リーダーは魔法少女
最終更新:ID:eYxuEjgLpg 2015年06月05日(金) 21:31:18履歴
人は誰でも、他人に言えない秘密の1つや2つくらいは持っている、と言いますが。
「アリサ、アリサや。のぅのぅ、今夜はワシと一緒に寝てはくれぬのか?」
彼女、フェンリル極東支部第一部隊リーダーと。
「……貴女と一緒に寝ると、その……何といいますか……。
一晩中抱き締められたまま……身動きが取れなくなりますので……ご、御遠慮させていただきます」
そして私、アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。
「なんじゃ、ケチだのぅ……汝(なれ)、その様な器の小さな人間だったかのぅ?」
「リーダーにセクハラされたくないだけですっ!
ひ、人を抱き枕みたいにしてっ、エロ同人みたいに何時間も胸を揉まれ続ける私の身にもなってください!!」
私達は、決して誰にも言えない秘密を共有しています。
「ほほぅ。……そういう反抗的な態度をとるのかや?」
「うっ……か、身体がっ……動か、ないっ……! リ、リーダー、まさか、また……!?」
その秘密とは―――――――――――。
「しばらくは己の意志では身動きがとれまいよ。
……なに、ちょーっとだけ、ワシの好きな様に弄らせてくれればよいのだよ、アリサや♪」
「こっ、ここっ、こんなくだらないコトに、魔法を使うなんてぇっ……ドン引きですっ!!」
――――――リーダーは、魔法少女だったのです。
私がリーダーを魔法少女であると知ったのは、
リンドウさんがディアウス・ピターとの交戦中に行方不明になった、少し後でした。
今でこそ女の子が好きであるコトをケンミンショーの如くカミングアウト済みな彼女ですが、
リンドウさんに代わって第一部隊を率いるコトになった直後は、果たして自分にリンドウさんの代わりが務まるのかと、内心不安だった様です。
いえ、リーダー自身の口から聞かされたワケではなく……
新型神機使い同士の感応現象で、少しだけリーダーの想いが視えた、と言った方がいいのかもしれませんけれど。
ああ見えて……その、恋人の私にも、本心を打ち明けるなんて、滅多にない人ですので……。
私としてはもっと頼ってほしいトコロなのですが、リーダーはリーダーなりの想いがあるのでしょう、私もそこは追及はしません。
ええと、話が逸れてしまいましたね……何処まで説明したでしょうか……。
あぁ、リーダーが魔法少女であるコトを、私が知った時のお話でしたね。
あの日のコトは、瞼を閉じても鮮明に思い出せます。
もう自分は一人前の神機使い、力試しとばかりに実力に見合わないミッションへとソロで赴き、結果的に万策尽き、救援も呼べずに居た私。
そんなボロボロの私の前に、突如、彼女は現れました。
彼女の指先が私の肩に伸び、ポンポンと包み込む様に優しく叩かれ、リンクエイドで回復してもらった瞬間、
リーダーの意識が、感応現象を通して私の中に流れ込んだかと思ったのも束の間―――――彼女は、言ったのです。
『……ワシが魔法少女だというコトは、アナグラの皆(みな)には内緒じゃぞっ!!』
と。
ピンクのフリフリした格好をしたリーダーが贖罪の街に立ち、
襲い来るディアウス・ピターとハンニバルの大群をたった1人で殲滅しただなんて……誰が信じると思いますか?
けれどリーダーの戦いぶりは、それはもう、凄まじいモノでした。千切っては投げ、千切っては投げの一騎当千の勇猛さで。
魔法少女というよりは、毎週日曜朝に放送してる特撮番組みたいでしたけど……
『スキャニングチャージ!!
はぁぁぁ……せいやぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁっ!!! ……楽して助かる命が無いのは、何処も一緒じゃな!』
とか言いながら、チャージクラッシュ放ってましたし……。
普段のお婆さんみたいな喋り方にも正直、密かにドン引きしていたのに……魔法少女だなんて……もう何と言っていいのやら……。
あ、また話が逸れましたね……ええ、そうなんです。
幸か不幸か、私とリーダーは新型神機使い故に、言葉を交わさずとも想いが通じてしまうと言うか……
意図せず、リーダーの過去が見えてしまったと言いますか……もしくは、リーダーが敢えて包み隠さず見せてくれたのでしょうか。
リーダーが魔法少女となった経緯を、感応現象を通じて、私は知るコトとなりました。
いつの頃かは定かではありませんが……少なくとも、まだリーダーがフェンリルに入隊する以前のコトであるのは、確かだと思います。
ある日、彼女(リーダー)の前に姿を現わした、一匹の不思議な白い獣。
彼(それとも彼女でしょうか?)との出会いがリーダーの、そして私達の運命の歯車を、後に大きく狂わせました。
その獣は――――――――。
『僕と契約して、魔法少女になってよ!』
そう、リーダーに話を持ち掛けました。
既に新型神機使いとしてフェンリルと契約済みだと言うのに、
実は怪しげな魔法少女としてフェンリル入隊前から契約済みだなんて、二重契約もいいトコロですよね。
『ふむ……その魔法少女とやらになれば、ワシはもっと強ぅなれるのか?』
『もちろん。僕と契約して魔法少女になる代わりに、君の願いを何でも1つだけ叶えてあげる』
『何でも、じゃな……? その言葉に、嘘偽りはないであろうのぅ?』
『君が魔法少女になってくれさえすれば、どんな願いも思うがままさ。1つだけね。
言わば、君の願いが、欲望が、世界を救うんだよ。ハッピーバースディ! さぁ、僕と契約を!!』
『ワシの欲望か……くくっ。よかろう、汝(なれ)の戯れ……ワシも一枚噛ませてもらうとするかのぅ』
こうしてリーダーは。
魔法少女となる代わりに……「みんなを守れる強さ」を手に入れたのです。
半永久的に、アラガミとは別の怪物達とも人知れず戦い続ける業を、同時に背負って……。
「はぁぁ……アリサの肌は相変わらず絹糸の如き見事な触り心地じゃの〜。
この張りと弾力のある乳房も堪らんわい……ロシア娘、最高じゃのっ♪」
……何かもう、今では完全に開き直っちゃってますけど。
「リ、リーダー……いつも、言ってるじゃないですか……!」
「ん〜? 何をじゃ〜?」
「わっ、私にセクハラする為に……魔法、使うなんてっ……ダメですっ!」
魔法って、もっと世の為、人の為に使うべきだと思います!
世界の理(ことわり)を覆す、すごい力をこの人は持っているはずなのに……
彼女がやるコトと言えば、専ら私へのセクハラのみ! 完っ全に宝の持ち腐れですねっ!!
「んっふっふ。ワシは常に世の為、人の為に戦こうておるぞ? 力の使い道も熟知しておるしな」
「こっ、心を読むのも禁止ですっ! 魔法か、感応現象かは知りませんけどっ!!」
「まあ、そう怒るでないよ、アリサ。
ちょっとはワシにも見返りと言うか、御褒美があってもバチは当たらぬであろう?」
「ご、御褒美、って……」
「神機使いとして戦えば、ちゃんと一定の収入と生活が保障されておる様に……魔法少女として戦ったコトへの見返りも、のぅ?」
「わっ、私に求められても困りますっ!」
動けなくなった私をベッドに押し倒し、その上から跨ると、勝ち誇った様にニヤリと笑うリーダー。
どういう原理かは分かりませんが、リーダーは他人の動きを一定時間止める魔法が使えるらしいのです。
えぇ、気が付いたら背後からいきなり胸を鷲掴みにされてたコトなんか、一度や二度じゃありませんよ。
ものすごーく、自分の欲望に忠実な魔法の使い方ですね……。
「今宵もまた……ワシの為にた〜んと“出して”もらわねばな♪」
「……ほ、本気ですかっ?」
「本気も本気じゃ。……こんなコトを頼めるのはアリサしかおらんのでのぅ?
それとも……ワシが他の女子(おなご)を求める方が、汝(なれ)は良いか?
ツバキ殿やカノンならば、汝(なれ)に負けぬ美味なる甘露をワシに提供してくれそうではあるがのぅ……?」
「そ、それは……」
どうぞ御勝手に! 貴女のセクハラから解放されると思うと、清々します!! さよならっ!!!
……そう言えれば、どんなに楽か。
どんなに口で否定の言葉を並べ立てても、私の心は……とっくにリーダーの物になってしまっているんです……悲しいコトに。
「ほ〜れ。早ぅ乳を出さぬか、アリサや♪」
「もうっ……私、まだ15歳なんですよっ……!? それがっ、こっ、こんなっ、授乳みたいなコト……!」
「口ではあーだこーだ言うておるが、汝(なれ)の本心は違うのであろう? ……ワシは無理強いはせんぞ?」
「うぅっ……」
リーダーは私にかけた呪縛の魔法を解除し、自分で率先して服を捲る様、私に指示します。
曰く、無理矢理手籠にするのは信条に反するとか何とか……こうして私をベッドに押し倒してる時点で無理矢理の気もしますが……。
「こ、こんなコトしてあげるの……リーダーだけ、なんですからねっ……!?」
「うむ。それでこそ、ワシの愛しいアリサだわい」
「調子が良いんですから……はぁ」
なので……まあ、仕方なく……。
リーダーに従って、私は上着を捲り……胸を露出させました。
重力に引かれ、ぷるんと弾む私の双つの胸……自慢ではありませんが、ロシア支部に居た頃よりも大きくなった気がします。
当時サイズを図った時は87センチだったでしょうか……ここ数ヶ月、毎日の様にリーダーに揉まれまくったせいか、最近はちょっと服の胸周りがキツいんですよね……。
「リ、リーダー……どうぞ……」
こうなってしまった以上、羞恥心も何もあったモノではありません。
って言うか今この部屋に誰かが来たら確実に私、痴女扱いですよね……
リーダーの目の前でおっぱいを両手に持って曝け出して、鼻先に突き付けて……あうぅ……。
「では……今宵も頂くかのぅ。アリサの聖乳(ソーマ)を♪」
「……もっと別の言い方ないんですか? ソーマに失礼ですよ、何気に」
「アリサの体内のオラクル細胞を乳首を通して摂取するワケだしの……ワシにとっては聖乳(ソーマ)じゃよ」
「……も、いいです」
そうなんです。
リーダーは毎晩こうして……私のおっぱいから、私の体内のオラクル細胞を吸収して……
アラガミや魔獣と呼ばれる怪物達との日頃の疲れを癒してるんです……えぇ、私のおっぱいが大きいから、たっぷり詰まってて美味しそうなんて安直な理由で!
「ワシとしてもイロイロと試したのだがのぅ……やはり乳首から吸うのが、一番効率が良いのでの♪」
「うぅ……実験と称して、身体を弄ばれた私の立場って……」
唾液を通してオラクル細胞を吸収出来ないかと、何時間もキスをしたままで居たコトもあれば。
た、大変言いにくいのですが……その……
お、女の子の、一番大事なトコロから滴る分泌液からオラクル細胞を吸収しようと、半日近く股間を舐められ続けたりもしました……。
勿論、今からリーダーが行うとしている授乳紛いのプレイも含めて……
乳首をチュウチュウと何時間も交互に……時折、両方を一度に吸われたりした時は、気が狂いそうになりました。
どうしてあんなに吸うのが上手いんですかっ!? な、何度……私、胸で感じてイッちゃったコトかっ……!!
「ふふ。相も変わらず綺麗な桜色じゃな……もうこんなに尖っておるぞ?」
「あンっ……リ、リーダーが……いっぱい揉むから、ですよぉ……」
「ワシに吸ってもらえるのを期待しておったからじゃろう? ほれ、ぷにぷに♪」
「そんなコト……ないですっ……ないんですからぁ……。やぁっ、指で、弾かないでくださいぃ……はぁぁ……」
私で幾つもの実験を繰り返し、そしてリーダーが出した結論は……
授乳プレイが……一番、私のオラクル細胞を吸収しやすく、疲れもとれやすいとか……。
神機使い以外にも魔法少女として日夜戦っているリーダーは、定期的にオラクル細胞(それも女の子から)を摂取する必要があるとか……。
『今宵から毎晩、アリサ……汝(なれ)の乳を吸わせてもらうコトと相成った。よろしく頼むぞっ♪』
『……は?』
とか言われた日には、絶句してドン引きする暇すらありませんでしたけどね……。
なし崩し的に恋人同士にもなっちゃいましたし……どうして、こんな破天荒な女性を愛してしまったんでしょうか、私。
いえ、まあ……私の好みに合う殿方が周囲に皆無と言いますか、この際、女性相手でもいいかなと妥協してしまった私にも責任はあるのですが。
私としてもリーダーの支えになれるのなら、という想いがあるので、関係を断れないのが非常に哀しいです。
ええ、哀しいですとも。
「さてさて。では早速……ちゅっ、ちゅるるるっ……ちゅるっ!」
「ぁああぁっ……はぁんっ! ぁっ、んくぅ!?」
始まりました……リーダーの授乳が。
乳輪ごと乳首を咥え込み、舌先で器用に押し、濾す様にして……情熱的に。
「おぉ、第一声から可愛らしい声で鳴くのぅ……ワシのアリサはっ! ぢゅるっ、ちゅるぅっ、ちゅっちゅっ、ぢゅるるっ!!」
「リ、リーダーっ、りぃだぁ……! 私のっ、私のおっぱいっ……美味しい、ですかっ!?」
「誠、美味じゃぞっ! 一晩中吸いついておりたいくらいだわい!!」
上気した顔のリーダーが、私のおっぱいを吸いながら興奮気味に語りかけます。
当然のことながら私の体内のオラクル細胞をリーダーに与えているワケですから、吸われ過ぎると私もすごく疲れます。
リーダーもその辺りはちゃんと考慮していて、いつも私が過労になり過ぎないラインで吸うのを止めてくれるのですが……
「じゃ、じゃあ、もっと吸っていいです! 私のおっぱい、リーダーが飽きちゃうまで、吸っちゃっていいですからぁ!!」
「嬉しいのぅ! では、そうさせてもらおうかのっ!!」
「あんっ、あぁぁんっ、リーダーぁ! いっぱい吸ってくださいぃっ……」
……どうも、リーダーに開発され過ぎてしまったせいでしょうか。
私、リーダーに授乳を始めると……えっと……少しだけ、淫乱になってしまうみたいでして……
もっとたくさん、リーダーに元気になってもらおうと……サービス過剰になってしまうと言いますか……。
「アリサ、アリサや♪ ちゅるっ、ちゅるるるるっ!
ぷはぁ! ……汝(なれ)の乳は本当に美味いのぅ。ほれ、もっと可愛く喘いでみせいよ……ワシのアリサっ!」
「はっ、はいっ……私、リーダーの為なら……何でもします……しちゃいますっ!!」
最初はリーダーが魔法を使って……その、私の感度を上げたりしてるのでは? とも思いました。
魔法少女ですしね、何でもアリでしょう。こういう性格の女性(ヒト)なのだし。
下手をすれば私のリーダーへのこの想いも、彼女の魔法がもたらした偽りの産物なのかも、とさえ。
だけど……。
「好きじゃぞっ、アリサっ! ずっとずっと、ワシだけのアリサで居てくれっ!!」
「私っ、私も、リーダーが好きですっ! ぁっ、あっ、ぁっ♪ らいしゅきぃ、だ、大好きなんですぅぅうぅぅうぅぅっ!!」
……リーダーにおっぱいをむしゃぶりつかれている最中の私は、終始こんな感じなので……多分、これが私本来の姿なのかもしれません。
はっ……!? 普段から露出度の高い格好をしていたのって……
わ、私に、実は痴女的な一面が潜んでいたからなのでしょうかっ……!?
バんなそカな……いえ、そんなバカな……私はただ、ロシアが気候変動で暑くなってしまったから、薄着をしているだけですっ!
「私のおっぱい、いっぱい吸ってくださいっ……リーダーだけのおっぱいなんですからぁ……」
「よしよし♪ やはり人間、素直が一番だのぅ……そんなにワシに乳を吸われるのが、アリサは好きかや?」
「はいっ、好きですっ、好きなんですっ! リ、リーダーに、おっぱい吸われるのぉ……気持ちいいんですっ……」
「よくぞ言うてくれた、アリサ。……では今後も、ワシの疲れを癒す為に、汝(なれ)の乳を吸わせてくれるかのぅ?」
「喜んでっ! 神機使いのお仕事も、魔法少女のお仕事も、リーダーに……頑張ってほしいですぅ……」
全っ然、説得力ありませんね、私!
何なんですか、この蕩け切っただらしない顔!? 目尻に涙溜まってますし、何かえっちぃ声全開ですしっ!!
「はぁ、はぁっ……リーダーっ、私のリーダーぁ……離しませんっ……絶対っ」
「おっと……これは少し、躾け過ぎたかの? あれだけ文句ばかり言うておった娘が……こんな淫靡な顔をするとはの♪」
「だって、だってぇ……リーダーが……私を、こんな子にしちゃったんですっ……。
おっぱい、チュウチュウ吸われてっ……揉まれて、感じ過ぎてッ、エッチな声、いっぱい出しちゃう子になっちゃったんですぅ!!」
「ふむ。……では、ワシが責任を持ってアリサの面倒を見てやらねばのぅ? ちゅっ、ちゅるるっ!」
「は、はいっ、お願いしますっ! 面倒、見てくださいっ!
はぁんっ……私ぃ、一生リーダーの傍にぃ、傍に居たいですっ……貴女の背中、私が守らなきゃ、んぁあぁっ、いけない、からぁぁっ!!」
私、今すっごく良いコト言いましたよね。何気にプロポーズっぽいコト、言いましたよね。おっぱい吸われながらですけど!
……とまあ、こんな感じで。今日も私とリーダーは濃密な時間を過ごすコトになったのですが……
未だに私、信じられない時があるんです。この女性(ヒト)が、世界の為に戦う、正義の魔法少女だなんて――――――。
Don't forget.(忘れないで)
Always, somewhere,(いつもどこかで)
someone is fighting for you.(誰かがあなたのために戦っている事を)
As long as you remember her.(あなたが彼女を忘れない限り)
you are not alone.(あなたは一人じゃない) 【彼女の神機使い、そして魔法少女としての果てしない戦いは、これからも続く】
「アリサ、アリサや。のぅのぅ、今夜はワシと一緒に寝てはくれぬのか?」
彼女、フェンリル極東支部第一部隊リーダーと。
「……貴女と一緒に寝ると、その……何といいますか……。
一晩中抱き締められたまま……身動きが取れなくなりますので……ご、御遠慮させていただきます」
そして私、アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。
「なんじゃ、ケチだのぅ……汝(なれ)、その様な器の小さな人間だったかのぅ?」
「リーダーにセクハラされたくないだけですっ!
ひ、人を抱き枕みたいにしてっ、エロ同人みたいに何時間も胸を揉まれ続ける私の身にもなってください!!」
私達は、決して誰にも言えない秘密を共有しています。
「ほほぅ。……そういう反抗的な態度をとるのかや?」
「うっ……か、身体がっ……動か、ないっ……! リ、リーダー、まさか、また……!?」
その秘密とは―――――――――――。
「しばらくは己の意志では身動きがとれまいよ。
……なに、ちょーっとだけ、ワシの好きな様に弄らせてくれればよいのだよ、アリサや♪」
「こっ、ここっ、こんなくだらないコトに、魔法を使うなんてぇっ……ドン引きですっ!!」
――――――リーダーは、魔法少女だったのです。
私がリーダーを魔法少女であると知ったのは、
リンドウさんがディアウス・ピターとの交戦中に行方不明になった、少し後でした。
今でこそ女の子が好きであるコトをケンミンショーの如くカミングアウト済みな彼女ですが、
リンドウさんに代わって第一部隊を率いるコトになった直後は、果たして自分にリンドウさんの代わりが務まるのかと、内心不安だった様です。
いえ、リーダー自身の口から聞かされたワケではなく……
新型神機使い同士の感応現象で、少しだけリーダーの想いが視えた、と言った方がいいのかもしれませんけれど。
ああ見えて……その、恋人の私にも、本心を打ち明けるなんて、滅多にない人ですので……。
私としてはもっと頼ってほしいトコロなのですが、リーダーはリーダーなりの想いがあるのでしょう、私もそこは追及はしません。
ええと、話が逸れてしまいましたね……何処まで説明したでしょうか……。
あぁ、リーダーが魔法少女であるコトを、私が知った時のお話でしたね。
あの日のコトは、瞼を閉じても鮮明に思い出せます。
もう自分は一人前の神機使い、力試しとばかりに実力に見合わないミッションへとソロで赴き、結果的に万策尽き、救援も呼べずに居た私。
そんなボロボロの私の前に、突如、彼女は現れました。
彼女の指先が私の肩に伸び、ポンポンと包み込む様に優しく叩かれ、リンクエイドで回復してもらった瞬間、
リーダーの意識が、感応現象を通して私の中に流れ込んだかと思ったのも束の間―――――彼女は、言ったのです。
『……ワシが魔法少女だというコトは、アナグラの皆(みな)には内緒じゃぞっ!!』
と。
ピンクのフリフリした格好をしたリーダーが贖罪の街に立ち、
襲い来るディアウス・ピターとハンニバルの大群をたった1人で殲滅しただなんて……誰が信じると思いますか?
けれどリーダーの戦いぶりは、それはもう、凄まじいモノでした。千切っては投げ、千切っては投げの一騎当千の勇猛さで。
魔法少女というよりは、毎週日曜朝に放送してる特撮番組みたいでしたけど……
『スキャニングチャージ!!
はぁぁぁ……せいやぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁっ!!! ……楽して助かる命が無いのは、何処も一緒じゃな!』
とか言いながら、チャージクラッシュ放ってましたし……。
普段のお婆さんみたいな喋り方にも正直、密かにドン引きしていたのに……魔法少女だなんて……もう何と言っていいのやら……。
あ、また話が逸れましたね……ええ、そうなんです。
幸か不幸か、私とリーダーは新型神機使い故に、言葉を交わさずとも想いが通じてしまうと言うか……
意図せず、リーダーの過去が見えてしまったと言いますか……もしくは、リーダーが敢えて包み隠さず見せてくれたのでしょうか。
リーダーが魔法少女となった経緯を、感応現象を通じて、私は知るコトとなりました。
いつの頃かは定かではありませんが……少なくとも、まだリーダーがフェンリルに入隊する以前のコトであるのは、確かだと思います。
ある日、彼女(リーダー)の前に姿を現わした、一匹の不思議な白い獣。
彼(それとも彼女でしょうか?)との出会いがリーダーの、そして私達の運命の歯車を、後に大きく狂わせました。
その獣は――――――――。
『僕と契約して、魔法少女になってよ!』
そう、リーダーに話を持ち掛けました。
既に新型神機使いとしてフェンリルと契約済みだと言うのに、
実は怪しげな魔法少女としてフェンリル入隊前から契約済みだなんて、二重契約もいいトコロですよね。
『ふむ……その魔法少女とやらになれば、ワシはもっと強ぅなれるのか?』
『もちろん。僕と契約して魔法少女になる代わりに、君の願いを何でも1つだけ叶えてあげる』
『何でも、じゃな……? その言葉に、嘘偽りはないであろうのぅ?』
『君が魔法少女になってくれさえすれば、どんな願いも思うがままさ。1つだけね。
言わば、君の願いが、欲望が、世界を救うんだよ。ハッピーバースディ! さぁ、僕と契約を!!』
『ワシの欲望か……くくっ。よかろう、汝(なれ)の戯れ……ワシも一枚噛ませてもらうとするかのぅ』
こうしてリーダーは。
魔法少女となる代わりに……「みんなを守れる強さ」を手に入れたのです。
半永久的に、アラガミとは別の怪物達とも人知れず戦い続ける業を、同時に背負って……。
「はぁぁ……アリサの肌は相変わらず絹糸の如き見事な触り心地じゃの〜。
この張りと弾力のある乳房も堪らんわい……ロシア娘、最高じゃのっ♪」
……何かもう、今では完全に開き直っちゃってますけど。
「リ、リーダー……いつも、言ってるじゃないですか……!」
「ん〜? 何をじゃ〜?」
「わっ、私にセクハラする為に……魔法、使うなんてっ……ダメですっ!」
魔法って、もっと世の為、人の為に使うべきだと思います!
世界の理(ことわり)を覆す、すごい力をこの人は持っているはずなのに……
彼女がやるコトと言えば、専ら私へのセクハラのみ! 完っ全に宝の持ち腐れですねっ!!
「んっふっふ。ワシは常に世の為、人の為に戦こうておるぞ? 力の使い道も熟知しておるしな」
「こっ、心を読むのも禁止ですっ! 魔法か、感応現象かは知りませんけどっ!!」
「まあ、そう怒るでないよ、アリサ。
ちょっとはワシにも見返りと言うか、御褒美があってもバチは当たらぬであろう?」
「ご、御褒美、って……」
「神機使いとして戦えば、ちゃんと一定の収入と生活が保障されておる様に……魔法少女として戦ったコトへの見返りも、のぅ?」
「わっ、私に求められても困りますっ!」
動けなくなった私をベッドに押し倒し、その上から跨ると、勝ち誇った様にニヤリと笑うリーダー。
どういう原理かは分かりませんが、リーダーは他人の動きを一定時間止める魔法が使えるらしいのです。
えぇ、気が付いたら背後からいきなり胸を鷲掴みにされてたコトなんか、一度や二度じゃありませんよ。
ものすごーく、自分の欲望に忠実な魔法の使い方ですね……。
「今宵もまた……ワシの為にた〜んと“出して”もらわねばな♪」
「……ほ、本気ですかっ?」
「本気も本気じゃ。……こんなコトを頼めるのはアリサしかおらんのでのぅ?
それとも……ワシが他の女子(おなご)を求める方が、汝(なれ)は良いか?
ツバキ殿やカノンならば、汝(なれ)に負けぬ美味なる甘露をワシに提供してくれそうではあるがのぅ……?」
「そ、それは……」
どうぞ御勝手に! 貴女のセクハラから解放されると思うと、清々します!! さよならっ!!!
……そう言えれば、どんなに楽か。
どんなに口で否定の言葉を並べ立てても、私の心は……とっくにリーダーの物になってしまっているんです……悲しいコトに。
「ほ〜れ。早ぅ乳を出さぬか、アリサや♪」
「もうっ……私、まだ15歳なんですよっ……!? それがっ、こっ、こんなっ、授乳みたいなコト……!」
「口ではあーだこーだ言うておるが、汝(なれ)の本心は違うのであろう? ……ワシは無理強いはせんぞ?」
「うぅっ……」
リーダーは私にかけた呪縛の魔法を解除し、自分で率先して服を捲る様、私に指示します。
曰く、無理矢理手籠にするのは信条に反するとか何とか……こうして私をベッドに押し倒してる時点で無理矢理の気もしますが……。
「こ、こんなコトしてあげるの……リーダーだけ、なんですからねっ……!?」
「うむ。それでこそ、ワシの愛しいアリサだわい」
「調子が良いんですから……はぁ」
なので……まあ、仕方なく……。
リーダーに従って、私は上着を捲り……胸を露出させました。
重力に引かれ、ぷるんと弾む私の双つの胸……自慢ではありませんが、ロシア支部に居た頃よりも大きくなった気がします。
当時サイズを図った時は87センチだったでしょうか……ここ数ヶ月、毎日の様にリーダーに揉まれまくったせいか、最近はちょっと服の胸周りがキツいんですよね……。
「リ、リーダー……どうぞ……」
こうなってしまった以上、羞恥心も何もあったモノではありません。
って言うか今この部屋に誰かが来たら確実に私、痴女扱いですよね……
リーダーの目の前でおっぱいを両手に持って曝け出して、鼻先に突き付けて……あうぅ……。
「では……今宵も頂くかのぅ。アリサの聖乳(ソーマ)を♪」
「……もっと別の言い方ないんですか? ソーマに失礼ですよ、何気に」
「アリサの体内のオラクル細胞を乳首を通して摂取するワケだしの……ワシにとっては聖乳(ソーマ)じゃよ」
「……も、いいです」
そうなんです。
リーダーは毎晩こうして……私のおっぱいから、私の体内のオラクル細胞を吸収して……
アラガミや魔獣と呼ばれる怪物達との日頃の疲れを癒してるんです……えぇ、私のおっぱいが大きいから、たっぷり詰まってて美味しそうなんて安直な理由で!
「ワシとしてもイロイロと試したのだがのぅ……やはり乳首から吸うのが、一番効率が良いのでの♪」
「うぅ……実験と称して、身体を弄ばれた私の立場って……」
唾液を通してオラクル細胞を吸収出来ないかと、何時間もキスをしたままで居たコトもあれば。
た、大変言いにくいのですが……その……
お、女の子の、一番大事なトコロから滴る分泌液からオラクル細胞を吸収しようと、半日近く股間を舐められ続けたりもしました……。
勿論、今からリーダーが行うとしている授乳紛いのプレイも含めて……
乳首をチュウチュウと何時間も交互に……時折、両方を一度に吸われたりした時は、気が狂いそうになりました。
どうしてあんなに吸うのが上手いんですかっ!? な、何度……私、胸で感じてイッちゃったコトかっ……!!
「ふふ。相も変わらず綺麗な桜色じゃな……もうこんなに尖っておるぞ?」
「あンっ……リ、リーダーが……いっぱい揉むから、ですよぉ……」
「ワシに吸ってもらえるのを期待しておったからじゃろう? ほれ、ぷにぷに♪」
「そんなコト……ないですっ……ないんですからぁ……。やぁっ、指で、弾かないでくださいぃ……はぁぁ……」
私で幾つもの実験を繰り返し、そしてリーダーが出した結論は……
授乳プレイが……一番、私のオラクル細胞を吸収しやすく、疲れもとれやすいとか……。
神機使い以外にも魔法少女として日夜戦っているリーダーは、定期的にオラクル細胞(それも女の子から)を摂取する必要があるとか……。
『今宵から毎晩、アリサ……汝(なれ)の乳を吸わせてもらうコトと相成った。よろしく頼むぞっ♪』
『……は?』
とか言われた日には、絶句してドン引きする暇すらありませんでしたけどね……。
なし崩し的に恋人同士にもなっちゃいましたし……どうして、こんな破天荒な女性を愛してしまったんでしょうか、私。
いえ、まあ……私の好みに合う殿方が周囲に皆無と言いますか、この際、女性相手でもいいかなと妥協してしまった私にも責任はあるのですが。
私としてもリーダーの支えになれるのなら、という想いがあるので、関係を断れないのが非常に哀しいです。
ええ、哀しいですとも。
「さてさて。では早速……ちゅっ、ちゅるるるっ……ちゅるっ!」
「ぁああぁっ……はぁんっ! ぁっ、んくぅ!?」
始まりました……リーダーの授乳が。
乳輪ごと乳首を咥え込み、舌先で器用に押し、濾す様にして……情熱的に。
「おぉ、第一声から可愛らしい声で鳴くのぅ……ワシのアリサはっ! ぢゅるっ、ちゅるぅっ、ちゅっちゅっ、ぢゅるるっ!!」
「リ、リーダーっ、りぃだぁ……! 私のっ、私のおっぱいっ……美味しい、ですかっ!?」
「誠、美味じゃぞっ! 一晩中吸いついておりたいくらいだわい!!」
上気した顔のリーダーが、私のおっぱいを吸いながら興奮気味に語りかけます。
当然のことながら私の体内のオラクル細胞をリーダーに与えているワケですから、吸われ過ぎると私もすごく疲れます。
リーダーもその辺りはちゃんと考慮していて、いつも私が過労になり過ぎないラインで吸うのを止めてくれるのですが……
「じゃ、じゃあ、もっと吸っていいです! 私のおっぱい、リーダーが飽きちゃうまで、吸っちゃっていいですからぁ!!」
「嬉しいのぅ! では、そうさせてもらおうかのっ!!」
「あんっ、あぁぁんっ、リーダーぁ! いっぱい吸ってくださいぃっ……」
……どうも、リーダーに開発され過ぎてしまったせいでしょうか。
私、リーダーに授乳を始めると……えっと……少しだけ、淫乱になってしまうみたいでして……
もっとたくさん、リーダーに元気になってもらおうと……サービス過剰になってしまうと言いますか……。
「アリサ、アリサや♪ ちゅるっ、ちゅるるるるっ!
ぷはぁ! ……汝(なれ)の乳は本当に美味いのぅ。ほれ、もっと可愛く喘いでみせいよ……ワシのアリサっ!」
「はっ、はいっ……私、リーダーの為なら……何でもします……しちゃいますっ!!」
最初はリーダーが魔法を使って……その、私の感度を上げたりしてるのでは? とも思いました。
魔法少女ですしね、何でもアリでしょう。こういう性格の女性(ヒト)なのだし。
下手をすれば私のリーダーへのこの想いも、彼女の魔法がもたらした偽りの産物なのかも、とさえ。
だけど……。
「好きじゃぞっ、アリサっ! ずっとずっと、ワシだけのアリサで居てくれっ!!」
「私っ、私も、リーダーが好きですっ! ぁっ、あっ、ぁっ♪ らいしゅきぃ、だ、大好きなんですぅぅうぅぅうぅぅっ!!」
……リーダーにおっぱいをむしゃぶりつかれている最中の私は、終始こんな感じなので……多分、これが私本来の姿なのかもしれません。
はっ……!? 普段から露出度の高い格好をしていたのって……
わ、私に、実は痴女的な一面が潜んでいたからなのでしょうかっ……!?
バんなそカな……いえ、そんなバカな……私はただ、ロシアが気候変動で暑くなってしまったから、薄着をしているだけですっ!
「私のおっぱい、いっぱい吸ってくださいっ……リーダーだけのおっぱいなんですからぁ……」
「よしよし♪ やはり人間、素直が一番だのぅ……そんなにワシに乳を吸われるのが、アリサは好きかや?」
「はいっ、好きですっ、好きなんですっ! リ、リーダーに、おっぱい吸われるのぉ……気持ちいいんですっ……」
「よくぞ言うてくれた、アリサ。……では今後も、ワシの疲れを癒す為に、汝(なれ)の乳を吸わせてくれるかのぅ?」
「喜んでっ! 神機使いのお仕事も、魔法少女のお仕事も、リーダーに……頑張ってほしいですぅ……」
全っ然、説得力ありませんね、私!
何なんですか、この蕩け切っただらしない顔!? 目尻に涙溜まってますし、何かえっちぃ声全開ですしっ!!
「はぁ、はぁっ……リーダーっ、私のリーダーぁ……離しませんっ……絶対っ」
「おっと……これは少し、躾け過ぎたかの? あれだけ文句ばかり言うておった娘が……こんな淫靡な顔をするとはの♪」
「だって、だってぇ……リーダーが……私を、こんな子にしちゃったんですっ……。
おっぱい、チュウチュウ吸われてっ……揉まれて、感じ過ぎてッ、エッチな声、いっぱい出しちゃう子になっちゃったんですぅ!!」
「ふむ。……では、ワシが責任を持ってアリサの面倒を見てやらねばのぅ? ちゅっ、ちゅるるっ!」
「は、はいっ、お願いしますっ! 面倒、見てくださいっ!
はぁんっ……私ぃ、一生リーダーの傍にぃ、傍に居たいですっ……貴女の背中、私が守らなきゃ、んぁあぁっ、いけない、からぁぁっ!!」
私、今すっごく良いコト言いましたよね。何気にプロポーズっぽいコト、言いましたよね。おっぱい吸われながらですけど!
……とまあ、こんな感じで。今日も私とリーダーは濃密な時間を過ごすコトになったのですが……
未だに私、信じられない時があるんです。この女性(ヒト)が、世界の為に戦う、正義の魔法少女だなんて――――――。
Don't forget.(忘れないで)
Always, somewhere,(いつもどこかで)
someone is fighting for you.(誰かがあなたのために戦っている事を)
As long as you remember her.(あなたが彼女を忘れない限り)
you are not alone.(あなたは一人じゃない) 【彼女の神機使い、そして魔法少女としての果てしない戦いは、これからも続く】
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