架空国家を作ろう　亜空世界線

マウサネシアで太陽教の祭事の際に行われる憑依舞踊であり、悪しき精霊を村から追い出して、病や凶作他様々な不幸を回避する目的がある。
円陣を組んだ数十人のマウサナ人の合唱にのって、その中心で初潮前のトランス状態のマウサナ人の子供数人が踊り子になる。
マウサナ人のみならず、人間が参加することもよくあり、合唱側は成人男女、踊り子側は二次性徴前の男女である。
なお、この祭事は、例えばゴトロスで普及している御派太陽教など、海外の太陽教には存在しないものである。

悪霊は被造物の肉体のエネルギーを吸って生き、ウイルスや細菌、自然災害を武器として被造物を攻撃するとされ、悪霊が人の肉体を乗っ取ると、呪術師となって他者を呪い、人をゾンビに変えるとされる。
そこで悪霊を追い払うことで流行病や凶作を追い払うことができるとされ、先史時代のマウサネシアで誕生し、伝統的に行なわれていたものが太陽教に習合されたものがチャチャである。

伝統衣装を身にまとった数十人（百人を超えることもある）のマウサナ人および男女が、幾重にも重なった円陣を組んであぐら座りをする。
チャチャの合唱は、端的に言えば「打楽器で表現すべきメロディのないリズム・パートをひたすら唱える」ものである。

主旋律は単独で「シリリリ・プン・プン・プン」と発声しながらメトロノームのように基本的な四拍子を刻み、全体のリズムを保つ。さらにもう一人は、単独でメロディーを歌う。そして、この2人以外の全員が以下の4つのパートに分かれ混ざりあって座り、サルの鳴き声を模倣したピッチを持たない「チャ」「チャ」というような発声を行う。

• 四拍子の間に「チャ」という叫び声を7回入れる。
• 四拍子の中に「チャ」を5回入れる。
• 四拍子の中に「チャ」を6回入れる。
• 四拍子の中に「チャ」を6回入れるのを、少し後ろにずらして刻む。

このようにそれぞれのパートが一定のリズム・パターンを持っており、これが全体として合わさると「チャチャチャチャ」という16ビートのリズムのように聞こえる。「チャチャ」という呼称はこれによるとされる。

音源は拾い物ですので、私が作ったものではないのをご了承ください。
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