kagemiya@ふたば - アルトゥース
私は単なる老騎士に過ぎんよ


基本情報

【元ネタ】アーサー王伝説/パルチヴァール/ペルスヴァルまたは聖杯の物語
【CLASS】ルーザー(喪失クラス:セイバー)
【真名】アルトゥース
【異名・別名・表記揺れ】アーサー王
【性別】男性
【身長・体重】202cm・85kg
【肌色】 【髪色】灰色【瞳色】青
【外見・容姿】全身煤にまみれた焼鉄色の鎧を纏った老騎士
【地域】ヨーロッパ
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・王・円卓・アーサー・竜
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:A 幸運:C 宝具:EX

【クラス別スキル】

真名喪失:B

英霊が英霊である証、自らの真名を喪失している。
自らの意思でルーザーは自らの能力を封印している。

対魔力:B

魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A

乗り物を乗りこなす能力。幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。
「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

【保有スキル】

終末への直感:A+

戦闘時、決着とその展開を「感じ取る」能力。
A+ランクは不完全ながらもある程度の未来予知が可能。また、視覚・聴覚への妨害を無効化する効果を持つ。
特殊な千里眼スキルに近い力を有し、ルーザーは不確かながらも未来を視ることができる。
生前よりこの力を持っていたが故にアルトゥース王は自らの死を持っての終焉を選んだ。

カリスマ:B

軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

英雄作成(騎士):A

騎士の才覚を見出し、育てる技術。
物を知らぬ純真な狩人であり、道化師の姿で現れた若きパルチヴァールに眠っていた騎士の血見出し、騎士へと取り立てたアルトゥースは高いランクでこのスキルを持つ。

【宝具】

約束された終幕の剣エスカリブール

ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
アルトゥースが自らの死を持って神代を終わらせた事とアーサー王が死の際に剣を湖に返却したことが結びつき、神造兵装エクスカリバーが終幕の剣として昇華した宝具。
それは幕引きの剣、自らの霊基と引き換えに放つすべてを終わらせる一撃。
皮肉にもそれは別の可能性の自分に類似した宝具となった

【Weapon】

『エスカリブール』

フランスの詩人クレティアン・ド・トロワの『ペルスヴァル、あるいは聖杯物語』では、ゴーヴァン(ガウェイン)が所有していたと語られているが、今回の召喚では『アーサー王』を示す武器として所有している。
外見こそエクスカリバーのままだが、主に呼応するかのように焼鉄色に変化している。

【解説】

フランスの詩人クレティアン・ド・トロワにより綴られたペルスヴァルまたは聖杯の物語、或いはドイツの詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハにより書き直されたパルチヴァールに登場するアーサー王。
両作品ではブリテン王ではなくブルターニュ王とされているが、今回の召喚で呼び出されたアルトゥースはブリテンの王であったアルトゥースである。
それがそのような世界が存在し得たのか、人々の信仰により過去が塗り替えられたのかは定かではない。

このルーザーアルトゥースはブリテン王として治世を行い、ギノヴェーア王妃との間に息子イリノートを儲けるも、決闘にて息子を失った過去を持った存在である。
ランスロットの存在しなかったアルトゥースの治めるブリテンでは妻ギノヴェーア王妃の不義も存在せず、経済食料ともにギリギリの状況ではあったが、国が滅ぶ不和となる原因が存在しないように見えた。
だが、そこでも最後の神秘の残る土地であったブリテンの滅びは避けられない運命であり、生まれ持っていた千里眼じみた直感によりアルトゥースはそれを感じ取っていた。
騎士として召し上げたパルチヴァールの冒険により顕現した聖杯による滅びの先延ばしを良しとしなかったアルトゥース王は諸侯たちに後を託し、全ての負債を背負い込むと自らの死を持ってブリテンを終わらせる選択肢を選んだ。
アルトゥース王の実子イリノートは既に亡く、アルトゥースの治めたブリテンという国、最後の神秘は終焉を迎えた。
それは別の世界の自分、アーサーやアルトリアの臨んだ緩やかな滅び。 多くの人、民や騎士にとってそれは安らかな終わりであり、次へと繋がるベターな選択だった。

死後アルトゥースは終幕を齎すものとしての性格を色濃く反映され、英霊の座に刻まれる。
しかし、アルトゥースは自信を敗北者に過ぎないとしてその能力を封印した、それがルーザーアルトゥース。
よって聖杯戦争で召喚されたアルトゥースは少し腕の立つ煤にまみれた焼鉄色の鎧を纏った老騎士に過ぎない。

しかし、召喚されたマスターにすべてを終わらせて欲しいと心からの懇願を受けたとき、アルトゥースが終幕を迎えさせるべきだと判断したとき。
煤まみれた焼鉄色の鎧と剣はアルトゥースの魔力で古き皮膜を焼き払い、本来の白銀の輝くを取り戻す。
そして、役割通り舞台の幕を引くべく動き出すだろう。

【人物・性格】

生前は従兄弟のイテールに部下を侮辱され激怒し、パルチヴァールにイテールを倒すように命じるような激情家でもあったのだが、英霊となった時点でフラットで落ち着いた性格を装っている。
その本来の役割から意図的に感情を抑えているのだが、中身は感情豊かで人間臭い民を愛する負けず嫌いの王のままである。
息子イリノートを失っていることから無鉄砲な若者や自暴自棄な者を見ると息子を重ね、つい諌めようたり止めようとしてしまう。


イメージカラー:焼鉄色
特技:取り纏め
好きなもの:妻、民
嫌いなもの:負けること
天敵:パルチヴァール、ガウェイン、イテール
願い:なし

【一人称】私 【二人称】君、貴公、貴方 【三人称】名前+公、名前+卿、名前+さん

【因縁キャラ】

ギノヴェーア:愛した妻
あれには苦労をかけた……

ガウェイン:別世界の甥……姪?
ふははははははっ! あの恋多き騎士ガーヴァーンが、我が甥が女性とは! いやはや面白い世界もあったものだ。

パルチヴァール:見出した騎士
頭を上げてくれ、パルチヴァール。 私の死は貴公のせいではない、あれが私の運命だったのだ。

イテール:従兄弟
久しぶりだな、機会があれば酒でも飲み交わそう。古き友よ。

ランスロット:知らない騎士
我が騎士の中にはいなかったが見事な騎士だ。
是非我が円卓に……なに?止めたほうが良い?

泥新宿のセイバー(2):近い立ち位置を持った存在
同業相憐れむか…

【コメント】