ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

アリサ「リーダー」
主人公「なに…?」
アリサ「リーダーって料理できるんですか?」
主人公「え?」
アリサ「いえ、いつも食堂で食事を済ませてるから自炊しないのかなぁって」
主人公「自炊ぐらいできる」
アリサ「あ、じゃあ今度なにか料理を教えてもらえませんか?お願いします」
主人公「コウタが料理が出来る子がいいと言っていたから?」
アリサ「そ、そんなのじゃありません!!ちょっと辛く当たった時があって悪いことをしたなぁと思ったのでなにか美味しいものでも食べさせてあげようかなぁ…なんて思ってませんよ!?」
主人公「(わかりやすい)そう…では明日の11時にキッチンで集合」
アリサ「わかりました。ご協力ありがとうございます!!」
主人公(どうしよう、料理なんてオムライスとかハンバーグぐらいしか作れないんだけど…そうだ、困った時はブレンダンに聞いてみよう)
ぷるるるる、ぴっ
ブレンダン『はいもしもし』
主人公『困ったことになった』
ブレンダン『どうした?』
主人公『アリサに料理を教えないといけなくなったんだがなにを教えればいいのかわからない』
ブレンダン『オムライスやハンバーグで良いだろう?』
主人公『それではお子様ランチしか作れない女とレッテルが張られてしまう。なにかアドバイスをしてほしい』
ブレンダン『(俺は結構気に入ってるんだけどなぁ…)とんかつとかどうだ?』
主人公『なるほど…君は選択が渋い。わかった、ありがとう』
ブレンダン『どういたしまして。またなにかあったら連絡するといい』

主人公『頼む』
ブレンダン『じゃあきるぞ』
主人公『あ、いい忘れたことがあった』
ブレンダン『なんだ?』
主人公『愛してる』
ブレンダン『あぁ、俺もだ』
主人公『き、きる!!』ぴっ
主人公(どこまでもスマートな男だ…こっちが恥ずかしくなってきた。さて明日の準備でもしてからハンニバルをいじめてくるか)

翌日
主人公「今日は同じ生徒としてカレーは飲み物と豪語するメカニック楠リッカにきてもらった」
リッカ「よろしくね」
アリサ「よろしくおねがいします!!」
主人公「ではブリーフィングを開始す…」
アリサ「リーダー、ここは戦場ではありません」
主人公「すまない…」
リッカ(この子天然なのかな?)
主人公「本日のミッションの目的はとんかつを作ること」
アリサ(直ってないし)
リッカ「なるほど。だから油をもって来てと言ったんだね」
主人公「あぁ」
アリサ「とんかつってあのさくさくした衣からじゅわーとした肉汁が出てくる料理ですよね?あれ私も好きなんですよ」
リッカ「これならコウタ君も喜ぶだろうね」
アリサ「な!?リーダー、なにか喋りましたね!!」
主人公「あぁ、ブレンダン。今日の予定のことなんだけど…」
アリサ「リーダー、それ通信機じゃなくてしゃもじですよ」
主人公「これはうっかり」
リッカ(わざとだよね絶対)
主人公「さてそんなことは置いといてミッションの工程を説明する」

工程1
豚ロース肉のスジを切り、かるくたたいて肉の厚みをならし、両面に塩、こしょうをふる。

工程2
揚げる前に肉の形を整え、小麦粉を全体にうすくまぶしつけ、溶き卵をくぐらせてパン粉をまぶし、10分ぐらいおき、ころものなじみをよくする。

工程3
揚げ油を170℃弱に熱し、(2)の豚肉を鍋肌からすべらせるように入れ、ときどき菜箸で肉を返しながら、充分に中まで火を通す。カリッと揚がったら、バットにとって油をきる。

主人公「工程は以上。質問は?」
アリサ「ありません(さすが、リーダー。いざというときに頼りになる)」
リッカ「把握したよ」
主人公「ではミッション開始。まずはロース肉の筋を切る。手本を見せるからよく見るように」
アリサ「はい!!」
主人公(私は剣の達人…私は剣の達人…相手がアラガミからロース肉に変わったに過ぎない。得物も神機から包丁に変わっただけだ!!)さっさっさ

アリサ(すごい集中してる!!こんなリーダーを戦場以外で見られるなんて…)
リッカ(肉斬りクレイモアを使えばいいのに)
主人公「筋の結合崩壊を確認…ではアリサもやって」
アリサ「わ、わかりました!!」さっさっさっ
主人公「上出来」
アリサ「はい!!」
リッカ「んじゃ卵割ろっか」
主人公「え?あ、あぁ…(なんだあの棒は…胡麻を磨り潰す時に使うやつじゃ…)」
リッカ「1個もあれば十分だよね」
アリサ(ボウルに卵を入れ…)
リッカ「えいっ」グシャ
主人公「!?」
アリサ「ちょ、リッカさん!!なにやってるんですか!?」
リッカ「卵を割ってるんだよ?」
アリサ「違う違う!!割るの意味違う!!」
リッカ「そうなの?」
主人公「うん…」
アリサ「なんか嫌な予感がしてきたんですけど…」ヒソヒソ
主人公「私も…」ヒソヒソ
リッカ「じゃあこの小麦粉を…」
主人公「ちょっとまった」
リッカ「なぁに?」
主人公「ぺろ…これは女神毒粉!!けほっけほっ…」
アリサ「リーダー無茶しないでください!!色を見ればわかります!!」
リッカ「え?これって小麦粉じゃないの?」
主人公「色を見ろ色を…」
アリサ「こんなものでとんかつ作ったら死んじゃいますよ!!」
リッカ「そっかぁ、ごめんね」
アリサ「念のためにリッカさんが持ってきたものを全部確認しましょう」
主人公「そうしよう」
数分後
主人公「油…」
アリサ「沢山ありますね…」
リッカ「油って言われてなにをもってくればいいかわからなかったから色々持ってきたんだ」
主人公「潤滑油、龍種上油…」
アリサ「クアドリガ種全般の油もありますよ…しかもレア物」
リッカ「駄目だった?」
主人公「いや…ちゃんと説明しなかった私が悪い…」
アリサ「き、気を取り直していきましょう」
リッカ「そうだよ。諦めたらそこで試合終了だよ」
主人公(気が滅入ったのはリッカのせいなのに…)
20分後
アリサ「盛り付け終了と…完成しました!!」
主人公「うん、まずまずだ」
リッカ「やったね!!これでコウタ君も喜ぶよ!!」
アリサ「ありがとうございま…違いますぅ!!コウタに作ったんじゃないんですぅ!!まったくもう…」
主人公・リッカ(なにこの子可愛い)
アリサ「とりあえず試食しましょうよ試食」

主人公「そうしよう」
リッカ「はい、お箸」
アリサ「ありがとう。では…」
「「「いただきます」」」ハムッ
主人公・アリサ「!!!!????」
主人公「げほっげほっ!!!!」
アリサ「なにこの味!?」
リッカ「え?普通に美味しいよ?」
主人公「なん…だと…?」
アリサ「え?」
リッカ「ハム、ハフハフ、ハフッ」
主人公(なにを間違えた…調味料と小麦粉、油はチェックした…なぜ…………まさかっ!!!!)
アリサ「どうしたんですかリーダー!!」
主人公「高純度オイルだと…?」
アリサ「な、なんだってー!!」
リッカ「とんかつうめー」ハムハム
主人公「なんでこんなものがキッチンに…」
アリサ「というかよく燃えませんでしたね…」
主人公「………」
アリサ「とんかつどうします?」
主人公「リッカに食べてもらおう…」
アリサ「そうですね…」
リッカ「あれ?全部食べていいの?」
主人公「あげる…」
アリサ「どうぞ…」
リッカ「やったぁー!!」
主人公「ミッション失敗、ただちに自室に帰投する…」
アリサ「お疲れ様でした…」
リッカ「ハムハム、とんかつ美味しいのにもったいないなぁ」

END

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