kagemiya@ふたば - マッチ売りの少女[オルタ?]

基本情報

【元ネタ】アンデルセン童話
【CLASS】 アヴェンジャー
【マスター】
【真名】マッチ売りの少女[オルタ?]
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】118cm・16kg
【肌色】汚れた白 【髪色】くすんだ金 【瞳色】きれいな藍
【スリーサイズ】52・45・58
【外見・容姿】裸足にボロボロの衣服を纏う、栄養失調気味で目の据わった少女
【地域】デンマーク
【年代】19世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E- 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:E 宝具:C+

【クラス別スキル】

復讐者:E
アヴェンジャーの固有スキル。
アヴェンジャーは復讐を誓った。自分の物語の結末と、物語を書いたテラ子安な童話作家に。
あとクリスマスと大晦日にも。滅べクリスマスと大晦日。
そして、アヴェンジャーは自身の物語の結末に涙し、同情した人々の思いを力に変えて立ち上がるのだ。
…つまり憎悪補正ではなく、かわいそう補正。そのため、復讐者としては最低ランクである。

忘却補正:E
アヴェンジャーの固有スキル。
マッチ売りの少女の物語は世界的に有名であるため、アヴェンジャーが人々に忘れられる事はない。
売春婦がリン中毒でラリって死ぬ前に見た幻覚だと言う風評も一時期出たが、それすら払拭する程に有名であり、故に忘れられる事は未だ無い。
サーヴァントであるとバレた瞬間に真名もほぼ一発でバレる。
そのため、このスキルも最低ランク。お前、復讐者としてやる気あるのか?

自己回復(魔力):C-
アヴェンジャーの固有スキル。
アヴェンジャーの場合は、マッチを補給する形で宝具用の魔力に転用出来る代償消費型。
マッチがある限りは魔力に困る事は無いが、逆に言うとマッチがなければ彼女は宝具をまともに運用出来ない。

【保有スキル】

無力の殻:A
このスキルが発動している間は、アヴェンジャーは無力の存在と扱われ、サーヴァントとして感知されなくなる。
…アヴェンジャーは宝具以外は元からほぼ無力な存在である。このスキルを看破され、サーヴァントであるとバレた瞬間、敗退がほぼ確定する。

バッドエンド:A
御伽噺由来のサーヴァントのみが持つ特殊スキル。任意発動不可。
アヴェンジャーにとって最良のタイミングで幸運判定が強制発動し、それに失敗すると、その後に行う判定が自動的に失敗となる。
不幸な結末を迎えた物語そのものが、アヴェンジャーの幸せを阻むデメリットスキル。

【宝具】

『爆ぜろ、幸せのともしび(ア・マッチファイア・ミリオンバッドエンド)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1
マッチを擦り火を灯す事で、その火から使用者の望む物を一時的に具現化、または召喚し、けれどもすぐさま幻の様に消失させる、最低レベルの願望機。
その具現化出来るレベルもささやかな物で、クリスマスの御馳走や暖かな暖炉。
何十本も束にして燃やした上で命と引き換えにして、やっと大好きな亡き祖母を召喚し、一緒に天国に旅立てる程度。
天地がひっくり返ろうとも、古今東西の英雄達相手に戦えるような代物ではない。

…その、最低レベルの願望機であるマッチを「壊れた幻想」の要領で爆弾として改造したもの。
最低レベルとはいえ腐っても願望機。その爆発力は洒落になっておらず、直撃すれば三騎士相手でも十分に通用するレベル。
起爆タイプも時限式、スイッチ式の二種類あり、待ち伏せや遠隔起爆などの用途に応じて使い分けられる。
起爆合図と共にマッチは着火し、その火の中に被害者の願望を浮かび上がらせながら爆裂。諸共に吹き飛ばす、究極の押し売り爆殺宝具。
その最大の利点は、マッチさえあればそれを宝具に変換出来ると言うインチキレベルの低コスト。

ただし、爆発の威力はすさまじいものの爆発範囲は狭いため巻き込めるのは一人程度が限界。距離が離れすぎるとマッチは消滅し、起爆タイミングも目視頼り。
おまけに、扱いを間違えるとたまに暴発したりと攻撃用宝具としては荒が多い。
そもそも、本来の爆弾ではないものを無理に爆弾として使っているのだから、仕方ない事なのだが。

【Weapon】

『ぽかぽかぱんち』
アヴェンジャーの栄養失調気味のぽかぽかぱんち。
痛くない上に殴ってる方が疲れてダウンするので、相手はちょっと罪悪感を感じる。

【解説】

ハンス・クリスチャン・アンデルセンが19世紀中ごろに発表した童話の主人公。

大晦日の夜、雪降る寒空の下でマッチを売ろうとする小さな少女。
そのマッチを売り切らねば父親に叱られ、けれども道行く人は年の瀬の忙しさから誰も少女の見向きしない。
雪の中、独り凍える少女は暖を取ろうとマッチに火をつけ、その火の中に浮かんで消えるのは幸せな幻。暖炉や御馳走、クリスマスツリー。
やがて浮かぶのは死んだ筈の祖母の姿。その大好きな祖母の姿に縋ろうと少女は全てのマッチに火を灯し、やがて夜空に流れ星が落ち…。

翌朝、少女は幸せな微笑みを浮かべながら雪の中で命を落としていた。
そのの亡骸を発見した人々は知らない、少女が祖母と出会い天国に旅立った事など。

これが、マッチ売りの少女の大まかなあらすじである。
さて…。

【人物・性格】

少女は某メロスの様に怒っていた。何か良い話みたいに纏めてるけど結局はバッドエンドじゃねーか!と。
しかし少女は非力である。結末を変えるだけの力は無い。
栄養失調で体力は無く、足だって遅い。幸運なんて「最後にお婆ちゃんに会えてよかったね」と自分に言い聞かせてやっとE。
精々、童話のキャラ補正でちょっぴり魔力がある位でしかない。
物語の知名度か何か、自分でも良く分からない理由で座に引っかかっているが、サーヴァントとしては最低レベルだ。
怒りを胸に秘めつつも座の裏路地で膝を抱えて、燻りながら日々マッチを摺って火の中の幻を眺める日々を過ごしていた。

そんなある日、彼女は風の噂で「八一号聖杯爆弾」なるものの話を耳にした。
何でも願望機である聖杯を元に、世界を巻き込む規模で爆発するかもしれないと言う、爆弾の噂を。
最初は、眉唾物の噂だと思った。けれども、少女は手の中のマッチを見て、一つの考えを思い浮かべるに到った。

「この宝具(マッチ)…腐っても最低レベルでも願望機なんだし、“壊れた幻想”したらスゴイ事になるんじゃないだろうか?」

結論から言おう。ワリと洒落にならない爆発が起きた。
そして少女…否、アヴェンジャーも弾けた。まるで、ムーンストラックでも受けたかのように。

この爆発さえあれば、もしかしたらワンチャンあるんじゃないだろうか?
いけるだろうか?いけるかもしれない!やるか?やってやろうじゃないか!
無謀は承知の上、『足踏みしてるだけじゃ進まない』と歌でも言っている。
故にアヴェンジャーは決意した。
儚き願いの火を、そして胸に宿る怒りの炎を爆発に変え、一抹の望みを聖杯に託すべく自身の物語そのものへの復讐者のサーヴァントとして決起する事に。

孫の勇姿(ぼうそう)に、天国のお婆ちゃんは人知れず泣いた。

それでも根っこは儚い女の子。
おまけに優しくされるとコロっと堕ちるチョロイン属性持ち。


イメージカラー:おぼろげな橙色
特技:マッチを擦る、雪に埋もれて凍える
好きなもの:お婆ちゃん、暖かいご飯、優しい人
嫌いなもの:子安声、バッドエンド
天敵:優しい人(コロっと騙される)
願い:この手でわたしじしんのハッピーエンドをつかみとる

【一人称】わたし 【二人称】あなた、ますたぁ(マスター)、○○さん、○○ちゃん、てらこやす(アンデルセン)、デンマークうろぶち※(アンデルセン)、ナーサリーせんぱい(ナーサリーライム)) 【三人称】あの人

【因縁キャラ】

ノッブ
元凶。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン
生みの親にして、アヴェンジャーの復讐目標。
彼がマッチ売りの少女を書くに到った動機や、彼の身を蝕む無辜の怪物(のろい)を知れば、少しは思い直すかもしれないが…。
それはそれとして、ハッピーエンドに向かうのを止めないだろう。むしろ、更に邁進するかもしれない。

ナーサリーライム
自分自信を含む数多くの童話を内包する、アヴェンジャー曰く「すごいひと」「ナーサリーせんぱい」。
彼女を前にすると、流石にちょっと大人しくなる。
それはそれとして、ナーサリーせんぱい…こいつがにんぎょひめからもらってきた“コクソジョー”ってやつですぜ。

メアリー・スー
ハッピーエンドの人(だと思ってる相手)。
眩しい。縋りたい。助けて欲しい。けれども、アヴェンジャーは決めたのだ。
わたしは、自分の力でハッピーエンドになってやる、と。

シンデレラ・ストーリー
ハッピーエンドの人、その2(だと思ってる相手)
けど、この人のハッピーエンドはもうちょっと大人になってからかなぁ…?

キャリー・ネイション
憧れるぐらいカッコイイ女性(だと思ってる相手)。
もっとつよくなって、わたしもマサカリを…!

メロスは激怒した
文学オルタ仲間。
うがー!!

赤頭巾
童話仲間。
バッドエンドが編纂を重ねられてハッピーエンドに至った物語の主人公。
イイナァ…ナンデワタシハアアジャナイ…。

長靴を履いた猫
童話仲間。
あれぐらい口が回れば、マッチも飛ぶように売れたんだろうなぁ…。

がらがらどん
童話仲間。
理不尽に打ち勝つために必要なのはパワーだと、アヴェンジャーは彼を見て学んだ。
だからもっと強くならnight!!

チルチル&ミチル
童話仲間。
某漫画を読んでから、ちょっとお兄ちゃんの方が気になる感じ。
しかしアヴェンジャーは知らない、幸せの青い鳥には続編が存在し、そのテーマがチルチルの結婚だと言う事を。

クリスマス
ほろべ…ほろべ!!!!!11!!1!!!1!!

【コメント】

オルタのようでオルタじゃない、ちょっとオルタなマッチ売りの少女。
メアリー・スーを見て浮かんだのがよりにもよってこれだった。ごめんなさいアンデルセン先生。
でもちょっと背伸びしながら頑張ってワルぶってるけど、根っこは子供のままの幼女っていいと思うんだ。


FGO風台詞


※バッドエンド脚本家として有名な虚淵玄先生とアンデルセン先生ですが、ちゃんとお二人ともハッピーエンドもお書きになります。