ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

「こちらブレンダン…大佐、聞こえるか?」
『私は大尉だ。首尾よく潜入できたようだな?』
「問題ない。これよりミッションを遂行す…!

赤外線センサー…!C4の信管と連動しているだとッ!?」
その叫びの直後、彼の通信機から激しいノイズが流れる
『ブレンダン、どうした!?ブレンダーン!!!』


―7日前

―2071年 12月18日  9:30
―フェンリル極東支部 エントランス
―ブレンダン・バーデル強襲兵曹長

俺がいつものようにエントランスに降りると、何か雰囲気が違った
受付のヒバリが、タツミを手伝いに駆り出して、ここ極東支部―通称アナグラ内の装飾をしていたのだ
「へっへー!どうよ、ヒバリちゃん!」
「はい、そっち側は完璧ですね!あとはこのツリーをこう…入り口の両脇に、お客様の邪魔にならないように」
「オッケー」
「何をしてるんだ、二人とも」
「お、ブレンダン。何ってもちろん、毎年恒例のアナグラ内クリスマス装飾さ。今日から準備始めとかないと、間に合わないだろ?」
「そうか。もうそんな時期なんだな」
「まったくだ…今年も去年同様終わるかと思ったら、初の新型入隊に始まりリンドウさんが行方不明、かと思えばアーク計画の騒動が終わってから再捜索と復帰…
短い間に色々あり過ぎたからなぁ、今年は。せめて年末年始くらい、アラガミ忘れてパーッとやろうぜ?」
「…発想がリンドウさんに似てきたな、タツミ」
「そっか?」

頼もしい防衛班長殿とお話をしていると、もっと頼もしい新型君が降りてきて…珍しそうに、タツミとヒバリの施した装飾を見回している
「よう、期待の新人君。どうしたんだ、そんなにキョロキョロして?」
「あ、ブレンダンさん…あの、これ、なんですか??」
「こら、引っ張るな。タツミとヒバリがわざわざ飾り付けてくれたんだからな」
「かざり???」
「ほら、来週クリスマスだろ?でまぁ、去年まではヒバリちゃんとその他事務員の人がやってたんだけど…」
「今年は、タツミさんという素晴らしい労働力がいますから!私の担当フロアを手伝ってもらっていたんです」
「労働力って…そりゃないぜヒバリちゃん!?」
「…くりすます?????」
「リーダー君は知らないのか、クリスマスを?」
「お前知ってる??」
「ばぅ〜」
彼は自分の神機に話しかけ、神機も捕喰形態に変形して返事をしつつ、首を横に振る…何度見ても不思議な光景だ

「クリスマスってのは、そうだなぁ…好きな人と二人で過ごしたり、その人の喜ぶ物をプレゼントしたり…
ま、楽しみ方は人それぞれ…って、それ言っちゃあオシマイだけどさ。とにかくそう言うもんだ。同じ新型のアリサちゃんと一緒に過ごしなさいって事だよ」
「アリサと…」「パートナーだろ?」
「…はい」
…説明に窮している俺を横目に、タツミが彼に適切な説明をしていた



―12月18日 13:00
―フェンリル極東支部 食堂

「と言う事があったんだ」
「ああ、それで…アリサまで、あんなに嬉しそうにしてるのね」
自分の部隊のリーダーとその相方が、何やら喜びを隠せてない様子で任務に出て、サリエルとその堕天種を秒殺していた…
そんな旨の話をサクヤさんからもらったので、遅めの昼食を共にしながら今朝の事を話した
するとどうしたのか…二人が何か話して、アリサだけがこちらに駆け寄ってきた
「あの、ブレンダンさん。タツミさんと一緒に、リーダーにクリスマスの事を説明してくださったとかで…ありがとうございます!」
「その話か。と言っても、俺からは何もしていないだが。やはり嬉しいか、恋人同士で過ごすというのは?」
「そっ……そ、そうです、ね。はい、嬉しいです。リーダーってば、私と二人きりになると無防備になっちゃってもぉ〜かわいくて!!」
「…分かった、落ち着け」

彼女の喜ぶ声が聞こえたのか…まぁ聞こえるだろうが、今度はシュンとカノンも話に加わってくる
「おい、昼間っからイチャイチャしてんじゃねーよ、新型!」
「ちょっ、ちょっとシュンさん、ダメですよ!いきなりそーゆー事を言ったら!!」
「ふん!いいんだよ、少しくらい…なぁ〜にが『二人きりになると無防備になっちゃって』〜だ、なぁ!?」
「…あら、シュン君。恋人のいるアリサが羨ましいとか?」
「ばっ……んなわけないだろ!!!」
……シュン、顔が赤いぞ。分かりやすい奴だ
「それって羨ましいですか?」
「羨ましくないの?」
「平気ですっ!ふっふぅ〜、私だってリーダー君と二人っきりになれば……………」
「カノン、どうした?顔色が悪いが」
「思い出しちゃいました………二人っきりになれば、口も利いてくれないんです………」
「「「「…………………………………………」」」」
涙声でうなだれながら話すカノンに、どう言ってやればいいか…俺も含めたその場の全員が悩み、黙り込む
公私を問わず高いフォロー能力に定評のあるサクヤさんですら掛ける言葉に困っているとは、どう言う事だ…

「…となれば、今年のクリスマスをキッカケに仲直りするしかないわね」
「仲直り…何か、リーダー君の喜ぶ物をプレゼントすればっ!……あ、でも……恋人のアリサちゃんとしては、そう言うの嫌かな…怒る?」
「怒りませんよ。

せいぜいカノンさんを八つ裂きにして、ハラワタえg(このゲームには、暴力シーンやグロデスクな表現が含まれています)
その後、神機でじっくり(このゲームには、暴力シーンやグロデスクな表現がry)…最後に焼却炉に捨ててやるくらいで、別に怒るだなんて!!」
「そっ、そうですか〜…あっ、あは、あはははは…」
アリサが語るその内容に、サクヤさんを除く全員が震え上がったが…俺は一つ、彼女の『処刑』を回避しつつプレゼントする、いい方法を思いついた



―12月19日 15:00
―フェンリル極東支部 エントランス・ターミナル前
―藤木コウタ偵察兵曹長

「ほしいもの???」
「そ、欲しいモン。クリスマスってのは何も、アリサと楽しくやるだけじゃないんだぜ?
12月25日の夜には、サンタが来てプレゼントをくれるらしいから、なんか考えとかないと!!」
なんでリーダーとこんな話をしてるかと言えば、昨日ブレンダンさんやサクヤさんから、頼み事をされたからだ
『カノンさんとリーダーが仲直りする手伝いをして欲しい』そうだ。最近のリーダー、カノンさんとは口も利いてないらしいし…
「そうだなぁ、欲しい物かぁ〜……MP7A1かな」
「エム……なんだって???」
俺の服の内ポケットに仕込んだマイク経由でこの会話を聞いてるサクヤさん達も、たぶん首をかしげてると思う
「…そんなのサンタさんからもらって、嬉しいか?」
「うん。あとMP7A1があれば完成するんだ〜、僕のヘッケラー&コッホ銃火器コレクション」
…14が持つ趣味じゃねぇ

「そ、そんなんじゃなくてさぁ、もうちょいこう…サンタでも手に入れられる品と言うか…」
「アラガミ素材とか???そしたら…オラクル火石はもうあるから〜、覇王油を2つに、堕天神砲4つ、あと日天神酒とオリハルコンが1個ずつかなぁ〜」
すげぇ具体的にレア素材の要求が来たな、おい…
「欲しいのはそれくらい!サンタさん、来てくれるかな??」
「きっ…来てくれるさ、たぶん…」
俺のその言葉で上機嫌になって、リーダーが部屋へ帰った後…階段から、カノンさん達が顔を出した
「リーダー…お部屋のどこに、そんなコレクションを…」
「MP7って何…?」
「俺は聞いた事がある。おそらくアラガミが発生するずっと以前に、武器として流通していた銃の名前だ」
「詳しいわね、ブレンダン。でもそんな昔の物だと、リッカちゃんに頼んでも難しそうね…」
「となれば…頑張って、リーダーが今教えてくれたレア素材を集めるしかないですね」
「やれるか、カノン?」
「や、やるしかないです!!私、誤射を抑えて全力で頑張りますから!!コウタ君、協力してくれてありがとう!!」
カノンさんがそう言うや否や、俺の事なんて置いて4人で素材集めに出発するアリサ達…マジで集める気なのか…
「まぁいいや…俺も、ノゾミにプレゼント買ってやらないとな〜。何がいいかなっと!」


―同時刻、整備室にて
「…ん〜、困ったなぁ〜」
「リッカさん、メンテお願いしま…どうしたんですか?」
「ああ、フェデリコ君。今年の新人のみんなに、私からクリスマスプレゼントを用意するつもりだったんだけど…
リーダー君へのプレゼントが難航してて、材料に手近なジュラルミン鋼で代用しようと思って倉庫漁ったら、欲しい時に限って在庫切れなんだよねぇ〜…
とは言え私が直接素材回収しに行く訳にはいかないし、せっかくだからカノンに、リーダー君の仲直りのキッカケにするついでで、回収を頼みたかったんだ」
「カノンさんでしたら、さっきアリサさん達と一緒に大慌てで、どこかへ出撃しましたよ?僕とアネットで代わりに行きましょうか?」
「えっ、頼める!?ごめんね、プレゼント渡す相手にこんなお願いしちゃって…」
「…クリスマス、ヒマですから…ジュラルミン鋼ですね!ちなみに、何を作る予定なんです?」
「MP7A1って銃。それがあればコレクションが完成するんだ〜って、以前楽しそうに言ってたから」




―12月25日 18:00
―フェンリル極東支部 支部長室
―ブレンダン・バーデル強襲兵曹長

当日…なんとかリーダー君の要求した素材を調達する事に成功した俺達4人は、ツバキ教官と榊博士の協力を得て、最終ブリーフィングを開始した
「では、ミッションの流れを確認するぞ。
作戦開始時刻は2330…ターゲットの就寝後を狙い、榊博士がベテラン区画の電力を一時的にカットする」
「これによってリーダー君の部屋はもちろん、ベテラン区画の廊下も暗くなる。扉を開けて気付かれる可能性は、大幅に低減できるはずだ」
「ですが…もしリーダーが、その時間でもまだ起きていたら…?」
「その点は心配いらない。24日の1400、私が第1部隊隊長と接触し、25日の夜は2100までに就寝しなければサンタが来ないと伝達してある。
そして、肝心の潜入開始後だが…これについては、毎晩のようにリーダーの部屋に行っているアリサに説明してもらう」

「はい…リーダーは寝る前に、趣味で様々なトラップを設置しているはずです。
私が確認した限りでは、部屋の入り口と、その横にある棚の上部にクレイモア地雷を2個ずつ敷設しています。
リーダーに質問したところ、『一定速度以上で動く物を探知したら爆発する設定になっている』との事なので、慎重な潜入が必要になります」
「他に何かトラップがある可能性は?」
「ありますが…私の前では、それしか設置しないんです。あとは私がシャワーを借りている間に、色々と仕掛けているようですが…詳細は不明です」
「罠があるとだけ分かっていれば十分だ…が、本当にそんな場所へカノンを潜入させるつもりか?俺は反対だ。私見だが、おそらくカノン死ぬぞ」
「ブレンダンさぁ〜ん、怖いこと言わないでくださいぃ〜…」
「ふっふっふ…本当に危険なのかな?」
「どう言う事です、榊博士?」
「君たちの計画を知ってから、私の方でも対策を練ったんだ。どうしたら、リーダー君の仕掛けたキル・ゾーンを突破できるのか…その答えが、これだ!

かつてエイジス島でも使われていた対アラガミ装甲の改良型と防弾用のケブラーを糸状にして編む事によって完成した、新型特殊複合装甲を採用した強化サンタ服!!
見た目は旧時代のサンタ服だが、その防御力はいかなる装甲とも比較にならないほど強固だ! ※全属性防御力 7200(上下で14400)
ただしこの服は、今日この作戦のためだけに用意したため一着しかない…それなりの技量を持つ人物が着た方がいいだろうね」
「…了解しました、俺が着ます」
「ブレンダン!?」
「俺以外の人間では彼の部屋に入った途端、彼の神機に匂いで来訪を悟られてしまう。だが、彼の神機とほとんど面識のない俺ならば、あるいは…」
「…よし。お前の覚悟は分かった。私たちの代わりに…頼むぞ、ブレンダン!!」
ツバキ教官から、リーダー君の自室の合い鍵を受け取る…心配するな、カノン。俺はここで死ぬ訳にはいかない



そして俺は…榊博士から特注サンタ服とナイトビジョンゴーグルを借り、予定通りにミッションを開始した


―12月25日 23:30
―フェンリル極東支部 ベテラン区画・リーダーの自室

「こちらブレンダン…大佐、聞こえるか?」
『私は大尉だ。首尾よく潜入できたようだな?』
「問題ない。これよりミッションを遂行す…!

赤外線センサー…!C4の信管と連動しているだとッ!?」

その叫びの直後、彼の通信機から激しいノイズが流れる

『ブレンダン、どうした!?ブレンダーン!!!』




「…心配させてすまない。ただマイクを落としただけだ…トラップは回避、被害皆無、ミッションを続行する」
『C4爆弾まで持っているとは…気を付けろよ』
「了解…ターゲットの枕元に到達、プレゼント投下用の靴を確認…」
そして…ゆっくりと確実に、彼の枕元に歩み寄った…その瞬間だった

「…動くな!」
突然、榊博士がカットしているはずの電気が付き…背後から、リーダー君に銃を向けられる
「な、なんだと…!?馬鹿な、このベッドで就寝しているはず!?」
俺がベッドの毛布をはぎ取ると…就寝していたのは、彼の神機だった
「掛かったな…」
「なぜ…俺が来ると?」
「僕も信じそうになったさ、ツバキ教官からサンタさんの話を聞いた時には…だけどその後、リッカさんが教えてくれた。いい子であれば、起きていてもサンタさんは来ると!!」
「リッカ!?どうして彼女が…!?ここの電力はどうやって調達した!!事前にカットしておいたはず…」
「それもリッカさんがやってくれた。僕がお願いしたとおりに電力回路を配線し直して…動力室から直接取ってる。サンタさんの顔を拝ませてもらおうと思ってね…」
「なるほど…この部屋のトラップは、すべてフェイクか」
『いかん!!ブレンダン、退却しろ!!』
ツバキ教官の叫び声と共に、俺はスタングレネードを床に投げつけ…
「ぅっ!?」「すまないな、リーダー君!!!」
彼が怯んだ一瞬の隙を突き、俺はベッド脇の小棚を飛び越え、廊下へ駆け出し、サクヤさんが待機させていたエレベーターに乗り込む
「出してくれ!!」「了解!!」
俺が叫ぶと同時にサクヤさんがエントランスへのボタンを押し、扉が閉まって…退却に成功した

「待てっ!!!クッ……!」
「ばぅっ!」
「ん、どうした??」


―12月26日 10:30
―フェンリル極東支部 エントランス
―アリサ・イリーニチナ・アミエーラ上等狙撃兵

「…えっ!?サンタさんが来た!?」
リーダーのその話に、私はとりあえず驚いてあげました。そのサンタさんが誰だとか、そういうのは全部知ってるんですが…
「それで捕まえようとしたら、取り逃がしたと…」
「うん…Mk23の45口径が効かなかったんだ。サンタさんってすごいね!!」
榊博士が作った、あの装甲が役に立ったみたいですね…銃声が聞こえたから何かと思ったんですが、ご無事で何よりです、ブレンダンさん
「それで、そのサンタさんは?リーダーに何をくれたんですか?」
「それがね!覇王油を2つに、堕天神砲4つ、あと日天神酒とオリハルコンが1個ずつ!!この間コウタに話したのと同じもの!!すごいよね!?」
…私たちも聞いてましたからね、その台詞…リーダー抜きでその素材を集めるとか、どこの荒修行かと思いましたよ…
「ただね、ちょっと気になったのが…」
「ばぅ〜」
……あ!リーダーの神機にあげるプレゼントを忘れてました……ご、ごめんなさい
内心で謝りながら話を聞いてみると…何か違うようです



「この子の欲しい物は誰も聞いてないはずなのに、どうして置いてあったんだろうねって。今朝一緒に話してたんだ」
「………え?リーダーの、神機に……も、サンタさんからプレゼントが?」
「うん。ごちそうの力神丹が20個、綺麗にラッピングされてソファーに置いてあったの。消灯して潜む前にはなかったから、これもサンタさんからだよ!!」
り、リーダーの神機へのプレゼントなんて、私たち全っ然用意してませんよ?…と言いたいけれど、我慢
「すごいなぁ、サンタさん…僕も気付かないうちに、ソファーにもプレゼント置いちゃうなんて…設置したトラップも見切られたみたいだし…
でもあの人、初めて会った気がしなかったなぁ。むしろなんとなく、ブレンダンさんに似てたような…」
「そっ、そそそそそんな事、ないですよ!!きっと気のせいです!!!」
ど、どうしよう…これでネタばらしして、カノンさんが用意したんですよ〜って流れにしたかったけど…い、いいんでしょうか?

「やっ、やあ、リーダー君」
「ブレンダンさん、おはようございます…あっ、昨夜僕の部屋に、サンタさんが来たんですよ!!」
「そ、そうなのか、それはよかった…それで、実はだな…驚かないで聞いて欲しい事がある」
「まっ、待ってください、ブレンダンさん!あの……」
「実はさっき、ツバキ教官が調査してくれたんだが…お前の部屋に置かれたプレゼントは全部、カノンが用意した物らしいんだ」
「えっ!?カノンさんが!?」
ああ……私が止めるのも間に合わず、おかしな事に気付かないままブレンダンさんが話しちゃいました…
「じゃあ…覇王油も、堕天神砲も、日天神酒もオリハルコンも、ぜーんぶカノンさんが!?」
「そうだぞ」「じゃあ、この子の力神丹も!?」
「そうそ…………力神丹!?」
ブレンダンさんがびっくりした様子で私を見つめてきますが、当然私は首を横に振ります。力神丹なんて知りません…

「そっかぁ!今日はカノンさんにお礼言わないと〜、だな!」
でも…嬉しそうにしてるリーダーとその神機を見てると、そう言う事にしておくのもいいかな、なんて…
かっ、カノンさんにはサッサとリーダーとの和解を済ませてもらって、近寄らないで欲しいだけですっ!!!><
「うーっす、リーダー!」
「おはよ〜、コウタ」
そんな風に考えてると、コウタが声を掛けてきて…
「…そうだ!あのね、昨日僕の部屋にサンタさんが来てね!僕が欲しかったのもこの子が欲しかったのも、全部くれたんだよ!!」
「へぇ〜、そりゃ…………え、リーダーの神機の分も?」
…リーダーがウキウキと話す内容に、コウタが私を意味深な目で見つめて来て…本当に力神丹なんて知らないんです〜!!!
「これもカノンさんが用意したんだって〜」
「へぇ〜、そうなんだ」


…ちなみにその日以降、カノンさんがリーダーと二人きりになっても、無視される事は減ったとか…でもなんか、納得いきません…




「それは、あなたとリンドウ以外の誰も姿が見れない僕が置いた…リンドウからのお礼の品ですよ、リーダーさん」




「…そう言えばリーダー、その可愛いラッピング…誰からですか!?」
「なっ、なに!?これ、リッカさんだよ??アリサも、もらったでしょ???」
「あっ……そ、そういえばそんな話、してましたね。何もらったんですか?こっそり教えてくださいよ」
「うふふぅ〜、MP7A1!!リッカさんは、これの材料をカノンさんが持ってきた事にして、僕とカノンさんを仲直りさせたかったんだって〜」

な…なん、ですって…?リッカさんも同じ事を計画していた…?しかも、私たちより容易な素材で…!?
「そっ…そうなんですかぁ〜、よかったですね〜。それで?その材料は誰が用意してくれたんですか??」
「ふぇっ……ふぇ〜……フェルナンド・トーレス??」※フェデリコです
「ああ、彼ですかぁ〜…あっ、リーダー。私ちょっと急用を思い出したんで、失礼しますね?」
「うん、分かった〜」


その12月26日夕方…贖罪の街にて、何者かによって袋叩きにされたフェデリコが発見・保護された
『たまたま』現場近くにいたアリサ、ブレンダン、カノン、サクヤの4名が彼を回収したが、犯人の目撃情報はなかった


―榊博士の研究室
「ところで榊博士、昨日開発したあの強化サンタ服はどうしました?」
「来年まで使わないだろう?倉庫に片付けておいたよ。あれがどうしたんだい、ツバキ君?」
「あの服をどうにかすれば、何かの役に立つような気がして…いえ、忘れてください」

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