大型艦載機母艦は主力艦の一種で、中でも文字通り巨大なもののひとつです。主力艦を超える主力艦、すなわちSuper Capitalの一角として数えられます。
Super Capitalは幾つかの制約を持つ艦種です。
通常の主力艦と同様、大型艦載機母艦はローセク、ヌルセクのスターゲートは使用できますが、ハイセクへのスターゲートは通過できません。サイノシュラルフィールドによるジャンプドライブ移動はローセク以下に限定されるので、必然的に活動場所はローセク以下になります。建造には領有権が必要なため、ワームホールで建造することはできません。また、いかなるワームホールも大型艦載機母艦の巨大な質量を通過させることはできません。また、この艦種は
通常のNPCステーションにドックインできません。保管時は専用のキャラクターを搭乗させてログアウトさせておくか、キープスター(Keepstar)級の超大型シタデルにドックインさせておく必要があります。
大型艦載機母艦は
全ての電子戦攻撃に対して高い耐性を持ちます。。(かつては電子戦攻撃無効でしたが、2016/04/27に実装されたCitadel Updateからその辺は変更されました。)
大型艦載機母艦の電子戦耐性は
50%になります。
これは、リモートセンサーダンプナー(ターゲットレンジ、スキャン分解能)、トラッキング妨害、ステイシスウェビファイヤーを減少させるものです。今まで無効化されてきた対象に対して、無効→耐性という形に変化しています。つまり今現在の大型艦載機母艦は、極論、重ねがけすれば効くということになります。
ターゲットペインターや、エネルギーニュートライザー、リモートリペアシステムなどの効果は減衰しません。今までもニュートだけは効いていたので、そのあたりも変更はありません。
大型艦載機母艦のワープ妨害強度は
レベルごとに+5となります。今までは
ワープ妨害型巡洋艦(Heavy Interdiction Cruiser)でしか捕獲できなかったのが、数を寄せ集めれば普通の艦艇でも捕獲できるようになりました。なお、ワープ妨害型巡洋艦がスクリプトを入れて投射すると強度100の妨害になるので、これは今までどおり単独で捕獲できることは間違いありません。
特殊な例としては、
Revenant(レベナント)や
Vendetta(ヴェンデッタ)は2カ国の艦載機母艦スキルレベルごとに
+3となるので、最大で30まで増加します。
大型艦載機母艦は、艦載機母艦の戦闘機運用能力をさらに強化した構成を持ちます。
軽量級戦闘機、
支援戦闘機に加えて、主力艦攻撃やストラクチャ攻撃に効果的な
重量級戦闘機(かつての艦爆、艦載爆撃機)を運用可能です。スキルレベル上昇ごとに攻撃力にボーナスが付くので、純粋な戦闘艦として運用ができます。ドローンベイがないため、ドローンの運用能力はありません。
大型艦載機母艦の
戦闘機部隊離陸用トンネルは5です。つまり戦闘機によって5部隊まで編成して運用できます。
編成可能な部隊の内訳は以下のようになります。
機種による編成 | 運用可能な部隊 |
軽量級戦闘機部隊の制限 | 3 部隊 |
支援戦闘機部隊の制限 | 0 部隊 |
重量級戦闘機部隊の制限 | 4 部隊 |
残念ながら全てを重量級戦闘機で編成することはできないということです。5部隊のうち4部隊を攻撃にあてたり、2部隊を攻撃にあてて近距離防衛など用の部隊を3つ作るなど、応用性に富んだ編成にする必要があります。支援戦闘機が使用できないため、電子戦闘などの搦め手で攻めることはできず、純粋な火力艦となります。
また大型艦載機母艦はいくつかの特殊なモジュールを装備・運用可能です。
ネットワーク式センサー施設は、単純にスキャン分解能やセンサー強度、ターゲット数などを増加させるモジュールです。お得感は抜群ですが、その代わりドッキング等の操作ができなくなり、リモートリペアなどの支援も受けられなくなります。
Low-Secなどで使用する都合上、60秒という長い起動時間も恐ろしいです。
バーストプロジェクターは、かつてはリモートECMバーストという名前でした。2016/04/27のCitadel Updateから実装された特殊モジュールで、ECM以外にも様々な効果を持っています。大型艦載機母艦は、国ごとに特定のバーストプロジェクターに対して
レベルごとにサイクル時間減少のボーナスを持ちます。
国家 | バーストプロジェクター |
アマー | 兵器妨害バーストプロジェクター |
カルダリ | ECMジャマーバーストプロジェクター |
ガレンテ | センサーダンプニングバーストプロジェクター |
ミンマター | 標的照射バーストプロジェクター |
※標的照射バーストプロジェクターは、ターゲットイルミネーションバーストプロジェクターともいい、いわゆるターゲットペインター的な効果です。
※レベナントさんは何にもボーナスを持ちません。
関連ページ:
バーストプロジェクターガイド
タクティカルカプセラリクローナー(Tactical Capsuleer Recloner)は、起動させておくことで同じ星系内でカプセルを破壊されたキャラクターを傍で復活させることができる特殊なモジュールです。
関連ページ:
タクティカルカプセラリクローナー
大型艦載機母艦は2基までコマンドバーストモジュールを稼動可能です。各国の特性に従ったボーナスも持つため、実質的に艦隊の中心、指揮型として運用することが可能です。
国家 | 艦隊支援システムボーナス |
アマー | アーマー・情報戦 |
カルダリ | シールド・情報戦 |
ガレンテ | アーマー・機動戦 |
ミンマター | シールド・機動戦 |
大きな特徴として、ボーナスにも明記されている通り
長距離からロックオン可能です。これは何のひねりもなく、4600km 〜 5800kmというすさまじい最大ターゲット範囲が物語っています。
国家 | 最大ターゲット範囲 |
アマー | 5,000 km |
カルダリ | 5,800 km |
ガレンテ | 4,600 km |
ミンマター | 4,750 km |
サンシャ | 5,800 km |
サーペンティス | 4,750 km |
大型艦載機母艦は大きなアーマー・シールド・ストラクチャを持っているため、シールド艦でなくても圧倒的なまでのシールド回復量を持ち、簡単に沈むことはありません。さらに
アーマープレートとシールドエクステンダーに200%のボーナスがつきます。戦闘用の主力艦特有のボーナスとして、主力艦用のアーマープレートやシールドエクステンダーなどによる強化がわかりやすくなっています。
また、主力艦特有のペナルティとして
エントーシス持続時間に5倍のペナルティがつきます。これは強力な防御能力を持つ主力艦(そして随伴する強大な艦隊)による領有権奪取を
面倒にする効果があります。
また、大型艦載機母艦は広大な船舶ベイを持ち、組み立て済みの戦艦なら5隻まで輸送することができます。
さらにはフリートハンガーや外部からアクセス可能な船舶調整施設などを持ち、宇宙空間での艦隊バックアップ能力を持ちます。