kagemiya@ふたば - アニマ


「──サァ、魂ノママニ動ケ、物共ヨ」


基本情報


【元ネタ】アニミズム信仰
【CLASS】アークエネミー
【真名】アニマ
【異名・別名・表記揺れ】霊魂、精霊、付喪神
【性別】無

【身長・体重】可変cm・可変kg
【肌色】木目
【髪色】-
【瞳色】-
【スリーサイズ】可変
【外見・容姿】 人間サイズのデッサン人形→付喪神、自己改造、変化により可変

【属性】混沌・善
【その他属性】人型・器物
【ステータス】筋力:B~ 耐久:EX 敏捷:C 魔力:EX 幸運:C 宝具:A+

【クラス別スキル】

連鎖召喚・宿敵:B

星の脅威に対抗するため、かつてこのサーヴァントを倒した、あるいは倒すのに最適なサーヴァントが抑止力によってカウンターとして自動召喚される。(デメリット)
念を祓うことに長けた神職の英霊や器物に頼らない肉体派のサーヴァント、そして物を物とも思わない冷徹なサーヴァントなどはアニマに対して有利であり、そういった特性の者が多く召喚される。

未達の運命:EX

このサーヴァントの目的が達成されることはない。
抑止力の偶然の積み重なりにより必ず阻止される。(デメリット)

抑止の試練:B

世界の脅威に立ち向かう者たちは、何らかの試練、逆境を乗り越えることで知らず知らずのうちに強化される。事態が収まってしばらくするとだんだんと元に戻る。(デメリット)
試練を達成した者には場合によって抑止力から追加の令呪が供給されることもある。

不可知の凶兆:A+

このサーヴァントが召喚された際は広範囲から確認できる何らかの異変を引き起こす。何らかの神秘によらない科学的手法では異変の原因を特定することはできない。
アニマの場合は、「物が勝手に動く」、「人形が喋る」などの怪異が頻発するようになる。
魔術により鑑定すれば、それらには確かな魂が宿っていることが分かるだろう。

擬似特異点:C

世界の終末が再現されたことにより因果律が不安定になっている。人類や英雄に敵意を持つサーヴァントやシャドウサーヴァント、怪物などが無作為に召喚され暗躍する。
アニマの場合はいわゆる器物系サーヴァント、刀だとか軍艦だとか絡繰だとかのサーヴァントが、幻霊クラスのものも含めて召喚される。
また、聖杯がなくとも、星の危機に立ち向かわんとする者たちは抑止力の支援によりサーヴァント召喚が可能となる。

【保有スキル】

付喪神:EX

長い年月を経た道具などに精霊、あるいは神が宿ったと伝えられる存在を示すスキル。
微弱な神性と鬼種の特性を宿し、自身が強力になるごとにそれらの特性も強化されていく。

アニミズムの基本的な考えでは万物に霊魂(アニマ)が宿るとされるが、より神秘、信仰を集めるのは当然年を経た物である。
このスキルを持つ以上どうしても思考が「使われる側」に寄ってしまい、自らの目的を積極的に達成しにくくなる。

自己改造:A+

自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がれば上がる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
魂を持つ者、生物非生物を問わない万物を自身に取り込むことができる。
だが、単独で信仰を集め、逸話を持つ者や物ほど取り込むことが難しくなる特性があるため、基本的には器物や建物などを取り込んで行動することとなる。

変化:B

霊魂(アニマ)を持つもの、即ち生物器物含むほぼ全てへと姿を似せることができる。
しかし、アニマは元来が器物の魂を核にしているため、生物の模倣は不得手である。

呪術:B+

自身の身体を媒体にした様々な術。
幻や怪異の発生など、妖怪らしい方向性の術を多数使用可能。

【宝具】

僕ラハ皆生キテイルアニミズム・フィデス

ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1世界
かつて自らの在った世界の神秘を召喚された世界へと流入させ、全ての器物に魂を宿す侵略宝具。
即座に絶大な破壊を示すわけではないものの、確実に、ゆっくりと、世界を異世界へと変質させてゆく。
この宝具により魂の宿った器物たちは各々の思うがままに行動し、大切にされた物は恩を返しに、打ち捨てられた物は恨みを返しに、或いはもう一度使ってもらいに…など、物のままで果たせなかった願いを叶えようとする。
魂が宿る以前の役割に収まるものも中にはいるだろうが、それでも世界の常識は大きく覆されることとなるだろう。

【Weapon】

『質量攻撃』

自己改造により膨張させた肉体の構成物による物理攻撃。
魔力によるブーストもかかるため非常に危険だが、どう頑張っても速度は遅い。

【解説】

アニマ、とは霊魂、魂の意。
このアークエネミーは、生物のみならず器物や自然、星そのものにすら魂が宿る、というアニミズムの信仰により誕生した存在であり、ある剪定世界の記録でもある。
その選定世界は、アニミズムの世界的・狂信的な高まりにより偶然顕現した大敵アニマによって滅ぼされた、否、滅んでしまった。

全ての器物に魂を与え、それらの本懐を遂げさせることを目的としており、それを邪魔する者には周囲の器物の力を借りて戦う。
耐久性の高い特性を活かして、相手の体力の消耗を待ってから自己改造で取り込むというのが主な戦闘スタイル。

【人物・性格】

放つのは無機質な言葉でありながら、相手に誰よりも人間らしく思わせるような、感情に溢れた性格をしている。
他人(物)の気持ちを理解し、感情移入することに非常に長け、物を大事にする相手には大敵の身でありながら頭を下げて礼をすることも。
それだけに敵対者や破壊者に対しては容赦がなく、怒りと憎しみを以て叩き潰そうとする。
その時、この物のイミテーションの瞳には、確かに涙の色が見て取れるだろう。

イメージカラー:無色であった筈なのに
特技:がらくた百鬼夜行
好きなもの:物を大切にする人
嫌いなもの:廃棄、消費
天敵:人工知能
願い:万物が心を持つ世界

【一人称】我
【二人称】貴方
【三人称】アノ者

【台詞】

「我ハアニマ。魂ノ在処。例エ我ガ人類ノ大敵ダトシテモ、我ハ、何トシテモ皆ノ本懐ヲ遂ゲサセル…ッ!」

「好キニ憎メ、好キニ暴レヨ!足蹴ニサレタ恨ミモ、打チ捨テラレタ悲シミモ、貴方達ニハ晴ラスダケノ力ガアル!魂ガアルッ!」

「我ノ邪魔ヲッ…スルナアァ!!」

「…アァ…。貴方ハ、コノ子ヲトテモ大切ニシテクレタンダナ。…礼ヲ言オウ。貴方ノヨウナ人間ガイテクレテ、我等ハ幸セダ」

「サァ…来イ、霊長共ヨ!我等ヲ身勝手ニ造ッタヨウニ、我等ヲ身勝手ニ壊シテ見セロッ…!」

「…コレゾ、『僕ラハ皆生キテイル』。…皆、ドウカ───幸セ、ニ……ハ、ハ…」

【因縁キャラ】

鳥山石燕:物に魂を与える者。
彼自身の物に対する考えが気になるようではあるが、物を動くことのできるようにする事については好意的。

塵塚怪王:根本が似たような存在。惹かれる。

泥新宿のセイヴァー:その在り方を糺すことも肯定する事も是とできず、悩む。

天羽々斬姫鶴一文字:人型を取って現れた刀たち。
強い意志を持つ物として、自分のことかのように誇りに思う。

祢々切丸瀬登太刀:刀の姿のままに動く刀たち。
魂持つ物として模範的な在り方を持つ存在として注視する。

艦泥他兵器泥:戦うために在るその存在はアニマの目には悲しげに映る。
が、主や創造主の願いを叶えようとする志には敬意を評し、彼らの争いを止めようとはしない。


イライザ:電子の事象が心と為る者。
それはアニマとは異なるアプローチで物に宿った魂と呼べるものであり、アニマにとっては自己存在の揺らぎに繋がる。

【コメント】

すっっげぇやりづらい相手になってしまった