ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫の避難所です

「魑魅魍魎跋扈する、この地獄変……。
 アリサ・イリーニチナ・アミエーラは――――此処にいます!」

アリサ、爆現。
煉獄の地下街に突如出現したという異常進化を遂げた複数のセクメト、その討伐の為。
彼女、アリサを含む第一部隊の面々は神機を携え、各々駆け出してゆく。
集団戦となると狭い地下街の通路では飛行可能な敵にやや分があり、出来れば各個撃破の単騎戦が望ましい。
既に第一部隊隊長、コウタ、ソーマの3人は予定配置箇所に到着し、交戦を開始。
アリサもまた万一の際の退路を確保しつつ、挑発フェロモンを使用して上手い具合に標的を誘い出し、対峙と相成った。

『ギェェェ……!!!』
「っ……負けませんよっ!」

銃形態のレイジングロアによる射撃もそこそこに。
すぐさま剣形態のアヴェンジャーへと神機を切り替え、勇猛果敢にセクメトへと剣撃を見舞うアリサ。
ビリビリと神機を通して両腕に伝わる激しい反動が、敵の強固な守りを如実に物語る。
やはり偵察班の報告通り、異常進化により外見も著しく変貌し、従来のセクメトよりも数段防御力が増しているらしい。
あまり時間をかけ過ぎると、灼熱の環境下に適応している分、敵の方が有利になる。
いかに肉体が強化されている神機使いと言えど、溶岩の海と化した地下街に長く留まるコトは出来ない。
あと数分で目の前の敵を片づけ、部隊の仲間達と合流、アナグラ(極東支部)へと帰還する。
その為にも、アリサはこんなトコロでもたもたしているワケにはいかないのだ。
奇声を上げながら火炎弾を次々と放出するセクメトを見据えながら、不倶戴天の敵を滅さんと、アリサは高らかに言い放った。

「神は過ちを犯しました……。
 貴方のようなアラガミを、この世に在らしめた過ち……私が正します!!」

その命、神に返しなさい。
強制解放剤改を服用し擬似的ながらもバースト状態となったアリサは、セクメトの放つ火炎弾を物ともせず。
この戦(いくさ)を制すべく、バースト状態の途切れる30秒という限られた時間の中で、幾百もの剣撃の火花を、怨敵との間に散らしたのだった。

「いやぁ、実に興味深いねぇ」

支部長代理としての職務よりも、やはり異常進化したアラガミの生態の方が興味をそそるのか。
煉獄の地下街での死闘(ミッション)から帰還した第一部隊の映像報告を確認した
現フェンリル極東支部・支部長代理、ペイラー・榊博士は満足げな笑みを浮かべている。
榊への報告の為、支部長室に赴いたのは第一部隊隊長と、随伴のアリサの2人。

「キミ達が遭遇したセクメトの群れだけど……とてもユニークな進化を遂げているねぇ〜」

コウタとソーマは榊の話が長くなりそうだと、アナグラに戻った直後、自室に戻って行った。
アリサも出来れば彼ら同様、自室に戻ってさっさとベッドに寝転がりたいトコロではあった。
が、隊長だけを榊の長話に付き合わせるのも酷だと思い、健気にも彼に付き合うコトにした次第だったのだが―――――。

「頭部、翼部、脚部にそれぞれ、タカ、クジャク、コンドルの特徴が見受けられる……うーん、素晴らしい」
「タカ、クジャク、コンドル……ですか?」
「仲間同士で共食いした結果こうなったのか、はたまた自己進化の結果なのか……
 仮に自己進化だとすると、あれだけ洗練されたセクメトから更に進化を遂げたいという“欲望”の産物とでも言うべきか。
 シユウ堕天種とも亜種のヘラとも異なる進化を遂げている……これは研究の価値が大いにありそうだねぇ。いや、御苦労様」
「は、はい……」

メガネの奥の瞳(と言っても、常に閉じた状態なのだが)でニコリと榊が笑ったのを見て、アリサは安堵する。
ようやく報告を終え、部屋に戻るコトが出来ると確信したからだ。
「御苦労様」と榊が口に出す時は、彼の長い話が終わったコトを意味するのだと、経験上アリサは知っているのだ。

「それでは、私達はこれで。……失礼させていただきます」
「うん。しばらくはミッションに出なくていいよ。第二班と三班にやってもらいたいコトもあるしね」

榊に見送られ、そのまま支部長室を退出するアリサ達。
ふぅ、と吐息を漏らし「榊支部長代理って、ほんと話が長いですよね」と苦笑いするアリサの隣で
第一部隊隊長たる少年もまた少女につられるように、やや疲れを交えさせ、微笑んだ。

「それで……。えっと……リーダーは、これからどうされるんですか……?」

支部長室を退出し、数歩廊下を歩いたトコロで、不意にアリサが呟く。
やや期待を込めた視線で以って、アリサは自身の所属する第一部隊の上司の顔を、覗き込むように伺った。
本来ならばセクメトの攻撃であちこち焼け焦げた衣服を脱ぎ棄て、死闘の疲れを癒す為、すぐにもベッドにダイブしたいのが本音なのだが。
一応、自らの想い人である少年に“お伺い”を立て、今後の行動の指針とせんと……という考えらしい。

「あ、あの……もし、お疲れでなければ……そ、その……!」

アラガミと対峙していた際の勇ましさも何処へやら。
もじもじと恥ずかしげに少年の顔と自身の胸元への視線を往来させつつ、顔を仄かに赤く染め、アリサは言う。

「あとで……私の部屋に……来ていただけませんか……?」

遠回しに。
今夜は一晩中、貴方と一緒に居たいんです、と―――――ぎゅっと目の前の少年の手を握り締め、想いを伝える。
疲れているし、腹は減っているし、シャワーだって浴びたい、何よりとてつもなく眠い。
でも、それ以上に。激戦を制し、未だ自身は世界に健在であるコトを、愛しい少年と過ごす夜を通して噛み締めたい。
2人はまさに運命という力で曳かれ合っている磁石(マグネット)も同然。
アリサ・イリーニチナ・アミエーラという少女は、本人が思っている以上に、恋に恋する乙女なのだった。

「あ……来ていただけるんですね……?
 じゃ、じゃあ、ドアにロックを掛けずにお待ちしていますのでっ……そうですね、2時間後とかどうですか?」

隊長を部屋に迎え入れるならば、相応の準備が必要だ。
腹ごしらえ、シャワー、着替え、部屋の片づけ、ベッドの手入れ……2時間でギリギリと言った感じか。
女性として珍しく、アリサはいわゆる“片づけられない子”らしく、宛がわれた部屋に衣服をしょっちゅう散乱させている。
当初は上司である少年にそんな部屋を目撃されても何とも思わなかったが、恋人同士となった今では事情が違う。
アリサを咎める素振りを彼は見せないものの、愛しい異性に自らのだらしない一面を見せるというのは、アリサとて羞恥心を持つというものだ。
尤も、散らかった部屋以上に恥ずかしい部分を、もう幾度も少女は彼の前で曝け出してしまってはいるが―――――――――。
ある種、恋愛とは自覚症状なしに周囲を見えなくし、愛しい異性のみしか見えなくする、精神疾患の如し。

「リ、リーダー……どうぞ」

約束通り、アリサの想い人たる少年は2時間後、少女の部屋を訪ねた。
シャワーを浴び終え、つい先ほどまで纏っていた衣服(アリサ同様にセクメトの火炎弾により、あちこち焼き焦げていた)から
新調した服に着替え、小ざっぱりした様子が見てとれる。
立ち姿だけ見れば十代の若者そのもので、とてもアラガミとの戦いの最前線において毎日のように死闘を演じている神機使いという雰囲気ではない。
唯一、彼の異形を指し示すならば、神機使いに共通する右腕の腕輪だろうか。
ハッキリ言って、自分達と神機をリンクする重要な装置であるとは言え、生活において邪魔に思うコトが多々あるのは否めない。
例えば、そう。

「あんっ、リーダー……。
 今、私の頭に……リーダーの腕輪、コツンって当たりましたよぉ……ふふっ♪」

自分より背の低い異性を抱き締めた際、誤って相手の後頭部に腕輪が当たってしまったり、などである。
まあ、それはさておきとして。

「もう……コブが出来ちゃったら、どうしてくれるんですか?
 私、嫁入り前なんですから……傷モノになった時は、ちゃんとリーダーに責任をとってもらいますからね……?」

ドアにロックを掛けるや否や、隊長の胸に顔を擦り寄せ、子猫のように甘え出すアリサ。
普段の気の強い彼女から一転。
今のアリサはだらしないを通り越し、デレしない状態に陥り、15歳にしては明らかに成長過多と断ずるに
些かの躊躇も持たない、服を内側から大きく押し上げる双つの膨らみを少年に身体へと密着させ、
ぷにぷにとその弾力を彼の身体に伝え、甘い声色と併せ、媚態をフルに発揮する。

「はぁ……リーダー……。
 リーダーは最高です……大好きです……りぃだぁ、りぃだぁっ……好きぃ!」

だがしかし、男の悦ばせ方をこの数ヶ月で身体に教え込まれたアリサにとって、この程度は甘えている範疇ですらなかったりする。
アリサが想い人たる少年に真の意味で甘えてしまったら、この程度では済まず、凄惨な結果をもたらしかねない。
「リーダーの赤ちゃん、欲しいですっ! 孕ませてぇ……妊娠させてくださいっ!!」などと大声で叫び、懇願しかねないような状況だけはNGだ。

既にアナグラ内では橘(タチバナ)さん改め雨宮さんが夫リンドウの子を妊娠中の為、
その上アリサまで妊娠してしまえば同時期に2人も第一部隊から戦線離脱者を出してしまうコトとなり、大変よろしくない。
アナグラ内の食糧事情も考慮すると、いくらアラガミによって人口が減らされているとは言え、無計画に産めよ増やせよとはいかないのが、今の現状なのだ。

「えっ、アリサはエッチな子だなぁ、って……?
 何言ってるんですか……私をこんな風にしたの……リーダーじゃありませんか……無責任なんですからぁ……♪」

自身の淫乱さを棚に置いて、アリサは飽くまで自分がこうなったのは隊長のせいだと言い張る。
もう指で数えるのも億劫なくらいに身体を重ねてはいるが、アリサの甘え上手には毎度頭の下がる第一部隊隊長だった。
ただでさえアラガミとの命の闘(や)り取りを終えた後のせいか、アリサのテンションは最初からクライマックス。
ハァハァと吐息は乱れ、もどかしげにドアの前で抱き合ったまま、どちらともなく徐々にベッドへと足を動かしてゆく。

「ぁんっ……リーダーだって私のコト、とやかく言えないじゃないですか……。
 もうっ、こんなに……おっきくしちゃって……あはっ、オチ○チン、勃起するの早過ぎですよっ♪」

蕩けた表情(カオ)で恋人の下半身の膨らみに手を伸ばすと、愛おしげにアリサは撫で摩る。
よほど自分に興奮して彼が“こうなってしまった”のが嬉しいのか、心なしか小悪魔のような笑みを浮かべ、悦に浸っているようだった。

「すごいっ……はぁぅっ……リーダーのタマタマ、ズッシリしてます……。
 これだけ詰まってれば……今日もいっぱい、びゅるびゅる出せちゃいそうですね……精子いっぱいの……リーダーの、エッチな子種ミルクぅ……」

妖艶に舌舐めずりし、自身がその濃厚なスペルマを嚥下した際の光景でも夢想しているのか。
アリサは文字通り、うっとりと夢見心地で恍惚とした上目遣いの視線を向け、恋人である異性に語りかける。

「疼いて来ちゃいましたっ……私の子宮、リーダーのオチ○チン、早く欲しいって……ずぶずぶって挿れて、いっぱい擦ってほしいって、疼いちゃってるぅ……!
 ぁっ、ぁぁあんっ……子宮に濃くて活きのいいリーダーの精子ぃ、お腹がパンパンになるまで射精してほしいって、子宮疼くんですぅ!!」

隊長を押し倒すようにベッドに転がり込み、騎乗位の体勢で切なげに自身の下腹部―――子宮があるであろう部位を指先で摩ると。

「ふふ。それではリーダー……タイマン、張らせていただきますね?」

獲物を目の前にした獰猛な肉食獣の如く、アリサの蕩け切った表情が、狩人のソレへと変貌(か)わっていった。                 【青春スイッチ・オン!】

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