ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

昼時、この時間になると何時もは殺伐としているアナグラ内にも、
少し和やかな空気が流れる。
巨大トウモロコシがマズイ、配給ビールの味が変わった、アイツの胸でエイジスヤバい等々
食堂では愚痴を零しながらも笑みを浮かべて談笑する神機使い達の姿が見られる。
「またトウモロコシかぁ、これで3日連続じゃない?」
と思わず愚痴を零してしまうと
これあげるから我慢してくださいと配給のお姉さんにアメ玉を渡された。
「ぁ、ありがとー、そうだあの子見てない?黒髪でーこのくらいの背丈で……」
特徴を一つ一つ挙げて説明する。
多種多様な人の居るアナグラでは実は黒髪は珍しい、
すぐにお姉さんもあの子かと合点がいったようだ。
「あの子なら……」


――彼女の部屋の前――

鍵は…かかって無いようだ。
よし、仲のよい子とお昼を一緒に食べる、どこもおかしい事は無い筈だ。
またミッション失敗して凹んでるだろうし、
自然に自然に…「お昼一緒に食べない?」と聞こう。
決意を固めてスライド式のドアをノックして入ると、
ソファで膝を抱えていた彼女が顔を上げた。


「アラガミを倒さないで食べるご飯は美味しい?」
満面の笑みでランチに誘う。


泣いた。


「それで……みんなの視線が居たたまれなくなって部屋に帰って来た…?」
すんすんと泣いている彼女を見やると、こくりと頷いた。
食堂でお姉さんから
「食糧を受け取って何時ものように半泣きで部屋に帰った」
と聞いた時からそんな気はしていたけれど、というか何時ものようにってなんだ。
この子はご飯を一緒に食べる仲間、とかそういうのは居ないのだろうか。
デリケートな問題かもしれないし…それとなくそっと聞いてみよう、そっと…。と
彼女が泣き止む頃合いを見計らって口を開いた。

「君、友達いなさそうだもんね?」

泣いた。

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