架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

タグ検索でラピタ王国41件見つかりました。

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母の思い出

 山からの風が吹きおろし、雨雲となって空を覆う、ラピタの夏の日のことである。もとより湿潤なこの国では、殆どが夏であり雨が降るが、その日は一際激しく音を立てて降り注いでいた。 「クリス、飲み物を用意して頂戴」 「お茶でよろしいですか?」 「うん」  王女リリィは、この雨に理由を得て仕事を休み、王宮の一室から黙然と外を眺めていた。巫鳥に濡れたバルコニーからは、雨の薄い衣を通して甍を連ねる市街地が見える。 「流石に今日は強いわね。誰も通りに出ていないわ」 「もう少し続く様です。川が氾濫しなければいいのですが」 …

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%ca%ec%a4%ce... - 2022年11月22日更新

統一以前のラピタ島の歴史

ここでは、[[ラピタ王国]]に統一される以前のラピタ島の歴史と、それに関連する周辺島嶼の歴史を記す。 #contents *概要 ラピタ島は、聖暦18世紀初頭にピリカ国首長であったラピタ王国初代国王、ポマレ1世によって統一されたが、それ以前は長きに渡る群雄割拠の時代が続いていたとされている。 が、島において文字が用いられ始めたのは[[ポマレ3世]]の治世後期のことであり、それ以前の歴史については文献史料は断片的な口承及び、王家によって編纂された後代の年代記を参照する他無く、島の内部に点在する遺跡群や遺…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%c5%fd%b0%ec... - 2022年10月12日更新

ラピタ王国

|>|~ポマレ朝ラピタ王国 އަ އު ޕ އު ނ އި މ އޫ އި އޮ ލ އަ ޕ އި ޓ އަ(Aupuni Mōʻī o Lapita)| …

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%e9%a5%d4... - 2022年10月12日更新

ポマレ3世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]タアロア| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1807年9月11日|| |bgcolor(#6495ed):''称号''|全ラピタのアリイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|カアフマヌ|| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ4世]]他多数| #contents *概要 ポマレ3世はポマレ朝ラピタ王国の第3代国王(アリイ)(在位1754年-1807年)。政治手腕に優れた明君として知られ、政…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月05日更新

ポマレ4世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]ワイプキ| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1844年3月7日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|全ラピタのアリイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|ママラホエ| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ7世]](ひ孫)他| #contents *概要 ポマレ4世はポマレ朝ラピタ王国の第4代国王。父親は名君として名高い[[ポマレ3世]]。今までの先例を破り、積極的に他国との…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月05日更新

タアロア

gcolor(#6495ed):国|[[ラピタ王国]]| |bgcolor(#6495ed):州|ピリカ王室御料地| |bgcolor(#6495ed):都市性格|王都| |bgcolor(#6495ed):設立時期|不明| |bgcolor(#6495ed):総人口|約20,000人| |>|余裕があれば貼る。| #contents *概要 タアロアは[[ラピタ王国]]の首都にしてほぼ唯一の都市。10,000人を越える人口を有する都市は、トゥアナケ地方の多国籍租借地を除いて他に国内には…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%bf%a5%a2... - 2022年10月05日更新

サンセット・スリング

さい。あれが今の、トゥアナケです!」  ラピタ王国王女、リリィ・ティナ・ポマレがおよそ六年ぶりにトゥアナケの土を踏んだのは、それからおよそ一時間後のことだ。王都タアロアから二昼夜を越えた船旅の終わり、様変わりした港の桟橋が、初めの歓迎であった。  「ATTENTION、タアロア発トゥアナケ着、定期フェリー三〇六便のお客様は七番ゲートより手荷物・検疫検査場へお入り下さい。トゥアナケ発、ハレレマヌイ・リゾート行きフェリーの搭乗受付は九時五十分から…」  桟橋から下船した三人は、特権身分証を提示して速やかに検査…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%b5%a5%f3... - 2022年10月04日更新

ポマレ8世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]タアロア| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1913年3月1日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|ラピタ王国のアリイ・ヌイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|ロト・カプワイア| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ9世]](息子)他| #contents *概要 ポマレ8世はポマレ朝ラピタ王国の第8代国王。王国史上2人目の女王であり、現状最後の女王である。 父王[[ポマ…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月03日更新

ポマレ5世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]パペーテ| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1836年6月6日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|全ラピタのアリイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|ロノク・ポマレ| |bgcolor(#6495ed):''親族''|マリヤ・タポア([[ポマレ7世]]の祖母)他| #contents *概要 ポマレ5世はポマレ朝ラピタ王国の第5代国王。父は開国王と呼ばれる[[ポマレ4世]]。異母妹にポマレ7世…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月03日更新

ポマレ6世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]タアロア| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1872年6月1日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|全ラピタのアリイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|リリウ・パキ| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ7世]](従甥)他| #contents *概要 ポマレ6世はポマレ朝ラピタ王国の第6代国王。母は王国最初の女王[[ポマレ5世]]。 生まれつき重度の言語障害を持ち、読み…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月03日更新

ポマレ7世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]ヤルパ| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1875年3月1日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|ラピタ王国のアリイ・ヌイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|カラニオレ| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ8世]](娘)他| #contents *概要 ポマレ7世はポマレ朝ラピタ王国の第7代国王。母は第4代国王[[ポマレ4世]]の孫娘キナウ・シャーロット・ポマレ。 3歳…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月03日更新

ポマレ2世

(#6495ed):''出身地''|[[ラピタ王国]]タアロア| |bgcolor(#6495ed):''死没''|1754年9月11日| |bgcolor(#6495ed):''称号''|全ラピタのアリイ| |bgcolor(#6495ed):''配偶者''|ピコ・マリエ| |bgcolor(#6495ed):''親族''|[[ポマレ3世]](息子)他| #contents *概要 ポマレ2世はポマレ朝ラピタ王国の第2代国王(アリイ)(在位1711年-1754年)。彼は父譲りの軍事的才能によって王国…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%dd%a5%de... - 2022年10月03日更新

王女様の有閑なる休暇

ロード装丁の巨大で分厚い本の表紙には、「ラピタ王国地理誌16 ポマレ7世14年度版」と金色の文字で記載されている。 「100年以上前の資料だけど、まあ無いよりマシと思って」 「これ、図書室の本棚の隅の隅で埃まみれになってる一団から掘り出したんですよ。まさか、隣のやつ全部地理誌とか言いませんよね?」 「大正解。当時一生懸命測量したのはいいけど、情報量格差がえげつなくてね。全17巻、凡そ10年かけて全土の記述を書いたは良いけど、確か半分以上の10巻くらい迄が所謂本土4島の記述で埋まってしまって、それ以外のを強…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%b2%a6%bd%f7... - 2022年07月18日更新

たった一言

 「お疲れ様。また明日」  わたしはそう言って、強引に部屋を出て行った。後ろは振り返らない。そう心のうちに決めて、扉を締めて階段を降りる。  どこかに行くあてがあるわけではない。どうせ日が暮れたら、また王宮には戻らねばならない。それでもわたしは、日暮れの街へと強引に一歩を踏み出した。  一応この熱帯の島にも、季節めいたものはある。蒸し暑い夏から、多少過ごしやすい秋がくる。半袖では少々肌寒い時節だ。  街の人通りはまばらである。今夜が細い三日月の夜なのもその理由であろう。薄暗く閑散とした都の大路、対照的に明…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a4%bf%a4%c3... - 2022年09月27日更新

神々の系譜

神々の系譜とは、[[ラピタ王国]]において編纂された宗教書、聖典。成文化された聖典や、系統だった信仰を持たなかったラピタ古来の宗教を作り直す役割を担った。 作者は[[ポマレ3世]]から[[ポマレ4世]]の時代にかけて活躍した王族リコ王女。 *成立 本書が成立したのは1800年代初頭のポマレ4世の時代である。この頃王国は、伝統的に採っていた異文化圏の外国からの文物流入抑制策を捨て去り、積極的な貿易を志向していた。 それに伴い、諸外国からは様々な品物や文化、宗教が大量に流入し、王国の生活は大きく変わりつつあ…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%bf%c0%a1%b9... - 2022年09月26日更新

火垂る日

二人がまだ少年少女だった時のことだ。  ラピタ王国の王女リリィは、付き人のクリスからふとこんなことを聞いた。 「ホタル?」 「はい。都を出たこの先の川に、最近出る様になったみたいですよ」  尻を光らせて飛ぶホタル、自然豊かなこの国ではあちこちで見られる虫だ。しかし、今までに巡り合う機会がなかったのか、彼女はそれを直接目にしたことは無かった。 「そういえば、私はその虫を見たことが無いわ」 「おや、そうでしたか」 「ええ。私が行ったことのある川では見たことない。クリスはあるの?」 「まあ、俺は多少ありますよ。…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%b2%d0%bf%e2... - 2022年08月29日更新

あなたも、あるいは…

は例外ではないのだった。  十二年前。ラピタ王国に、「運命が、船の姿を取って現れる」二年前のこと。後に王国のキーパーソンとして大いに名声を高めることになる、リリィ・ティナ・ポマレ王女は、まだ十歳の少女であった。  神々の加護を受けて国を統一した初代国王は、その身体全てが常人と異なる白色であったという。彼女はその生まれ変わりの如く、同じ白色の体を持って生まれた…。 「クリス、ねぇ、クリス」 「どうかなさったのですか、リリィ様」 「どうかもなにも、もう嫌よわたし。だって、この後もきっとお勉強、鍛錬、修行の繰…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a4%a2%a4%ca... - 2022年08月21日更新

ご令嬢達の百物語

フプアアのアリイまで様々居るみたい」  ラピタ王国の第一王女リリィ・ポマレは、丁寧かつ流麗な字体で書かれた手紙を興味深げに眺めた。今日この日まで、彼女はこうした同年代の少女達との付き合いを持ったことが殆ど無かったのである。 「カリオカラニ卿…確か大臣として宮中で見かけた事があるわ。確か…」 「大蔵大臣です、リリィ様」  彼女の付き人にして補佐役、クリス・オウムアムアは丁寧に答えた。彼女が同年代の友人を作らなかった、無自覚の原因がこの青年である。 「ああ、そうだった。最近准国主の称号をお父様から頂いた人ね」…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a4%b4%ce%e1... - 2022年08月16日更新

マカヒキ

マカヒキとは、[[ラピタ王国]]における伝統的な新年の大祭である。国王が最高司祭として自ら儀礼を主催し、農耕と平和の神ロノの到来と作物の収穫を寿ぐ重要な国家的行事であり、王国の建国以前から連綿と受け継がれてきた。 また、マカヒキは単なる宗教儀礼ではなく、複数の国々から人が集まることから、交易機会や文化的なイベントとしても極めて重視されている。 *起源と神話 ラピタ人の宗教においては、4柱の神が大神として崇拝されているが、ロノ神はその1柱であり、農耕と平和を司る神である。 神話によると、一年のうち三分の二…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%a5%de%a5%ab... - 2022年08月18日更新

尽きないものは温泉と…

 今から五年前のタアロアと言えば、恐らくは一国の首都の中では最も異質な都市であったろう。この20世紀末の時代ともなれば、どこの街でも街灯が道路を照らし、建物の明かりによって夜であっても手元が見えないと言うことはないはずだが、このタアロアではそんな常識など通用しない。  夜になると市街は文字通り闇に包まれ、月と満天の星灯りの他に備え付けの光源は無く、夜に出歩かざるを得ない事情のある者は、蝋燭を芯にした提灯や松明を掲げて怯えながら道を行くのである。  ことが起きたのは7月の初め、日がくれて闇がひたひたと迫り来…

https://seesaawiki.jp/newworldorder/d/%bf%d4%a4%ad... - 2022年08月14日更新

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