架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

コメットアントとは、モトゥタエ国に生息するアリである。堅牢な外骨格と強力な顎を持ち、集団で獲物に襲いかかる習性がある。
光沢のある青い見た目で、体長は1センチほどだ。
コメットアント
Comet Ant
体長約1.5センチメートル
食性雑食

生態

草地など比較的開けた環境を好み、餌の収集は気温22℃〜36℃の間に行う。昼夜を問わず活動し、日中は活発に動き回り、夜間は巣の中で休む。また、集団行動を行う昆虫を捕食するが、同種や近縁種でも食べるものが異なる。そのため、群れの中に別種の個体がいる場合、互いに攻撃して殺し合うことがある。
食性は雑食だが、主に肉食であり、小型の昆虫を主食とする。
巣を作る場所は様々で、岩場や倒木の下、枯れ草の中などに作ることもある。特に多いのは樹洞に作ったものだ。樹洞には巣の入り口から奥に向かって、縦長の空間が作られる。入り口から巣の奥までは、平均20メートル程の長さがあり、中には30メートルを超えるものもある。
女王アリを中心としたコロニーを形成しており、その数は100匹以上に及ぶ。しかし、寿命を迎えた女王アリが死ぬか、働き蟻が全て死ぬことで、コロニーは崩壊する。崩壊後は女王アリだけが生き残り、新たなコロニーを形成する。
また、卵を産む時は一度に10個前後産むが、全て孵ることは無いため、生き残った幼虫は成虫になるまで蛹で過ごすことになる。

人間との関係

コメットアントは比較的警戒心の強い性質のため、駆除が難しい。さらに数が多く、被害が大きい場合は専門家による駆除が行われる。
個体数が多いため、農村では害獣として扱われていることが多い。農家にとっては害虫だけでなく、害獣でもある厄介な存在だ。
主な駆除方法は燻蒸剤の使用、毒薬を用いた毒殺などになる。
また、巣を見つけて駆除する場合も、事前に巣穴の位置を確認してから行われる。

被害

蟻酸は危険であるため、口の周りに付着しただけでも皮膚炎を起こす恐れがある。そのため、巣を見つけたらすぐに燻蒸剤を使用することが望ましい。また、巣を発見した際に、刺激を与えてしまうようなことは避けるべきだ。
また、蟻酸は非常に揮発性が高く、風向きによっては離れた場所にいる人にまで匂いが届くことがある。もし、誤って吸い込んでしまった場合には速やかに病院へ行き、医師の指示に従うこと。
また、松明や火炎瓶などで焼き払う方法もあるが、非常に危険なため推奨されるものではない。

外来種としての拡散

元々モトゥタエ国にのみ生息していた昆虫である。しかし伝承などから推察するに、過去に隣島へ持ち込まれたものが野生化したことがあったと考えられている。
その際は隣島の住民による迅速な駆除により事なきを得たようだが、その際に運び込まれた虫の一部が繁殖してしまい、現在は近隣諸国にも生息域が広がっているらしい。
なお、モトゥタエ国は現在は半鎖国状態にあるため、コメットアントの拡散もこれ以上進行することはないと思われる。
こうした状況を踏まえ、ラピタ王国ではコメットアント対策担当官に書記官として名を馳せたキマイ・トドを任命し、彼を筆頭にその対処に当たっているということだ。

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