エドモンド・ハレー
友。プリンキピア発行の際は世話になったと心より思っている。
大体彼は科学者に対しては対抗心を燃やし仲良くする事はないが彼は少ない例外の1人。
それはそれとして彼を科学者として軽視しているわけではなく、当然挑発されればその挑発に乗り、
全知識を総動員してその議論に乗る。「久しいなハレー。……またやろうか。今度は何について話す?(ニィッ」
ジョン・フォン・ノイマン
自分より遠い未来の数学者。数学という概念が此処まで進歩を果たしたことに強く口端を釣り上げる。
だが、その彼が最終的に生み出したものが何なのかを知ると、心底複雑そうな表情をする。
「そうか……私の築き上げた道は、ここまで届くのか……。そう、か……」
レオンハルト・オイラー
自分とまるで代替わりするかのように生まれてきた数学の天才。
その彼のすさまじさは座にまで響いている為名前は知っている。
「しかし、随分と可愛く……ああ、別人か。ならば彼の頭脳、存分に役立ててくれ。
分からないことがあったら、いつでも教えてあげよう」
アルキメデス
自分以前の、神代にも等しい時代の数学者。
彼が築き上げた基礎には敬意を払い、そしてその頭脳には敬服する。
そしてその後にこう考える。「だが私の方が凄い」「私の方が頭が良い」「何故か?」
「大敵として立つようでは、人理を紡ぐわれら科学者としては、下の下だ」
アル・ラーズィー
自分以前の錬金術師、にして化学の先駆者。
「ふん、オカルティストが」と蔑む一方で
「こんな古い時代で……ここまでの発見を……」と素直に驚く。
フェリクス・フォックス・ファーディナンド
生前に錬金術をやっていたら「そっちを教えてください」と来た一人の変わり者の子孫。
だがしかし教えること自体は好きだったし何より錬金術を学びに来たのは彼くらいなものであったため、
非常に懇切丁寧に教えた。「物分かりも良い、良き生徒だったよ」
アイザック・バロー
「ああ、バロー先生は実に私に良き道を記してくれた。
あの人がいなかったら、私は今英霊の座に刻まれていなかっただろう。
それと同時に、科学の発展はあと1000年は軽く遅れていただろうね」
今で言うならば、理系大学に入ろうとしてたら間違えて文系大学に入ってしまったような彼に、
数学を教えて科学への道を切り拓いた恩人ともいえる人。彼の趣味で書いた論文を添削し、論文の書き方も教えた。
同じアイザックの名を持つ故に気にかけ続け、彼が居なければニュートンは科学者にならなかっただろうという程に彼の人生に貢献した。
人柄も良く、お世辞にも良い性格をしているとは言えないニュートンに常に優しく接していた。
ロバート・フック
「はっはっはー! ざまぁ見るがいい!! この私の論文をよく見ずに評価しないからこうなるのだ!!」
ニュートンの性格の悪さの一番の被害者と言っても良い学者。フックの法則で有名。ニュートンはこの法則から万有引力の法則のヒントを得たともいわれている。
だが、「月は重力で地球を回っている」とフックが既に発見していたにも関わらず、彼は「それは私の万有引力の法則に含まれている」と断固として彼の功績であると認めず、
結果として万有引力の法則の功績は総てニュートンの物になった。「例え頭で考えていても出力し証明できねば意味がないんだよ、分かるかね?」
またニュートンは一番最初に書いた論文を、彼に評価されなかったことを根に持っており
*1、彼の後任として
図書館長になった際には大改築を行いフックの肖像画、論文はおろか生きた痕跡全てを亡き者にした(そのせいでフックは墓すら何処にあるか不明である)
とことん根に持たせるとクズい男である。
ゴットフリート・ライプニッツ
「君の微分積分は私のパクリだろう? そうだろう? その記法はなにより美しくないだろう。分かりやすいのは認めるが」
色々とこじれた関係にある友人。喧嘩するほど仲がいいというべきもの……なんだろうか?
微分積分をどっちが生み出したかとかどっちの記法が正しいかとか色々と論争があった。
結果としては向こうに価値を譲ることになったが、微分積分を先に考え出したのはニュートンである。
ニコラ・ファシオ・ド・デュイリエ
プリンピキア一番のファン。後に弟子となった数学者。
そしてニュートンに錬金術という学問を教えた張本人。
『科学みたいなもんすよ! これで魔術とか言う眉唾もんな連中も解き明かしましょ!』
「ふむ!! 良いこと言うな君!!!!」
『ついでに金作って一儲けしましょう!!』
「いや、それは、まずいし。私、一応造幣局長だし」
ナポレオン(公式)
「は? 虹が虹色? 貴様目ついてるのか? 明らかに七色だろう?」
可能性の光仲間。北欧異聞帯の感動を台無しにするレベルのケチをつけに行く。
まぁ虹が七色って言ったのニュートンだし……多分彼からしてみれば自分の論文を真っ向から否定された気分なのだろう