『プロトカルチャー (資源)』の記事より抜粋
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プロトカルチャー (資源) 水生「Sporeless」(無胞子)変異種株種・与圧ポッド | 生命の花 「Sporofer」(接合胞子)変異種株マトリクス・与圧ポッド |
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彼の
生命の花(いのちのはな)植物の発見のときに、
ゾア・デリルダ 【 Zor Derelda 】の好奇心を誘い、彼に実用の為に、このエネルギーを利用すると決めさせたのは、種子が殻を砕くのに使用した特有の機構だった。
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衛星 ティロル【 Tirol 】 |
実際 【 Tiresian 】
テイレシアース語の『 Protoculture 』である『ゾレヴ』【 Zorrlev're 】、同じく
テイレシアース語で
ロボット工学【 Robotechnology 】を意味する 『ゾレヴ・ドライ』【Zorrlev'dri】は、文字通り【Zor】「ゾアの発見」と「ゾアの科学」を意味する。
同様に、プロトカルチャー (資源) の
インビッドによる命名『オプレッディ』【 Opredti 】は単純に『 力 / パワー』を意味する語である。
英語の用語が「
生命の花」の種子の未加工の作物の為の衛星
ティロル の支配的文化民族『
テイレシアン』【Tiresian】用語に関する直訳に由来していて、そして、それらの主要な最上級品の
マトリクスの1つが
SDF-1 マクロス の内奥に保管された。
圧力により発芽が防がれた時、プロトカルチャー (資源) は「
インビッド の
生命の花」の種子に由来するエネルギーである。
エネルギーは、種子とそれらの周囲に浸透する
リチウムに含まれた微量元素と重水素に富む溶液の
常温核融合の過程で発生する。
自然界では、この反応の強さは、必要な
同位元素の自然な存在比により制限されるが、人工的な状況では、エネルギー生成の必須率に依存し、溶液をかなり豊かな含有率にすることが出来る。
種子の細胞中の特殊化している細胞小器官【 Organelle 】中の長くて特殊化している
タンパク鎖(コラーゲン) 【
"fusor" 連鎖として知られている 】 は、必要な反応剤に付着し、
リチウム6と重水素原子を非常に接近した近接に圧縮し、きつい
維管束に撚り合わせる。
ボソン粒子【 回転が
プランク定数の整数倍数である粒子 】であり、結果として生じる原子【 一緒に圧縮される 】は
パウリ原理からの有効な反発で影響を受けない。
融合への静電気障害(2つの陽電荷の核の反発)だけが突破されなければならない。
更に、滋養に富む栄養素の幾つかの種子を含むこの溶液は、「プロトカルチャー (資源) ・マトリクス」として知られているにも関わらず、しばしば単に誤称された『プロトカルチャー (資源)』である。
『プロトカルチャー (資源) 』・マトリクス (ところが実際はエネルギー産出の「過程」に過ぎない)が実際に機械と出力発生装置【 Generator 】に反応剤を供給する物質であるという一般的な誤った信念に通じる。
「プロトカルチャー (資源) ・
マトリクス」は「有機的な融合」の過程で放出されたエネルギーの意図された適用に適合するように調整することが出来る。
バイオスタシス【 Biostasis 】で維持されて、種子は徐々にそれらのエネルギーの蓄えを明け渡す。
リチウム の
三重水素 溶液が豊かであるほど、消費に伴う減少はより迅速である。
バイオスタシス【 Biostasis 】は、有機体が能動的に環境に順応することなく、代謝低下等の緊急避難的な対応で環境の変化を許容する能力。 主に休眠・冬眠による適応機制を指す。 |
エネルギー持続に於いて、適度に希薄な溶液と適正な圧力が必要である。
これは殆どの民間用と船舶用「プロトカルチャー (資源) 」出力発生装置【 Generator 】の基礎である。
理想的に、種子の自己修正の莫大な容量のため、溶液の必要な反応剤と栄養素を補給する限り、この出力を無期限に維持出来た。
しかしながら、溶液が融合処理から、炭素と他の廃棄物要素を生じさせ始めるのに従って、これらの廃棄物は、種子に於いて自身を増強し、濾過で取り除かれ得ず、単純な有機分子を形成する為に一緒に接合し、種子がゆっくり弱められた種子殻を割って、発芽可能な位の栄養を受けるのを可能にする。
従って花の発芽している『スポロファー』【 Sporofer 】(接合胞子) は結局、マトリクスを消費することになる。
支配達は実際に『スポロファー』【 Sporofer 】(接合胞子) を寄生的であると考え、マトリックスを消費することによって、そして、格納容器で発芽する新しい成長物を受粉するのを助ける「花粉媒介者」としての
インビッド無しで (或いは、支配達の場合、特別な
フェロモン【 Pheromone 】が授粉を可能にする必要性への無知で) 事実上、植物の次世代はエネルギーの発生に役立たない。
他方では幾つかの応用が、多量のエネルギーが短時間に送られるのを必要とする。
これに関しては、
マトリクスの非常に豊かな溶液を必要とし、超高圧下で種子を保持しなければならない。
この手引はプロトカルチャー(資源)電池のエネルギー発生原理の基礎である。
電池【 Cell 】は持続力に欠けていて、非常に短時間の出力解放を持続するだけであるが、この処置は『
可能な限り小型の出力発生装置 が必要な応用』の為に非常に効果的である。
より穏やかな出力発生装置の状態と異なり、豊かなマトリクスと超高圧の電池【 Cell 】の種子によるエネルギー生産の猛烈な速度は、それらの同一の種子が発芽出来ないことをもたらす。
マトリクスの大部分を使い果たす時までには、電池【 Cell 】に含まれた種子は、枯れている。
どちらの場合も、融合エネルギーは、種子自体で吸収される精力的(エネルギッシュ)な粒子の形で放出され、熱の発生を引き起こす。
有益なエネルギーは、種から
熱電対まで熱の強力で効率的な伝導に基づくこれらの種子に由来し、それは熱を電位とエネルギーに変換する。
余熱は出力発生装置から転じて、実際にプロトカルチャー (資源)の過程の
唯一の望ましくない副産物 である。
ティロリアン 材料技術がそれが非常に効率の熱力学的な限界付近で動作する
熱電対を開発可能で、この技術が今までにエネルギーに種子を使用したことがある
インビッドを含むあらゆる種族で最大限に採用されたので、この問題は最小化された。
出力発生装置によるエネルギー解放の遅い過程において、マトリクスを、時折静かに注いで、廃棄物についてフィルターに掛け、濾過して取り除かねばならず、
核融合 処理のために追加反応剤を補給しなければならない。
混合物への
リチウムと
重水の慎重なフィルタリング(濾過)と補充によって、種子に自然に裂け目が入り『接合胞子』【 Sporofer 】が成長し始めるまで、出力発生装置【 Generator 】は、最後の数十年間持続可能である。
電池【 Cell 】中の種子がエネルギー発生過程で枯れると予想されるが故に、電池内部の
マトリクスは反応物質に十分に富み、種子が枯れた場合、このプロトカルチャー(資源)電池中のマトリクスは殆ど消耗される。
プロトカルチャー (資源) の過程の他の1つの局面について、ここに言及を必要とする。
融合の本質とそれが放出する精力的(エネルギッシュ)な粒子は、それを生じあせる細胞構造に非常に多くの損傷を与える程大きい。
これと戦い、種子の生存力を保持する為、生命の花は、種子段階への損害を補う多数の
自然治癒力【 Spontaneous Cure 】を発展させた。
これらで少なくとも人工適用の為に、
ティロル【Tirol】が
「ツァイロニ」【 Zhailoni 】(地球英語で「ジオナーゼ」【 Zylonases 】上で示される)という名前をつけた酵素族は、これらで最も重要である。
これらの
酵素は
タンパク質 の合成率を劇的に増加させることが可能で、細胞がそのような致死損害を生き残るような程度に損害を受けた細胞の修復を促進させる。
しかし、例えば酷使された電池のような極端な使用状況は結局、種子の自己修復能力を上回る速度の損害を与えることがあり、種子を枯らす。