ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

「あの、隊長さん」
「なんですか?」
ここは役員区画のエレベーターホール。
「…支部長からの呼び出しって、何なんでしょうか?」
不安げにつぶやくアリサに、
「呼び出し理由無しですからね…とにかく、無視はできないですから、いきましょう」
隊長たる彼女も若干の不安を感じながら、そう答えるしかなかった。とりあえずドアの前まで進み、ノックする。
「失礼します」
アリサを庇うようにして、彼女が先に支部長の部屋に入った。と、その足が一瞬止まる。
「ご苦労だった。2人とも入りたまえ」
「は、はい」
室内に、かすかに歌が流れている。それは女性の歌声のようだが、低くうなる様な歌い方で、聞いているとどことなく落ち着かない。これまで支部長の部屋に来た時には、音楽がかかっている
事はなかったのだが。
とは言え支部長が気にしているようではなく、訊ねられる雰囲気でもない。
「さて、さっそくだが本題に入ろう。先刻君たちが交戦した新種のアラガミについてだ。聞かせてくれるかね」
「あ、はい。…ええと、全体的にヴァジュラに似ていたのですが、体色は雪めいた白で、その頭部は女性の彫刻を思わせるものでした。それから…」
報告書が上がる前に、新種の報告を聞きたかったのかと彼女は納得しつつ報告を始める。相変わらず流れる歌は気になったが。

ぱさっ。
突然聞こえた妙な音に、彼女は音の方を見やった。
「…アリサちゃん?」
アリサの足元に、いつもかぶっている帽子が落ちている。がっくりと首を折ってうつむき、ぴくりとも動かない。うつむいているせいで、表情も見えなかった。
そういえば、支部長室に入ってから、アリサは一言も口を開いていない。
「ふむ。『入る』のが少し早くなったな」
「支部長?どう言うこ」
「アリサ、やれ」
彼女の言葉をさえぎって発された言葉に、アリサが動いた。
頬を両手で挟まれ、無理やり顔がアリサの方に向かされる。そしてそのままアリサは彼女に口付けた。
「―――!?」
彼女は驚いた。アリサに突然キスされた事にもだが、その瞬間頭に流れ込んできたものに。

男の分身にご奉仕を捧げるアリサ。玩具を自分の秘部に突っ込んだまま男を誘う見せるアリサ。背後から男に貫かれて喜んでいるアリサ。かと思えば、男の上にまたがって腰を振っているアリサ。男の目の前で、自慰行為で達するアリサ。

想像した事も無い、アリサの媚態。
そしてその相手の男は、ほとんどが…すぐ側にいる、支部長…と、あまり印象に残っていないアリサの主治医だった。


彼女が放心から戻ったときには、アリサに押し倒される格好になっていた。
「アリ…ちゃ……やめ…」
光の無い瞳で見つめてくるアリサに何とか声をかけようとしたが、先ほどの映像と共に流れ込んできた愉悦の波のせいで喉がカラカラになってしまい、まともに発言できない。
しかし、アリサは気にするどころか聞こえていない様子で、彼女を組み敷いたままだ。
「おや、うつすのは失敗か。だがその様子だと、何かしら見えるものはあったようだな」
支部長の声に視線を移す。支部長は彼女の頭側に立ち、冷ややかに見下ろしていた。
意を決し、彼女は無理やり舌を巻き込んで唾液を分泌して喉を潤し、支部長をにらみつける。
「支部長!何をしたんですか!」
「そうにらまないでくれたまえ。私としては、新型の君たちとは仲良くしたいのだ」
「仲良く…ですか、これが!?」
アリサに押さえつけられているせいで首しか動かせない状態から彼女はわめいた。激昂したせいか、体の火照りは気にならなくなっている。
「そうだとも」
だが、ぶつけられた怒りを支部長はたやすく受け流す。その余裕振りが彼女を苛立たせた。
「まずは、アリサのことから説明しようか。端的に言えば、この娘はとある事情から、非常に催眠にかかりやすい性質を持っている」
「さ、催眠?」
「そう。下地が出来てしまえば、後は時間さえかければ簡単だ。条件と行動を設定すれば、その通りに動く人形が出来上がる。…もっとも、これを考え付いて、最初に実行したのは私ではないがね」
話がそれた、と支部長は咳払いを1つして見せた。
「今の状態のアリサは『この歌を聞いている間、私の命令に従う』と言う条件で行動している、というわけだ。アリサ、と呼びかければ、全てに」
「…ひどい」
彼女は眉をひそめた。ゴッドイーターであるとは言え15歳の少女。まだ守られるべき部分はたくさんあるというのに。
「そして次が今回の本題だ。君も気付いているだろうが、新型ゴッドイーター同士には接触に伴って感応…共感現象が生じることがある」
それには心当たりがあった。病室で眠るアリサの手を取ったとき、アリサの記憶と思しき風景が見えた事がある。
「接触した瞬間、両者の間で精神がつながり、情報のやり取りが起きる現象、と考えられている。記憶の共有…場合によっては、感情の共有が起きる事もある。そう、精神状態にも影響がありうるのだ」
「つまり…催眠状態になったアリサちゃんから共感現象を起こすことで、私も催眠にかけようとしたんですね…?」
「その通りだ」
怒りを込めた彼女の言葉に、逆に理解してくれて嬉しいという口調で支部長は返す。
「だが残念だ。やはりまだ不確定要素が多すぎる。物事には全て成功と失敗があるが…今回は失敗、と言うところだな」
失敗といいながらも、冷たく支部長の目が光った。
「だから、今回はもう1つのプランで行くことにしよう」


そう告げると、支部長は彼女の顔の横に膝を付き、ボトムスの前をくつろげて己自身を取り出した。すでに半勃ちの状態になっている。
「な、何をするつもりですか」
「確か日本には、『裸の付き合い』と言う言葉がなかったかね?まぁ、言わなくとも体同士のつながりが親睦を深めるのは全世界で共通だ」
「…そんなこと。…命令されても、私は従いません」
思わず男性器を見てしまった後、支部長を見遣って彼女は拒否を示した。だが、低く喉の奥で笑うと支部長は告げる。
「アリサが私の命令ならば何にでも従うことは先ほど言ったが…覚えているかね」
「…当たり前です」
絶対忘れてやりません、と睨みつける彼女の返答に、支部長の瞳が酷薄に細められた。
「今のアリサに命じれば、君を殺す事も、自殺させる事も出来るという事は分かっているかね?」
「!」
ざっと血の気が引いた彼女を横目に、支部長はアリサに残酷な命令を下した。
「アリサ、自分の首を絞めるんだ」
「はぁい」
ぼんやりとした声で返事をし、アリサは彼女を押さえていた手を離してためらう様子なく自分の首に細い指を食い込ませた。気道が締められて苦しくなったのか、少し目が見開かれる。
「やめて!やめなさいアリサちゃん!…っぐ!」
枷が無くなり、悲鳴と共に跳ね起きようとした彼女を自ら床に押さえつけて、支部長は訊ねる。
「さぁ、どうするんだね?」
「……!」
悔しげに彼女の表情が歪む。
自分が殺されるのはまだ構わない(その後みんなが悲しむのも分かっているが)。だが、アリサの意思が介在できない場で、アリサの命が奪われるのを許容できるはずもない!
「わ…分かりました!分かりましたからっ!」
「何が分かった、と言うのだ?」
「…あ、貴方に従います、から…アリサちゃんを、助けてください」
今にも泣き出しそうな様子で従属を宣言した彼女を満足そうに見遣り、支部長はアリサに手を離すよう命令した。
アリサの白い肌に、指の食い込んだ跡がまるで赤い首輪のように浮かんでいた。


再度眼前に突き出された男性の欲望の塊に彼女は一瞬躊躇を見せたが、支部長が首に指を立ててアリサにまた首を絞めさせるぞとジェスチャーすると、覚悟を決めたように舌を伸ばす。
「…はむっ…んちゅ…」
そのまま口全体で肉棒を咥え込み、呑みこめるだけ呑み込む。口の中でたっぷり唾液を分泌し、舌にのせて肉の幹に絡めながら、ぎゅっと頬をくぼませて吸引しつつ上に上っていき、先端まで
戻ると再度呑み込んでいく。
「…ほう」
処女では無いことはメディカルチェックで確認済みだったが、まさかこんなテクニックを持っているとまで考えていなかった支部長は小さく感嘆の声を上げる。
しかし自分の咥えている肉棒のみを見つめ、じっくり、ねっとりと首を上下させる様は…一心不乱にご奉仕している、と言うよりは、さっさと音を上げさせようとしているように見えた。
好きにさせるのも良いが、悔し涙を湛えている顔をさらに歪めてみたい。嗜虐心を刺激された支部長は、やおら彼女の頭を掴み、
「ずいぶん熱心だな。ずっと欲しいとでも考えていたのかね?」
無理やり根元まで飲み込ませて、最初の引き金を引いた。
「!?」
突然の射精に、彼女の目が驚愕に見開かれる。あっという間に口内が満たされるが、まだ流れは止まらないし、吐き出そうにも頭は押さえられ、口はふさがれている。
…そうなれば、彼女には飲み下すしか道はなかった。目を閉じ、眉間に皺を作って必死で喉に流し込む。
一度目の射精を終えると、支部長は彼女の頭を解放していまだ硬度を保つ分身を口から引き抜く。途端彼女は酸素をむさぼるように荒い息をついた。そう、彼女は全て飲み干して見せたのだ。

「…いかがですか」
唇についた残滓を指でぬぐい、あてつけるように彼女は訊ねてきた。冷静な振りをしているようだが、真っ赤に染まってしまった体とどことなく定まらない瞳が彼女の興奮をはっきりと示している。
「そうだな、率直に言って…驚いた。全身全霊でしてくれたと言うならば、もっと嬉しかったかも知れないがね」
そう行って支部長は腰を落し、カーペットの上にに胡坐をかく。その中心では、彼の分身が天を向いていまだ剣のごとく存在を主張していた。
「これで終わりだとでも思っているのかね? さぁ、来るんだ。今度は君を悦ばせてやろう」
腕を引き、彼女の体を引き寄せる。わずかに抵抗されたが、アリサを顎で示してやるとためらいながらも膝を付き、彼女は己の体の奥に支部長の肉剣をあてがい…腰を落とした。
「…んうっ!」
瞬間、彼女の体がこわばった。どうやら、挿入だけで軽く達してしまったらしい。歓声をあげてしまった唇を噛み締め、羞恥に顔を真っ赤にしながら耐えようとした彼女に、
「我慢は良くない」
「ひゃんっ!」
追撃を1つ入れて、支部長は告げる。
「私が相手をしているのだ。素直に喜びたまえ」
「ま、待ってください、今動かれたら、私…私っ…。…ひいっ、あ、ああーーっ!」
つい一瞬前の余裕の振りをかなぐり捨てて哀願する彼女の腰を掴み、支部長は即座にラストスパートに入った。実のところ、熱く柔らかに締め付けてくる彼女の内に、限界が早くも近づいていたのだ。
「アリサ、見ていろ! お前の敬愛する隊長が、男にむさぼられる浅ましい姿を!」
「…やっ、いやぁっ! 見ないでアリサちゃんっ! 見られながらはっ、ぃやなのっ…! ――!」


「私がこのことを口外する事は無い。これがどういう意味かは、君ならば分かるな?」
ぼうっと座ったままのアリサに何とか服を着せてやっている彼女に、すでに衣服を整えた支部長はそう言い捨てた。
「あなたと言う人は…!」
それはつまり、外部に漏らしうるのは彼女だけであり、もし漏らしたならばアリサを、あるいはアリサを使って…。女性を、部下を犯して平然としているこの支部長ならば、どんな手段に出るか分からないと彼女は戦慄した。
「さて、話は以上だ。アリサ、下がりたまえ」
「はぁい」
まだ催眠影響下にあるアリサが支部長の言葉にしたがって、部屋を出て行く。
支部長をひと睨みし、彼女も服を調えてアリサを追って部屋を出て行った。仕方ないので、ジャケットは腕にかけて後を追う。
後から出てきた彼女を気にする風もなく、アリサはエレベーターホールまで歩いていき、側にあるビニールソファにことんと腰掛けた。
「…アリサちゃん」
追いついてそっと声をかけると、徐々にアリサの瞳に光が戻ってくる。単に、歌が聞こえなくなって影響が消えただけかもしれないが。
「…あれっ、ここ、エレベーターホール?あの、わたし、何かしたんでしょうか?」
きょろきょろと辺りを見回して、うろたえながらアリサは言う。
先ほどまでの人形のような静とは違う、アリサ本来の動。その様子を見て、彼女は心を痛めた。

――この子は、知らないうちにどれだけ心と体を蹂躙されてきたのでしょう。
だが、憐憫を感じたとしても、それを彼女に告げるのは酷過ぎる。

「…気分が悪そうだったから…ここで休んでもらっていたんですけれど、覚えてませんか?」
「ご、ごめんなさい…」
しょぼーんと大きく肩を落として、アリサは謝った。今度は、帽子は落ちない。
「いえ、いいんですよ。…今日はもう休みましょうか。明日に疲れを残しては駄目ですから」
そうアリサを慰め、彼女はエレベーターの呼び出しボタンを押しに行く。
「あ、そうだアリサちゃん」
「はい、なんですか?」
「何か…体調不良とかを感じたら、早めに言って下さいね」

アリサに背を向けてそう言う彼女の頬に、涙が一筋、伝っていった。

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