女主×レン1
最終更新:ID:eYxuEjgLpg 2015年06月05日(金) 21:12:23履歴
「そういえば、初恋ジュースってどんな味がするの?」
レンと話している最中、私はふと頭をよぎったことを聞いてみた。
「…えっ?あんなにおいしいものをまだ飲んでいないのですか?」
「いやぁ…飲むどころの騒ぎじゃなくなっちゃったからさ・・・」
あの日、私はレンと一緒に初恋ジュースを初めて飲もうとしていた。でも、レンがリンドウさんの神機に触れようとするのを阻止したとき、頭の中にはリンドウさんの記憶が流れていた。
リンドウさんが生きている。そのことだけで頭がいっぱいだった。
「まったく…あのときあなたが落していったジュースは僕がもらっておきましたからね。あんなにおいしいものを落としていくなんて…」
「あ〜やっぱり?後で拾っておこうと思ったら、なくなってたからさ…。ところで、あんたジュースの空き缶そこらへんに置きっぱなしにしていない?掃除のおばさんがすごく怒ってたよ?『最近の子どもはマナーがなっちゃいないよ!』って」
最近、アナグラ内のいたるところで初恋ジュースの空き缶が放置されているという。アナグラでの評価を聞く限り、このジュースを飲む唯一の人間はこいつだ。コウタにいたっては、初恋ジュースが宙に浮くなんてことを言い出した。そんなことありえないのに。
「すいません、缶を捨てる場所がわからなくて」
「いや、普通に自販機の隣だから…おばちゃんのことも考えてあげて…」
ぎっくり腰、これ以上ひどくならないといいけど…
「で、どんな味なの?」
「そうですね…うーん…言葉にあらわすのは難しいですね。百聞は一見に如かずというやつです。ここは飲んでみるのが一番いいのではないのでしょうか?」
「だよね…。うぅ…正直あんまり飲みたくはないけど、飲んでみたい気もするし…」
「残すようでしたら、僕がいただいておきますよ」
「そう…。じゃあ頼むわ」
そう言って、私はジュースを開けた。匂いは…あまりしない。香料は使っていないのかな?
「……」
…隣がやけに目を輝かせているので、一気に飲んで残りをあげることにした。
「……っ!?」
はっきり言おう。これは明らかに不味い!簡単に例えるとしたら、美味いものに美味いものを混ぜるとさらに美味いものができるのではないか?という発想のようだ。ドクター○ッパーに青汁を混ぜたような…
あれ…何か意識が…体も…この感覚って、初めてリンドウさんの神機に触れたときのような…
………………
「あの…大丈夫ですか?」
まったく動かなくなったリーダーを見て、僕は少し不安に思った。そんなに不味いと思ったのだろうか?
「……」
「あ、気がつきましたか。ちょっと部屋で休んだほうがいいのでは?手を貸しましょうか?」
「………」
彼女は無言で僕の手に引かれていった。あまりに力が入っていない。ここで、僕は異常に気がついた。これは少しまずいかもしれない。彼女はアナグラ内でのエースだ。ここで問題が発生したら、僕の計画が…リンドウは…
「…急ぎましょう」
僕は早歩きで、彼女を病室へ連れて行った。
「さぁ、着きましたよ」
病室のベットに彼女を座らせ、いくつか薬を取り出す。彼女の吐息が荒くなっている。幸い、この手に関する知識と技術は身につけている。リンドウが覚えられなかったことは、基本僕が覚えるようにしてたから…
「おそらく、これを飲めば大丈夫だt…!?」
彼女が僕をベットに引きずり込んだのは、その時だった。
レンと話している最中、私はふと頭をよぎったことを聞いてみた。
「…えっ?あんなにおいしいものをまだ飲んでいないのですか?」
「いやぁ…飲むどころの騒ぎじゃなくなっちゃったからさ・・・」
あの日、私はレンと一緒に初恋ジュースを初めて飲もうとしていた。でも、レンがリンドウさんの神機に触れようとするのを阻止したとき、頭の中にはリンドウさんの記憶が流れていた。
リンドウさんが生きている。そのことだけで頭がいっぱいだった。
「まったく…あのときあなたが落していったジュースは僕がもらっておきましたからね。あんなにおいしいものを落としていくなんて…」
「あ〜やっぱり?後で拾っておこうと思ったら、なくなってたからさ…。ところで、あんたジュースの空き缶そこらへんに置きっぱなしにしていない?掃除のおばさんがすごく怒ってたよ?『最近の子どもはマナーがなっちゃいないよ!』って」
最近、アナグラ内のいたるところで初恋ジュースの空き缶が放置されているという。アナグラでの評価を聞く限り、このジュースを飲む唯一の人間はこいつだ。コウタにいたっては、初恋ジュースが宙に浮くなんてことを言い出した。そんなことありえないのに。
「すいません、缶を捨てる場所がわからなくて」
「いや、普通に自販機の隣だから…おばちゃんのことも考えてあげて…」
ぎっくり腰、これ以上ひどくならないといいけど…
「で、どんな味なの?」
「そうですね…うーん…言葉にあらわすのは難しいですね。百聞は一見に如かずというやつです。ここは飲んでみるのが一番いいのではないのでしょうか?」
「だよね…。うぅ…正直あんまり飲みたくはないけど、飲んでみたい気もするし…」
「残すようでしたら、僕がいただいておきますよ」
「そう…。じゃあ頼むわ」
そう言って、私はジュースを開けた。匂いは…あまりしない。香料は使っていないのかな?
「……」
…隣がやけに目を輝かせているので、一気に飲んで残りをあげることにした。
「……っ!?」
はっきり言おう。これは明らかに不味い!簡単に例えるとしたら、美味いものに美味いものを混ぜるとさらに美味いものができるのではないか?という発想のようだ。ドクター○ッパーに青汁を混ぜたような…
あれ…何か意識が…体も…この感覚って、初めてリンドウさんの神機に触れたときのような…
………………
「あの…大丈夫ですか?」
まったく動かなくなったリーダーを見て、僕は少し不安に思った。そんなに不味いと思ったのだろうか?
「……」
「あ、気がつきましたか。ちょっと部屋で休んだほうがいいのでは?手を貸しましょうか?」
「………」
彼女は無言で僕の手に引かれていった。あまりに力が入っていない。ここで、僕は異常に気がついた。これは少しまずいかもしれない。彼女はアナグラ内でのエースだ。ここで問題が発生したら、僕の計画が…リンドウは…
「…急ぎましょう」
僕は早歩きで、彼女を病室へ連れて行った。
「さぁ、着きましたよ」
病室のベットに彼女を座らせ、いくつか薬を取り出す。彼女の吐息が荒くなっている。幸い、この手に関する知識と技術は身につけている。リンドウが覚えられなかったことは、基本僕が覚えるようにしてたから…
「おそらく、これを飲めば大丈夫だt…!?」
彼女が僕をベットに引きずり込んだのは、その時だった。
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