最終更新: cogas_uasanbon 2013年12月18日(水) 20:05:16履歴
さて、それじゃあ非論理接続詞に入ろう。まあ、結局のところ接続詞というのは、何かと何かをくっつけて新しい何かを作り出す語のことだよね。
そうだね。{mi .e do}は{mi}と{do}から新しいひとつの項を作り出してるわけだし。
その感覚でいくと、非論理接続詞はすごく簡単。何かと何かをくっつけて、新しい何かを作り出す。
@非論理接続語
あー、なんだかLAhE似てるね!あれは1個の項から新しい項を作ったわけだけど、非論理接続詞は2個の項からってところが違うんだね。
そうだね。さて、「私とあなたはそこ(ra)に行く」はどういう意味でしょう?
んー、「私はそこに行き、かつあなたはそこに行く」というよりは「私とあなたからなる群れはそこに行く」、「私とあなたは一丸となってそこに行く」の意味だよね。
うん。だからこの訳としては{mi .e do klama ra}より、{mi joi do klama ra}のほうがいいね。
論理接続詞と非論理接続詞の違いは何を繋げるかによって形が違うかどうかです。非論理接続詞は項同士も文同士も述語同士も、全部同じ上の形を使うの。*1
それって構文的に大丈夫なの?
そうなんだよ。非論理接続詞はその前の語の種類の接続詞として解析されるから、{lo mlatu joi mi}とかはダメなの。
あー、{mlatu}を認識するから{joi}は述なれ語の接続詞として解釈されるんだね。{lo mlatu ku joi mi}なら大丈夫?
それならOK。ここ、よく間違いやすいから気をつけてね。
細かいところをみていこう。{ce'o}は順番のある集合を作ります。
{jo'u}は? 個の集団ってよくわかんないんだけど…、群れとは違うんだよね。
うん。個と個をつなげて、個の集団をつくる。それが{jo'u}。よくわかんないよね。でも、個だから、分配的。
{mi jo'u do klama}は「私とあなたは個別に行く」? これなら、{mi .e do klama}となんら変わらないような…。
まあそこは難しいとこなんだけど、{.e}は腐っても論理接続詞で、{mi klama .ije do klama}の言い換えにしかすぎない。日本語で「と」というときはおそらく、{e}よりも{joi}や{jo'u}のほうがニュアンス的には正しいかも。
うーむ。難しい。
「一丸となって」とか「1つの集合体」というニュアンスはないが、集団なものを作りたい。言ってしまえば、一番ふつうの集団かも。*3
「それぞれ」を表す{fa'u}という接続語もあります。こんな感じ。
{fa'u}が2個あるね。
そう。ふつう{fa'u}は2個(以上)で使うの。さっきの文は言い換えるとこうなる。
あーなるほど。{fa'u}の前同士と後ろ同士が仲良く手を結ぶわけだ。
ちなみに、接続疑問に対して、非論理接続詞を使うこともできるよ。
うぇっ。{joi}の飲み方気持ち悪!
そういや、非論理接続詞って文同士もつなげられるんだよね?どういう意味になるの?
あー…。それに関してはスルーでいいかな? もちろん意味はあるんだけど、こう、説明がしにくいというか、腑に落ちるようなものではないというか…。
なるほど…。聞かなかったことにしよう。
それでも、根本の定義は上でやったのと変わりません。文と文の群れ、集合、個の集団…というのがどういうニュアンスをもつのか、ちょっと考えてみてもいいかもね。
というわけで、ざっと非論理接続詞について見てきました。論理接続詞との違いは、つなげる品詞ごとに形が変わらないということです。楽であると同時に、注意しなくちゃなんないね。
了解。…ねえねえ、今までやった接続詞のまとめが欲しいんだけど…。
じゃあ、やってない接続詞も含めて、接続詞リストにまとめておくから参考に。
わーい捗るー。
そうだね。{mi .e do}は{mi}と{do}から新しいひとつの項を作り出してるわけだし。
その感覚でいくと、非論理接続詞はすごく簡単。何かと何かをくっつけて、新しい何かを作り出す。
@非論理接続語
joi | 2つを繋げて、それらからなる群をつくる |
ce | 2つを繋げて、それらからなる集合をつくる |
ce'o | 2つを繋げて、それらからなる順序対(序列のある集合)をつくる |
jo'u | 2つを繋げて、それらからなる個の集団をつくる |
あー、なんだかLAhE似てるね!あれは1個の項から新しい項を作ったわけだけど、非論理接続詞は2個の項からってところが違うんだね。
そうだね。さて、「私とあなたはそこ(ra)に行く」はどういう意味でしょう?
んー、「私はそこに行き、かつあなたはそこに行く」というよりは「私とあなたからなる群れはそこに行く」、「私とあなたは一丸となってそこに行く」の意味だよね。
うん。だからこの訳としては{mi .e do klama ra}より、{mi joi do klama ra}のほうがいいね。
論理接続詞と非論理接続詞の違いは何を繋げるかによって形が違うかどうかです。非論理接続詞は項同士も文同士も述語同士も、全部同じ上の形を使うの。*1
それって構文的に大丈夫なの?
そうなんだよ。非論理接続詞はその前の語の種類の接続詞として解析されるから、{lo mlatu joi mi}とかはダメなの。
あー、{mlatu}を認識するから{joi}は述なれ語の接続詞として解釈されるんだね。{lo mlatu ku joi mi}なら大丈夫?
それならOK。ここ、よく間違いやすいから気をつけてね。
細かいところをみていこう。{ce'o}は順番のある集合を作ります。
- ti liste fi mi ce'o do ce'o la .kocon. / これは私、君、こしょんのリストだ。*2
liste | x1 は x2 (集合)を x3 (序列)で x4 (媒体)に表した目録/カタログ/リスト/一覧/名簿/ログ |
{jo'u}は? 個の集団ってよくわかんないんだけど…、群れとは違うんだよね。
うん。個と個をつなげて、個の集団をつくる。それが{jo'u}。よくわかんないよね。でも、個だから、分配的。
{mi jo'u do klama}は「私とあなたは個別に行く」? これなら、{mi .e do klama}となんら変わらないような…。
まあそこは難しいとこなんだけど、{.e}は腐っても論理接続詞で、{mi klama .ije do klama}の言い換えにしかすぎない。日本語で「と」というときはおそらく、{e}よりも{joi}や{jo'u}のほうがニュアンス的には正しいかも。
うーむ。難しい。
「一丸となって」とか「1つの集合体」というニュアンスはないが、集団なものを作りたい。言ってしまえば、一番ふつうの集団かも。*3
「それぞれ」を表す{fa'u}という接続語もあります。こんな感じ。
- mi fa'u do klama ti fa'u ta / 私とあなたはそれぞれ、こことそこに行く。
{fa'u}が2個あるね。
そう。ふつう{fa'u}は2個(以上)で使うの。さっきの文は言い換えるとこうなる。
- mi klama ti .ije do klama ta / 私はここに行き、君はそこに行く。
あーなるほど。{fa'u}の前同士と後ろ同士が仲良く手を結ぶわけだ。
ちなみに、接続疑問に対して、非論理接続詞を使うこともできるよ。
- do pinxe lo tcati ji lo ckafi / お茶とコーヒーどちらを飲みますか?
- ce'u / お茶、コーヒーの順番で。
- joi / お茶、コーヒーを一丸として。
うぇっ。{joi}の飲み方気持ち悪!
そういや、非論理接続詞って文同士もつなげられるんだよね?どういう意味になるの?
あー…。それに関してはスルーでいいかな? もちろん意味はあるんだけど、こう、説明がしにくいというか、腑に落ちるようなものではないというか…。
なるほど…。聞かなかったことにしよう。
それでも、根本の定義は上でやったのと変わりません。文と文の群れ、集合、個の集団…というのがどういうニュアンスをもつのか、ちょっと考えてみてもいいかもね。
というわけで、ざっと非論理接続詞について見てきました。論理接続詞との違いは、つなげる品詞ごとに形が変わらないということです。楽であると同時に、注意しなくちゃなんないね。
了解。…ねえねえ、今までやった接続詞のまとめが欲しいんだけど…。
じゃあ、やってない接続詞も含めて、接続詞リストにまとめておくから参考に。
わーい捗るー。
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