ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

コンコン、と二回ドアを叩く音。
 こんな夜分遅くに誰だ、大変失礼な奴だ――と思いながらドアを開けてみると、そこには。
「来ちゃった」
 ……俺の彼女、楠リッカがいた。
 ひとまず感じていた若干の苛立ちはリッカ補正によって収まったが、代わりに一つの疑問が鎌首をもたげる。
「来ちゃったじゃねーよ。何か用か?」
「んー、まぁ、ちょっとね」
「俺は寝たいの」
 リッカには申し訳ないが、今日はスサノオさんやピターさんマータさんなどを一人で相手してきたので非常に疲れている。
「君さ、最近疲れてるでしょ?」
 それはそうだけど。
「まぁ、そうじゃないと言えば……嘘になるよ」
「回りくどいなぁ」
「うるせー」
 俺をからかいながらにこにこと笑うリッカの姿を可愛いなぁと思ってしまったの俺と君だけの秘密だ、いいな?
「そんな君にこれ! 初恋ドリンク!」
 テッテレー、と効果音でも付きそうな勢いで、オーバーオールのポケットから【初恋ドリンク】なるものを取り出したリッカ。
 胡散臭ぇ……。
「滋養強壮の効果があるらしいから、飲んでみて!」
「何でそんなノリノリなんだよ……」
「まぁまぁ、いいじゃん。それよりほら、ささ、ぐぐっと」
 強引に初恋ドリンクを握らせてくる。
 サカキ博士が犯人っぽいが、まぁ、きっとこのドリンクも名前はとにかく見た目は普通のドリンクだし。
 それにリッカが本当に俺のことを心配して持ってきてくれたのかもしれないことを考えると、その気遣いを乱雑に扱ったりなんかできないよな。あーリッカ可愛い抱きしめたい。
「わかったよ。飲む」
「ん、感想聞かせてね」
 初恋ドリンクというシールが貼られた瓶の蓋を開け、ぐいっと一気に飲み干す。
 これで味が初恋ジュースのそれだったらどうしようかと考えなくもなかったが、味は普通の栄養ドリンクと同じだった。
 なぁんだ心配したほうがバカだった。
「普通に美味しかっひゃよ……あれ、にゃんか、ちゃんとしゃべれな……ふぁーぁ、っく」
 だんだんと意識が薄れていく。
 もしかして何か盛ってあった? と考えたのも束の間、強烈な睡魔が俺を襲った。
 即効性……オラクル細胞由来の睡眠薬か何かだろうか。
 薄れゆく意識の中で俺が最後に見たものは、ニヤニヤと何かを企んでいるような黒い笑顔のリッカだった。

「ふふ……これでようやく、君を好きにできるね……」
 服を脱がせていく。下着の下には、ゴッドイーターの自然治癒力と言えども完全には治りきっていない生傷がいくつもあった。アラガミたちが彼の体に傷をつけている事実にはやはり憤りを感じる。
 私は――どうしようもなく興奮していた。
 目の前でだらしなく眠る、彼の姿に。
 だいたい、彼は無茶をし過ぎだというのに、それを私に気取らせることもなく時間があればすぐにミッションに行ってしまって。
 同じアナグラにいるというのに、話せる時間はとても少なかった。
 それは、正直に言って我慢ならない。
 私の愛しい人が命をかけて戦っている――いつ死ぬかもわからないのに、話せないなんて、そんなのは嫌だ。
 だから少しだけ、今日は、今日だけは、強硬手段に出ることにした。
 初恋ドリンクと称した普通の栄養ドリンクにサカキ博士特性のオラクル睡眠薬を盛って、眠らせた彼にいろいろしちゃおう、ということ。
 媚薬で私を求めるようにしてもよかったのかもしれないけれど、私を襲った、という事実に彼は自分を責めてしまうだろうからそれはやめにした。私としてはむしろウェルカムなんだけどな。
「ん……好き……大好き。ちゅ」
 彼の首筋に、いくつもキスを落とし、首筋を舐め上げ、耳を甘噛みする。
 寝ていても快楽は感じるのか、少しだけ喘いでいる。
「女の子みたいな声しちゃって。攻守逆転したみたいで、こういうのもいいかもね」
 睡眠薬が効いているのか、ぐっすりと眠る彼はあどけない少年のような表情をしていて――それに、感じている時の可愛い声は私の心を掴んで離そうとしない――めちゃくちゃにしてやりたいくらい、愛おしいと感じる。
 どうせ今なら何をしてもバレないのだから、ちょっと前からしてみたかったことをしようと思う。
 彼の細い綺麗な指にキス。
 彼の閉じたまぶたにキス。
 彼の柔らかなお腹にキス。
 彼の暖かいほっぺにキス。
 彼が感じるところは、全部知ってる。
 どこにどう、どれくらいの強さでキスすれば気持ち良くなってくれるのかも、全部、知ってる。
「もっと私のことも見てよ。……それとも、君はもう私には飽きちゃった?」
 綺麗な女性、他にもいっぱいいるもんね――と呟きながら、厚い胸板を撫でる。
 我慢できなくなったので、柔らかくて少しだけ湿ってる唇にキスする。
 舌を突っ込み、むりやり口の中を蹂躙していく。私の唾液を、舌を通じて彼の口内に注ぎ込む。
 もっと、もっと、もっと、私のことを好きになって欲しい。
 他の女の子なんか考えられなくなるくらいに、私だけを愛して欲しい。
「ん、ちゅ、れろ、はむ、るろっ、ぁ、んむ……」
 いやらしい水音が部屋中に響く。
 唾液のラインが私と彼の唇を結んで、それが消える前にまた唇をむりやり合わせる。
「好き、好き、好きだよ、君のこと……大好きだよ」 
 ぎゅっ、と抱き寄せ、さらに深く舌を押し込む。
 もう、私の理性はとうに飛んでしまっているようで……彼の硬く漲っているイチモツを私のあそこに入れることに、抵抗はなかった。

 ふっ、と目が覚めた。
 唐突な意識の覚醒だったせいか、まだ頭がはっきりとせずに体だけが起きてしまっている状態ではあるが。
 下腹部に暖かいものを感じるのでそちらを視線を向けると、今まさにリッカが俺のイチモツを挿入しようとしているところだった。
「リッカ!? 何してるんだ!?」
「んっ……君が、私のこと全然見てくれないから……実力行使で、と思って。あはは」
 そこで、俺が大馬鹿野郎だった、ということに気づく。
 ガツンと何かを頭にぶつけられるような衝撃が走るとともに、俺はリッカを抱き寄せた。
「ごめん……ごめんな、リッカ。心配かけないようにしよう、って思ったら、何か冷たい言葉しか出なくて。素っ気無い態度でごめん。
 でも、お願いだからこんなむりやりにしないでくれ。
 俺は言えないかもしれないけど、もっと自分の体を大切にしてくれよ」
 懇願するような悲痛な叫び。
 俺にこんな綺麗事を言う資格はないと思う。だけれど、俺だってリッカのことを本当に愛しているから。 
 きちんと、愛し合いたかった。
「バカ……ほんっと、バカだよ、君はさ……そんなこと言われたら、もう、我慢できないじゃん……」
「あぁ、俺ももう――我慢できない」
 リッカの唇を奪い、舌を絡めてディープキス。
「ちゅ、れろ、ちゅぱ、ん、んむぅ、るろっ、ぅ、ぁ……」
「リッカ、胸も触るよ」
 タンクトップを脱がせ、こぶりな胸を揉みしだく。
「ゃ、むね、さわらないで」
「小さいとかそんなん関係なしに可愛いって、リッカ」
 いいじゃないかいやいやダメよとやり取りを交わしながら、リッカの胸の先端をきゅっとつまむ。
 リッカの小さな体が、俺の腕の中でビクンと跳ねる。
 その光景は、俺の興奮を際限なく高めていった。
「脱がすよ」
 下着を脱がせ、生まれた時の姿になるリッカ。
 可愛い。
 リッカのものだからこそ、可愛いと思える。
「ん、早く。焦らさないで、お願いだから……」
 頬を赤らめながらの上目遣いは反則だろう。
 理性ぶち壊れるわ。
「オッケー。……ベッドに寝てて。楽な体勢で」
「うん、ありがと」
 いわゆる正常位というやつ。
 既にぐっしょりと濡れたリッカの秘部に、俺のフルバーストしているイチモツをあてがい、少しずつ挿入していく。
「ぁ、入って、る……」
「痛かったらすぐに言えよ……!」
 とは言いながらも、もう俺は我慢できそうになかった。
 リッカの快楽と羞恥に染められた表情が、さらに俺に腰を動かせと命令する。

 行為は佳境に突入した。
 リッカの中心を貫き、腰を振る俺と、ひたすらに嬌声をあげて快楽に身を委ねるリッカ。
 ぐちゅり、ぬちゅり、ぐちょ、と俺とリッカの擦れる音が部屋に響く。
「ぁ、おく、もっと、いいよ、激しくして、ん、ぁん、ふぁ、あ、あぁ……」
「リッカ、リッカ……っ」
 快楽で身悶えるリッカを見ていると、たまらなく独占欲が湧き上がってくる。
 この女性を、誰にも渡したくない――俺とずっと一緒にいて欲しい、と素直に感じている。
「きもち、いいよ、きみの……すごく、あん、ぁ、ふぁ、っ、硬くて……ふぁんっ!?」
 奥を思いっ切り突く。
 気持ち良さそうなので、もう一度。
 またしてもひときわ大きい嬌声があがる。
「奥、もっといくぞ」
「ぅん、きて、いいよ、っ、君なら……ぁあっ、ふぁ、おく、叩いてる、ょ……」
 奥を突いている間に、俺にも射精欲が込み上げてくる。
 腰のあたりをぞわぞわと這いずる感覚。
 欲望のままに任せて、さらにテンポアップして腰を激しく振る。
「あン、ぁ……はぁぅ、はぁっ、いじわる、ほんと、君、いじわるだよ……っ!」
「意地悪で結構。可愛いぞ、リッカ」
「また、そんなこという……かお、みないでっ」
「見せろってば、いや俺が見たいの。……そろそろ出すぞ、リッカ」
「ん、いやだぁっ、あっ、はぁっ、ぅ、ぅうん、ごめんね、いやじゃないよ……いっぱい、君の、出して」
「っ、またそういうこと言うだろ、リッカは……!」
「ああ、ああっ、はぁ、ん、っ、あ、あぁ……あ、んっ、はぁ、あっ、イ、くよ、私も……一緒に、ね……」
「あぁ、イく、イくぞ、リッカ!」
「いいよ、きてっ!」

「出すぞ、リッカっ!」

 凄まじい快楽。
 頭の中が真っ白になってもなお、自分のイチモツが脈動し続けていることだけはしっかりと感じていた。
 ドク、ドク……とリッカの中に自分の欲望を全て吐き出している。
「きもち、よかった……ね、このまま抱きしめて……一緒に寝よ?」
「お、おう……」
 そうして俺とリッカは、朝のまどろみまでともに過ごすことになった。

「おーきーろー、なんてね」
 朝。
 リッカにデコピンをくらって飛び起きた。
「おはよ、お寝坊さん」
「ん、おはよ、リッカ……」
「ほら、また寝癖ついてる。みっともないよ。寝癖、直してあげるね」
「ありがと……」
 寝起きだからかうまく口が回らないが、ひとまず昨夜激しすぎたので伝えられなかったことだけ伝えようと思う。
「リッカ、愛してる……ずっと一緒にいような」
「……うん。私も君のこと愛してる」
 ちゅっ、と一度軽く唇を触れ合わせるだけのキス。
 アラガミなんていない世の中に、俺がしていかなきゃ。
 そう強く決意する朝だった。

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