特殊な元素組成金属にて作成されたナノマシンを構成要素とした珪体。
各個体間で常時記録同期がされているため、ごく僅かでも個体が残留していればそこから復活する。
自己の分割は制限されており不可能。バラバラに散乱した場合、もっとも個体数が多い集合体以外は時間経過で自壊する。
ジンを含む、"世界"を構成する万物万象を分解してエネルギーにし、自己増殖・自己変容し、液状化させて生命体に摂取させることで肉体機能を向上させ、修復することも可能
*2。
総質量が一定以上となると、基本状態である少女体と同じ質量になるまで強制的に自壊命令が発される。
───それは蠅に成れない蛆虫の行進。
どれほど遠く夢見ても、屍に蠢くままに果てるだろう。