ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

到着したエレベータには第一部隊のカヲルとソーマが乗っていた。
そこに加わったツバキはカヲルの様子に違和感を覚える。
「……どうした、カヲル?顔が赤いぞ、熱でもあるのでは」
「いいいいいいえッ!?なんともありませんですッ!!」
おかしな口調に眉を顰める。ソーマに眼で尋ねるが彼は肩を竦めるのみ。
再度カヲルに眼をやる。
俯く彼女が手で押さえている制服の首のあたりに自然と眼がいった。
「……!!!」
ツバキの顔がさっと紅潮する。
制服に見え隠れする白い首筋に、幾つかの赤い痣。
反射的にソーマの方を振り向くと、露骨に眼を逸らされた。
気まずい雰囲気の三人を乗せ、エレベータは行く。

やっとエントランスに降り立ち、解放されたツバキは大きく溜息をつく。
受注カウンターの方から話し声が聞こえた。
「……よし。じゃあ行ってくる」「気をつけて……」
第二部隊のタツミと受付のヒバリだ。
ツバキはそちらに脚を向ける。タツミの姿が眼に入った。しかし。
「……絶対帰ってきて下さいね」
「大丈夫だよ、そんなに手強いアラガミじゃない」
「でも、もしもの事があったら私……」
何やら甘い雰囲気に嫌な予感がして脚を止める。
「大丈夫。ヒバリを残して死なないよ、絶対」
「絶対ですからね……?」
カウンターから身を乗り出したヒバリの姿も視界に入ってきた。
そして、嫌な予感は的中。
「ん……」
カウンター越しに唇を重ねる二人。
「……!!!」
ツバキの頬にまたもや紅が差す。
唇を離し、ヒバリに微笑みかけてタツミが言う。
「……じゃあ、行ってくるね。……って雨宮教官!!!?」
出発ゲートに向かおうとこちらに向き直ったところでようやくツバキに気づいたタツミは驚きの悲鳴を上げた。
「……お前達……!」
真っ赤な顔で震えるツバキが二人を睨みつける。
「あー……えーと……その……。あ、俺、ミッションがあるので、これで……」
タツミはツバキと眼を合わせない様にしながら、そそくさと出発ゲートを出ていった。
ツバキは赤い顔のままカウンターに歩み寄り、ヒバリの前にディスクを置く。
「……新しいミッションのリストだ。頼んだぞ」
やや刺のある言い方に、こちらも真っ赤になったヒバリは小さくなる。
「……りょ……了解しましたー……」

(全く……)
どうも最近あちこちでカップルが成立しているらしく、その行動が目立つ。特に、階級の高い者達だ。
まずタツミとヒバリ。次にソーマとカヲル。最近になってブレンダンとジーナも。
少々指導した方がいいのだろうか……。
(……榊博士に相談してみよう)
そう思い、博士のラボに向かう。エレベータで研究室フロアへ。廊下を進み、突き当たりの博士の部屋を目指す。
と、その時。右手にある医務室から物音と男女の話し声がした。
……またもや嫌な予感がする。

「ほら、ジーナ。腕出せ……ッてだあぁ!?」
突然抱きつかれてベッドに倒れ込むブレンダン。
抱きついたジーナはブレンダンの顔を覗き込んで微笑む。
「ね、しましょ」「は!?ここで!!?あっちょっと待て!!」
さっさと脱がしにかかるジーナを引き剥がそうと試みるが、上手くいなされる。
「待てって!!あーーもうッ!!」
一瞬力を抜いて逆に抱き寄せ、そのまま口づける。
「ん……!」
「……っは。……本当にするのか?」
「……したいんだもの」
ジーナの髪を撫でて苦笑する。
「仕方ないな」
逆にジーナを組み敷く。ベッドが軋んだ。
改めて唇を重ねようとした時。
廊下から盛大な咳ばらいが聞こえた。そして荒々しいヒールの音。
二人は一気に血の気の引いた青い顔を見合わせる。
「…………」「……教官……?」

「博士ッ!!!!」
真っ赤な顔で部屋に飛び込んできたツバキを榊はぽかんとした顔で迎えた。
「なんだい取り乱して。珍しい」
「最近アナグラ内の風紀が乱れていますッ!!」
興奮気味のツバキから事情を聞いた榊は苦笑する。
「……まぁ皆若いからね?盛りというか」
「しかし!リーダークラスの者達があれでは示しがつかないでしょう!!」
ツバキの剣幕に押され、仕方なく榊は提案した。
「……まぁ君の言うことも一理あるかな、うん。では明日、皆を集めてちょっと注意しておこうか」

翌朝。
極東支部の全職員を召集するという異例の朝礼で訓練所はざわついていたが、
「全員いるな!?」
ツバキの声で静まり返る。
「今日諸君に集まって貰ったのは他でもない……!」
一度言葉を切るツバキに職員達は緊張し。

「極東支部内での、その……、……だ、男女交際についてだッ!」

殆どの者は拍子抜けした。
心当たりのある者達は、思わず顔を赤らめたり頭を掻いたりしている。
榊博士は苦笑していた。
ツバキは言葉に詰まりながらも声を張り上げる。
「最近、人目につく場所で、恋人同士が、その……ッ、親しく!している様子が見受けられる!
 べ、別に男女交際を否定するつもりは無い!恋人同士が、あー……、ス、スキンシップをとるのも自然な事だとは思うが、
 もう少し、その……、慎みを持って行動してもらいたい!」
話すうちにツバキの顔がどんどん赤くなる。
((……教官……!))
厳格なツバキが初めて見せる表情にときめく者多数。
「それと!これは非常に大事なことだがッ!双方の同意の上で、その……だ、男女の営みを持つ場合には」
「教官男女の営みってなんですかー!」
はいっと手を伸ばして質問するコウタに一同は思う。
((コウタまじ勇者……))
ツバキは更に赤くなる。
「〜〜〜後で榊博士にでも聞くようにッ!!とッとにかく!その場合は必ず、に、妊娠を回避すること!
 その……だな、ひ、避妊具はよろず屋でも扱っている!
 神機使いとしての職務に差し障りの無いよう、必ず避妊すること!!」
「教官避妊具ってどうy」「以 上 だ !!諸君の良識ある行動を期待するッ!!!」
コウタを遮り言い放ったツバキは耳まで真っ赤にしながら、ヒールの音も高らかに訓練所を後にした。
何とも言えない空気の中、職員達も三々五々散っていく。
返答が貰えずぶぅぶぅ言っているコウタを凍てつく眼差しで睨みつけてアリサは言った。
「……どんびきです……!」

到着したエレベータにはソーマが乗っていた。
朝礼の件もあり、カヲルは何となくソーマから離れた位置に乗り込む。
だが、扉が閉まると同時にソーマが近づいてきた。
後ずさるカヲル。無言で更に距離を詰めるソーマ。
「………」
「………あ、あの」
隅に追いやられたカヲルの顔の横の壁に手をついたソーマは若干不機嫌そうだ。
「……何逃げてんだよ」
「い、いや、だって、朝礼で言われたじゃないですかッ!」
「ここは人目に付かないだろ……つーかあれはお前の挙動不審のせいでバレたんだぞ?」
そう言って耳元に口づける。カヲルはぴくっと震える。
「ひゃッ……!で、でも!ソーマが、痕付けたせいもあるでしょう!?」
「……あぁ、なら痕付けなきゃ問題無ぇだろ」
嫌に思った言い争い
首筋を舌が這う感触に、またもや声が上がる。
「……それとも見えないところに付けるか?」
楽しそうにソーマは言って、素早くカヲルの制服のボタンを外し、胸元を啄む。
「やッ……!ちょっと待ってソーマ!駄目!駄目ですッ!」
引き剥がそうとするも、しっかりカヲルを抱き寄せ胸に顔を埋めるソーマびくともしない。
「ん……ッ、あ……!」
唇が肌を吸うたびにぞくりと快感が走る。
と、エレベータにマイナスの加速度がかかった。
昨日の出来事がフラッシュバックしたカヲルは思わず――
「なんか.ヤバいような感じ‥‥」
ガタンッ
ヤッパリ!
そこにいたのは.まぎれもないツバキ教官‥‥
予感的中で嫌な感覚が足で感じた

到着したエレベータにはカヲルとソーマが乗っていた。
右手の壁際にカヲル。
左手には突き飛ばされたような恰好で壁を背にするソーマ。
カヲルが大きく開いた制服の胸元を合わせていて、俯く顔が真っ赤なのを見れば――容易に想像がついた。
一瞬でツバキもカヲルと同じ顔色になる。
「お前達!自室でやれ!!自室でッ(汗)」
その時のツバキ教官の顔はすごく赤く焦っていた

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