ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

少女はクリスマスに相応しい豪華な夕食に使用した大量の皿を手早く洗っていく。
その背を見ながら、さてどうやって渡そうかとソーマは考える。
ポケットに入れた箱を弄びながら考えるが、どうも照れくさくていけない。
切り出す言葉が浮かばない内に皿は全て綺麗になった。
冷たくなった手を摩りながら、彼女はベッドの近くの引き出しから正方形の箱を取り出した。
そしてソファーに座るソーマに手渡した。
「はい、どうぞ」
箱を手渡され、
「……ありがとう」
と、照れながらも何とか言えば、ふるふると少女は頭を振った。
「開けてみてください」
頷き、包装用紙を破ってしまわないように慎重に開く。
包まれていたのは、
「ヘッドホン?」
「はい。そろそろ壊れそうだって言っていたでしょう?」
「ああ」
ぽつりと言っただけの言葉なのに、覚えてくれていたのか。
嬉しさに頬が緩む。
「大事にする」
ソーマは再び箱の中にそっと仕舞った。
箱を撫でながら、彼は使うのがもったいないと思った。
が、使っているのを見たら彼女は嬉しそうに笑うに違いない。
ならば使うしかあるまい。
さて――渡すか。
密かに深呼吸をしたあと、
「手、出せ」
と、ソーマが言うと、
「? はい」
彼女は素直に手を差し出した。

ソーマはパーカーのポケットから細長い箱を取り出して、小さな手に乗せた。
彼女はそれを見て目を瞬かせ、続いてソーマの顔を見上げた。
「やる」
ぶっきらぼうにそう言われ、彼女は大きく目を見開いた。
再び掌にあるものに視線を落とし、その箱を大事そうに胸に抱いた。
「ありがとうございます――あの、開けてもいいですか……?」
「ああ」
微笑んでそう答えると、少女はゆっくりと包装を解いていく。
包装紙を破ってしまわないように、慎重に慎重にテープを剥がす。
緑色の紙を丁寧に開くと、紺色の箱があった。
それを開けると猫をモチーフとたペンダントがあった。
顔の部分は薄い桃色をした小さな丸い石で出来ており、
それに銀色の耳がちょこんとついている。
胴の部分も、同様の石が雫のような形にカッティングされていた。
首の辺りには可愛らしい銀色のリボンが模られている。
くるりと曲がった尻尾も愛らしい。
「綺麗」
と、目を細めて少女は呟いた。
「大切にします」
彼女はそう言ってソファーに座ったソーマの首に抱きつき、
「こんな素敵なものを頂けるとは思いませんでした」
と彼の耳に囁いた。
ソーマはその頭を抱え込みゆっくりと撫でた。
「私は、こうしてもらえるだけでもとてもとても幸せなのに……」
「…………」
俺だって、こうしているだけでも幸せだ。
そう照れずに言えたならとソーマは思うがやはり無理だった。
ふと、少女の体が離れた。
幸せそうに目を細めて、彼女はソーマを見た。
互いに引き寄せられるように唇を重ねた。

一糸纏わぬ姿で少女はベッドに座っていた。
彼女を抱き締め、そのままソーマはベッドに倒れ込む。
小さな頭の両脇に手をついて彼女を見ると、その頬は淡く染まっていた。
上気した頬に口付け、そのまま首筋を食み、鎖骨を甘く噛んだ。
顔を離して唇に軽く口付け、柔らかな胸に手で触れた。
二度、三度と揉めば、少女は溶けかけた息を小さく溢した。
やがて立ち上がった突起を指で苛めると、甘く小さな声があがる。
体にじわりと熱が広がっていく。
胸元に口付け、歯でそっと噛み、舌で撫でる。
鮮やかに残った痕に満足し、突起を唇で挟んだ。
舌でちろりと舐めれば、ぴくりと彼女の体が震えた。
溢される息に籠められた熱が上がっていく。
ちゅうちゅうと吸えば、溢れる声の甘さも増す。
下肢に指を潜らせる。
割れ目を撫で、肉芽に触れた。
「あ――!」
そっと撫でたあと押し込むようにすると、ふるふると小さな体が震えた。
ソーマは胸から顔を離し少女の顔を見た。
伏せられた睫毛の先も震え、桜色の唇から絶え間なく息が溢され吸われ。
目を細め眉を寄せて、彼女は小さく声を上げる。
二指で挟むようにして刺激する。
「あ、ああっ、んっ――」
僅かに少女の腰が浮いた。
「気持ち良いか?」
「は、い……っ」
とろりと溶けた目で、彼女はソーマを見上げた。
……ああ、可愛いな。
いつもの柔らかな笑みを浮かべた顔ももちろん可愛らしいと思う。
だが、今の蕩けた表情もどうしようもなく可愛らしく思えて。
「もっとなりたいか?」
忙しなく呼吸をしながら、少女はこくりと頷いた。
その足を立てた。
股に顔を埋めるとどこか甘い匂いがする。

「――ああっ!」
舌先でつつけば、今までよりも大きな声な啼き声が響いた。
「ふっ、ぁっ、そんなに吸っちゃ――」
乱れように、しているソーマの息も荒くなる。
「あっ! ああっ!―」
ぐずぐずと溶けていく自らの体が愛しい人を欲している。
耐えられずに少女は彼を求め声を上げた。
「ソーマ! もう――あなたを、ください……っ!」
言われた言葉に、興奮が押さえられない。
彼は額に軽く口付けた。
求めていたものが与えられると、彼女の体が大きく跳ねる。
抱き締めるように締め付けられ、ソーマは息を吐いた。
どうしようもなく気持ちが良い。
もっとなりたいと細い体を貪るように腰を動かせば、少女はどこか切な気に甘く声を上げる。
「ぁんっ! んっ、あっ――」
こつりと穿つ度に小さな口から跳ねるような矯声が上がる。
その声とぞわぞわと自分のモノを擦る感覚にソーマの首が粟立つ。
揺れる乳房を掴み刺激すれば、さらにきゅと締め付けられた。
蕩けた声に名を呼ばれ、ソーマは思わず彼女の唇に自分の唇を重ねた。
舌を絡め、互いの唾液を混ぜる。
「んっ、ふぅっ……」
「っ……」
息が詰まる。

名残惜しく唇を離し、唾を飲み込み息を荒くつきながら、ソーマは耳元で彼女の名前を囁いた。
熱で掠れた声にくすぐられ、少女は甘く声を上げて身をくねらせる。
その反応が面白く囁き続ければ、
「だめ……っ」
と、少女が言った。
言葉に反して蕩けた表情をする彼女にソーマが理由を問えば、
「ソーマの、声、ぁっ、んっ……きもち、くて――」
「気持ち良い、なら、いいじゃねぇか」
「ん、だって、すぐ、わかんなくなっちゃ……! あっ、だ、だから――」
意地悪く、赤く染まった耳元で何度も何度も名前を囁いた。
愛しい人の声に、更にとろりと彼女の意識が溶ける。
「そーまぁ……!」
もう、何も分からない。
ただただ気持ち良くなりたいと、それだけが脳を支配して。
彼女の足が、ソーマの腰に絡まる。
そろそろ、互いに限界が近づいていた。
「あっ、も、私――」
「っ、出して、大丈夫、だなっ?」
「う、ん――欲しい、の……!」
「っ、はっ……いくらでも、やる、さ……!」
ソーマがラストスパートとばかりに腰を激しく打ち付ける。
意識が飛びそうな程に快楽が身を駆ける。
「ふ、ああっ――そーまっ、そーまっ……!」
「っ、もう、出す、ぞ……!」
「う、ん……! いっぱい、くださ、い――」
再び、彼女の名前を囁いた。
「そーま……あ――ああああっ!!」
「っ、ぁ……!」
全身から力が抜けた。
熱いものが下腹部に広がる感覚に、少女はうっとりと息を吐いた。
荒く息をつきながらソーマは彼女の隣に横たわり、未だ余韻の中にいるその体を抱きしめた。
自らの胸に小さな頭を押し付け、ソーマは細い背を撫でた。
二人の足が絡まる。
まだ甘さが残る声が「ソーマ」と呼んだ。
「メリークリスマス」
「……ああ。メリークリスマス」
二人はまた口づけを交わした。




「・・・・バレンタインが楽しみだな」

「・・・・エ・・・」

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます