架空国家を作ろう　亜空世界線

コールランド島とヌハピヨール島に位置する単一民族系連邦制立憲君主制国。国家元首は二重十字憲法により､ロア＝グレキア王室の最年長者乃至王太子が務める。
その前身はロア＝グレキア連合王国であり､ロア＝グレキア連合王国はロア皇国とグレキア王国から構成される。ロア＝グレキア王室はロアール王室とグレキアーネ王室の連合王室である。

人口6300万人､GDPは535兆3500億LGDの地域大国であり､憲法によりSDF系防衛組織のみの保有が認められる準中立国である。

基幹産業はサービス部門で､GDPの約51％を占めており、金融サービス業界は特に重要で、マキナポリスは世界最大の金融センターである。製薬業界も重要な役割を果たしており、医薬品研究開発シェアは世界3位。自動車産業は、国内の主要な雇用先および輸出品目である。ロア＝グレキア連邦共和国は大量の石炭・天然ガス・原油を埋蔵しており、埋蔵量は2015年に29億バレルと推定された。ロア＝グレキアの経済はロア連邦とグレキア国によって構成されるが、地域によって差が存在するわけではない。マキナポリスの経済規模は冷海及びカリオニア大陸内でGDPが最大の都市である。

ロア＝グレキア連邦共和国は連合王国時代､その前身のロアール皇国グレキアーネ王国時代からその主要民族はレギオン人であり､現時点で国内人口の96.38%を占める。

ロア＝グレキアの国防は自衛隊がその大部分を担っている。またイオニア連邦軍の戦力のうち40%を占める。
現状自衛隊全体の隊員数は71万と6983人であり、その比率は海上自衛隊が最も多い。現状の海上自衛隊の隊員数は41万1981人である。
これら各自衛隊はありとあらゆる作戦や戦場に対応するため徹底的な高練度と強い意志が求められており、結果的にそのほとんどが国立の連邦中央大学体育学科もしくは情報学科などを卒業したエリート達である。また連邦中央大学の体育学科や情報学科を修了したとしても必ずしも自衛隊に入ることが出来る訳ではなく、更にそこから厳しい試験や情報部による調査が行われる。
結果自衛隊に志願する人々は年間5万人ほどだがそのうちの10%しか入隊することができない。
またそんな自衛隊に入隊が叶ったとしてもそこで行われる激しい訓練は隊員たちの肉体を精神を様々な方面から徹底的に虐め抜き､一人前の隊員として成長する前に除隊してしまう隊員も少なくない。だがそんな自衛隊だからこそ志願する人々が後を絶たず､結果的に全隊員が圧倒的な練度を獲得するほどとなった。
またそんな圧倒的な練度を確保している自衛隊だが､その能力が最も発揮する場面は防衛戦と報復戦である。2000年にチノセで起きた3.11原子力発電所テロにおいては原子力発電所に立てこもったテロリストを､特殊部隊では無い一般部隊が1人も欠けることなく鎮圧せしめ､アリセテラに位置していたテロリストの本拠地を見事一人の死者もなく壊滅させたことからもわかるであろう。
基本陸上自衛隊では兵団＞師団＞旅団＞連隊＞大隊＞中隊＞小隊＞分隊で部隊を編成している。このうち分隊については基本8名であるものの作戦によっては2名1組のエレメントと呼ばれるペアを組み作戦に挑む。
このエレメントは他の海上自衛隊や航空自衛隊､戦略自衛隊においても同様で海上自衛隊においては護衛艦隊群＞護衛艦隊＞護衛隊＞戦隊となるが戦隊の基本編成である4隻から2隻ずつのペアにわけエレメントと編成することがよくある。
航空自衛隊では日常的にエレメントという単位を使用し、基本は2機の編隊をエレメントと呼ぶ。

現状の海上自衛隊には400隻の戦闘艦艇､200隻近い小型艦艇などが配備されている。またこの戦闘艦艇の半数近くが冷海連合護衛艦隊を構成する第一第二両護衛艦隊に所属している。

政治体制は基本として全13自治共和国からなる州と1つの連邦直轄地域で構成される連邦共和制国家である。連邦政府は原則として立法､行政､司法の三権分立制を取っているが､憲法第10条第3項に記載されているように、国民投票によって国民の約65%の許可がある場合に限り、この三権を統合し非常時統合統治機関の設立が認められている。また同じく憲法第10条の第2項には原則として三権分立は後述を除き絶対に守られなければならない。またそれを達成するため最大限の努力を持っててっていせよ。と記載がある。このため我が国はどの先進国家よりも三権分立を徹底している。
現在の憲法において、連邦共和国の国家元首は直接選挙によって選出される。任期は原則4年とし､連続2選まで可能。最大でも4選まででありそれ以上は憲法により禁止される。行政府は大統領と首相､各省長官が率いる。首相については原則として立法府たる衆議院（他国における上院）と参議院（他国における下院）が選出する。

立法府は衆議院と参議院から構成される二院制の議会である。衆議院は各州から10議席ずつの計130議席。任期は4年で2年ごとに半数の改選が行われる。参議院は各州20議席の260議席。任期は6年で3年ごとに3分の2が改選するが、衆議院と参議院の大きな違いとして､衆議院では議員に立候補できる、被選挙権年齢が35であるのに対し、参議院では被選挙権年齢は28と比較的若い。これは参議院に求められているのが若き人々の声を届ける役目であるのと衆議院に求められているものが、「清く正しく､誠実に。若き人々の声を理解し正しく協議する。」と言うものであるからだ。衆議院に求められているこれは、1980年に就任した第30代大統領「ロバート･ウィンベル」が腐敗を極めた連邦衆議院の大改革に乗り出した際のスローガンで､現在ありとあらゆる国内企業のモットーとも言えるものである。
参議院と衆議院は立法府の双璧として君臨し､お互いに監視し合う立場ではあるものの両院の議員の仲が特に悪い訳では無い。

ロア＝グレキアの歴史は､レギオン歴が生まれた理由でもあるレーネからのエクソダスが深く関わってくる。エクソダスはレギオン歴元年より33年前の出来事であった。

レーネの少数民族であったレギオン民族は､ホモ･レギオニカールと呼ばれるホモ・サピエンスの近縁であった人種と､ホモ・サピエンスが3000年の月日をかけひとつに溶け合った民族である。肉体的特徴はそのほとんどをホモ・サピエンスの遺伝子によるものが占めるレギオン民族であったが、その思考回路と､女性の肉体的特徴だけはホモ･レギオニカールの特徴を引き継いでいた。この若干の肉体的特徴の差は、レーネ人とレギオン人を少しずつではあったがその仲を裂いていた。ある時､レーネ人の皇族が公衆の面前でレギオン人の女性を侮辱し、更にはレギオン人の男性たちを幼女趣味の奴隷の集まりと称したことで、レギオン人はレーネからの離脱を決意した。だがレーネはレギオン人を捕え､奴隷にし、レギオン人の群としての思考を利用しレギオン人を逃げたくても逃げられない状況へと追い込んだ。