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ワアクファはザンジ国で信仰される宗教の一つである。ザンジのワクファ地方?を中心として信仰されており、厳格な戒律と立法主義で知られる。
ワアクファは一神教であり、神は全知全能にして唯一の存在である。神が与えた絶対の法「ヘル・サアアフィ・アハ」に従う。また、ヘル・サアアフィ・アハ以外にも様々な法「ヘル」が存在し、ヘルの遵守を最も重視する。

教義

ワアクファの教義は「シャン・リマアン」と「シャン・ファル」として知られる。
シャン・リマアンには五つのワアクファ教徒が持つべき信念が規定されており、シャン・ファルにはワアクファ教徒が行うべき行動が示されている。
ヘル・サアアフィ・アハは最も重要なヘルの集合である、それらの内容は中世までに編纂され、ワアクファ教徒の統一見解である。

シャン・リマアン

シャン・リマアンはワアクファ教徒が持つべき信念である。
  • 「イマアンカ・ワアク・カリイヤ」唯一の神への帰依
  • 「アェダアダラ・ワアカイ」唯一神の正義
  • 「アクォオンヤハン・シャルアェイ」法学者
  • 「アアヤハ」運命
  • 「ワヒャイガ」啓示

シャン・ファル

シャン・ファルはワアクファ教徒が行うべき行動である。
  • 「ユ・ホガアンサナアンタ・ヘル」ヘルの遵守
  • 「ダダアル」努力
  • 「ガルガアル」扶助
  • 「イイマアンカ」信仰
  • 「ル・アェマル・エッ・サアリハ」善なる行い

ヘル・サアアフィ・アハ


ヘル・サアアフィ・アハの原則
  • 娘、妻の貞操は守られなければならない
  • 捕虜、子供、女性、詩人、宗教家、学者、客への攻撃は決して避けられなければならない
  • 捕虜は尊重し、適切に養わなければならない
  • 常に客を歓待し、満足させなければならない
  • 追われるものは誰であれ、自らの命をかけてでも保護しなければならない
  • 客人を裏切ってはならない
  • 家族、友、学者、氏族に忠誠を尽くさなければならない
  • 神への信仰は常に守られなければならない
  • 名誉は命をかけてでも守らなければならない。
  • 他者の名誉、尊厳は最大限に守らなければならない
  • 財産は守られなければならない
  • 被害者には、物的補償が行われなければならない。
  • 問題解決においては、長老らの部族会議に置いて裁定を得る
  • 部族会議における裁定の場では、証言する者を用意し、信憑性のある証言が提供されなければならない
  • 被害者が許さなかった場合、被害者は「血の復讐」などの同害報復の権利がある
  • 長老らによる裁定が下った際、被害者、加害者共にそれを受け入れなければならないが、もしも判決が不服だった場合、小規模な地方の氏族民の会議を超えて上訴し、より大きく公正な会議を行うことも可能である

啓典

ワアクファ教における啓典は、長い時を経て構築された様々な信仰の形の体系であり、また時代により適切な神への解釈が求められており、その時々の啓示によって多くの書物が存在している。唯一神は遥か昔に啓典をワアクファ教徒に与えたとされるものの、それは当時、牛に飲み込まれて失われてしまった。それらの内容のうち、最も重要な法、ヘル・サアアフィ・アハは古代より様々な地域に残された碑文の形で示されている。
唯一の神は特定の預言者や法学者を通すときもあるものの、その時々に応じて人々に小さな啓示を与えるときもある。それらの解釈は難しく、また地域的な事情に合わせたものであるか、または啓示を受けたと主張する個人のそれが嘘であるかの判断は難しい。そのため、長い時間をかけて、各地のワアクファ教徒の宗教的実践の中でも最も中心に位置し、普遍的に受け入れられた内容をまとめて編纂された中世ワクファの「アラグティ・ミダイサン」(統一見解)は特に重要なものの一つである。
シャン・リマアンとシャン・ファルが示されたのは、古代ワクファのマアェロビイヤ王国において、法学者たちが編纂した「ク・サブサアン・エッ・サアリハ」(善について)である。この書物にはどうやら、太古のワアクファ教徒の間で受け入れた啓示についての種本「オオ・ク・サバアン・リヤーディ・ワアク・ムゥジイェイ」(唯一の神が示された未来について)が存在したことが示されているものの、失われてしまっている。「オオ・ク・サバアン・リヤーディ・ワアク・ムゥジイェイ」の再構築は他の本において行われている引用を使い、中世から行われている途中であるが、その方法や是非が問われ、また統一された見解を作ることが難しく、現在に至るまで完了していない。
ヘル・サアアフィ・アハなどの文言は絶対なものであるが、解釈は厳密ながらも、細部は時代の状況に合わせて行われることとされている。現在も多くの法学者同士での、現代的な解釈による見解の統一が図られているものの、完了していない。マアェロビイヤ王国の時代にはすでに解釈を巡って多くの教団に分裂していたことが明らかとなっており、現代では特に科学技術や現代的な国民国家、政教分離への反応をめぐって分派が形成され、各学派ごとに統一見解的な啓典が示される傾向がある。

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