kagemiya@ふたば - オレステス

基本情報

【元ネタ】ギリシャ神話、『オレステイア』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】オレステス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・68kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:B+ 幸運:EX 宝具:B+

【クラス別スキル】

復讐者:EX

忘却補正:A

自己回復(魔力):A+

狂化:D

【保有スキル】

神性:C

神霊適性の有無。
ゼウスに連なる血筋として、神性を持つ。祖先、そして父から受け継がれた呪いは、復讐の達成によって断たれている。

太陽神の加護:B+

太陽神アポロンの加護。
オレステスの行った復讐は、アポロンの神託に従っての物だった。その道程には加護が与えられる。
自身及び味方陣営への強化。魔力のステータス、魔力回復へのボーナスを得る。

女神の嘲笑:A

復讐の三女神、エリーニュスによる呪い。
母の命を奪う罪を犯したオレステスを、女神達は罵り、蔑み、嘲笑い、狂気へと誘った。
この女神達は後に慈愛の女神、エウメニデスに変じたとも言われるが、少なくともこの霊基におけるオレステスは、今も悪意に満ちた女神達の声を聞き続けている。
呪いは等しく祝福にも転ずる。ステータスのアップ、精神干渉への耐性と言った恩恵の代償として、強制的に狂化のスキルを付与される。

アレオパゴスの審判:EX

母殺しの罪を問われた、アレオパゴスの丘における審判を示すスキル。
赦されざるその罪過は、しかし他ならぬ神託を授けたアポロンと、女神アテナの弁護によって赦される。
即ち、オレステスが行うは正当なる復讐。神によって定められた正義。その行いは神の手によって護られる。
幸運のランクが規格外にまで上昇し、あらゆる判定において有利な数値を得る。
オレステスの身に降り掛かる不慮の事態の全ては、彼に害為す事は出来ない。

【宝具】

太陽神、我が宿命を照らせデルフォイ・オレステイア

ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
神の意思を遂行するオレステスの在り方そのものを現出する宝具。
その存在は一つの機構そのもの。復讐の名の下に執り行われる、審判と神罰の具現。
アポロンの権能の一部を借り受け、肉体から太陽の熱量を宿した光明を自在に放つ事が出来る。
常時発動の宝具としてオレステスの肉体に効果を発揮し続ける為、対人宝具に分別されるが、瞬間的な威力は対軍宝具に匹敵する。

三女神、我が宿業を嗤えエリニュエス・オレステイア

ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:0~4 最大捕捉:1人
罪に巡る因果、罪業への罰を示す第二宝具。奪い、殺し、己の欲に呑まれ、罪を犯す毎に澱み蓄積された因果を実体として形作る漆黒の刃。
はじめに、裁かれる事なく蓄積されたオレステス自身の因果を元として起動。これ自体には大きな威力は無いものの、刃を受けた者の罪を計る事で威力を増幅させる。
僅かな罪の意識をも汲み上げ、より重い罪、より多くの因果に感応し、それをまた刃へと変換。数多の刃として敵の肉体を内から喰い破る。
その性質から、清廉潔白な英雄に対しては無力に等しいが、敵が深い罪を抱えていれば必殺以上の一撃たり得る、オレステスの奥の手。

【解説】

ギリシャ悲劇『オレステイア』における主人公。神によって赦された正当なる復讐者であり、トロイア戦争に残った禍根、裁かれなかった罪を清算する断罪者。
トロイア戦争におけるギリシャ軍の総大将、アガメムノンの息子であるが、幼い頃にアガメムノンが妻、クリュタイムネストラの復讐によって殺害された為、彼女の手を逃れる為に姉エレクトラらの手引きでフォキスの王の元へと預けられる。
オレステスがその存在を示すのは、成長し、太陽神アポロンの神託を受けてからの事。
―――父アガメムノンを殺した母、クリュタイムネストラを殺害せよ。
神託は、オレステスに復讐を望んでいた。
未だ父アガメムノンへの想いに嘆くエレクトラの前に姿を現したオレステスは、彼女もまた復讐を望んでいる事を知り、その決意を固める。
母殺し。如何なる大義によっても赦されざるその罪を達成したオレステスは、復讐の三女神、エリーニュスによって責め立てられ、狂気へと陥る。
アレオパゴスの丘における神々の裁判にかけられたオレステスは、しかしその罪を赦される事になる。
この復讐こそは、神によって赦され、望まれた正義の行い。正当なる復讐者として認められたオレステスは、その後も旅を続け、トロイア戦争に残った禍根、そこに関わった咎人達を復讐の名の下に数多殺害して行くことになる。
オレステスの末路に影は無い。己の産まれたミュケーナイに戻った彼は、王として君臨し最期を迎える。罪人達に因果を示した彼にだけは、罰と言う因果は与えられなかった。
―――例え、彼自身が罰を受ける事を望んでいたとしても。
彼の心にあった物が、神への信仰で無く、正義の心で無く、湧き上がる憎悪ですらなく。たった一人、愛した姉への想いによるものだったとしても。
それは裁く復讐者が、彼の前に現れる事はついぞ無かった。

此処に召喚されるオレステスは、復讐の旅の最中、簡素な布の服に身を包んだ青年の姿。
彼自身の自罰の意識か、或いは女神による呪いそのものか、今も自分を責め立てる女神達の声を聞き続けており、瞳は暗く淀んでいる。
一見して冷静、ダウナーに振る舞うが、狂化の影響もありその内心には燃え滾るような殺意が満たされている。意思の疎通には支障ないが、マスターにとっては裏切りの危険性を伴う。
神気を帯びた徒手による格闘と第一宝具による攻撃が主な戦闘手段。神の加護により魔力を得ている為、常時発動の宝具を抱えながら低燃費で行動可能。性能だけを見るならば、扱いやすいサーヴァントの部類に入る。


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