kagemiya@ふたば

最後の時に現れるもの。幕引きの舞台装置。前触れなく訪れ、その物語を終結に導く。
逆説的に起動するまで、それが幕引きのためのギミックと判別できず、その正体の一切を隠蔽する。
デウス・エクス・マキナを成す機材が舞台上にあるように、セイバー自体が人々の認識から外れるわけではない。

【元ネタ】アーサー王伝説/作劇
【CLASS】セイバー
【真名】アーサー王
【性別】男性
【身長・体重】218cm・97kg
【肌色】肌色　【髪色】金　【瞳色】青
【外見・容姿】全身黒鎧に長剣を担いだ騎士・歯車が左腕に集中し盾を形成している
【地域】ヨーロッパ
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・機械・王・円卓・アーサー・竜
【ステータス】筋力：A+　耐久：A　敏捷：C　魔力：B　幸運：C　宝具：Ex
【一人称】私　【二人称】君、貴方(○○さん、○○くん)　【三人称】彼、彼女、あの方

英霊「アーサー王」と、幻霊「機械仕掛けの神」から成り立つ終末装置。
『首謀者』に想定外の幕引きへの保険として召喚されたのか、それとも混迷を見かね派遣されたのか、今ではその真意を確かめることはできない。
なぜなら現在、アーサー王としての意思はセイバーに宿っておらず、正体を隠されたガワが存在しているのみだからである。

これは、機械仕掛けの神と、アーサー王の『危機に駆けつける未来の王』としての側面が、強く結びつきすぎたがために起きた動作不良によるものである。
両者の「大団円を成すものとして、物語の最後に訪れる訪問者」と言う在り方が、現在の特異点内では、未起動の終末装置として彷徨う形へ導いているのだ。
地下鉄と言う場を歩き回るのも、盤面に立ちつつもその時まで干渉を可能な限り減らすため。
逃走も、自身が必要になるまでその存在を保存することを、霊基に刻んでいるための行動である。
特異点内の謎がさらに複雑化し、事態がより混迷に至り通常の手段による事態の解消が困難になった場合にのみ、彼はその機能を実行することが出来る。
その時が来れば、アーサー王の意思は覚醒し、この特異点の解消へ敢然と立ち向かうであろう。

このアーサー王は、自らの意思によって抑止力と契約し、その使いとして召喚される側面である。
長期の勤務により自我はやや薄れ、その活動指針も機械的なものによっている。
それでも彼の救済の旅は終わらない。自身がそれを望んだから、誰かのために剣を振るうことこそが自身の始まりだと覚えているから。

ランク：Ex　種別：対物語宝具　レンジ：-　最大捕捉：-
物語の幕引きのために、突如現れる終末の使者。セイバーの役割そのものとも取れる宝具。
特異点を保つものと対となる、終わりを与えるもう一つのデウス・エクス・マキナ。
セイバーの覚醒と共に、物語は急速に収束し、謎は解き明かされ、登場人物間の関係も単純化される。
この物語の収束に際し、セイバーは自身のステータスを物語を終末に導くに必要なだけ上昇させ、手助けを行う。
その結末は、セイバー自身に決めることもできない。
この宝具に出来ることは、絡み合った物語の整理だけであり、終わりがどのような形になるかは当事者次第である。

修行騎士としてのアーサー王が使用していたとされる剣。『ガスティガ・フォッリ』……『アロンダイト』と同一のもの。
円卓の崩壊の一端を担ったランスロット卿の持つ剣であり、この剣の登場する物語が輝かしい修行時代から王の死で終わることは、
この剣を終わりを担うこのセイバーの武具として、これ以上なく相応しいものとしていると言えるかもしれない。

セイバーに絡みついていた歯車が、覚醒により大盾の形を取ったもの。
アーサー王の持つ盾の一つ、『金剛石の盾』が幻霊との融合で変形したもの。
分解と再結合により決して敗れることはなく、歯車同士の噛み合いにより敵の武装を食い止める。

円卓の騎士
かつての友たち。
彼らと肩を並べたことは、おぼろげながらも記憶している。
記憶が鮮明であっても、対した際にセイバーの剣が鈍ることはない。

泥新宿のライダー
幕引きのために討伐すべき対象。
かの蛇を倒すことが出来る戦力が確保できない状況は、起動条件の１つ。
竜殺しの刃を持ち込んだのも、第一撃破目標が彼であるためである。

トーキョークーロンの主
幕引きのために討伐すべき対象。
彼の存在を看過できる存在が確保できない状況も、起動条件の１つ。
東京駅地下構内もセイバーの通過場所なため、無意識状態ですれ違うことも。

泥新宿のモンスター(2)
自身同様幕引きの装置。抑止の使者として討つべき対象。
彼の意図を読み取る存在が確保できない状況も、起動条件の一つ。
竜殺しだけでなく、機械に汚染された肉体が、毒に対してやや有利に働くのは救い。
「……救いのない幕引きを味わうのは、私だけで十分だ。」

タイタス・クロウ（怪文書の姿）
自身と同じく機能不全を起こした抑止力の使者。
彼の巻き起こす混沌の中では、おそらく首切り担当。

竜狩り
新宿の終焉を目指す同業者。
彼女が地上に活動拠点を置いていること、蛇を討つ英霊であることから起動状態のセイバーと対面することはまずないであろう。
セイバーは万が一の彼女の失敗に対する、バックアップと言えるかもしれない。

泥新宿のモンスター
同じく地下を拠点とするもの。
体格の関係もあり、下水道に迷い込むことは基本的にない。
原型が何もしない彼が人々を守り、人々を守るはずのセイバーが徘徊するのみとなっていることは、ある種皮肉めいている。

泥新宿のディテクティヴ
同じく地下を拠点とするもの。
手遅れ一歩手前まで起動しない彼は、彼女のの求める存在となり得ない。

泥新宿のセイバー
新宿に召喚されているもう一人のセイバー。
対面すれば戦闘は必須、徘徊状態では審判を先読みする直感も働かないと、この終末装置を破壊しかねない数少ない相手。

泥新宿のキャスター(4)
終末機構たるセイバーを静止させようとする存在。
起動しようとセイバーはあくまで終末へ邁進するものであり、幕切れの訪れを知らせるもの、終末そのものではない。ゆえに彼の一手はセイバーの歩みを止めるに値する。
そこからの逆転が為されるか否か、それは互いの背負う信念――――――――――――否、より望まれた願いによるもの。
例えいかな善性を彼が背負おうとも、結末を目指す騎士王の剣先は鈍ることはない。

泥新宿の配管工
兄。
「………………」(肩に手をかけ黙って首を振る)

救済システム系アーサー王。

その騎士は、よき幕引きを望むもの。
その機器は、幕引きそのもの。

能力値	初期値	最大値
HP	2220	15010
ATK	1740	11410
COST	16	16

Buster	Quick	Arts
2	1	2

スキル名	CT	継続	効果
魔力放出[A]	7	1	自身のバスターカード性能をアップ[Lv.1〜](30〜50%)
ガルバニズム[C]	8	3	自身のNP獲得量アップ[Lv.1〜](15〜40%)
終わりに来るもの[EX]	7	-	<スターが15個以上ある場合のみ使用可能>
		3	最終waveの時、自身の攻撃力をアップ[Lv.1〜](15〜35%)
		-	自身のNPを増やす[Lv.1〜](50〜75)
		-	スターを15個減らす【デメリット】

スキル名	効果
対魔力[A]	自身の弱体耐性をアップ
騎乗[C]	自身のクイックカード性能アップ
竜の心臓[B]	自身に毎ターンNP獲得状態を付与
神の見えざる手[A]	自身のスター発生率アップ
	相手の攻撃時、極低確率で回避が発生する状態を付与

宝具名	ランク	種類	種別
シャスティフォル 終わりに向ける懲愚の剣	A+	Buster	対軍宝具
自身のバスターカード性能をアップ（1ターン）＆敵単体に超強力な攻撃[Lv.1〜]＆敵単体に被ダメージが増える状態を付与（5ターン）〈オーバーチャージで効果アップ〉

種類	Hit数	動作
Buster[1st]	1	剣による大ぶりな横薙ぎ
Buster	1	両手で縦に剣を叩きつける
Quick	5	歯車が敵に飛来し切り裂く
Arts	3	収束した霧が連続で噴き出す
EX	5	相手を掴んで足元から噴き出した黒い霧が鞭のようにしなり敵に叩きつけられる
NP(宝具)	6	剣に手をかざし魔力を込める、距離を詰め３連続横薙ぎから剣を敵に垂直に突き刺し吹き飛ばして壁に張り付ける、ジャンプ中に両腕に歯車が移動し上からハンマーのように叩きつけ地面が割れるエフェクトを出しながらカメラが引く
スキル	-	黒い霧が吹きだし歯車が回転する