このwikiは2chのオリキャラ板『迷宮と女冒険者』としたらば掲示板の『迷宮と女冒険者』のルールデータ、各キャラクターのプロフィールをまとめたものです

以下の迷宮で共通して使用している都市ダルム=カレリアについての設定です。

ダルム=カレリア

犯罪者と退廃した貴族に支配され、最も退廃したと言われる都市。
古くから南海の貿易港であった街に犯罪者が集まり、そのまま犯罪組織と退廃した貴族が支配する都市国家となっている。
様々な要因で街は犯罪都市として栄えており、密輸品や禁制品の商人や、金のためならあらゆることに手を染める傭兵、
果ては人外の蛮族や邪教徒までが集まるといわれる。
麻薬や売春などの昼間から公然と行われる、他の国では考えられない頽廃しきった社会が広がっている。

地理

大陸の南部に位置しており、古くから貿易の拠点として栄えてきた。
気候は地球での亜熱帯に属しており、一年を通して暖かい。
海に面した丘に建設されており、陸側から見れば小高い丘を覆うように、
海から見れば断崖絶壁の上に街があるように見える。

城門

街の東西に1つずつ存在する。
街の大きさに見合うだけの城門は、かつては荘厳なものだったことを伺わせるが、
現在では犯罪組織などが存在を主張する飾りや落書きなどに覆われ、
街の混沌さを訪問者へ示す象徴のようにそびえ立っている。
通常の街のように検問が行われているが、衛兵の代わりに城門の管理権を握る組織の手の者が詰めている。
街の犯罪組織の間ではお互いの荷物に詮索しないことが暗黙の了解となっているため、
こうした荷物については素通しされることが基本である。
一方で、そうした後ろ盾のない者については賄賂を要求し、場合によっては理由をつけて荷物を奪い取ることも少なくない。
その他、町中の奴隷の脱走や、よそ者の侵入などについても対処し、情報を共有することになっている。
城門の管理権を握る組織は、こうした役割と役得を見返りに城門管理を引き受けている。

ダルム=カレリアの港は、街から道を下った断崖の下に整備されている。
入り江となった地形や、断崖からすぐに深くなる海が港に適しているうえ、
古くから様々な整備が行われた形跡があり、有数の巨大な港となっている。
一部は古代の魔法時代に整備された形跡すらあり、崖を切り崩したり、海底を隆起させたり、
といった手段により、絶壁の下に十分な領域が確保されている。
多くの商会はここに事務所や倉庫を持つ。積み荷の殆どに、奴隷や密輸品、禁制品などが含まれている。

目抜き通り

東西の城門をつなぐ街道が街の中心を通っている。
馬車が複数並んで進める広い街道であり、道の両端には常に様々な物品を扱う市が立ち並ぶ。
通常の日用品や食料なども豊富に売られているが、他の国では闇市でしか見られないようなものが公然と売られている。
また、傭兵や盗賊団、浮浪者なども多く行き交う。
こうした場所では犯罪組織も自分の領域を守りつつ非干渉を保っており、
外から訪れたものにはまだ安全な地域であるとも言える。
もちろん、スリなどの犯罪者には常に気を配る必要がある。

貴族街

街の北側に、旧来からの貴族や豪商が住む地区がある。
この地域は樹木なども整備され環境がよく、広大な敷地を持つ家屋が立ち並ぶ。
こうした家屋に住む貴族や豪商は犯罪組織の重鎮である場合が多く、
組織の中枢としての役割も果たしている場合が多い。
ほとんどの家屋が塀や樹木で視界を遮っており、各組織の護衛が常駐している。

水路

町の北側を流れる川の一部が引きこまれ、街中に水路が整備されている。
この他、魔法の時代に作られた井戸なども多く、これだけ雑然とした街でありながら、水の供給は十分であり、
きれいな水を得るのにもそれほど苦労しない。
犯罪組織の影響力が強い各地区では、こうした組織が水路の整備も行っている。
一方で、下水については無法地帯となっている場所もあり、
海へと繋がる排水口ではかなり劣悪な水質となっている。
場所によっては怪しげな薬が混ざっている場合や、怪物が目撃されることすらある。

組織など

ギラルディーニ商会

テオドゥロ・ギラルディーニを長とする犯罪組織。
この街において、一定以上の規模を持つ「商会」は全て犯罪組織であると言ってよい。
ギラルディーニ商会もその例に漏れず、他の国では違法とされる様々な取引を行っているが、
特に強い基盤を持つ商売は奴隷売買である。
国外まで含めた奴隷の入荷および販売ルートを持ち、多くの奴隷を外国へ売りさばくことで利益を上げている。
また、「特別製の」奴隷を売っていることも知られている。
この奴隷の制作には別の何らかの組織の協力があるとも言われる。

ヴァーノン公爵

この街において最上位とされる貴族の一人。
魔人とも呼ばれる得体のしれない人物で、多くの手先があり、互いに争うものもあるという。
このため、「ヴァーノン公の関係者」という名乗りは、通常は「怪しげな人物」である以上の意味を持たない。

用語

寵姫

ギラルディーニ商会がダルム=カレリアの一部の貴族や豪商などに提供している、魔法的な処置を施した高級奴隷。
価値などを含めて、寵姫などと呼ばれていることがある。
主人への服従、性的な能力の向上、病気などへの耐性、避妊(主人の意志で解除可能)といった特性が付加されており、所有者による居場所の探知なども可能。
所有者の中には、自分で楽しむ他に、裸同然の格好で連れ出す、使いに出すなどの楽しみ方をしている者が多く、
街ではこうした奴隷が嬲られている姿を見ることも珍しくはない。
持ち主はその印として何らかのアクセサリを持つ。
「〇〇の言うことに従うように」などの命令で、実質的に命令権を持つ者を増やすこともできる。
ひどく傷つけたり、攫ったりした場合、居場所の探知により主人(多くはこの街の権力者)の手が差し向けられると言われ、
明確な敵対意識がなければ手を出さない者がほとんど。
その一方で、傷をつけずに嬲るなどの行為は黙認(場合によっては推奨)されることが多く、したがって
「殺害や傷害、誘拐などの危険は少ないが、獲物にされやすい」という異様な立場にある。

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