ピュグマリオン:夫。
誰よりも愛する人で、誰よりも憎む人。
二種類……他にも数多くの幻霊を宿しているため、個人として彼に抱く感情は薄れている。
それでも特別であることに変わりはなく、その姿をひと目見ただけでも動きが止まり、復讐心が揺らぎかねないほど。
泥新宿のルーラー:夫であり、同質の幻霊を宿す者。
「自分を愛したもの」としての側面が強く現れているためか、彼に抱く感情は“憎しみ”に偏っている。
加えて、嘗ての自分を傍らにおいているのも気に食わない。私のことを忘れたの?君のことが好きな私は、もう要らないの?
“人形性愛”というのも彼を受け入れられない要因の一つで、出逢えば彼とは真逆に、真っ先に爆殺しにかかる事だろう。
ガラティア:同名の存在。
海、というものに少々トラウマを感じているので、人魚である彼女とは折り合いが悪い。
我儘が離れないその態度に、どこか既視感を重ねてしまう。名前というものは、やはり強い力を持つものなのか。
トーマス・エジソン:製作者。
厳密には別人だが、モデルはどう考えても彼だし派生作品では彼本人に造られた。
……が、人間?このライオン、人間なの?自分以上に異様な姿をしているので、復讐対象かどうか決めかねている。
ジークムント・フロイト:縁の深い人物。
“アヴェンジャー”としての性質を与えられた要因の一人。
好き勝手考察しやがって。まあ事実だからしょうがないけど……。もし出逢えば真っ先に目玉をぶつけてやる。
アスタルテ:直接の関わりはないが、“母”の面影を感じる人。
自分に生命を宿してくれた女神と同一視されることもある神格であるため、他人とは思えない。
父であり夫である彼のことは気に食わないが、母は別。珍しくアヴェンジャー状態でも素直に言うことを聞く相手。
無機物系英霊:同族。
あちらがどう思っているかはともかくとして、アヴェンジャーは一方的に仲間ヅラをする。
人形、機械、AI型であればよりシンパシーを感じるようで「一緒に人間滅ぼさない?」と話を持ちかけに行くレベル。
“アンドロイド”という単語の原点でもあるため、一応そういった類の英霊の先輩にあたる。