政治経済法律〜一般教養までをまとめます

 本来は地方自治体の事務ではないが、主として国から委任される事務をいう。わが国ではかつて、「団体委任事務」と「機関委任事務」という2種類の委任事務が設けられていた。このうち、団体委任事務は、自治体の事務として処理され、地方議会の審議や監査の対象となる点で、自治体本来の事務と変わらなかったが、機関委任事務は、あくまでも国の事務として扱われ、自治体の首長も国の下部機関として上位機関の指揮監督を受けることとされていた。わが国の自治体では、機関委任事務の比率が著しく高かったが、1999年の地方自治法の大幅改正で、両事務ともに廃止された。自治体の事務は、自治事務と法定受託事務とに区分され、国の介入は大幅に削減された。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

役立つリンク

管理人/副管理人のみ編集できます