茨田線(Matta)は天神橋駅から田原台駅までを結ぶ京岐鉄道の路線である。


概要


基本情報
所在地大阪府
起点田原台駅
終点天神橋駅
駅数17
路線記号MT
開業1917年
所有者京岐鉄道
運営者京岐鉄道

路線諸元
路線距離18.0km
軌間1,067m
線路数複線
電化直流1,500V,架空電車線方式
最高速度100km/h


天神橋駅を起点とし、大阪市北東部を横断しつつJR片町線との乗り換えが可能な住道駅を経て四條畷市田原台へと至る。また、田原台駅以東は京阪奈高速鉄道として精華町、木津を経てJR関西本線と接続しており、京岐鉄道を含め3社での相互直通運転が行われている。
人口増加の続く大阪市北東部、また関西文化学術研究都市から梅田方面へ鉄道で概ね直結する唯一のルートとなっており、輸送密度、営業収益ともに安定はしている。
上述のとおり、現在では大阪都心部と大阪市北東部、いわゆる北河内地区の南部、また相互乗り入れにより京阪奈方面を接続する主要路線のひとつとなっているが、1990年代初頭までは天神橋と住道を接続するいわゆる盲腸線であり、当時から営業面で安定した路線ではあったものの近代化が遅れていた。
乗り入れ開始後は線路の改良、退避可能駅の増加や接客面では自動改札機の設置にくわえ、主要駅を中心に外装も一新したリニューアルともいえる設備の近代化が一挙に行われたものの、各駅停車停車駅では遠隔管理システムの整備のみにとどまったものや、ホームの延長ができず現在でも乗り入れ前と同様の有効長となっているものも存在する。
路線名は本路線の通過する「茨田郡」より。しかしながら本路線のうち茨田郡区間はごくわずかとなっている。

歴史

1923年:大阪と奈良・京都を結ぶことを目的に設立された「阪奈電気鉄道*1」が天神橋〜住道間に鉄道を開通させる。
1925年:新京阪鉄道が天神橋〜淡路駅間を開通させ、天神橋駅が同社路線と阪奈電気鉄道線の乗換駅となる。
1931年:京阪電気鉄道が大幅な計画変更を経て梅田線として森小路〜内代間を開通させ、阪奈電気鉄道内代駅が同線との乗り換えとなる。(4月)
    京阪電気鉄道との合併により同社茨田線となる。(6月)
1943年:京阪電気鉄道と阪神急行電鉄の合併により当路線は京阪神急行電鉄の茨田線となる。
1944年:京阪神急行電鉄梅田線が休止となる。同線はのち1947年に廃止。
1949年:京阪神急行電鉄より京阪電気鉄道、淀川急行電気鉄道が分離し当路線は淀川急行電気鉄道の茨田線となる。
1950年:長柄東口駅を長柄駅と改称。
1954年:全線が狭軌に改められる。
1967年:鶴見駅が開業。横堤口駅を東鶴見駅に改称。
1994年:京阪奈高速鉄道が寺川駅〜平城山駅間に開業する。同線開業に伴い住道〜寺川間*2(2.0km)が茨田線の延伸区間として総延長が10.7kmより12.7kmとなる。
    京阪奈高速鉄道、また平城山駅より西日本旅客鉄道との相互直通運転*3が開始(全区間)され、同時に急行(全区間)の運転が開始される。
2021年:京阪奈高速鉄道寺川駅〜田原台駅間が京岐鉄道に移譲され、総延長が12.7kmより18.0kmとなる。
    

運行形態

日中は線内完結の各駅停車(天神橋〜鶴見・田原台)および京阪奈高速鉄道線方面へ直通する急行が運行されている。
両数はホーム長の都合により各駅停車はすべて4両、急行は6両となっている。
早朝及び夕方以降のみ都島、住道駅ならび近隣に車両基地が存在する都合上諸口駅を始発、終着駅とする列車が存在する。
2024年のダイヤ改正にともない、京岐梅田駅〜京阪奈高速鉄道の精華大通り駅まで全車座席指定制の「ライナー」の運行が開始された。

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