濃紺を基調に赤を刺し色とした礼装に身を包む男。鋭い金の瞳と重苦しい表情は相対した者に重圧を感じさせる。
その性格は厳格にして無情、冷徹にして苛烈。自らに厳しく他者にも厳しく、敵には一切の容赦のない無慈悲な恐公。
しかし暴君ではなく、理不尽に力を振るうことは決してしない。その行動理念は国と民を護ることに集約され、そこに私情が絡むことは無い。
だが裏を返せば護るためには如何なる手段も躊躇しないということでもあり、マスターが相手であっても過ちを犯したならば例外なく粛清する。
機械的で無機質な人間のように振る舞うが、その根底には護国を成す王としての誇りがある。また貰った恩には必ず報いる義理堅い一面もある。
外典において現界したヴラド三世と同じく吸血鬼の汚名を払拭することを望んでいるが、あちらとは異なり彼は吸血鬼を憎んではいない。
彼がその名を正さんとするのは、人の上に立つ王として「怪物のモデルになった」という汚点を許容してはならないという事務的な対応。
「人は神ではないのだから、時に過ちを犯すことはあるだろう」「だが人は過ちを正し、善き者であろうと努力することができる」
月の海のヴラド三世のように不義不徳の一切を許さぬのではなく、罪を償わない怠惰さをこそ弾劾する。それがこの彼の王としての在り方である。
イメージカラー:赤と濃紺
特技:粛清、殲滅、冷酷な判断
好きなもの:ワラキア公国
嫌いなもの:不義理、不敗
天敵:
ブラム・ストーカー
願い:聖杯戦争、または受肉し現世で何かを成し、吸血鬼の汚名を覆す
【一人称】我 【二人称】お前、貴様、○○ 【三人称】彼ら、アレら
台詞例
「我はヴラド。ヴラディスラウス・ドラクリヤ……現世では、ヴラド・ツェペシュの名が通りがよいか」
「王とは国の在るべき姿の体現者。神がそうであるように、人の上に立つ以上、僅かの綻びも許されはしないのだ」
「恩には義を。不徳には粛清を。貴様が如何なる者であっても例外は無い。神の前には如何なる詭弁も通じはしない」