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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

「集え、十二の精鋭たち。誇り高き汝らの魂を、誉れ高き汝らの剣をここに一つとし、我がひと時の夢を現の剣として現出する! 眠りを妨げる十二の枷よ、今ここに目覚めを解き放つ時だ!」


基本情報

【元ネタ】『フロールヴ・クラキのサガ』『スキョルドゥングのサガ』『詩語法』『デンマーク人の事績』
【CLASS】セイバー
【真名】フロールヴ・クラキ/Hrólfr Kraki
【性別】女性
【身長・体重】160cm・46kg
【スリーサイズ】B81/W56/H84(Cカップ)
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運B+ 宝具A++

【保有スキル】

対魔力:A

魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。

騎乗:B

乗り物を乗りこなす能力。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

神性:A

神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。フロールヴはオーディンの子スキョルドを祖に持つとされている他、特殊な出自の影響で高いランクを得ている。

魔力放出(月):A

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。この能力は後述の宝具の影響に寄るもので、日が出ている間は通常の魔力放出と何ら変わりはないのだが、月が出る夜の時間帯には能力を更に向上させる。

神癒の砥:A

魔剣と共に保持している砥石。持っているだけで不死の如き治癒力を与え、如何なる剣もこの砥石で研がれた魔力を帯びたある種の魔剣へと変貌する。

戦士の王:EX

戦士の中でも特に強く、時に凶暴なベルセルクを統率する者に与えられる称号スキル。戦士たちに対する絶大なまでのカリスマ、威圧・混乱・幻惑などといった精神干渉を無効化にする勇猛、士気を向上させパラメーターアップなどの効力を持つ。

【宝具】

黄昏にて定める剣スケーヴヌング

・ランク:A++
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜99
・最大補足:1000人
北欧最高と謳われた魔剣。フロールヴ・クラキの墓に共に埋葬されたと言われており、持ち出した者たちに滅亡を齎した破滅の黄金。
星の内にて生み出された自業自得の死の要因や、破滅の災厄に“死”を与える事でその悪因を取り除く自衛機構。死を内包する北欧の破滅にして神造兵装。
通常の状態では十二の拘束が施されており、十二のベルセルクとの共鳴によって解放されていく仕組みとなっている。ただこの状態であっても魔剣として運用する事は可能で、所有者の魔力と直結して魔力を放出でき、加えて回復阻害の呪いも保持している。
真名を開放すると同時に十二のベルセルクの名を共鳴させ、魔剣に内包された魔力の質量と運動量を増幅・加速させ、膨大なエネルギーと化したそれを一振りの斬撃として形成する。これは巨大な斬撃による一撃だが、剣尖からも魔力が放たれるある種のビーム兵器とも機能し、射線上にあるもの全てをエネルギー余波によって薙ぎ払う。ただし、共鳴の全開放は生前で一回のみで、それ以降はできるかどうかは定かではない。
またこの宝具は魔剣の持つ「太陽の光を当ててはいけない」という条件をクリアした場合、魔力消費量を減少することができる。月の出ている時間帯で開放する事で月光から注がれる魔力と呼応し、自らの魔力として使用できる。これによって魔力消費量を抑え、対城宝具を連発できるという非常に大きなメリットを有している。

彼誰より戦がす剣シグルリョーミ

・ランク:A++
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜99
・最大補足:1000人
フロールヴ・クラキの持つもう一振りの剣であり、魔剣と対をなす聖剣。
彼方へと差し込む光。星を線引く界線であり、境目を区切る塹壕。次元を剪定せし星の剪刀はさみ
この聖剣は魔剣同様に十二の拘束が施されており、解放する事によって秘められた輝きが表面に現出される。そして真名開放時、光は極限にまで高められ、国を両断するが如き一閃を解き放つ。
これは世界を別つ機能を有する所謂「乖離剣」と類似した“国境”を概念とした聖剣であり、本来の能力であれば星に存在する境界線を斬り崩し、次元すら隔てた妖精郷を生み出す事ができる他、星にとって不要なものを切除する剪定鋏の役割も担っている。
ただし、これらの権能はサーヴァントの霊基では扱う事ができず、ダウンサイズされた対城規模に止まった能力しか使えない。

余談だが、知名度と霊基の関係でサーヴァントとして現界する際、宝具はどちらか片方しか持ち込む事ができず九割の確率で魔剣が選ばれるので、聖剣を振るう機会は無いに等しいと言っていいだろう。

【解説】

6世紀頃に活躍したデンマークの伝説的君主、十二人のベルセルクを統括するライレの王フロールヴ・クラキ。
魔術の神であり、戦の神である大神オーディンの子スキョルドを祖に持つ王家を直系。
暴君であったアディルスを誅する為に父ハールヴダナルとオーディン共謀し、禁忌受胎という儀式を用いて造られた存在。神秘の薄れた時代にて神に近しい王を造ろうとした結果ユルサの母胎が選定され、理性を代償に神格を得たハールヴダナルと近親相姦という禁忌のもと産まれ落ちた。
ハールヴダナルが没した後に8歳で王位に就き、魔剣を手に不老となってデンマークを統治するに至ったが、ある時名誉をアディルスに穢された為、暴君を誅するために名だたる戦士たちを集結させ、軍勢を進軍させる。
ウプサラの王妃となっていたユルサの手引きにより、アディルス王との会合は即座に崩壊し、両者の軍勢との戦争に発展する。戦況はフロールヴの方に優勢で、アディルス王も数々の策を駆使するもその全てを無力化し、そして最終的に敵の王を討ち取り、全てを奪還した。
王位に就き、戦士には富と栄光を、国には平穏と繁栄を齎した偉大なる王として君臨した。数々の武功を収め、忠誠を誓い、戦士としての能力が高い者たちには惜しげなく黄金を与える姿に民衆は理想を見た。
しかし、形ある栄光は崩れ去る運命であり、フロールヴの時代もその例に漏れなかった。
異母妹であり、邪悪な魔女であったスクルドがフロールヴの地位を欲し、スコーネの王で夫のヒョルワルドを唆して戦争に発展させる。
フロールヴはスクルドの姦計に陥り、強力な魔術と合わさって最期にはヒョルワルドの手に掛けられ、その生涯を終えた。
ライレはスクルドの手に落ちてしまったが、敵討ちの誓いを立てた、嘗てフロールヴに「クラキ」という渾名を与えたヴェーグがユルサの与えた軍勢を率いて魔女を討ち取る。
その後、ヴェーグはフロールヴの為に遺体と剣を丘の上に埋葬したと言われている。
また、別の叙事詩である「グロッティの歌」では父親のハールヴダナルと共に叔父のフロージに復讐する物語が展開されているが、当人からすれば覚えがない記録らしい。

【人物】

性格は生真面目な堅物で、常に冷静な言動を取っている。合理的な人物で、アディルス王との確執も王族としての義務感で解決している。しかし、決して冷たい人間性をしている訳ではなく、生前配下の戦士たちとはそれなりに親しい関係を築いていた。そして、親しい相手には『ロルフ』と呼ばせている。
史実では男性として語られているが、実は女性で、彼女の持つ魔剣の影響で老衰しない不老の肉体を持っていた。
実はフロールヴの出生にはオーディンが密かに関わっており、ハールヴダナルとユルサの出会いは偶然ではなくオーディンが引き合わせたものであり、母胎にフロールヴが宿る際にはとある仕掛けを施していた。
それは神霊に近しい半神としての能力で、ハールヴダナルの理性を代償に神性をより濃くしたもの。災厄を祓う力と勇士たちを集わせる王の機能を合わせたもので、フロールヴが最高の戦士たちを集結させたのも偶然ではなく、この生まれ持った能力によるもの。
生前にやりたい事は全てやり尽くしたので物欲等はないが、最後に謀殺という形で散ってしまった配下たちに二度目のチャンスを与えてやりたいと薄々思っている。また運が良ければ嘗ての配下たちとも会いたいと思っている。
本人は決して口にはしないが、恋をした事がなく、仮にフロールヴが恋を知ってしまったら、不器用ながらも少しだけ愛した相手に非常に重い愛を捧げるだろう。
余談だが、セー◯ー◯ーン推しだったりする。

一人称「私」
二人称「汝」
三人称「彼奴(等)」

【能力】

最優たるセイバーのクラスに相応しいステータスを保持し、戦闘技能においても群を抜いている。
容姿は一見可憐な少女のそれだが、ほぼ神に近い半神なのでパラメーター通りの身体能力を有している。加えて「魔力放出(月)」の影響で瞬間的にパワーを底上げでき、尚且つ“月”という特殊属性のお陰で月夜の時間帯では更に能力を増幅させる。
しかしながらフロールヴ・クラキの真骨頂は王である以前にベルセルクを統べる戦士であり、戦場においては敗北の二文字を許さない不屈の精神性にある。単に負けず嫌いとも言うが、その心の強さは時として精神的な柱ともなり、マスターを励ます一因となり得る。

【関連人物】

ボズヴァル・ビャルキ

十二のベルセルクの中でも当時最強を誇った戦士。
「第一の者」の席となる右を賜っており、その強さから信頼も厚かった。

ヒャルティ

十二のベルセルクの一人。「高貴」を異名に持つ。
貧しい農家の出で、戦士となる為に家を出るも能力が足りず虐げられた経緯を持つ。しかしボズヴァルの協力もあってベルセルクの地位にまで上り詰めた。

スヴィプダグ

十二のベルセルクの一人。左目に魔眼を保有する。
元々はアディルスのベルセルクだったのだが、王に不信感を抱いて離反し、兄弟たちと一緒にフロールヴの傘下についた。

ヴェーグ

かつてフロールヴが黄金を贈った少年。
母ユルサの付き人をしていた人物で、『クラキ』という渾名を贈ってもらった褒美として「この黄金に見合うだけの戦士となれ」という言葉と共に黄金を授けた。
フロールヴを葬い、魔剣と共にライレの丘に埋葬した。

スクルド

腹違いの妹。望まれぬ誕生と、誰にも理解されない視線を持っていた事により孤独を強いられた彼女に対して憐憫の情を抱いている。

ハールヴダナル

父。禁忌受胎によってアディルス以上の王である「神に近しい王」を造る代償として理性を差し出し、娘であったユルサと交わった事で自身を生み出した。

アディルス

かつて敵対したスウェーデンのウプサラ王。
各地から黄金を蒐集し、北欧の地にて権勢を強めていた。フューリスの河原でフロールヴ・クラキ率いる十二のベルセルクと戦闘に発展し、黄金の邪竜となって追い詰めるものの魔剣の輝きによって討ち取られた。

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