kagemiya@ふたば - 香楽木静香

基本情報

【氏名】香楽木静香からきしずか
【性別】女性
【年齢】25歳(戸籍上)
【出身】不明
【身長・体重】165cm・60kg
【肌色】黄【髪色】白【瞳色】茶
【スリーサイズ】89/56/91
【令呪の位置】右手

【属性】中立・中庸
【魔術系統】鮮血魔術
【魔術属性】水、火
【魔術特性】流転
【魔術回路】質:C 量:D 編成:正常
【起源】空白

【階位・称号・二つ名】戦争調停人ピースメイカー

【契約サーヴァント】

魔術・特殊技能・特性など

鮮血魔術

ブラッド・マジック。血を用いた魔術系統。
体外に保管した自らの血液を触媒とした魔術行使に加えて、体内の血液に魔力を注ぎ込むことで、身体機能の拡張に加え、血管を擬似魔術回路として用いることも可能となる。

礼装・装備など

自立稼働式手甲参型ウィッチクラフト・オートマトン

左前腕として接続された義手。
義手それ自体に静香自身の思考を模した疑似意識を内蔵しており、常に彼女の思考をトレースする事で生身と変わらない挙動を可能としている。
内部のコネクタに血液を内蔵したカートリッジを接続する事で、予め仕込んだ術式を行使する機能を持つ。
魔力を熱量に変換して放つ熱線ファイア、強烈な光によって視覚を遮る閃光フラッシュ、空気中のマナに干渉し魔術行使を妨害する遮断チャフ等、その機能は戦闘に特化する。

コルトS.A.A.

六発装填の回転式拳銃。コルト・シングル・アクション・アーミー。
通称をピースメイカー。

外見・容姿の詳細など

白髪、長髪を一つに結わえ、瓶底のようなレンズの丸眼鏡を掛けた女性。
常に穏やかな笑顔を浮かべるが、見るものが見ればそれは口元だけで、目は笑っていないと分かる。
ミリタリーコートに身を包み、左の腕は金属製の義手。左の眼は白濁して、一見しただけでも正常な機能を有していないと判別できる。笑顔や振る舞いに似合わぬ剣呑な雰囲気を纏っており、他人を寄せ付けない。

人物像

フリーの魔術使い。あらゆる抗争、紛争、戦争に介入する戦争調停人。
暴力には更に苛烈な暴力で応え、力をより大きな力で踏み躙り、争いによって争いを根絶する、非暴力に阿らない平和主義者。
香楽木静香の名は、活動に当たって必要に駆られて入手した戸籍であり、本来は戸籍も名前も持たない。
また、幼少期の苛烈な経験に加えて調停人としての無茶が祟り、身体機能に重篤なダメージを負っている。
基本的にはフットワークを重視した単独での行動を旨とするが、個人の能力に依らない活動家であり、独自のコネクションを持つ。その手は魔術世界にも伸び、時には親交を深めた弱みを握った『友人』達の手を借りる事もある。
世界中を巡りながら活動する最中、自身の情報網によっていち早くベルリンにおける聖杯戦争の情報を察知する。誰の手にも聖杯が渡らない平和的解決の為、介入を開始。マスター枠を二枠確保する事で優位に立つため『友人』の一人に協力を求める打診脅迫の手紙を出した後、単身ベルリンへと渡る。


イメージカラー:赤
特技:ネゴシエーション(物理)
好きなもの:特になし
苦手なもの:特になし
天敵:ヴィルマ・フォン・シュターネンスタウヴ
願い:戦争の根絶

【一人称】私 【二人称】貴方、君 【三人称】彼、彼女

台詞例

来歴

戦災孤児と思しいが、確かな出自を持たない。
物心ついた時から、小規模な傭兵組織の末端としてその身は戦火の中にあり、屍漁りスカベンジャーと渾名された。
組織の長は魔術使いであり、卓越はしないまでも人智を超えた超常の力をもって猛威を奮ったが、増長した組織はやがて当たり前のように壊滅。
寄る辺を失い、人間としての中身をはじめから持たない少女は、生きる為に手段よりも目的をこそ必要とした。
だから、最初に目的を設定した。
戦争の根絶。
そこに高潔な意志は無く、血の通った切望は無く、何の動機も無く、ただ誰もが思い描く、当たり前の理想として。
以降、天性としか言いようの無い能力を発揮し、世界中を巡りながら小規模な戦闘行為に介入し解決する、戦争調停人として名を知られる様になる。

性格

常に笑顔、友好的。緊迫感に欠けた敬語を用いて、丁寧に接する。ただしそれは表向きのもの。合理主義で、私情には流されず、常に冷徹に物事を図る。その上でやたらに過激な手段を選ぶ、ナチュラルボーンバーサーカー。笑顔のまま躊躇なく人を殴るタイプ。
活動に当たってははじめに目的を定め、その目的達成の為にのみ全能力を費やすと言う思考法、方法論を用いる。それ故に葛藤や迷いと言うものを一切持たない。何も持たない故に何も失わない、鉄の人。
特殊な経歴の為に、戦場の中でしか生きられず、人間社会に適したパーソナリティを持たない。但し一切の感情を持たない訳では無く、時折人間的な面を覗かせる。自分の感情の優先順位が低過ぎる故に限りなく鈍化しているだけ、とも言える。

行動規範・行動方針

他のマスターが全員脱落するという平和的解決の為に行動する。(生存は条件に含まれない)
目的の為の犠牲を厭わないが、かと言って必要以上の犠牲を出すことは合理に欠けるため、良しとしない。

参戦理由

聖杯を誰の手にも渡らせない為。

サーヴァントへの態度

役どころ・コンセプトなど

主人公の導き役。ヒロイン(?)

因縁キャラ

アーチャー
契約サーヴァント。
マスターとサーヴァントの関係は、あくまで利用し利用され合うものとして考え、態度も他と接するのに変わりないが、共に戦ううちに内心で信頼を寄せるようになる。
己の境遇に何の感情も抱けなかった自分と、決して憎悪を抱かなかった彼との間に一種の共感に近い情を抱くが、一方で根底にある物が決定的に異なる事も理解している。
やがて、誰よりも優しかった故に誰一人憎むことの無かった彼の在り方をして人生の先達として敬い、その孤独に憐憫を抱くようになっていく。
カノン・フォルケンマイヤー
カノン君。協調するマスター。
当初は丁寧に接しながらも利用価値を低く見ていたが、後に戦闘に関してなら父親よりも幾らかマシ、として評価を上方修正する。
戦争そのものへの抵抗と言う点において目的意識は共通するものの、自身の空虚な感情では、彼の苦悩と葛藤については理解出来ずにいた。
だが、共に行動するうちに、其処に人間性の光を感じ、自身の目的にも本当は動機があったのでは無いかと考えるまでに至る。
ヴィルマ・フォン・シュターネンスタウヴ
敵対するマスター。
彼女の精神的な不安定さを見て取って、皮肉混じりに見下すような言動を取るが、その実追い詰められた人間ほど怖いものは無い、として警戒している。
人間的な相性は良くないので、共闘の段に至っても憎まれ口は消えない。
龍興不知火
成り行き上協調するマスター。
彼の思いも信念も、決して理解出来ない。
例え同じ目的を持っていても、燃え滾るような意思によって目的を選択する彼の在り方は、意思なく目的のみを遂行する静香にとって対極に位置する。
故にその道は交わらず、彼の死によっても特別な感情は抱かない。
クリスタ・ブラウアー
敵対するマスター。
人心に疎い静香では、その本性を見抜く事が出来ない。しかして己でも不可解な程の警戒を抱く。
空虚な胸のうちに宿る小さな感情が、己と同じ空虚さを感じて疼く。
それでも空白と空白からは何も生まれず。閉じゆく戦場で女が振り返ることは無い。
ゼノン・ヴェーレンハイト
敵対するマスター。
正体を掴む前から事態の影に潜む黒幕として最大級の警戒を抱き、最終目標と定める存在。
一転、彼の持つ選ばれし者としての挟持、信仰・・を知った時には、「あーなんだ存外つまらない方だったんですね。あなたのそれは、妄執と呼ばれる類のものですよ」と一笑に付す。
神は非ず。存在したとして、誰も選びはしないのだと。思想ではなく、感情ではなく、単なる経験として女は知っている。
コンスタンティン・ボールシャイト
敵対するマスター。
最も与し易いマスターと見て狙いを付ける。共感能力に欠ける静香にとって、解りやすく、理解しやすい相手とも言える。
尋問に至っては、苛烈で冷酷な面を発揮し、彼を追い詰める。
オットー・スコルツェニー
取引相手。
打算による関係は静香にとって最も好むところ。過不足なく取引し、利用し合う。
戦いの最中から、ちゃっかりコネクションとして利用する事も視野に入れて接しており、戦後も遠慮なく打算による関係を続ける事になる。