ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

「「堕ちた者(フォールマン)」って知ってるか?」
ハルオミがそうロミオに聞いてきた。ロミオは、はいと返事をした。
「「アラガミ化したゴッドイーター」・・・いや、「元神機使いのアラガミ」の事ですよね」
そう苦い顔で答えた。
何故なら、アラガミ化したゴッドイーターを人間に戻すのは、現在の技術では不可能だからだ。極東支部の雨宮リンドウは、沢山の奇跡によって今ゴッドイーターとしてここにいる。
「で、そのフォールマンだが・・・」と続けようとしたとき、数人が此方に歩いてきた。比較的集まりやすいコウタだけでなく、最近忙しいらしきソーマも此方に歩いてきた。

なんの話をしているのかと聞かれる前に大きめの声でハルオミが説明。二人とも、ハルオミの次の言葉を待っている。
「ゴッドイーター・・・つまりは人間だ」
そう切り出してくる。
「数十年前の同じ人間を殺すための軍隊では珍しかったが、今じゃ女の子だって俺達男と一緒に戦っている」
人手が足りないということもあるが、十数年前の様に思い小銃を抱えて走り回るのではなく、生体兵器である神機は見た目に反し軽い。一番重いバスターブレードでも女性が使う事ができる。

「まぁ重要なのはそれじゃない。他の事だ。」
あ、と呟き
「シリアスな話じゃないから、リラックスして聞いてくれよな」
そう言われても困る。だが、ハルオミに限らず、人は明るい話を好むものだ。
「で、男にも女にも、それを区別できる部位があるだろ?」
ニヤニヤし始めるハルオミ。これは明るい話で確定。しかも下ネタだ。

「動物や昆虫は考えない。感じない。それは昔から分かっていたことだ。だが嬉しい、楽しい、悲しいとかの感情を感じ、自分の意思でそれを抑圧して周囲に迷惑をかけないようにできる人間でも、理性を失って、本能で行動してしまう事がある」
「それが、アラガミ化って事か」
ソーマが言った。
「で、それからどうやって下ネタに・・・・・・・・・」
「? ソーマさん・・・あ」
「・・・」
ソーマ、ロミオ、コウタの順に気付く。
「そ。アラガミ化したら男女関係なく発情期。そう言っても過言ではない」
つまり、人間を殺して補喰することもあれば、人間を使って性欲を発散させることもあると言うことだ。


「子供とか出来ないんですか?」
コウタが聞く。ハルオミは、
「さぁな。最近はどの支部も神機の特性や弱点を知ってる。神機自体に影響を及ぼす偏食場や神機を好んで補喰するスサノオとかのことだな」
「じゃあ最近はアラガミ化する神機使いは減ってきたと言うことですか?」
ロミオが質問。ハルオミはああと答えた。

「まぁ男にせよ女にせよアラガミ化したらシリアスな絶望と周りからの変態を見る視線が同時に自分をい抜いてくるってわけだ」
シリアスなほうが圧倒的に多いだろうがと続ける。そして、
「二人とも、世界を救った英雄・・・ん?まぁいい。英雄二人を彼女に持つ、すんげぇイイ男だ」
ロミオはそう言われると嬉しい。ソーマだって外には出さないが嬉しい。
「サカキ博士が言ってたんだがな、もしかしたらフォールマンは動物のように手懐ける事が出来るかも知れないそうだ」
「ん?それって」
「そう。不味い。お前らにとっては特にな。あの二人を他の誰かに手懐けられてみろ。何されるか分からねぇぞ」

二人の頭のなかに浮かぶ、最悪の光景。

見知らぬ誰かが彼女たちの服を脱がし、動物のように本能でしか行動できなくなるフォールマンの習性を利用して犯す。動物のように求め、快感で喘ぐことしかできない二人。その二人を犯している誰かの言いなりだ。
動物のように動くことしか出来ないならば、その自分を犯している誰かを自分のボスかなにかだと考えてしまうこともあるだろう。


「もしその誰かの代わりに自分を彼女たちのボスだと思わせたいなら、その時の彼女たちのボスを殺して、以前のボスより強いことをアピールするしかないだろうな」
酷い話だ。だがそうしなければならない。本当にそうなった彼女たちを好きなのならば。取り返さなければならない。
「逆もあるけどな。お前たちが「盗られる」こともあるだろうよ」
二人とも美男だ。その可能性も無くはない。
「運良くお前たち二人がそれぞれの彼女に出会ったとしよう」
ハルオミはまだ続ける。
「しかし相手が必ず「求めて」来るかわからん。そのまま殺しに来るかもしれない」
「もしそうならず、求めてきたらどうする?お前らがアラガミ化していたら真っ先に犯すだろうな。イきすぎて死ぬかも」
あり得なくはない。


「逆なら・・・相当恥ずかしいな。男として」
自分から攻められず、攻められる秤の自分を想像して二人ともなんとも言えない表情になる。
「ぶっちゃけ彼氏彼女はアラガミ化したほうが良いかもしれんな。絶対に裏切らんぞ相方は」
動物のように動くことしか出来ないからだろう。
「だがお前らが彼女の「上」になれるとは限らん。ぎゃくもあり得る」
男としてどうかと思う。

「ま、お互い気を付けるこったな」
ハルオミは急に寂しそうな顔になり、
「失うのは一瞬だ。気を付けろよ」
そう言った。が直ぐに明るい表情を作り、
「すまん。湿っぽい締め括りになっちまった」
「いいんですよハルオミさん。大丈夫っす」
「たまには攻めてみるかな」
「忠告どうも」
それぞれがそう言って散っていく。


コウタは自身の彼女であるアリサを攻めようと決め、ロミオもたまにはラブラブセックスではなく泣かせない程度に強引にヤろうと決め、ソーマは確実に自分をボスだと思い込ませるような、野獣のような攻めをすると心に決めた。

三人の気持ちは同じ。

「アラガミ化しても真っ先に自分を探すほど感じさせてやる」

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