カラカラ
「二度とその薄汚い面を見せないようになるべく苦しみぬいて死んでくれないかな」
彼がカッパドキアを訪れている際にアレクサンドリアに訪問し、虐待を行ったと聞き及んでいる。
また妹を連れ去られたという逸話も残されており、その内に秘める怒りはまさしく憎悪と呼ぶにふさわしいものとなっている。
エウクレイデス
「ああ、実在したんだ、彼女。いや…ひょっとして"彼ら"と言うべきかな?まぁいいや
僕は思想の、彼らは学問の祖となった。そこは間違いない。だから、彼だろうと彼女だろうと彼らだろうと、その業績に変わりはないよ」
アレクサンドリアにて研究をしていた一人にして、偉大なる幾何学の祖。口ではドライな事を言ってはいるけど、結構尊敬の対象だったりする。
テオフィロス
「奴の名前を二度と僕の前で出すな」
彼に対する話題すら話したくないほどに嫌っている吐き気を催す邪悪。
多分出会ったら…いや、半径数十mに近づけただけで全力で殺しに向かう。
犬猿の仲を超えて天敵。
ヒュパティア
「彼女については、同情を感じるよ、僕にしては珍しくね。
生きる道は違えど、同じ被害者みたいなものだし…仲良くしたいなぁと思うんだけど…無理だろうなぁ」
自身と同じく異端とされたアレクサンドリアの後輩のような人物。数学者と神学者、生きる道は違えど憐憫に近い感情を抱く。
なんとか仲良くしたい、と試みてはいるが神学者であるが故に何かと避けられてしまう。
カタリナ
「彼女の在り方は、僕には眩しすぎる。
先輩としては嬉しいんだけど……辛いところもあるなぁ」
聖人とされた女性。キリスト教の弁証者、教育者、を守護すると謡われているが、
自分はその中に入れない、とオリゲネスは自嘲気味に言う。
キュベレー、
タイプ・アース
「それが果てだというのならば、ああ…実に良い。僕の信じた万物救済は、確かに在り得たんだ」
彼女の行おうとした"人理渾然"は、オリゲネスの謡う『万物救済論』、並びに『万物の根源への帰依』に合致する。
そのため、もし彼が人理渾然の場に召喚されていれば迷うことなく彼女らの為に身を扮して動いていた事であろう。
何故なら彼にとって、この世界など何の未練もないのだから。
沙条愛歌
「…………なんか、あれ? 知り合い? あったことある? ない? そっかぁ…」
何処か似ている物を感じる相手。それ以上でもそれ以下でもない。