架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

タイクーンウミトガゲとは、モトゥタエ国の近海に生息するウミトカゲの1種である。
トカゲの仲間だが、名前はタイクーンウミトゲであることに注意。命名者のアパ・ネパ曰く、「濁点が多いほうが格好良い」とのことである。
肉食の恐ろしい海獣であり、その肉は臭くて食えたものではないのだが、一部の好事家の間では珍味として高値で取引されている。
このタイクーンウミトガゲがなぜ恐ろしいかと言うと、彼らは人間を捕まえては食い殺すのだそうだ。
しかも、ただの人間ではない。女子供であろうと容赦はしないという。
だが、そんなタイクーンウミトガゲを狩るには相当な技術が必要である。
何しろ奴らは素早い上に、岩場や砂浜などに身を潜めて獲物を襲うからだ。
タイクーンウミトガゲ
tycoon sea lizard
体長約15メートル
食性肉食

形態

遊泳生活に適応するため、巨大で胴長、流線型の体つきをしている。
四肢はヒレ状になっており、泳ぐ時にはそれを使って移動するようだ。
顔はカメに似ており、口吻が長く突き出ている。また、頭部の側面から後方に角のような突起が伸びており、これは捕食用の器官であるらしい。
全身は黒いウロコに覆われていて、その硬さもなかなかのものだという。
しかし、何よりも恐るべきはその鋭い牙だ。
一度噛み付いたら決して放さず、骨ごと砕いて飲み込んでしまうのだという。
牙は鋭く、鋼鉄製の鎧でも易々と貫いてしまうほどなのだとか……。

生態

モトゥタエ国近海に生息し、日中は岩礁地帯に隠れて過ごしていることが多い。夜になると餌を求めて海上に出没するという。
タイクーンウミトガゲは非常に警戒心が強く、普段は滅多に姿を見せない。
そのため、彼らの姿を実際に見た者はごく少数だろう。
目撃情報によると、タイクーンウミトガゲは海中に棲む魚や海獣を追って現れることがあるという。
どうやら狩りの最中に、偶然にも獲物を追い込んだりしているらしい。
しかし、獲物に近付き過ぎると逆に自分が狙われることになるため、一定の距離を保ちながら追跡するそうだ。
そして、逃げられなくなった相手を捕食するらしい。
タイクーンウミトカゲは、その巨体に似合わず非常に身軽で素早い動きをする。
そのため、海面を高速で泳いでいる時にその姿を捉えるのは至難の業である。仮に捉えても、振り切られる可能性の方が高いだろう。
その速さは時速60kmに達することもあるのだそうだ。
しかも、泳ぎ疲れた様子もなく、長時間に渡って同じ速度で泳ぎ続けることができるらしい。
これは凄まじくタフな肉体を持っている証拠であろう。
そのため、タイクーンウミトガゲと戦う場合はまず相手の出方を窺う必要がある。
そうして隙を見つけたら一気に攻め込むというのが基本的な戦い方になるはずだ。
まさに海の王者であり、生態系の頂点に君臨しているが、腹板が退化しているため陸地に打ち上げられると全く身動きがとれずにそのまま死んでしまう。

人間による利用

タイクーンウミトガゲの肉はとても臭いらしく、食用に適さないとされている。
しかしその鱗や牙は防具などに加工でき、特に硬度の高いものは剣の材料として重宝されているという。
また、皮は革製品の原料となる他、衣服などにも利用されているらしい。
さらに、その内臓も薬などの原料として使われるのだそうだ。
ちなみに、タイクーンウミトガゲの心臓を食べると不老不死になれるという伝説があるそうな。

被害

人間に狩られ、利用される一方で、その獰猛さから人間が襲われる被害も多発している。過去10年でモトゥタエ国では二十数名の死者が出ているという。
多くの場合、犠牲者は丸呑みされて喰われてしまい、遺体すら残らない。
そのため、身元を特定することは極めて困難である。
こうした被害を防止するためモトゥタエ国の戦士団による駆除がたびたび試みられているが、あまり効果はないようだ。
それでもまだ被害が続いていることから、今後ますます増えるのではないかと懸念されている。

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