タグ検索で幻想的16件見つかりました。

ラプトルはトプ爺さんの話す冒険話が大好きだった

114無題Nameとしあき 21/09/02(木)09:14:04No.14595974そうだねx13 清蘭ラプトルはトプ爺さんの話す冒険話が大好きだった それは自分の冒険であったり別のジュラシックの冒険であったり様々で、メディ種の住む孤島は実は大陸だった話やトプスの屁を使って宇宙まで飛び出したジュラシックの話などのたくさんの話にラプトルは胸を躍らせた。 実際のところ他のジュラシックには辺鄙なジュラ村の一老ジュラシックでしかないトプ爺さんの言うことなど糖尿病が脳に回ったかボケた結果のほら話としか思われてい…

https://seesaawiki.jp/jurassic/d/%a5%e9%a5%d7%a5%c... - 2022年08月02日更新

モモサウルスと青の世界

13無題Nameとしあき 20/01/07(火)22:23:40No.12553137そうだねx7 おもちゃ箱をひっくり返したような轟音と共に、鈍色の空に瀑布が出現した。幾億の飛沫は打ち付ける雨と混じり合い、うね狂う海面に落下していく。衝撃が渦巻き音の坩堝と化す中、空と海の境界を突き破り巨竜は天へと飛び出した。 遠ざかる故郷を尻目にモモサウルスは空を飛ぶ。強靭なヒレは空気をつかみ、一掻きごとにその重厚長大な体躯を持ち上げた。篠突く雨も物ともせず、全身全霊を込めて重力に抗い羽ばたき続ける。まだ見ぬ景色に期待…

https://seesaawiki.jp/jurassic/d/%a5%e2%a5%e2%a5%b... - 2020年01月11日更新

あの人にまた会った。 十代目絵師の、九十九八橋。

12 無題 Name としあき 19/05/10(金)04:22:44 No.11662504 del + あの人にまた会った。 十代目絵師の、九十九八橋。 初めて会った時は誕生日パーティの晩のガキのように 騒いでしまったので、今度は落ち着いて話し合う事ができた。 「貴方のお写真は、どのようなものですか?」 俺は気前よく、コレクションを見せた。 そして彼女は にこりと笑うと俺の事を「一途な人ですね。」と評した。 八橋氏も、俺のものと比べたら低価格なものではあるが カメラで写真を撮っている。 見せてもらった…

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【童話】七夕の日の小さな嘘

20 無題 Name としあき 19/07/07(日)23:41:49 No.11842698 del そうだねx5 今日はジュラシック七夕デー とある幼いラプトルは、 笹に自分の願い事を書いて公開するのが、とても 恥ずかしいと思っていたので、ウソの願い事を書きました。 『お兄ちゃんが家に早く帰ってきますように。』 これを見た、大人のジュラシック達は大慌てです。 「これを書いたのはどの子まし? かわいそうまし。」 「ジョーガ! ジョーガ!」 そのラプトルは沢山の大人ジュラシックに話を訊かれ、 家族にも何で…

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玉兎とトプスと海の見える街

[[前:玉兎とトプスと検問所>玉兎とトプスと検問所]] ---- 12 無題 Name としあき 19/03/27(水)22:08:28 No.11513667 del そうだねx2 「わあ、綺麗!」 青い髪の兎がはしゃぎました。 「見て見て、このお店、おしゃれ!」 そう言う兎をよそに、小さなトプスはレストランの方に歩いていきます。 「あ、こら!勝手に歩き回っちゃダメ!迷子になっちゃうよ。」 二人は大きな石造りの門を通り、大きな街にやってきていました。兎はこんな人ごみに入るのは初めてでした。 「ちょ…

https://seesaawiki.jp/jurassic/d/%b6%cc%c5%c6%a4%c... - 2019年03月28日更新

玉兎とトプスと検問所

[[前:玉兎とトプスと謎の祠>玉兎とトプスと謎の祠]] ---- 無題 Name としあき 19/03/14(木)22:36:26 No.11473943 del そうだねx2 1552570586560.png-(373731 B) サムネ表示 &ref(https://image01.seesaawiki.jp/j/c/jurassic/EI5lLq8b8L.png,300) 「こんな形で足止めを食らうなんてね。」 青い髪の兎が文句を言いました。隣の椅子に乗ったトプスはうつらうつらとして…

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俺の巨大な女神が水面から顔を覗かせた

15/12/18(金)22:52:46 No.5939513 俺の家系は代々漁師をやっている 狙うのはこの近辺でよく捕れるmomoだ momo 漁師達にとっての最大の障害は天候でも高波でもない モモサウルスだ 奴はmomo が旬の時期に現れると一帯のmomo を食いつくしてしまう だからといって駆除しようなんて馬鹿はまともな漁師には いや まともな頭なら考えないだろう 奴の分厚い皮膚にはどんな銛も通らないしあんなデカイのが暴れたら船なんて風呂のおもちゃみたいなもんだ 俺のじいさんなんかはモモサウルスの機嫌…

https://seesaawiki.jp/jurassic/d/%b2%b6%a4%ce%b5%f... - 2019年03月20日更新

玉兎とトプスと謎の祠

無題 Name としあき 19/03/12(火)00:49:12 No.11465733 del そうだねx2 長い長い階段でした。それは山のはるか上まで続いているようでした。巨木が空を遮り、苔むした石段は気を抜くと足を滑らせそうです。道の左右に、古い石の灯篭が一定間隔でたたずんでいます。そこを、青い髪の兎と小さなトプスが登っていきました。 「上には何があるんだろう。神社かな?」 兎が言いました。トプスはフイ、と鳴いて、ぴょん、と石段を飛び上がりました。 石段を登りきると、開けた場所に出ました。 「祠……

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玉兎とトプスと雪の山

[[第六話:黄色い玉兎とラプトルと亀裂のある森>黄色い玉兎とラプトルと亀裂のある森]] ---- 9 無題 Name としあき 19/03/07(木)20:47:47 No.11451388 del + 「ほんとにここに来たのかなあ。」 息を切らしながら青い髪の兎が言いました。 「麓の人たちは間違いないって言ってたけど。」 小さなトプスがフイ、と鳴きました。 「あなた、身体が軽いからいいわよね。私は雪に足を取られて…。」 二人がいるのは高い山の中腹。銀色の雪が辺りを覆っています。冷たい風が頬を撫でま…

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玉兎とトプスの長い旅

[[第一話:砂漠の玉兎とトプスと月と>砂漠の玉兎とトプスと月と]] [[第二話:玉兎とトプスと平原、そして列車>玉兎とトプスと平原、そして列車]] [[第三話:玉兎とトプスと海>玉兎とトプスと海]] [[第四話:玉兎とトプスと混沌の街>玉兎とトプスと混沌の街]] [[第五話:玉兎とトプスと無限の青空>玉兎とトプスと無限の青空]] [[第六話:黄色い玉兎とラプトルと亀裂のある森>黄色い玉兎とラプトルと亀裂のある森]] [[第七話:玉兎とトプスと雪の山>玉兎とトプスと…

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玉兎とトプスと薬売りと夕暮れの飛行機

[[第七話:玉兎とトプスと雪の山>玉兎とトプスと雪の山]] ---- 無題 Name としあき 19/03/11(月)00:19:58 No.11462356 del そうだねx2 「すごいね。」 青い髪の兎が、さぞ感心したように言いました。 「人間もなかなかやるわね。」 兎は、夕日を背に飛ぶ飛行機を見ていました。それはぐんぐん高度を上げて、小さくなっていきます。一方、隣のトプスは飛行機ではなく夕日に見とれているようでした。 「月まで行けるかも。」 ---- 無題 Name としあき 19/03/1…

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どこまでも紺色の中、ハルキカグヤは一匹ゆっくりと歩いていた。

無題 Name としあき 19/03/06(水)21:49:19 No.11448301 del そうだねx1 どこまでも紺色の中、ハルキカグヤは一匹ゆっくりと歩いていた。アニマロえーりんやウミサヨリの遊泳とは比べ物にならない程のろまな動きだったが、一歩づつ、しっかりと足を踏みしめ歩いていた。 ハルキカグヤは恵まれていた。 餌は豊富で外敵はおらず、つがいにも困ることはなかった。生きるための術は全て揃っていた。だがそれ故に ハルキカグヤは退屈だった。 紺の世界はどこまで続くのか。世界に終わりはあるのか。ハ…

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玉兎とトプスと無限の青空

[[前回:玉兎とトプスと混沌の街>玉兎とトプスと混沌の街]] ---- 無題 Name としあき 19/03/02(土)22:09:39 No.11433756 del そうだねx5 1551532179009.png-(351599 B) サムネ表示 351599 B &ref(https://image01.seesaawiki.jp/j/c/jurassic/BrfwpH_iHn.png,300) 静かな場所でした。見渡す限りの青空でした。上にも、下にも。白い雲が浮かんでいます。それ以…

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黄色い玉兎とラプトルと亀裂のある森

[[前:玉兎とトプスと無限の青空>玉兎とトプスと無限の青空]] ---- 無題 Name としあき 19/03/03(日)20:07:16 No.11437571 del そうだねx7 1551611236320.png-(613976 B) サムネ表示 &ref(https://image01.seesaawiki.jp/j/c/jurassic/7kuPtCnGIO.png,300) 「やっぱり帽子がないと落ち着かないね。」 黄色の髪の兎が言いました。 「キュイキュイー」 足元の小さなラ…

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玉兎とトプスと混沌の街

[[前:玉兎とトプスと海>玉兎とトプスと海]] ---- 10 無題 Name としあき 18/12/21(金)22:23:33 No.11196725 del 1545398613084.png-(435655 B) サムネ表示 &ref(https://image02.seesaawiki.jp/j/c/jurassic/ZtB_5YOmuR.png,300) 「それにしても、言葉が通じないとはね。」 青い髪の、ハンチング帽をかぶった兎が言った。足元にいたトプスが、フイ、と返した。 「大きな街…

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雨上がりの路地。今日も団子屋の仕事へと旅立つ、まめトプと一緒に。

12 無題 Name としあき 18/12/23(日)23:13:05 No.11203481 del すっかり晴れた空を見て、足元のまめトプが騒ぎだす。 トプスは別に散歩が必要な訳ではないはずだが、うちのまめトプは別だ。 仕方無いからドアを開けて誰に言うまでもなく「行ってきます」と口にして外に出る。 まめトプは滑り込むようにしてドアの隙間から飛び出た。ドアが閉められるのを律儀に待っている。 外に出ると言っても大した用事は無い…。普段行ってない路地とか入ってみようか。 当ても無い散歩も偶にはいいかもしれな…

https://seesaawiki.jp/jurassic/d/%b1%ab%be%e5%a4%a... - 2018年12月24日更新

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