フランシス・ドレイク
時代を切り拓いた船乗りとして尊敬しつつ、亡霊たちを率いる幽霊船の船長として対抗心を燃やす。
「気前よく豪快で嵐の海なんざ物ともしねえ。こりゃ男として伝えられるのも納得だ!」
「だがワイルドハントの称号はオレのほうが相応しい! その船に積んだ宝と一緒に海賊らしく奪ってやるよ!」
サミュエル・ベラミー
その外見から同類かと思ったが、義賊じみた彼とは反りが合わず顔を合わせれば殺意を向ける。
「オレは長いこと生きてきたし色んな海を航海してきたがよ、テメエみたいな海賊は見たことがねえぜ」
「海賊らしさがどうこうだの語る気はねえよ。オレはただ、テメエが気に入らねえから殺すだけだ」
リヒャルト・ワーグナー
自分の欲求に正直な者同士で相性が良く意気投合。一緒に酒を飲み交わしたり金の話で殴り合う仲。
「嬢ちゃんがあのオペラの作者か? よかったぜアレ、ああいう展開もまたロマンだよなぁ」
「悪いなワーグナー、今日のオレは取り立てる側だ。オレへのツケも併せて体で払ってもらおうじゃねえか!」
フライング・ダッチマン
ヘンドリック・ファン・デル・デッケン(Requiem)
自分とは別の“さまよえるオランダ人”。まあそういうのもあるよな、と特に興味はない模様。
「世の中には自分と同じ顔のヤツが3人はいるって聞くしな。どこぞの騎士王なんか10人以上いるらしいぜ?」
「従うのなら引き連れる、邪魔するならぶっ殺す。たとえ相手がオレ自身でもやることは変わらねえよ」
ダン・ムラキ
面白い男。対等な相手と認め、マスターではなく相棒と呼ぶ。
自分のような反英霊を呼んだ人間はどんな悪党かと思いきや、そこにいたのはごく平凡そうな男であり第一印象は期待外れであった。
しかしその夢に対する情熱と、それを叶えるために召喚したのが
悪霊という滑稽さを気に入り、本気で協力することに決める。
「お前の願いにはロマンがある! いいぜ乗った、この“さまよえるオランダ人”がお前の力になってやる!」
「よう相棒、執筆作業は捗ってるか? できたところまででいいからよ、続きを聞かせてくれねえか」
「お前が号令をかけろ! この大舞台の主役はお前なんだぜ! だったら他の誰よりも目立たなきゃあダメだろうよ!」
「もしお前が死んじまったら、あの世への案内をしてやるよ。オレたちはまだあっちには行けねえが、近くまでなら船を進められるだろ」
「なんでそこまでしてくれるかって? そりゃあ、オレたちが海賊だからさ」
「海賊は好き勝手にやるもんだ。欲しいと思ったものは何がなんでも奪い取るし、やりたいものは何と言われようが押し付けるのさ!」
白フードのランサー
慣れ親しんだ“嵐”の気配を漂わせる相手として興味を持つ。
5章での対決時、その槍から何よりも嫌う神の気配を感じ取ったことで一切油断せず最初から全力で殺しに行く。
「嵐の王か、面白れえ! 本物の
嵐の王の在り方ってやつを教えてやろうじゃねえか!」
「亡者が生きるなだって? 知ったことじゃねえな! テメエや神が何と言おうが、オレはオレの好きなように生きるだけだ!」
黒修道服のランサー
その格好と隠しきれていない神聖な雰囲気から聖女だと看破する。
ライダーが最も嫌うタイプの人間であり、戦っているところに砲撃を撃ち込んだりと隠れながらも攻撃を仕掛け続ける。
6章ではとうとう対面し、白フードのランサーとの戦いで致命傷を受けたとは思えない気迫で怒涛の戦闘を繰り広げる。
「テメエがどこの誰かは知らねえが、その気取った態度がどうにも気に入らねえ! ぶっ殺してやる!」
「オレを憐れむんじゃねえ……! オレは、自分の意志でこうなったんだ! それにケチをつける資格は誰にもねえんだよ……!」