ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

アスカは美人だ。ソーマは人の美醜なぞにさして興味はないが、周りの人間がそう言っていることと、客観的に見てそうであろうことは知っている。
また、そういう事を言う奴はこうも言う。
サクヤやアリサと言った面々の横に並べると芸能人かモデルかと見紛うレベルだけれども、その中では、アスカは最も男っ気が無い──則ち、色気が無い、と。
見た目はそこそこ気にしているらしく、いつも手入れされた容姿をしているが、そこには女の色香ではなく、少年のような快活さすら漂う。
また、背負っている看板は数多く。第一部隊を率いる猛者。
好戦的で自ら最前線に突っ込んで行く極東支部のエースであり、女らしいというよりむしろ「男らしい」さっぱりとした豪胆な性格。

だが、それら全てが、今ソーマの下で甘い声を上げる女とは一致しない。
ソーマの無骨な手が白い滑らかな肌をまさぐる度にピクリと身体を跳ねさせるのは、第一部隊の隊長のアスカその人だ。
身に纏った衣服は既に殆ど肌蹴て、その役割を殆ど果たしていない。
手は項をなぞり、ちろりと露わになった程よく大きい胸の先を舐めると、アスカが鋭く息を飲む。
そのまま先を口に含むと、アスカの口から迸りそうになった叫びは飲み込まれた。その唇がきつく噛まれることによって。
ソーマはそれを見咎め、口を胸から離すと、顔がアスカの顔の真っ正面に来る位置へと移動する。
「アスカ。唇、噛むな」
アスカは嫌々するように激しく首を横に振る。ソーマはその頭を片手で固定すると強引にその唇に自らの舌をねじ込んだ。
逃げ惑うアスカの舌を捕らえ、深く絡ませる。腕をばしばし叩かれてようやく解放された時には、アスカは呼吸困難に陥りかけていた。
アスカは涙目でソーマを睨んでくるが、真っ赤に染まった目許では全く怖くない。ただ、愛しさが増すだけだ。

「ふ……はぁ……っ、ソーマっ……酷いよ……」
「……初めてでもあるまいし、声くらいいいだろうがよ」
「恥ずかしいんだって、ばっ……!」
「フン。……まだそんなことを考えられる余裕があったのか」
「えっ? ちょ、ソーマ? ソーマ、さん? ……ひぁっ!」
なにやら不穏な笑みを浮かべたソーマにいきなり布越しに陰部を撫でられて、アスカは思わず悲鳴と共に腰を浮かす。
その隙にソーマはアスカの下着を取り去り、素早く開かせた足の間に体を滑りこませた。
ソーマはアスカの耳元で低く囁く。
「何も分からなくしてやる」
その響きの甘さにアスカは肌を粟立て、次の瞬間、アスカのナカにソーマの長い指が一本、埋め込まれた。
「んっ……」
アスカはくぐもった声を上げた。その声は甘く蕩けている。
アスカのナカは狭いが、柔らかく温かい。そのごつい指は否が応でもその後入ってくるだろうものを想像させて、アスカは真っ赤になる。
ソーマがそれを見逃すわけもなく。
「……何想像してんだ」
「……っ!」
アスカは答えない。答えることが出来ない。しかし頬の赤みは増していく。
ソーマのもう片方の手はクリクリと乳首を弄り、二つの刺激に高い声で鳴くしかないからだ。

アスカのナカはもうグチャグチャになっていた。蜜で濡れそぼり、ソーマの指に絡みつく。
ソーマが指を動かす度にそこはぴちゃぴちゃと下品な水音を立てた。
「ひぁ……ぁあっ!」
ソーマの指が内壁のある一点を突いた時、アスカは一際大きな嬌声を上げた。そこを重点的に攻めると、暫くしてアスカの体が小さく震えた。
ソーマはうっすらと笑う。
「指だけでイッちまったのか?」
やはりアスカは答えない。だが、涙目で見つめて来るのが何よりの証拠だった。

ソーマは手早く服を脱ぎ、己の雄を外気に晒す。そしてそのままナカに挿入しようとした手をアスカは止めた。
「んだよ。今更止められねぇぞ」
「ち、違うよ」
若干不機嫌になりかけたソーマにアスカはふるふると首を横に振る。その目はソーマの雄に注がれている。
「……私にも、やらせて」
「……は!?」
ソーマはアスカの意図を正確に読み取ったが──読み取ったからこそ、驚いた。アスカは基本は受け身で、自分から何かしようとしたことは今までなかったのだ。
「無理してんじゃねぇよ」
「してないよ! ……やってみちゃ、だめ?」
上目遣いに見られ、ソーマには抵抗する術も理由もない。ソーマは溜め息を吐いて、腰を投げ出した。そして。
「……下手くそだったら、ごめんね」
アスカが、そうっとソーマの雄を銜えた。手で撫で上げ、舌は亀頭の辺りをちろちろと舐める。おおよそやり方も分かっていないし、お世辞にも上手いとは言い難い、が。
アスカが自分のモノを銜えている。そう考えるだけでソーマの中の嗜虐心が疼く。
不意に射精感に襲われ、流石にこれ以上はと抜こうとした手をやはりアスカが止めた。
アスカはソーマのモノを銜え込んだままソーマが幾ら引っ剥がそうとしても離そうとしない。

「クソッ……」
そしてとうとう、ソーマの雄から精液が迸り出た。
アスカはそれを飲み込もうと必死になったが、それは叶わず飲み込み切れなかった白濁の液はアスカの顔や胸に散った。
「ごめん、ね、上手く出来なかったや」
顔に精液を散らしたアスカは酷く扇情的で、ソーマは元気なことにまた自分の雄が漲ってくるのを感じ、何も言わずにアスカを組み敷いた。
アスカの大きな瞳が下からぱちくりとソーマを見上げる。何が起こったか分かっていない様子だった。
「え……ソーマ?」
「煽ったお前が悪い」
「え? どういう……ぁ、んぁっ!」
了承も取らずに、無理やり足を広げ抱え込むと、ソーマは一気にアスカを貫いた。ぐずぐずに蕩けていたソコは大した抵抗もなくソーマを銜えこんだ。
全てが収まりきった途端にソーマは激しく動き出す。
少し抜いて、また押し込むピストンや、腰を押さえて掻き回すといったことをランダムに繰り返した。

「んっ! ふぁ、はっ、ひぅ、ぁっ……」
自分のナカで猛り、蠢くモノの感触と圧迫感にアスカは悲鳴にも聞こえる叫びを上げるが、そこには痛みは伴わない。
ソーマが動く度にぐちゅ、ぐちゃと淫猥な水音が響き、その音が自分から出ている事実にアスカは耳を塞ぎたくなったが、ソーマの宣言通りそれを実行に移す余裕はもうなかった。
「ふぁ……っ」
あと一息でお互いイこうかという所で、ソーマは急に己を抜き去った。抜く、ずるりとした感触にもまた、アスカは小さく鳴く。
そのまま勢いに任せて行ってしまえばいいのだが、ソーマにはそれはどうあっても出来ない理由があった。

「はッ……ソーマ……出して、くれないの? ナカで……」
不意にアスカが呟く。今までにはなかった大胆な台詞にソーマは驚いたが、アスカは真実を言い当てていた。
いきなり挿入したため、当然避妊具を付けているわけもなく。
今までソーマはいつも必ず律儀に避妊具を装着していたのだ。
「大丈夫だよ、ソーマ……。私は……アイーシャさんとは違う」
半分アラガミのソーマと、ゴッドイーターのアスカ。その子供は?
ソーマと同じように、母を喰らうのではないか?
そう考えると、どうしてもいい加減な事は出来なかったのだ。
「子供に何かあったらどうすんだ」
「……こういうことあんま言いたくないんだけどさ、多分、赤ちゃんは出来ないよ」
「……どういうことだ?」
アスカは切なげな表情で。
「だって、隊長になってから、生理なんて来てないもの」
ソーマは掛ける言葉も見つからず、アスカの細い肢体を抱きしめた。
それは無理をしているということではないのか。
なんで今まで黙ってた。
声にならない思いをその抱擁に込めた。

 不意に体の間に隙間が出来、ソーマの薄い唇にアスカのそれが重ねられた。

「可哀想とか思ってるでしょ」
アスカの瞳は未だ熱に浮かされていたが、そこにある強気な光はいつものリーダーのものだった。
「哀れんでとか、くれなくていい。……だから、あっためてよ、ね、ソーマ」
ソーマはアスカの唇を捕らえ、深く深く口づける。アスカもおずおずと舌を絡め、唾液が口の端から伝った。

「あれ」
どうしてこんなことになっているのかな、と呟くアスカは顔を青ざめさせながらソーマの上に跨っていた。
ソーマは不敵に笑う。
「あったまりたいっつったのはお前だろ」
「うん……言った。言ったけど……ひゃんっ!」
ソーマの指が陰部の割れ目を指を伸ばして下からなぞると、愛液がトロトロと滲み出てソーマの腹まで濡らした。
「ほら、お前だってそのままじゃ辛いんじゃないのか」
決定的な刺激は与えず、指は入り口付近を掻き回すに留める。
「う〜……」
躯に火を点けられ、奥が疼き、アスカの腰はゆらゆらと揺れた。それを見て、ソーマは指も外してしまう。

しばらくの間アスカは真っ赤なんだか真っ青なんだか分からない顔で唸っていたが、やがて決心したように腰を上げた。
そして、ソーマの腰の上に降ろし、ゆっくりとソーマの雄を飲み込んだ。
「んっ……ぁ……」
ずくりと生々しい音と共にもどかしい速度で雄が埋まっていくのを感じながら、ソーマはいきなり腰を突き上げた。
「ひぁぁっ!」
突如ソーマの猛るモノに体を抉られ、衝撃と同時に途轍もない快感がアスカの体を駆け巡る。
その後アスカは何かの箍が外れたかのように快楽に溺れた。淫靡に腰をくねらせ、振る。アスカの形の良い胸が弾む。
ソーマも狭い内壁の扱き上げるような淫楽に顔を歪め、何度もアスカの名を読び、下から強く突き上げた。
接続部からはアスカの愛液が滴り落ち、ぴちゃ、ぐちゅ、ぐちゃりと聞くに耐えないような淫乱な音が発せられていた。
「ぁ、ひ、ふぁぁ、ああ!」
先に達したのはアスカだった。一際高い声で鳴き、アスカはぺたりとソーマの胸の上に伏せた。その呼気は酷く荒々しい。
「ふっ……はぁっ……」
「……悪いが」
「……そーま……?」
とろんとした目でこちらを見てくるアスカの腰を掴み、そのまま横に転がって体勢を入れ替えた。
「俺がイクまで続けさせてもらうぞ」
「な……ひぁっ!」
転がる時の穿つ痛みもまた、与えられる強い快感に、アスカはもう意味を為す言葉を発する事が出来ない。
その様子は最早人ではなく、淫楽に溺れる獣だ。ソーマもまた、そうだった。
誰かが言った。アスカは女らしくなく、色気がないと。
この紛れもないオンナのどこが。
だけど、それを知っているのは自分だけでいい。知られてたまるか。
「やだ、ん、イっちゃう、もうイっちゃうよぉ」
「アスカ……っ」
そして、アスカのナカにどろりとしたものが広がった。
アスカは自ら腰を振り、もう一度、達した。

そんな夢を見た。
……で済むはずはなかった。(それはそれで嫌だけれども!)
目を覚ました時、頭が乗っていたのは自室の枕ではなく褐色の腕だった。
その腕の持ち主は、アスカの隣で熟睡していた。
裸のまま。それが昨晩の情事を思い出させ、己の痴態にアスカは真っ赤になる。
頭を振り、アスカは床に落ちた服を拾った。

ソーマが珍しくアスカの後に目を覚ますと、アスカはもう服を身につけ、端末を眺めていた。
「仕事か?」
「……うん」
この時間帯から出掛け、しかもソーマは呼ばれないとなれば、それは最難関レベルの任務ということだ。
ソーマは裸にシャツだけ羽織って毛布から抜け出て、アスカの首に腕を絡めた。
「生きて、帰ってこいよ」
「うん。約束する」
普通なら男女が逆な所だが、これが彼らのデフォルトだ。
ソーマがアスカの顎を掬い、軽く口付け、アスカは凛とした足取りで部屋を出て行った。
その横顔がほんのり赤く、ソーマは笑った。
独り残された部屋は空調が利いているはずなのに何故か肌寒く感じられた。

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