【元ネタ】伝承・史実・仮説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】犯罪遺伝子『ジャック・ハイルブロン』
【異名・別名・表記揺れ】殺人鬼遺伝子、ハイルブロンの切り裂きジャック、泥新宿の殺人事件
【性別】不定(女であることが多い)
【身長・体重】不定cm・不定kg
【肌色】不定　【髪色】不定　【瞳色】不定
【スリーサイズ】不定
【外見・容姿】不定
【地域】ドイツを中心としたヨーロッパ全域・イギリス・全世界
【年代】19世紀から21世紀、および生物誕生以来
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力：不定　耐久：不定　敏捷：不定　魔力：不定　幸運：不定　宝具：EX

あらゆる生物を“乗りこなせる”。
……乗らなければライダーは存在できない。

乗りこなした生物を『犯罪者』にする能力。
思考や能力などを改変し、
ただの一般人を、国中の警察を騒がせる連続犯罪者、連続殺人鬼に仕立てあげてしまう。

あらゆる種類の人間に変身し、その技能を得ることができる。
また、乗りこなした人間を変身させることもできる。

現場に痕跡を残してしまう性質。
どれほど巧みに証拠を隠滅しようと、
どれだけ手際よく情報を抹消しようと、
必ず現場にはDNAが残ってしまう。

その時代において最も信頼される証拠によって
『そうである』と示されたことで、
過去や在り方を捻じ曲げられた怪物の名。
能力や性格が変貌してしまう。
無辜の怪物を持つ者が二つ合わさったことで、
相乗効果的に変貌度が増している。
ちなみにこの装備は外せない。

ランク：EX　種別：対人宝具　レンジ：0　最大捕捉：1人
遺伝情報の怪物。
残留遺伝子が生み出した幻影であるハイルブロンの怪人の、
『遺伝子から霊基を再構成する』能力。
2014年にジャック・ザ・リッパーの正体であるとされたことから、
逆説的にジャックザリッパーの持つ能力を得たアーロン・コスミンスキーの、
ジャックザリッパー悪魔説からくる『人々が恐怖し幻想する悪魔へと身を転じる』能力。
そして利己的遺伝子論の、『遺伝子を霊基の中核とし、それを残すために行動する』性質。
この３つの合わせ技。
ライダーの遺伝子を核に、自らの姿を顔のない女性型の悪魔へと変貌させる。
残留遺伝子から構成することもできるし、ライダーの遺伝子を取り込んだ人間を変貌させることもできる。
この姿では『人』の性質を持つ者に特攻攻撃を行える。

ランク：EX　種別：対遺伝子宝具　レンジ：1　最大捕捉：1人
『日常に潜む悪意』の正体。
遺伝情報のサーヴァントであるライダーの性質を利用した必殺の一撃。
攻撃と同時に対象に遺伝子を注入し、遺伝情報を一部組み換え。
限定的な致死遺伝子とし、五体がバラバラになるようにアポトーシスを発生させる。
DNAを持つ生物には不可避な殺人攻撃。
全ての現場で被害者の死体の傷が寸分違わないのはこのため。
生物を元としたサーヴァントにもある程度ダメージは与えられるが、
それでも生身の生物相手のように必殺とはいかず、
また神など生物以外の血を引く場合減衰され、完全な無機物系サーヴァントの場合一切通じない。

彼女を構成する英霊及び幻霊は以下の三騎。
一騎目はドイツを中心にヨーロッパ広域を騒がせた犯罪者、通称ハイルブロンの怪人。
彼女はドイツハイルブロンで起こった銃殺事件を発端に、ヨーロッパ中を飛び回りあらゆる犯罪を犯しながらも、
警察にその正体を掴ませず、姿すら明らかにならなかった伝説の犯罪者。
目撃されてもその姿や性別もまちまちで、直接捕まえることができないという神出鬼没ぶり。
……その実態はDNAのコンタミネーション。
現場のDNAを採取する綿棒が一人の女性職員のDNAで汚染されていたというだけの、
ドイツ警察史上に残るお粗末な事件である。

二騎目はジャックザリッパーの正体であると一時期騒がれたアーロン・コスミンスキー。
1888年ロンドンで起きた連続猟奇殺人事件、ジャックザリッパー事件から126年後の2014年。
悪魔説や複数存在説、女性説まで騒がれ、
長きにわたり誰もその正体を知ることのできなかったかの殺人鬼の正体が最新のDNA鑑定によって遂に明らかとなったのだ！
その名はアーロン・コスミンスキー。ポーランド出身のユダヤ系理髪師であり、売春婦を怨んでいた。
……が、のちにそのDNA鑑定には致命的な誤りがあったと発覚。切り裂きジャックの正体は再び霧の中へと消える。

ジョージ・ウィリアムズ、E・O・ウィルソンらによって提唱された理論、利己的遺伝子論。
生物の個体が全て利他的(自身の利益より他の利益を優先する)場合、
その利他的な個体群の中に1匹でも利己的な個体が入れば利己的な個体ばかりが繁栄する。
すなわち自然淘汰説に則るならば生物は利己的であって然るべきである。
しかし生物には子供を育てる、群れの仲間の為の犠牲になるなど利他的と思われる行動をするものも確実に存在する。
その矛盾を解決する仮説がこの「利己的遺伝子論」である。
一見個体間においては利他的に見えるこれらの行動も、個体群全体――翻って遺伝子の存続という観点で言えば利己的といえる。
すなわち遺伝子にとって利己的な行動をとる、という仮説である。

このサーヴァントの正体は遺伝情報。
遺伝子が生み出した殺人鬼、怪人の幻影という性質。
あらゆる人間に『騎乗』し、その遺伝子を――存在を証明するために殺人を起こさせる。
敵だと気付けないのも当然だ。敵ではなかったのだから。
殺人とその他の犯行によって遺伝子をばら撒き、触れた人間に騎乗して、また犯行を繰り返す。

本体はDNA。
ジャックザリッパーの正体候補とファントムオブハイルブロンを取り込んでいることから、
基本的に犯罪を犯すことが(犯させることが)生きがいであり存在証明。
崇高な理念があるわけでも深い恨みがあるわけでもなく、
ただ自身が犯罪者だから盗むし殺す。

ただし、それでも核が遺伝子の利己性であることには変わらない。
もっと言えば、人間の遺伝子の利己性であることには変わらない。
つまり人を殺しはしても滅ぼそうとはしない。

すなわち人類を滅ぼすほどの危機や敵が現われた時、
新宿を混乱と殺戮と退廃に染める材料となっていたはずのこの遺伝子が味方に付くこともまたありうる。
というか元来人間の味方である。

イメージカラー：様々
特技：犯罪、殺人、半保存的複製
好きなもの：繁栄
嫌いなもの：絶滅
天敵：神霊、無生物系サーヴァント
願い：人類の存続、自身の存続

【一人称】乗った人間による　【二人称】乗った人間による　【三人称】乗った人間による

他のジャック・ザ・リッパー：ある意味先輩。
泥新宿のガイノイド：天敵。処刑人スキルが刺さる上に、相手は完全なる無機物であるためこちらの宝具は一切通用しないというピンポイントメタ。
泥新宿のセイバー：処刑人スキルが刺さるので、泥新宿のガイノイド程ではないが天敵。神性を持つため宝具の威力も減衰されてしまう。
利己的遺伝子論は単なる遺伝子であり、ファントム・オブ・ファイルブロンは実在しないため「裁き」の対象にならない可能性もあるが、
アーロン・コスミンスキーには犯罪歴があるため対象に成り得る。
泥新宿の泥人形：異星人で泥人形なので宝具が通じない。
デフ・グラスホッパー＆ターボババア＆プラヴォ・ヤズディ：
自身と同じく「誤解、勘違い、知識不足によって生み出された幻想の犯罪者」。
こちらは殺人を始めとする多種多様な犯罪、あちらは道路交通法違反だが、その出自の共通性にシンパシーを感じている。

本体はDNAだし、肉体も男にも女にもできるが、基本的に女性の姿を取ることが多い。
ハイルブロンの怪人は女の子だし、ジャック・ザ・リッパーにも女性説があるからね！
まぁアーロン・コスミンスキーは普通に男性なわけだけれど。