架空国家を作ろう　亜空世界線

基本的に大人しく控えめな性格をしているものの、芯の強い部分もあるようだ。
また、困った人を見ると放っておけないらしく、よく厄介事に首を突っ込んでいるらしい。
ただ、無鉄砲なところがあるので、危ない目に合うことも多いようだ。
なお、料理が得意なので、よく同僚たちにご馳走してくれる。
ただし、その味は美味しいとは言い難く、たまに失敗した料理が出てくることもある。

元々はトァイ・パロア自治州の田舎町で生まれ育った少女である。その頃は、まだ普通の少女だったようだ。ただ、彼女の両親が何者かの手によって殺害されたことをきっかけに人生が大きく変わることになる。
ある日のこと、事件は起こった。それは、彼女の目の前で起こった出来事である。
その日の晩御飯は、彼女が作ったものだった。それを食卓の上に並べた後で、彼女は居間のソファーに座っていた。すると突然、台所の方から悲鳴が上がったのである。
何事かと思い、彼女は慌てて台所に向かった。そこには血塗れになって倒れている両親の姿があり、その隣では包丁を手にした男が立っていた。その男こそ、彼女の両親を殺害した犯人だったのだ。
男は彼女を殺そうとしていたが、咄嵯の出来事に対応できずに戸惑っていたようだった。彼女は男の隙を突いて、持っていた包丁を奪い取った。そして、そのまま男を刺し殺したのである。
こうして、彼女は自分の手で殺人を犯してしまった。しかも、その相手は自分の実の父親を殺した人間なのだ。その事実が彼女を精神的に追い詰めたようで、ついに発狂してしまったらしい。しかし、すぐに駆けつけた警官たちによって保護され、病院へと運ばれた。幸いなことに、彼女の精神状態は安定しており、入院の必要はなかったようだ。だが、精神的なダメージが大きかったためか、しばらく療養することになった。その間は、親戚の家で暮らすことになった。
その後、彼女は退院して実家に戻ることになる。その際、義理の兄になった少年のことは気がかりだったようだが、結局は会いに行くことはなかった。