ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

ラボ

「博士ーなんかようすか?」
博士によばれてコウタはラボに来た。
「おー来たねぇ。実は今日君に来てもらったのは、ちょっとこの新製品のジュースの感想を集めて欲しいんだ」
「え、新製品?」
(なんか嫌な予感…)
「ああ、前作のアンケートの結果は散々なものだったからね」
「あ、やっぱそうだったんすか」
「前作とは違う、全く新しいジュースだよ」
(不安しかないけど…)
「何本か渡すから、なるべく多くの感想を集めてきてくれ」
そういって博士は、なんにもパッケージされていない銀色の缶が入った箱を渡した。
「え〜メンドくさいなぁ」
「なら、今ここで君の感想を聞かせてくれても」
「じゃいってきま〜す」


エントランス

という訳で、コウタは手っ取り早くエントランスにきてみた。
(ん? アナグラ女性陣が談笑している…そうだ!)
「あ、あの…」
「アラ、コウタどうしたの?」
「なんですか?その缶の入った箱は」
「あ、もしかしてまた榊博士が何か作ったんですか?」
「ええ、まぁ…」
「フフッ、要するに“初恋ジュース”の第二弾ってところかしら?」
サクヤ・アリサ・ヒバリ・ジーナが、コウタの抱えているジュースに目が向いている。
「いや、なんか今回は前作とは全く違うらしいんすけど…」
「へー、新製品なんだ」
「それで、このジュースを飲んでもらって、感想集めてこいって…」
「もしかして、それを私達に飲んでほしいと?」
「あぁ!大丈夫!大丈夫!俺も飲んでうまかったから!」
「なんか怪しいですよ」
「まぁアリサ、困っているみたいだし、ちょっと飲んでみない?」
「え!サクヤさん飲むんですか!?」
「試しにね。それに私、前のジュース飲みそびれてるから、ちょっと気になってたのよね」
そう言ってサクヤはジュースを一本とって飲み始めてしまった。
(あ!どうしよ…さっきうまいとか言っちゃったけど、実際は飲んでないし、もし不味かったら…)
「………!アラ、美味しいじゃない」
(へ!?)
「ホ、ホントですか!?サクヤさん」
「うん、結構イケるわよ。みんなもちょっと飲んでみたら?」
「じ、じゃ、ちょっと…」
「それじゃ私も…」
「じゃ、飲んでみようかしら」
(え!?そんなにイケるのかな…)
「………あ、本当だ」
「うん!これ美味しいですよ!」
「ホント、意外と美味しいわね」
「そ、そうでしょ!んで、それ飲んでどんな感想もった?」
四人は各々飲んだ感想をコウタに言った。

「こんなもんかな。皆さんサンキューッス。じゃ俺、他の人にも聞いて見ますわ」
「アラそう、頑張ってね」
タッタッタッ
「それにしても、博士はなんでジュースなんて作ってるのかしらね」
「確かに、どうしてなんでしょうね」
「ん〜………まぁ考えたってしょうがないはね。さっ、そろそろお仕事に行きましょうかね。ヒバリちゃん、今日の
 ミッションは?」
「あ、はい。今日入ってるミッショ…ン……は………」
ドサッ
「ヒ、ヒバリちゃん!?どうしたのヒバリちゃん!?」
突如倒れたヒバリに三人が駆け寄る。
「意識がないわ!すぐに病室に運び…ま……しょ………」
バタッ
「ジーナさん!?ジーナさん、しっかりしてください!!」
「とにかく医療班を!アリサ呼んできて!!」
「わかりました!!」
「一体、どうして」
カンカンカン ドタッ
「!!アリサ!?」
音に振り向くと アリサが階段で倒れていた。
「アリサ!!しっかりして!!とにかく早く医療班にれん…ら………くを…………」
ズサッ


「〜♪今日も冷やしカレードリンクをっと!!ヘッ!?ちょ、ちょっとみんな!?どうしたの!?」

そこに居合わせたリッカが医療班を呼び、四人は病室に運ばれた。
病室

緊急事態にツバキが駆け付けた。
「一体何が起きたんだ…」
医療班によると四人は何も異常はなく、呼吸もしていて、普通に眠っているようだとのこと。そのまま医療班はそれまでの
持ち場に戻って行った。だがGEが四人も同時に倒れるなど偶然であるはずがない。ツバキは発見者のリッカに尋ねた。
「四人を見つけた時の状況を教えてくれないか?」
「えっと、神機のメンテナンスがひと段落ついて、エントランスに戻ってみたら、みんなが倒れているのを見つけたんです」
「そうか、他に何か気づいたことはないか?」
「あの、みんなが倒れていたところに、空き缶が落ちてて、あの、これなんですけど」
「空き缶?」
リッカから渡された空き缶を手に取り、ツバキはある人物の顔が浮かんだ。
「もしかしたら…」
ツバキはリッカに作業がまだあるだろといってに持ち場に戻らせた。
「とにかくあの人に聞いてみなければな」
そういってツバキも病室を後にした。


「……ん…」
ツバキが病室を出てしばらくして、ベッドから声が聞こえた。そこからムクリと誰かが起き上った。それはアリサだった。
しかし、起きたアリサの様子が何かおかしい。目はどこか遠くを見ているような目をしている。するとアリサはそのまま
ベッドから立ち上がり、そのまま病室を出て行ってしまった。
「…うぅ……」
「……ふぁ…」
「…んぁ……」
するとその直後、他の三人も同様に目を覚ました。やはりボーっと遠くを見ている。そしてサクヤ、ジーナ、ヒバリの順で、
やはりアリサのように病室を出て行ってしまった。一体彼女たちは何処へ行こうとしているのだろうか。



リーダーの部屋

「通常任務も終わってるし、特務もないし、腹が減ってるわけでも眠いわけでもない。どうするかな」
リーダーはベッドに腰掛けて倒れた体制をとりながら、そうつぶやいた。今日する予定だったことはすべてやり終えて
しまい、時間を持て余していた。
「コウタにバガラリーでも借りるかな」
そう思い立ち、リーダーは身体を起こした。その時

プシュ

「!」
ドアが勝手に開いた。
「…」
「アリサ?」
そこに立っていたのはアリサだった。そのままアリサは部屋の奥まで入り、方向転換してリーダーのいるベッドに
向かってきた。その時リーダーは感じた。いつものアリサと何か違うと。
「えっと、どうしたアリサ?」
「…」
「なんか様子がおかしいけど」
「…」
「あと、いつもはノックするのに、何で今日」

がばっ

「ぬわっ!」
アリサは突然リーダーのもとへと飛び込んだ。
「アリサ!?」
「…ぁー…」
「ん?」
「リーダー…」
「い、一体どうしtんっ!?」
リーダーが聞こうとするやいなや、アリサはその口を自分の口でふさいだ。
「な、なん」
「…です…」
「…?」
「大好きです…リーダー…」
「!?」
「ずっと…あの病室で…手を握ってくれた日から…ずっと…」
「…アリサ」

カチャカチャ

「ちょ、あ、アリサ!?なにして」
「リーダー…なんでもう…こんなになっちゃってるんですか?」
「いや、それは…」
アリサはリーダーのものを掴んで、恍惚とした顔でそれを見ていた。
「リーダー…なんでですか?」
「…そりゃ」
「?」
「アリサに迫られたら、男はみんなこうなるよ」
リーダーの一言にアリサは微笑み
「だったら…私がなだめてあげますよ…」
そのままリーダーの上にまたがり
「リーダーは…そのままでいいですから…」
「え、まって!アリサ!」
リーダーの言葉も聞かず、アリサは腰を落とした。
「!!?〜〜〜〜っ!!!」
途端にアリサは声にならない悲鳴を上げた。全身が裂けるような痛みに襲われたのだ。痛みから逃れようとしても、体に
力が入らない。逆に不用意に動けば、鋭い痛みが体に走る。
「アリサ!大丈夫か?」
「…うっ…ひぐっ……だいじょぶ……じゃ…ない……です…」
「今抜くから」
「…ふぐっ……やです…」
「は?でも…」
「いやです…リーダーとの……はじめっ…て……やめたく…ない…です」
「アリサ…」
アリサの表情やシーツにできた赤いシミから、リーダーにもその痛さが伝わっていた。それでもアリサはやめたくないと
言っている。
「…おねがい…です…このまま……」
「わかったよ…アリサが慣れるまで、このままでいるから」
「…ありがと…ございます…」

数分後

「リーダー…もう大丈夫だと思います」
「ん、そうか」
「はい…だからもう動きますね」
「バカ、無理するな。さっきまであんなに苦しそうだったのに」

ぐるっ

「ふぇ、リーダー?」
リーダーはアリサとの上下を入れ替えた。
「俺が動くよ。アリサは楽にして」
「っ、ひゃん!あぁっ!ふああ!」
リーダーが動き出すとアリサは、残っている痛みと、突き上げられる快感が体中に響いていくのを感じた。頭の中はもう
リーダーのことしかなかった。
「っん…あん!はっ…やあっ!」
リーダーと繋がっている。ずっとリーダーを想っていた。ずっとこうしたかったのかもしれない。
「りぃだぁあ…っ!…だいすっ、きです!」
「…俺もだ、アリサ…っ……好きだ…」
互いの気持ちを改めて告白した二人は、深く口づけをした。
「りーだぁ!……私っ……もう!」
「…俺も、そろそろ…」
「イクっ、ふぁ、ああぁぁん!!」
「ぅくっ!」
二人は絶頂を迎え、全身の力が完全に抜けた。
「「はぁ…はぁ…」」
二人の荒い息遣いだけが静かな部屋に響いていた。
「…アリサ…大丈夫?」
「はい…」
「そうか」
「…リーダー…わたし、うれしいです」
「ん?」
「リーダーとこうして、一緒になれて…一緒に……いっしょに?……」
「…アリサ?」
「……え、ふぇえ!?あれ!?わ、わたし…なん、で……」
「どうしたアリサ!?」
「えっと、ジュース飲んで!それでぐらって!それで、それで!」
「落ち着けアリサ!どうした!」
そこからリーダーは、取り乱すアリサをなんとか落ち着かせて、何が起こったかをゆっくりでいいから、最初から話すよう
アリサに言った。アリサはこうなるまでの経緯を、ジュースのことからリーダーに伝えた。
「…それでなぜか突然理性を取り戻して、さっきみたいに頭が混乱したと」
「はい……私、なんてこと……」
「……アリサ、聞いていいか?」
「…なんですか?」
「俺と、その…してる時のことは、覚えてはいるのか?」
「…はい」
「その時のアリサの言っていたことは、今のアリサとは違うのか?」
「へ?」
「その…俺のことをどう思っているかは、今とさっきで違うのか?」
その時アリサは、先ほど自分が何を言ったかを思い出し、顔を下げた。リーダーは黙って答えを待っていた。
「…それは……違いません」
「…」
「私は、リーダーが好きです。仲間としてもそうだし、男性としても…好きです」
「………アリサ」
「はい」
「俺もだ」
「え?」
「俺もさっき言ったことに、偽りはない。俺もアリサが好きだ」
するとリーダーは、アリサを引き寄せ抱きしめた。
「予想外な始まりになって、順序がめちゃくちゃだけど、俺と付き合ってくれないか、アリサ」
「リーダー…」
アリサはリーダーの背中に手をまわして、強く抱き返した。
「はい…お願いします」
二人は互いに、大切な人が、より大切な人になった。その時
「……あ」
「アリサ?」
アリサは重大なことを思い出した。
「リーダー…もしかしたら、今日……危ない日かもしれません…」
「なっ!?」
「…どうしましょう…私、さすがにまだ…」
「えっと……とりあえず、シャワーで流して、後で医者か博士に相談しようか」
「…そうですね…」



サクヤの部屋

本来ならこの時間、この部屋の持ち主はミッションに出ているため、誰もいないはずだが、先日からこの部屋でもう一人
生活するようになった。それが、身体の一部がアラガミ化して、アナグラを騒がしたリンドウだ。
「この腕も、慣れればどうということはないな」
リンドウがソファーで横になって、自身の右腕を眺めていた。すると

プシュ

部屋のドアが開き、そこにはサクヤが立っていた。
「おお、サクヤか…あれ?お前いま、任務中のはずじゃなかったか?」
すると、リンドウはサクヤの様子が、いつもと違うことを何となく感じとった。
「サクヤ、どうかしたか?」
サクヤは顔を上げた。その顔にリンドウは驚いた。
「…くうっ…っう…ぐす……」
その顔は泣いていた。
「サクヤ!?なんだ、何があった!?」
リンドウはサクヤの身に何かがあったのではと思い、立ち上がりサクヤに近づくと

ドンッ

「!…どうした?」

サクヤはリンドウの胸に飛び込んだ。そのまま顔を伏していた。
「一体どうした?」
リンドウの問いかけに、サクヤはすぐには答えられなかったが、やがて落ち着いて口を開いた。
「リンドウが…いけないんじゃない…」
「俺?」
「自分勝手に無茶して…それで…そんな姿にまでなって…」
「あぁそのことか。けど、そのことはもう何度も謝ってはいるんだが」
リンドウがアナグラに戻ってからしばらくは、リンドウに振られる話題は、ほぼ腕のことだけで、リンドウは謝罪を
幾度も繰り返していた。
「もう…こうして一緒に居られないんじゃないかって…私、ずっと…」
「…まぁ、まだ謝り足りねぇんなら、お前が許してくれるまで俺は謝るさ」
「…それは、もういいの」
「ん?」
「そんな、言葉の謝罪はもういいの…」
(なに?てことは、なんか高価なものでも要求されんのか)
「リンドウ…帰ってきてから、一回もしてくれないじゃない…」
(え?)
「腕のこと気にして、何もしてくれない…」
「…そうか。だがな、現状この腕がどんな影響を与えるかわからないんだ。そんな状況でお前にもしものことがあったら」
「それじゃ、いつまでもこのままじゃない!」
声が強くなった。サクヤの言う通りだ。腕のことは前例がないから何が起こるか、これからどうなるか、どう影響する
のかわからない。でもそれではいつまで経っても変わらない。
「……」
「…だったら…私たちで調べましょう」
「え」
「これから先、またリンドウみたいなケースが出てくるかもしれないでしょ。だから、私たちが前例になるの」
「ま、待て、サクヤ!何が起こるかわからないんだ。お前になにか起きたら」
「だったら一体どうするのよ!!」
サクヤの声に、リンドウは黙った。
「どうするのよ・・・」
次に出た声は泣いていた。リンドウはこれほど取り乱したサクヤは見たことがなかった。そんな姿を見て、自分がどれほど
サクヤを苦しめていたのかを知らされた。
「サクヤ」
リンドウは決心した。
「すまなかった。お前のことちゃんと理解してると思っていたんだが、どうやらまだわかりきってないみたいだな」
「リンドウ…」
「これから先、どんな危険があるかわからねえぞ。……それでも、俺と一緒に居てくれるか」
「当たり前でしょ…だから」
サクヤは腕をリンドウの首に回し、
「私をちゃんと…愛して」
深く唇を重ねた。そのまま二人はそばのベッドで、互いの身体を確かめ合うように手足を絡め、舌を絡めた。部屋には
いやらしい水の音と艶やかな声の混じった吐息が響いた。
シュル

リンドウはサクヤの服を首紐からほどき、すぐさまサクヤを生まれたままの姿にした。そしてその体を愛撫していった。
「…んっ……ぁん…」
全身でリンドウを感じる。それがサクヤにはたまらなく嬉しかった。
「ぅん…あっ、っあぁ!」
リンドウの指、口の動きの全てに声が出てしまう。リンドウも衣類を脱ぎ捨てた。現れたリンドウのものは興奮しきっていた。
「サクヤ…」
名前だけで問いかける。それだけでサクヤには伝わった。まるでだっこをせがむ子供のように、サクヤはリンドウに腕を伸ばし
「…うん、リンドウ…きて…」
互いに身体を包み込むように抱きしめ合い、リンドウとサクヤと繋がった。
「あぁ!はあ!んっ…はぁ…あぁっ!」
待ち焦がれた感覚にサクヤは酔いしれた。リンドウも動きが激しくなっていく。
「ふぅん!っああ…んんっ…はあ!」
再会することすら一度は諦めた二人は、お互いを二度と離さないかのように、強く強く抱き合った。
「やぁ!りんど…わたし、もぅ…あん!」
「あぁ俺も、限界っ、だ」
「っは、あああぁぁん!!」
絶頂に達すると、サクヤは自分の身体も支えられないほど脱力していた。そんなサクヤをリンドウはそっと抱き寄せ、
二人は互いの高鳴っている鼓動を聞いていた。
「…サクヤ、大丈夫か?」
「えぇ…大丈夫よ…これで、やっと私たちの……私たちの……?」
その時サクヤは我に返った。
「え…私なんで、というか、え!?あれ?」
「どうした?サクヤ」
「わ、私…//////!」
「サクヤ、どうした!どこか痛むのか!?」
「いや、そうじゃなくて…その…」
サクヤは自分に何が起きたのか話した。さっきまでの自分の様子が、あまりにも恥ずかしかったのだ。
「サカキのおっさんか、また変なことしやがって」
「でも体に異常はないみたいだから」
「だけど念のためだ、一応検査しとけよ」
「えぇ、わかったわ」
「もうお前だけの身体じゃないんだからな」
「フフッ、もう…」
「……」
「どうしたの?リンドウ」
「こうしていずれ、俺には守る家族が増えるのかと思ってな」
「…絶対、そうしましょう」
「だな、まずひとり、頼んだぞ」
「…あっ」
「なんだ?」
「リンドウ、その…これだけ盛り上がっといてアレなんだけど…私今日は、よくいう安全な日だから」
「へ?」
「だからさっきのじゃ…子供はできない…かな」
それを聞いたリンドウは、落ち込むどころか
「…あっははは、そうか」
「リンドウ?」
「じゃ今度は、ジュースで強引にじゃなくて、ちゃんと互いに向き合おうな」
「!……そうね」


つづく
(いつになるやら)

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