ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

「さ、いくよ……少し痛いかもね」
「ん……ッ」
ここはペイラー・榊博士の研究室。
話し声は部屋の主である博士と神機使いの少女のもの。
「……っと。OK、次はこっち」
「ひゃうっ!?」
「大丈夫、最初だけだからね。

 …………ソーマ、あんまり睨まないで欲しいんだけど?」
博士は黙って壁に寄り掛かりこちらを睨みつけているソーマに声をかける。
「五月蝿ぇベタベタ触るな」
「触らなきゃ調べられないの。というか四十過ぎたオジサン相手にジェラシー全開で喰ってかかられてもねぇ」
博士にからかわれ真っ赤になるソーマ。
「だ……黙れッ!!お前もやらしい声上げてんじゃねぇぞ!!」
「や、やらしい!?」
「やらしいと思ってるのはソーマだけってね。若さが眩しいねぇ」
「…………っ!」
二の句が継げないソーマは無視して、博士はカヲルの腕から電極を外し、揉んだりさすったりしながら観察する。
「うん、筋肉の運動機能には問題なさそうだね。血液検査の結果は出次第知らせるよ。
 また来月検査するけど、何かおかしいと思ったらすぐ来るように。いいね?」
「はい。ありがとうございました」
カヲルは席を立ち頭を下げる。
先日の一件でカヲルの腕はリンドウの神機からの侵食を受けた。その後の経過を調べるための検査だ。
ソーマはカヲルのことが心配で勝手についてきたらしい。
カヲルに小声で諌められながら一緒に部屋を出ていくソーマの後ろ姿を博士は微笑ましく思いながら見送った。


「……もぅ。博士に失礼ですよ」
「あの変人のことだ。何されるか分かったもんじゃない」
「ただの検査じゃないですか……」
博士の研究室を後にし、廊下を歩きながら呆れたように溜め息をつくカヲルの横顔をソーマは横目で見やる。
「………………」
不意にソーマはカヲルの腕を取り、左手の扉――病室の――を開いた。
「へ?ソーマ?ど、どうしたんですか?」
戸惑うカヲルを引っ張り奥のベッドへ導く。そして。
「ひゃあ!?」
ベッドにカヲルを押し倒し覆いかぶさった。
「ちょ、な、何するんですかいきなり!?」
暴れるカヲルを押さえ付け、厳つい腕輪の付いた細い腕を見つめ。指先で撫でる。
ふつふつと沸いてきたのは――やはり嫉妬心。
「……ベタベタ触りやがって……」
ぼそりと呟いたソーマは、撫でるだけでは飽きたりず博士が触れた辺りに舌を這わせ舐め始めた。
「ひゃっ……くすぐったい……!や、止めて……んッ……」
カヲルが身をよじりながら上げる声がやはり色っぽいものだったので。
指先まで舐め上げたソーマは堪らず首筋に吸い付いた。そのまま制服を脱がせにかかる。
「ひゃん!?あ、そ、ソーマ何考えてるんですか!?」
「エロいこと」
「な、だ、駄目ですよこんなところで!」
カヲルの抵抗を受けながらも手早く制服とその下のブラウスの前を開き、晒された胸元に何度も口づける。
「んッ……!や……だめ……っ!」

共用スペースでのこの状況に慌てた様子のカヲルはソーマに訴えた。
「わ……分かりました!部屋に行きましょう!ここじゃ駄目です!部屋でしましょう!」
「…………何を?」
「!」
突っ込まれて耳まで赤くなるカヲルを見てソーマは意地悪く笑う。
「ん?何して欲しいんだ?」
「う……や、その……」
赤面したカヲルが眼を逸らし口ごもるのを面白そうに眺めながらも、
虐めるのはこれくらいにしておくか――とソーマが思ったその時。
「――――!」
ソーマは咄嗟にベッドの周りのカーテンを引く。
「!?ど、どうしtむぐ!?」
「人が来た」
カヲルの口を手で塞ぎ耳元で早口に囁いた瞬間、病室の扉が開く音がした。
「…………!!」
ソーマの身体の下でカヲルが身を固くする。
何しろ上半身が裸同然なのだ。
あのタイミングではこうするより外なかったが、
しかし今の状況――こんな恰好でソーマに押し倒されている――もかなりまずい。
息を潜め身を寄せ合いカーテンの向こうを窺う。
「いててて……ほんと何考えてるんだよ……」
「だから!何度も謝ってるじゃないですか!ほら、座って!」
聞こえてきたのはコウタとアリサの声。
「……いってぇぇぇ!!もっと優しくしてよ!!」
「優しくしても消毒はしみるんです!!……はい、おしまい!」
どうもアリサが原因でコウタが負傷したらしい。アリサが手際よく手当てを済ませたようだ。
これで出ていってくれるかとカヲルは安堵の息をつく。
しかし。事態は悪化した。
「……お詫びのチューはぁ?」
――――!!?
ソーマとカヲルは無言で顔を見合わせる。
「〜〜〜〜もうっ!」
アリサの恥ずかしがりながらも仕方なく、でもちょっと嬉しそうという感じの声がして、沈黙。
……いや、微かに聞こえてくる。
「……ん……っ……は、ん……ちゅ……っ……ふ……」
――あいつらデキてたのかよ!?
カヲルに眼で尋ねるが、赤い顔で細かく首を振る。カヲルも知らなかったようだ。
「んっ……や、コウタ、どこ触ってるの……?」
「んー、なんかちょっとヤバいかも。……ここでしよ?」
――――!!
とんでもない発言にソーマとカヲルは眼を剥く。
「ええ?あっ……ん、もぅ……誰か来たらどうするんですか……あん……っ」
どこを触られているのか知らないが、アリサの声はもう甘さを帯びていて。
「さっき確認したもん。皆まだミッション中。
 リーダーとソーマは非番みたいだけど、二人同じ日に休みってことは部屋でエッチでもしてるんだろ」
――…………そんな風に思われてるのか……。いやまぁ殆どその通りだが。
ぎしっ、とベッドが軋んで冷や汗が出るが、向こうのベッドの音だった。
「……なら、良いですけど…………んっ……あ、ぁ……っ」
どうやらコトは始まってしまったらしい。アリサの喘ぎが途切れ途切れに聞こえてくる。
カヲルは更に赤くなる。

「あー……すっげー良い……なんか、興奮してる?」
「あっ、だっ、て……、もし、ん……、誰か、来たら、って……あぁっ」
――餓鬼が色気づきやがって……。
聞こえてくる音声をソーマは苦々しい思いで聞く。
それでも、聞いていればやはり興奮してしまい。股間が疼く。
――クソッタレ……。
「――ッ!!?」
衝動的にすぐ近くにある耳朶を甘く噛む。ぴくり、とカヲルの身体が震えた。
(ちょっと!何考えてるんですかソーマ!?)
無声音で抗議し、音を立てないように静かに抵抗するカヲル。
しかしソーマは構わず更に首筋を舐める。
「……!……っ!」
ぴくり、ぴくりと震えながらもカヲルは唇を引き結び必死に声を堪えている。
キスして唇を塞いでやろうかと思ったが、なかなか良い眺めだったので止めた。
下着の下から手を入れて胸の柔らかさを楽しんでいると、掌の中ですぐに固く隆起するものがある。
そこを執拗に刺激すればカヲルは火照り始めた身体を切なげにくねらせる。
調子に乗って内腿を撫でるが、抵抗を諦めたらしいカヲルはただソーマにしがみつき震えている。
ソーマの首筋を熱い吐息がくすぐった。
「ひぁっ!?あっ、そ……そこっ、すご、きもち、いっ……!あぁっ!?あぁっ!」
「っ、はぁっ、ここ!?ここがっ、いいのっ!?」
「あんっ、い、いいの……っ!もっ……もっと……ッ!っ、あぁぁっ!」
あちらはあちらで盛り上がっているようで、派手にベッドを軋ませている。
まだ大丈夫だろうという気になったソーマはカヲルのショートパンツのボタンを外しファスナーを下ろす。
(……だめ……ソーマ……)
囁く声は言葉とは裏腹に甘く。勿論抵抗するでもない。
どんな顔をしているかと身を起こしてみれば蕩ける眼差しに捉えられた。
――完全にスイッチ入ってるじゃねぇか……。
自分にしか見せないその表情に満足げに笑い、ソーマはその場所に手を伸ばす。
下着の中、熱く濡れたそこは一度撫でただけで指に粘液が纏わりつく。
中指を潤みに沈め、親指の腹を陰阜に隠れた突起に宛てがう。
「……っ!……ふ……っ!」
カヲルは唇に拳を押し宛て懸命に声を堪えるが、ソーマは容赦無く指を動かす。
くちゅり、くちゅりと、湿った微かな音がソーマの耳には届く。
「……ぁ……ッ……!」
思わずといった様子でカヲルが身をよじらせ、小さくベッドが軋んだ。
(あまり動くなよ……バレるぞ?)
手を休め、小声で、しかしはっきりと囁けばカヲルは涙に濡れた眼で見返す。
その眼が、続きを乞うているようにしか見えなくて。
ソーマは唾を飲み込む。
もう限界だった。
カヲルのショートパンツを下着ごと膝まで下ろす。やはりカヲルは抵抗しない。
その膝を折って持ち上げる。
音を立てないように自分のベルトを外してファスナーを下ろし。
力強く頭をもたげたそれを、眼前に晒された対となる場所へ。
ゆっくりと沈めた。

「……!……ッ……!」
膣壁との摩擦が快感を生む。声を上げそうになるのを必死に堪えながら、一番奥まで到達する。
カヲルはシーツを握り締め、眉を寄せ唇を噛み、ただ耐えるように震えている。
みちり、と締め付けられ、それが呼び水となり更なる快感を求めて腰が疼く。
しかし。ソーマは少し冷静さを取り戻す。
衝動に駆られてつい挿れてしまったが、前後運動をすればベッドが軋むのは眼に見えている。
流石にバレてしまうだろう。他の方法で楽しむしかない。
取り敢えずカヲルの両膝が衣服で固定されていては色々やりにくいと思い、片足を抜く。
脚を開かせてその間に身体を入れ、胸を合わせ口づける。
カヲルもソーマの背中に腕を回し、しっかりと抱きついた。
舌を口内に差し込むとカヲルもそれに応え。擦り合わせればソーマを捉えた場所が、きゅ、と収縮する。
胸を揉めば、やはり収縮する。
「あっ、あぁっ!コウタぁ!だ、だめ、も、イッちゃうぅ!」
「んっ、俺、もっ、出そ……っ!」
カーテン越しに聞こえてくる二人の声に、また膣が締まり、ソーマに快感を送り込む。
薄く眼を開くと間近にある濃碧の瞳は快楽に虚ろで。
「あっ、あっ……、……ああぁっ!!」
「っ!!ぅあ……っ!」
端で聞いていても絶頂を迎えたと分かる声を上げる二人。
終わったか、と少々安堵したソーマだったが。
「…………ッ!!」
「!」
ソーマの身体の下でカヲルが、びくん、と背を反らせた。
膣内が激しく痙攣し、ソーマは息を詰まらせる。
「はぁ〜〜……最高……アリサ大好き。んっ」
「ん……っ。っ、はぁ、はぁ、はぁ……もう……コウタったら……」
事後の余韻に浸っているらしい幸せそうな声がする。
達してしまったカヲルは音を立てないように細心の注意を払いながらゆっくり静かに呼吸している。苦しそうだ。
――終わったんなら早く出ていけ……!
ソーマの念が通じたのか、身支度をするような音がする。
「あーマジで気持ち良かったぁ。アリサが興奮してたせいかな」
「もう……」
「なー部屋でもう一回しよー」
「……コウタのえっち」
「アリサだってエッチじゃん」
そんなやり取りと、扉がスライドする音が二回。遠ざかっていく足音を確認して、ソーマはカヲルに視線を送る。
「……っ、はぁっ、はぁ……はぁ……」
緊張を解いて大きく胸を上下させるカヲルを眺めながら、手慰みにその少し癖のある柔らかい髪を弄ぶ。
「……なんで動かしてないのにイッてるんだよ」
からかい半分で言ったらカヲルは恥ずかしそうに眼をそらした。
「だ、だって……まさか、あの二人が……」
「ヤッてるの聞いて想像して……それだけでイクほど興奮したのか?」
「…………ゴメンナサイ……」
意地悪く聞くソーマに消え入りそうな声で答えるカヲル。
ソーマは少し笑ってカヲルの頬に口づける。
「まぁいい…………続き、するぞ?」
囁かれた言葉に、やはり求めるような眼でカヲルは応えた。
「…………はい」

すっきりした表情のソーマとまだ赤い顔のカヲルが医務室から出てきたのはしばらくしてから。
行為の後で気分が良いせいか、珍しく指を絡め手を繋いでいる。
完全に、油断していた。

「ずいぶん遅かったじゃん?」

カヲルは飛び上がらんばかりに驚きソーマの手を振り払う。
ソーマは瞬時に声の方を振り返り、にやにや笑うコウタと眼が合った。
エレベータホールの長椅子に腰掛け待ち伏せしていたらしい、コウタと……真っ赤になって俯くアリサ。
「な……!?テメェ……」
「俺らが来る前から居たんでしょ?
 俺らがエッチしてる間もずっと居て、俺らが出ていった後もしばらく居たワケだ。
 何してたのか知らないけど〜」
カヲルはへなへなとその場にしゃがみ込んでしまった。
「わ、私は言ったんですよ!?こっちだって恥ずかしいんだから知らない振りしようって!」
真っ赤な顔のアリサが立ち上がって主張する。
「い……いつから……!?」
羞恥に震えるソーマに得意げにコウタは答える。
「俺のナチュラルユーバーセンス舐めんなよ?
 てか途中からリーダーの色っぽい声とか息遣いとか微妙に聞こえてたし」
カヲルは頭を抱え込む。アリサはまた慌てて自己弁護。
「わ、私は全然気付いてなかったんですよ!?さっきコウタに聞いて、初めて知ったんですよ!?」
ソーマが鬼の形相でコウタに詰め寄り、コウタは流石に笑顔を引き攣らせ後ずさる。
「テメェ……!」
「な、なんだよそっちの不注意だろ!?」
「コイツの声聞いて興奮してんじゃねぇよ!!」
「ってそこかよ!ってかそっちだっtぐえっ!?」
「殺ス!!!!」
眼が本気なソーマに首を絞められ眼を白黒させるコウタ。
「ちょ、し、死ぬぅぅぅ!!?」
「死ネ!!!!」
「…………死にたい……」
「……あ、あの……ゴメンナサイ……」


その頃、研究室。
淡々と検査結果の解析を進める博士の耳にも、廊下の喧騒は届いた。
博士は苦笑しながらひとり呟く。
「……まぁ私のところにも筒抜けだったんだけどね。……若さが眩しいねぇ」

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