kagemiya@ふたば - 蒸気機関車トム・サム
「俺はトム……蒸気機関車、トム・サム」

道標Thumbであり、機関車Porterであり、繋がりBridgesであるもの」

「合衆国を鉄道Strandで結び、孤立Deathという終末を避けるもの」

「俺はどこへでも、この大地の果てまでも、未来を運んで行こう。さぁ、行くぞマスター。出発進行だ」


基本情報

【出典】史実・鉄道史
【CLASS】ハービンジャー
【マスター】
【真名】蒸気機関車トム・サム
【異名・別名・表記揺れ】アメリカ初の一般運用された蒸気機関車、“アメリカ合衆国鉄道網”
【性別】男性
【身長・体重】178cm・76kg
【肌色】コーカソイド系 【髪色】黒色 【瞳色】灰色
【スリーサイズ】細身ながら筋肉質。
【外見・容姿】煤けたレインウェアに、大きなバックパックを背負った男性。
       レインウェアの胸部には、小さなシリンダーが装着されている。
【地域】アメリカ合衆国
【年代】1830年4月28日
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・機械
【ステータス】筋力:A 耐久:C+ 敏捷:D+ 魔力:E 幸運:B 宝具:A

【クラス別スキル】

天地の開豁:B

 世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
 自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
 実際に「不可能を不可能のままに可能にした」者に与えられる特級スキルが『星の開拓者』であるが、こちらはそれに類似した効果を持つ。
 「未知性・不可能性・非常識性を一部でも解明・解体し、それらを損なわせるきっかけとなった」者に与えられるスキルと言える。

 アメリカが世界に冠たる強国へと変貌したきっかけは、最盛期には総延長40万km以上を誇った鉄道網の確立にあるとされる。
 それらにより都市が接続され、インフラが機能し始めたこと。その整備用のレールなどを確保する為に重工業が発展したこと。
 これらを以て、アメリカは大工業立国として世界に存在感を示していくことになる。
 ハービンジャーは、アメリカをアメリカとして成長させた鉄道敷設の先駆けとなったことから、先駆者としてのクラス適性を得た。

【保有スキル】

機関の鎧:E

 複数箇所に鋼鉄製のシリンダーが装着され、蒸気圧によるパワーアシスト機能を備えたレインウェア状の衣服を纏う。
 取り外す(形状的には脱衣する)ことも可能ではあるが、その状態での戦闘能力は皆無に近しい。
 筋力をランクアップさせると同時に、蒸気機関が齎すブースト機能によって二つのステータスに「+」の補正が与えられる。
 なお、レインウェア状であるのは、人の形を得たハービンジャーが、全身を覆いつつ自身の行動を阻害しない形に鎧を変形させた為。
 本来の機関車としての形状を維持したライダークラスでの召喚であれば、チャールズ・バベッジ同様の全身を覆う機関鎧として顕現する。
 また、衣服の胸部に備え付けられたシリンダーは動力源である蒸気機関であり、これが破損するとこの鎧は機能を停止する。

線路作成:EX

 ライダークラスでの召喚時とは異なり、ハービンジャー自身は機関車としての肉体状態を持たない為、自動で線路が敷設されることはない。
 その代わり、ハービンジャーが移動しようとする道を彼の為の線路と定義し、その移動を著しく妨げる障害物の影響を無視する。
 敵性存在による移動妨害を無効化すると同時に、極端な高低差や荒れた足場なども、怪我どころか減速すらなしに踏破可能。
 如何なる地形も、合衆国を結びつけるきっかけとなった彼の歩みを止めることはできない。
 彼の行く先には、常に線路という轍がある。それは、無数の乱立と接続を経て、一つの大陸を横断する血脈として昇華された。

霊脈接続:A

 レイライン・ネットワーキング。「線路作成」による影響を受けた道を媒介に発動する、ハービンジャーの固有スキル。
 自身が歩んできた道を一種の魔術的パスとして、そのネットワークを至近の霊脈と接続。土地に流れる魔力を操作し、物質的な形を持った存在に置き換えて確保する。
 その魔力は、必要に応じてハービンジャー自身が消費したり、マスターをはじめとする味方陣営に供給することが可能。
 特筆すべきは、「彼の歩む道全てがパスとなり霊脈と繋がる」という事実。一般的な聖杯戦争では、彼が移動するであろう距離の短さもあって外れもいいところだろう。
 しかし、これが聖杯探索のような、それも極めての広範囲を渡り歩くような冒険であったなら。その旅に、もしもハービンジャーを同行させていたのなら。
 その時、彼が供給し得る魔力量は、それこそ聖杯にも亜する桁違いのものになるだろう。

【宝具】

S.   T.   B.ストランド・トゥ・ビーチ

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:100人
 ハービンジャーが蒸気機関車による輸送の価値を示した事で始まった、アメリカ合衆国の鉄道網の歴史。
 その果てに築き上げられた「大陸を横断するにまで至った遠大な道」という概念を、彼の歩む先に対して付与する、一種のエンチャント。
 東の海岸Beachから西の海岸Beachへ。
 あらゆる苦難を越え、多くの血を流し、大地を踏み荒らして、それでもその果てに結ばれた道程Strandは、ハービンジャーの行路が持ち得る到達不可能性を除外する。
 即ち、例えハービンジャーが進む先に大河や海が広がっていようが、人が踏み入ることすら危うい砂漠や雪山が待ち受けていようが、彼はこれらを必ず踏破することができる。
 それは時に、少しだけ偏った因果によって引き寄せられた人の縁によるかもしれない。或いは、ハービンジャー自身がそれを乗り越える手段を作り上げるのかもしれない。
 確実なのは……彼が行くと一度決めたのならば、それを妨げることはできないのだ、ということだ。

 ……そして、この宝具にはもう一つの意味がある。
 「アメリカは鉄道を作り、鉄道はアメリカを創った」、という言葉がある。アメリカの開拓が、鉄道網の発展と深い関係を持って進められていった事を示す言葉だ。
 そして、ハービンジャーとして呼び出された機関車トム・サムは、アメリカの鉄道網そのものを具現する存在として定義されている。
 彼が自らの足で鉄道を敷き……人と人、街と街、都市と都市を結ぶ道を繋いだ時、其処こそがアメリカとなる。
 彼の歩みが即ちアメリカであり、アメリカの記憶を宿しているのならば。彼の第二宝具は、如何なる場所でも発動可能になるだろう。

U.   C.   A.ユナイテッド・コーシズ・オブ・アメリカ

ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:40万km
 アメリカ合衆国という概念を持つ大地に、ハービンジャーが召喚されるか来訪し、尚且つ、其処にある道を僅かでも彼自身が結んだ場合にのみ発動可能な結界術式。
 「霊脈接続」によって接続された、ハービンジャーの歩いてきた道。それらと対称性を有するようにして形成される、掌性仮想路線網Chirality_Railweb
 鏡に写したように既存の世界を模倣したこの仮想鉄道は、現実の上に重なり合わさるようにして縫い止められ、その瞬間までに道に刻まれた“記憶”を再現する機能を持つ。
 道は多くの事を記憶する。人を、列車を、それらが運んだ物を。太陽や風雪に晒される日常を。そしてそれらを通じて紡がれていった、人類史の営みを。
 ハービンジャーは、それらの営みから情報を引き出し、霊脈から抽出して蓄えた魔力を介してそれを現実に出力する。
 人間、車両、輸送された物品は言わずもがな、それらを用いて行われた戦争や、道そのものをも襲った気象、天災などまで、道が記憶するものであるならば、例外はない。
 謂わばこの宝具は、大地そのものを「設計図を記録したサーバー」として、魔力を素材に任意の物体、情報を出力する3Dプリンターのようなものである。

 鉄道路線の延伸と接続による交通インフラのネットワーク化、経営母体の合併吸収に伴う軌道規格の統一、ダイヤグラム調整を目的とした遠隔地間における時間基準の厳密な策定。
 これらを実現した、世界で初めての超巨大企業たる鉄道会社群の成立と、それらが抱える法的・労働問題解決の為に進んだ、急速な法整備と新たな経済概念の提唱。
 そして、鉄道敷設に必要な鋼鉄の需要が急増したことで推し進められた、アメリカ国内での鉄鋼業を中心とする重工業の発展。
 およそ現代の“超大国アメリカ”に繋がる要素の全ては、鉄道によって導かれたといっても過言ではない。
 故に。その鉄道を網の目のように広げ、蒸気機関車による高速大量輸送を実現する可能性を切り拓いたハービンジャーは、“アメリカ”の具現者として振る舞う。
 それは、土地に刻まれた神秘を蹂躙し、確かにあったはずの文化を破壊し、その瓦礫の山を積み重ねて作られた、若き国。
 自由と正義を掲げる理想国家ではなく、鉄と血を以て世界を制覇した、実体を持つ力としての“超大国”。
 善も悪も引っくるめたアメリカという国家の業を出力するこの宝具の存在は、まさしく、ハービンジャーが先駆者Harbingerたる意味を如実に示している。

【Weapon】

機関の鎧

 鎧と言いつつ実質的にはパワードスーツの類だが、ともあれ、これは彼にとって重要な武装とも成り得る。
 例えば、シリンダー部を構成しているのはライフル銃の銃身を転用した筒状パーツであり、これを取り外してぶん回せばそれなりの鈍器となる。
 工夫次第によっては、蒸気機関によるブースト効果を減少させる代わりに、パーツを分解・再構築することで、即席の銃器すら作成できるだろう。

『アメリカ合衆国』

 この超大国の物質的側面を体現するハービンジャーは、それを利用する権限をも持つ。
 物品をはじめとする無機物は勿論のこと、彼は、人間の力すらも引き出すことを可能とする。

【解説】

 トム・サム号は、アメリカの鉄道史において、最初に一般輸送用に用いられた蒸気機関車。
 つまり、企業などが製品輸送などの為に自社保有する専用路線ではなく、一般旅客・貨物を輸送する路線で走った、最初の蒸気機関車である。
 彼が最初にアメリカの線路を走った1830年頃、アメリカには既に、馬などを用いた畜力式鉄道、重力によって高所を下りウィンチで引き上げる重力式鉄道は存在していた。
 しかし、当時固定車軸式が多かった蒸気機関車については、アメリカの多種多様な地形に追従する形で敷設され、曲がりくねり高低差もある路線には向かないと判断されていた。
 蒸気機関車を実用普及させたジョージ・スチーブンソンも消極的だった蒸気機関車の鉄道への導入。
 それを促進するきっかけとなったのが、実業家のピーター・クーパーがボルチモア・アンド・オハイオ鉄道の要請に応じて発明した、このトム・サム号であった。
 蒸気機関車と聞いて連想されるものとはかけ離れた、蒸気機関とその上下運動を円運動に変換するシリンダー、そして冷却用のブロワーがトロッコに乗っているだけ、という外観。
 とは言っても、車輪の動力はシリンダーから受け取った円運動エネルギーであり、如何に不格好であっても、これは立派な蒸気機関車だった。
 トム・サムは、1830年8月28日*1、ボルチモア-エリコットシティ間に敷設されたテスト用路線の上を走り、乗客を載せた馬車と競争する形でテストを行った。
 その結果、途中ブロワーの故障でエンジンの稼働効率が落ちるというアクシデントはあったものの、それまでは馬車を大幅にリードする結果を残したのである。
 土地の起伏や曲線を物ともせず走り抜け、しかも馬車よりもなお迅速な輸送を行える。この事実がB&O鉄道社に理解されたことで、同社は、本格的な輸送用蒸気機関車の導入を開始。
 やがて、畜力式や重力式鉄道、そして当時の輸送手段の主流だった運河による海路輸送と平行して、蒸気機関車による鉄道も各社に普及していくことになった。

 ――――話がただこれだけで終わるならば、これ以外の逸話も持たないトム・サムという蒸気機関車が座に登録されることはなかっただろう。
 しかし、先述の通り、彼が蒸気機関車の価値を証明したことで、アメリカを結ぶ大鉄道網が形成され、それに纏わる産業と都市を発展させることに繋がった。
 鉄道会社はその運行路線の長大さに比例して巨大化し、人類史上空前の企業体を形成。様々な労働問題、そして法や権利、経済に纏わる問題を提起した。
 特に、建設と維持に莫大な費用を要する鉄道路線の資産価値計算に用いられた「減価償却」の計算手法と概念は、今やあらゆる会計業務で利用されている。
 更に、馬車よりも圧倒的に早く行き来する鉄道の時刻表を正確化する為、当初は都市ごとにバラバラだった時間基準を統一する動きが出た。
 これは鉄道会社のみに留まらず一般社会にも普及し、広大な国土を有する国家が、エリアごとの「標準時」を定めるきっかけにもなった。
 例えハービンジャーがそれを成し遂げずとも、いつかは世界中にその風潮は広がっていたことだろう。
 だが、これらの“アメリカという国の形を決定づけた原因”は鉄道にあり、そしてその鉄道普及の先駆となったのがトム・サムであることも、間違いがない。

 故に、彼はただの機関車、ただの親指トムTom_Thumbではない。
 合衆国を結ぶネットワークを形成し、アメリカという国家を強国化させ、世界史を動かす原動力となった一端。
 “アメリカ合衆国鉄道網の歴史”、換言すれば“アメリカの開拓史”の現れそのものなのである。

【人物・性格】

 飄々として執着心を見せず、決して冷徹ではないが、かといって温厚と呼べる程の暖かさを見せることもない。
 マスターに対してさえ忠誠心らしいものを見せることはなく、彼はただ、自身を適切に“活用”することを相手に求める。
 例えば、飽くまでも“繋ぐ”ことで力を発揮する自身のような存在を、戦闘に無闇矢鱈と投入するような下策を避けたがる。
 無論、必要であるならば戦闘を行うことを避けはしないだろうが、そもそもそのような状態に巻き込まれないようにすることを要請してくる。
 このような振る舞いを誰に対してでも曲げない為、一般的な聖杯戦争で彼を呼び出しても、然程活躍は望めないだろう。
 一方で、自分の利用価値、そして意義を理解し、その通りに運用するマスターに対しては、大きな信頼を置く。
 自身は飽くまでも機関車に過ぎず、百歩譲って自身を大層なものとして見ても、鉄道という概念を仮託された存在であるに留まる。
 その責務とは、モノを運ぶこと、そしてそれによって繋がりを結ぶこと。その為であるならば、彼は全力を投じるだろう。

 アメリカの大地を繋ぎ、多くの物、人、そして想いを運んだ機関車達Porters
 自身の後に続く功績を一身に受けて確立されたハービンジャーとしての彼は、それ故に、何かを、或いは誰かを繋ぐことに至上の喜びを覚える。
 嘗て自らがその先鞭をつけたように、多くと繋がることが未来への一歩となることを信じている。
 彼が召喚に応じる事例は、それほど多い訳ではない。しかし、人理に関わる重大事件が発生している時であれば、彼は確実に力を貸してくれるだろう。
 現在を未来へと繋ぐ道程Strandを結ぶ為の戦い。そういった場面であればこそ、彼の力は最大限発揮されるはずだ。

イメージカラー:群青色
特技:水の一気飲み、荷物の運搬(人を含む)
好きなもの:独立、ビール、節度を持った交流
嫌いなもの:孤立、必要以上の馴れ合い
天敵:装備の故障
願い:人類が、繋がりを失わないように。

【一人称】俺 【二人称】あんた、名前呼び捨て 【三人称】奴、名前呼び捨てなど

【台詞例】

「俺はトム。トム・サム。ああ、童話の小人と勘違いするなよ。同じ名前をつけられただけなんだ。
 元々の姿は、蒸気機関車ってやつでな。まあ、英雄って訳じゃあないから、戦いは期待されても困るが……。
 “繋げる”ことなら、俺に任せておけよ、マスター」
「おいおい、俺を何だと思ってる。ただの機関車だぞ? 列車砲じゃあないんだ、戦闘なんざ真っ平御免だ」
「……あんまり近づかないでくれ。ベタベタされるのは好きじゃない。煤で真っ黒になるぞ」
「ック。ああ、マスター、あんたか。ビールってのは中々良いなあ。機械の体じゃあ味わえないな、これは」
「東から西へ、海岸Beachから海岸Beachへ。
 俺の後に続く鉄道は、孤立していた各地の都市を陸路で繋いだ。
 それがアメリカを一つの形にまとめるきっかけになった、って訳だ」
「仕方がない。此処は一つ、俺も腹を括るか。戦いは御免だが、だからといって戦えない訳じゃないんでな」
「俺は繋ぐ。俺は結ぶ。人がいつか孤独に死ぬのだとしても、その瞬間まで、繋がりを絶やしてはならない。
 過去は現在へ、そして未来へ。彼方に続け、人の往く道よ。S.   T.   B.Strand_to_Beach

【因縁欄】

ジョージ・スチーブンソン:産みの親のようなもの
 蒸気機関車による鉄道を実用化した張本人。彼の予想に反し、アメリカという地理的条件の違う国土にも鉄道は根付いた。
 世界を踏破していった自らの後進達の存在を踏まえ、トム・サムは彼に胸を張る。
 どうだ、やってやったぞ。あんたの子供達は此処まで来たんだ、と。
ヘンリー・ベッセマーアンドリュー・カーネギー:“アメリカ”の産業の象徴
 ベッセマー法の確立によって飛躍的な進歩を見せた鋼鉄生産と、それによって莫大な財を築き上げ、多くの鉄鋼製品を普及させた企業。
 そのどちらもが、自身の導いた“アメリカ”という国を象徴するものであり、トム・サムが誇りとするものである。
アメリカ合衆国大統領:敬意の対象
 アメリカの進歩という概念が形を為したような存在であるトム・サムにとって、大統領とは、自身を生み出したもうひとりの親であるとも言える。
 特に、エイブラハム・リンカーンについては、鉄道行政に対して様々な取り組みを行った大統領ということで、時代の近さもあり、強い敬意を抱く。
前島密:“繋げる”仲間
 ジャパンの郵送システムを整備した政治家。国土にネットワークを広げ、人々を繋いだ者同士ということで、親近感を抱いている。
 彼が内包している“外宇宙のモノ”については、あまりピンと来ていないようで、もしも顔を合わせることがあれば、彼という個人に対して、それなりの礼儀を見せるだろう。

【コメント】

 元ネタをわかりやすく盛り込んだ奴。