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北宮線(きたみやせん)は、大村県山袋市の山袋駅から大村県北宮市の北宮駅に至る北宮急行電鉄(宮急)の路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はK。

基本情報

北宮線
基本情報
舞日本
所在地大村県
区間山袋駅-北宮駅
駅数22駅
路線記号K
開業1923年10月2日 (大村駅-北宮駅間)
所有者北宮急行電鉄
運営者北宮急行電鉄
車両基地北宮車両センター
路線距離26.9 km
軌間1,435mm・1,067 mm
線路数複々線・複線
電化方式直流1,500 V 架線集電式
保安装置WS-ATC
最高速度140 km/h

概要

路線について

北宮急行のアーバンネットワーク(大上谷羅エリア)の路線の一つであり、山袋駅から大村・桃田に位置する大村駅を経由して、向日西高市・山陵市・北宮市などの大村県内の各都市とを結ぶ通勤・通学路線である。

歴史

1923年に開業した大村駅 - 北宮駅間は、舞日本の鉄道としてはそこそこ古い。大村駅-山袋駅の区間は1958年から1960年にかけて学園鉄道によって敷設されたものである。大半の列車は北宮線内で完結せず、北宮駅からYR北城線・Nara Metro線に直通するほか、山陵駅から羽沢高速鉄道線・舞鉄線に直通する列車も設定されている。

競合路線と混雑

学園都市駅 - 山陵駅間では大原梅沢駅 - 村上駅間を結ぶ大急村上本線?および舞鉄若村線?の私鉄各線が並行しており、人口の多い大上間(大村 - 村上間)では「私鉄王国」と呼ばれる開西の中でも特に熾烈な乗客獲得競争が繰り広げられている。運賃は北宮急行が一番安いが、スピードは負けている。大村駅 - 六地蔵駅間の混雑率は1日約242%と多く、北宮急行管内では環状線に次いで第2位である。

ラインカラー

ラインカラーは黄緑であり、北宮急行のコーポレートカラーがそのままラインカラーとして使われている。路線記号は K。

種別やサービス

種別名説明
普通各駅に停車する。4〜9両で運転される。
区間急行朝夕ラッシュ時に設定される。10両で運転される。
急行日中時間帯に多く設定される。15両で運転される。
新急行どこにでもいるやつ。10分間隔で走っている。15両で運転される。
特急全車クロスシート2ドア。予約制(無料)なので確実に座れる。15両で運転される。
サービス名説明
特急券特急列車乗車するための切符。無料で入手できる。
充電レンタル特急列車の車内と駅に設置されている。220円でPC・スマートフォン等を100%まで充電可能。

沿線

沿線には、「向日寺の変」で有名な世界遺産「向日寺」(宮急向日町駅徒歩2分)や、舞日本国最大の祭り「山陵祭り」が行われる「山陵神社」(宮急山陵駅直結)などがある。
学園都市、大村、南山陵などの大都市を通るが、なみばや里横へは現在、一本では行けない。

運賃

全区間が大村統括本部の管轄であり、旅客営業規則の定める「大村近郊区間」、およびIC乗車カード「MIYAKA」のエリアに含まれている。北宮線の全区間が電車特定区間に含まれており、区間外より割安な旅客運賃が適用される。(公式ホームページの運賃検索に非対応)

駅一覧

駅ナンバー駅名区急急行新急特急乗り換え路線所在地
K-22山袋駅上急本線?,舞鉄山袋線?,大村市営西大村線?,大村交通北野線?山袋市
K-21西山袋駅大村市営西大村線?
K-20鏡音森林公園駅YR鏡音大和線?
K-19新鏡音駅
K-18鏡音駅大村市営三河線?大村市
K-17海野中央駅
K-16海野駅
K-15学園都市駅大急村上本線?
K-14三俣川駅大村市営俣川線?
K-13東谷駅大村高速鉄道線?
K-12亀ヶ峰駅
K-11大村駅宮急関村線,宮急村上東線,宮急村上西線,宮急中山線?,YR十日町線?,大急村上本線?,舞鉄若村線?,舞鉄六京線,岩急大村線?,Xライナー?,大村市営大村筋線?,大村市営西森線?,大村市電?
K-10六地蔵駅大村市営西森線?,舞鉄若村線?
K-09向日町駅宮急向日環状線,大村市営大村筋線?向日西高市
K-08西高市駅宮急石切線,大急村上本線?,舞鉄若村線?
K-07高塚谷繫駅青葉市
K-06青葉台駅YR中浜線
K-05南山陵駅宮急向日環状線,舞鉄若村線?,大村交通山陵線?山陵市
K-04山陵駅宮急村上線,大急村上本線?,舞鉄若村線?,舞鉄山陵線?,大村交通山陵線?,大村交通宮本線?
K-03つむぎの駅
K-02あさひが丘駅北宮市
K-01北宮駅YR北城線,宮急関村線,大急北宮上輪線?

使用車両

使用車両の編成などについては、所属基地である北宮車両センターを参照
本節では、北宮線に使用されている車両について記述する。

営業列車は4扉ロングシートの通勤形電車が使用されており、全区間15両・10両編成で運転されている。このほか、配給や検測車などの入線もあるが省略する。

2500系

1977年より運転を開始した。「ストロングカー」の愛称がある。機器などが2000系と似ているが、主要機器の見直しも行われ、主回路制御にGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータを採用した。現在は1編成のみ活躍しており、各駅停車専用となっている。

9200系

北宮線の各駅停車専用車両。設計は2500系とほぼ同じ。「ストロングカー2」の愛称がある。2500系と大きく違う所が、主回路制御にIGBT素子VVVFインバータ制御の採用や、優れた加速度・減速度、二画面の液晶式車内案内表示器など。

10000系

2002年より運転を開始した。50編成が2009年までに投入され、900系を順次置き換えた。車体には、黄緑の帯をまとっている。0番台・1000番台・2000番台がある。

20000系

2016年より運転を開始した。30編成が2018年までに投入され、1000系を順次置き換える。車体には、黄緑の帯をまとっている。現在は1000番台のみ走っている。

8000系

2023年登場。バリアフリー推進のため、各車両に車椅子スペースが設けられ、ドア閉動作開始ランプ、スタンションポールの設置、火災対策としての貫通扉の設置などが行われている。風見車輛製。
VVVF
東洋IGBT-VVVF (関村線りんくう京町駅?にて 到着→発車)
音声ファイルへのリンク

1000系

1966年より運転を開始した。40編成が1990年までに投入され、900系を置き換えた。軽量ステンレス鋼製の20 m級4扉車体で、梨地仕上げのステンレス材を使用し、正面・側面には宮急のコーポレートカラーである黄緑の帯をまとっている。現在、2編成のみとなっていている。
VVVF
日立初期GTO-VVVF(走行音:北宮→あさひが丘)
音声ファイルへのリンク
(クレジット表記 日本語車内放送:羽沢レイ様 英語車内放送:NextStation様)

900系

1948年より運転を開始したかつての北宮線の主力車両。高い加速度と定員が高めなのが売りだった。2005年の引退後はイベント専用列車として活躍したが現在は完全引退した。一部の車両は風見鉄道へ移った。

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