kagemiya@ふたば - システィナ=イヴトーレト


「版図を広げること即ち世界を広げること、これは歴史的に見ても明らかですから」

「───ですから、ワタシの世界を広げるために。ワタシはどこまでも広げましょう、この「神戸」を」


基本情報

【氏名】システィナ=イヴトーレト
【性別】女性
【年齢】不明
【身長・体重】157cm・42kg
【髪色】黒
【瞳色】黒 ぐるぐる
【スリーサイズ】ひかえめ/ほっそり/こぶり
【外見・容姿】双眼鏡を首からぶら下げた少女。入院服のような服の背中は大きく引き裂かれており、黒い羽が露出している。

【属性】混沌・善
【魔術特性】魔眼
【魔術回路】質:A 量:E
【起源】『逸脱』

【所属】「天使町」
【階位・称号・二つ名】黒天使

【契約サーヴァント】なし

魔術・特殊技能・特性など

羽付き

ロストHCUの影響により、背中に小さな羽が生えている。聖杯の機能が強化され、過酷な環境下でも身一つで活動可能。
しかし「神戸」から離れると無差別に人を襲う生物兵器に変質する危険性がある。
HCUによって存在自体がロストHCUに分類され、「神戸」から外に出ることを禁止されている。

黒天使くろてんし

システィナの通り名。
確認済みの羽付きのうち1%にも満たない、「色付きの羽」を持つ者の一人。
システィナの羽は烏のような独特の光沢のある黒色をしている。
一般的な羽付きに比べ聖杯へのブーストが強く、より過酷な環境に適応可能。

『膨張の魔眼』

システィナが先天的に宿していた魔眼。
分類としては超能力の類。
視たものの任意の場所に中心点を作成、そこから球体状に周囲の物体を「押し広げ」、膨張させる魔眼。
一般的な膨張現象と同じく膨張したものの硬度が膨張に耐えられなければ破裂するため、当然ながら生物・物質に対してこの効果を発動した際は大抵の場合速やかに破壊される。

礼装・装備など

蓮華レンゲ

ロータス・オムニサービス製の手榴弾。
「爆発」には自信があるロータスが社名を背負わせ開発したもので、簡易な構造にも関わらず比類なき爆発力を誇る。
分類としては攻撃手榴弾コンカッションにあたり、爆発範囲は狭く集団での戦闘でも味方を巻き込み辛い。

そのあまりの火力は無人兵器やロストHCUにも効果があることが認められ、現在の「港島」でも少数づつ生産され回収業者に支給・或いは販売されている……が、軽装を好み、銃器で戦うことの多い回収業者に好んで使う者は少なく、システィナはそれを引き取ったり買収するなどして主武装にしている。

システィナの場合は単純に投擲せずとも、予め設置してから魔眼で起爆する方法もあり使い道の幅が広い。

双眼鏡

より正確に魔眼の狙いをつけるための双眼鏡。常に首から下げている。
倍率を非常に高くまで調整でき、最大で望遠鏡並みの観測距離となる。
『蓮花』を投擲する時の距離確認にも使うため、戦闘においてはシスティナの生命線であると言える。



普段使いは絶対厳禁やからな!と書かれた紙が貼ってある


外見・容姿の詳細など

黒い渦巻きを湛える瞳と、おかっぱをそのまま長くしたような髪、半円のような口で笑い、よく頭ごと90度傾く顔が特徴的な少女。
入院服のような無機質な服に身を包んでいるが、背中側は羽を出すために粗雑に切り取ってある。

天使町においても目立つ烏のごとき黒い羽は、サイズこそ平凡なものの独特の艶が鈍く光を反射し大変美しい。
彼女自身は羽にあまり頓着しないため、抜け落ちた羽などは資金にするため欲しがる相手に売っている。

人物像

天使町の独立を目指す層に担ぎ上げられている「黒天使」。
独立を目指すためのシンボルでありながら有名無実ではなく、実質的に独立派と言われる羽付き達に思想を伝え、結果として団結するような形に導いている張本人である。

回収業者としての登録はしていないが積極的に「神戸」を探索し、無人兵器やロストHCUをあしらいつつ、目的である「神戸」拡大のために凄鋼スサガネに魔眼を使うことで意図的に膨張させている。
当初はHCUから多少その行動を咎められたものの、その日からシスティナは暇があれば双眼鏡で「港島」を見てくるようになったため仕方なく黙認された。

イメージカラー:夜の黒
特技:ドッジボール
好きなもの:天使つけ麺胡麻坦々
苦手なもの:ビーム
天敵:とくになし
願い:世界の全てを「神戸」にする

【一人称】ワタシ
【二人称】あなた、苗字呼び捨て
【三人称】彼、彼女、さん付け

台詞例


来歴

「天使町」の形成当初から町にいるが、正確な来歴や素性は不明。
どうやら魔眼の研究関連でストレガにいたらしいのだが、本人は過去の事は語りたがらず、それを知る者もいないため詳細は杳として知れない。

性格

非常に頭の回転が早く、物事の解決策を閃くまでと実行するスピードが常人のそれではない。
常に淡々と話し、思慮深い雰囲気を醸し出しながらも脳内の思考はブッ飛んでいるという構造の人間。
自らの思想には疑いを持たないが、それに賛同して集結しつつある独立を目指す羽付き達への興味はあまりない。

システィナにとって発言とは一方的な主張であり、しっかりと会話するつもりで喋ることが少ないのもその理由の一つ。
常に、していいですか、ではなく、しますね、と言うタイプ。ある意味で頼れる存在ではあるのだろう。

行動規範・行動方針

システィナ個人としては、「神戸」の拡張……つまりは世界を広げること(と天使つけ麺胡麻坦々)にしか興味がない。
彼女にとってはHCUも、カレンシリーズも、他のモザイク市すらも全て「神戸」の礎となるべき旧き世界でしかなく、そのために必要なのも自らと凄鋼のみ、という考えである。
一応、天使町については「神戸」の一部として彼女なりに大切にしようとする意志が見える。

サーヴァントへの態度

自らは英霊を特に必要とみなしておらず、召喚する気もない。
町にいる英霊に対しては普通に対人と変わりなく接する。

因縁キャラ

神坂シヅキ:システィナとしては珍しい、しっかりした親交のある相手。
独立派である彼女の考えとは共通項を見出だしており、その技術力や固い意思、高潔な志を評価している。
破壊したロストHCUや無人兵器のパーツの提供や、回収業者についての情報を与えるなど手をかけている……が、その理由が単なる能力評価だけでないことをシスティナ自身はまだ理解できていない。

…未だしっかりと組織化されていない独立派において主導的に動く立場同士であるため、どうしても真面目な話をすることが多いが、主にシヅキの提案で一緒に出掛けることなどもある。
天使ラーメンもシヅキにより薦められたもの。なおシスティナがハマったのは裏メニューの天使つけ麺だった。

「シヅキ、今回はそれなりに活用できそうなものが拾えましたよ。……ん、どういたしまして」
「アレの製造は順調ですか?…そうですか。…引き続き、頑張りましょう」


皇ハルナ:天使町にいる回収業者の女性。
戦闘中に付近にいるとロストHCUを破壊しきらずに譲ったりするが、天使町ではあまり会話しない。

「皇。コレ、足は潰しておいたので。あげます」


阿南宮ヨハネ:天使町にいるアイドル的存在の少女。
基本、会話は少ないが、天使町の動向を左右できる存在として多少意識はしている。

「元気なようですね、阿南宮。今日も羽のまっ白いことで大変結構」


氷橋静雄:天使町にいる回収業者の花火男。
シヅキがよく絡んでいるので存在は認識しているが、喧しいのであまり好いてはいない。

「…シヅキが迷惑をかけていますね、氷橋」


メリー:天使町にいる…らしい。
視認段階で全力で逃げられるため実際に関わった試しがない。
回収中に見かけたこともあるが、避けられている以上無用な接触は面倒事を起こすかと敬遠している。

「メリー……?あぁ、いるらしいですね」


他回収業者:基本的に見てもお互いに関わらない。
HCUを双眼鏡で一方的に脅していることもあって、彼ら、特に直営回収業者からはシスティナへの干渉もほぼないのもある。
違法回収業者や盗掘者についてはシスティナはそこまで目くじらを立てないが、邪魔ならば魔眼を発動し殺害している。


『ナシヴ』:目下、最も興味を持つ対象。
限定的ながらも凄鋼を制御するその能力はシスティナが喉から手が出るほど欲しがっているものである。
だが、システィナにとって最大の交渉手段である魔眼による恫喝が効果を為さず、またナシヴの精神性が発展とは相違しているために難儀している。

「アレを手中に収めれば、すべては…」
「……或いは、ワタシがアレになれば…?」


コメント

ヤバい組合とかのお飾りのようでいてガチの女の子好き
本気モードだと黒い羽の生えた頭ミラーボールが発狂しながら近寄るものすべてを爆散させる悪夢のような絵面になる