下し、彼らの殺戮を実行する。
セファールには魔力吸収の能力があると予見されている。
無能な味方はセファールを肥やす栄養分にしかならないのだから、先んじて消しておく方が合理的だ、と。
しかし、あるナルトは本来の使命を忘れ、あるナルトは予見を信じず、あるナルトはその理を認めながらも情の故に、バトラズに抵抗した。
結果、バトラズおよびバトラズに付き従うナルトと、使命に逆らうナルト達が入り乱れる大戦争が勃発。
その上、予見よりも早くヴェルバーが襲来し、戦争の真っ最中にセファールとの戦いに突入するという最悪の展開を迎える。
内紛状態にあったコーカサスの先史文明は、セファールとまともに戦う事も叶わず、壊滅。
バトラズは僅かな手勢を率いて戦いを挑むも、セファールに敗れて墜落し、機能停止寸前に陥った。
これが、バトラズがナルト達の虐殺を中途で取りやめ、天界に戦いを挑んだという逸話の真実であった。
己の死と属する文明の崩壊は避けられないと悟ったバトラズは、生き残った僅かなナルト達に、自らの竜爪を星の内海に譲渡するように命令する。
「我々は愚かさ故に敗北し、何も残せず絶滅する──けれど、この星に住まう者の為に為せる事はまだあるはずだ。
故に、我らが生み出したものの中で唯一セファールに手傷を負わせられたこの武器を、彼らに託そうと思う。
自分以外の誰かの為に、最後の最後まで力を尽くす。もとよりそれこそが我らの使命なのだから」と。
かくして星の内海に投げ入れられたバトラズの竜爪は、星の聖剣を生み出す為の参考の一つとして取り入れられた。
そして、ある聖剣使いによってセファールは打倒されたのである。
先史年代に繰り広げられたナルト達の物語が現代の人類にも残存している理由は不明。
竜爪剣ズスカラを受け取った精霊たちが、恩義として後世の人間に語り継いだ為、だとすれば浪漫はあるが。
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