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共和国閣僚会議に宛てて
共和国国防省より提出

『共和国に於ける核開発の必要性について』

共和国指導部が常に志向していることは、共和国の社会主義体制の保全であり、外交ならびに内政に於いてもその原則は現在のところ適応されています。
そして赤軍の存在意義もまた、共和国の軍事的安全の確保であり、赤軍を管轄する私達国防省の任務は軍事政治的、軍事戦略的および軍事経済的基盤の決定です。
核開発に関する幾つかの出来事は、そのような私達の権限と任務の範囲内で行われています。

私達が過去秘密裏に行ってきた核開発の準備は1920年前半の私達の危機感に由来します。
基本的に、革命政権は常に反動勢力からの圧力に晒されます。それは単に社会主義に反対する利己主義な白軍のみならず、以下のような反動勢力です。
ファシズム―酷く反動的で偽りの社会主義を名乗る資本主義、
帝国主義―我々に敵対するすべての資本主義、
リベラリズム―あまりにも放任的で、資本主義に迎合する裏切り者。

このような祖国に仇なす可能性のある幾つかの国家郡に対し、私達は赤軍の創設時より彼らを増強することにより、これまでの幾つかの危機を私達は乗り越えてきました。
そして、私達はそれらの教訓をバックアップし、より効果的で経済的・能率的なミリタリーアートの構築を行っています。一連のミリタリーアートは軍事政治情勢の状態の包括的な評価とその発展の戦略的予測に基づいており、現在および将来の任務、客観的ニーズ、および軍事安全を確保するため最新の軍事科学に基づいています。

しかし、それらの私達の努力は前提として古典的な従来型兵器による大規模な連続した会戦を必要としています。
ただ、それらの前提は1920年を境として発生した急激な科学技術の発展により、あらゆる従来型兵器の破壊力を超越する核兵器により砕かれました。
核兵器はミリタリーアート、ならびに軍事科学に於ける革命です。

すなわち、核兵器の登場は潜在的な国家滅亡の危機をそれまで以上に向上させ、また戦争の初期での核兵器の使用による奇襲効果のより更なる増大を生み、私達の幾つかの諸兵科連合がその能力を最大限発揮する前に無力化される恐れが存在します。

これまで私達は、これらの問題の解決のために、旧ソ連邦の核の傘の下に存在することにより一時的な解決を達成し、ミリタリーアートの更なる昇華によって戦術核の無力化を理論的に可能としました。

しかしながら、もはや旧ソ連邦は崩壊し、私達は自力で一連の問題を解決する必要性が存在します。

実際のところ、従来の兵器のみを使用した大規模な戦争は、文明、生命の基盤、人類の存在に壊滅的な結果をもたらす核戦争へのエスカレーションの可能性が高いことを特徴としています。

これは私達が卑劣なブルジョワ帝国主義国家からの攻撃を受けた場合の先制核攻撃を処理しなければならない可能性を示唆しています。

すなわち、ここから私達共和国国防省が導きだした結論は、現代の状況下では、共和国は、あらゆる状況下であらゆる侵略に特定の損害を与えることを保証できる可能性を秘めた核兵器を持つ必然的な必要性です。これは、侵略を阻止し、共和国の軍事的安全を確保し、国際の安定と平和を維持する要因です。

しかし、私達の軍事ドクトリンが本質として防衛であることを踏まえると、ブルジョワ帝国主義国家による核兵器およびその他の種類の大量破壊兵器に対する使用に応じて、また通常兵器の使用による大規模な攻撃に応じて、核兵器を使用しなければなりません―私達が核開発を成功させたとき。

私達はこのような祖国の軍事的安全を担保する軍事科学ならびに軍事組織のニーズに応えるために、私達の権限の範囲内で過去に行ってきた核開発を報告します。

1920年前半、幾つかの国家において核兵器の実用化が行われつつありました。これらの出来事は、当時の国際的緊張の高まりと連動しており、共和国においてもそれらを真剣に議論する必要がありました。
そのとき、共和国は旧ソ連邦の核の傘にありましたが、私達はこの時点で軍事的研究に携わる幾つかの研究所に、特殊兵器(核・化学・生物)の研究を指示していました。

1920年後半に入ると共和国は旧ソ連邦から小型の実験用原子炉2基を受領しました―政府に原子力研究所と関連省庁の設置。

それらの技術を元に、1930年代後半から商業用黒鉛原子炉の運転が開始されています。(それらはプルトニウム生産炉としての役割を担うことが可能です。)

過去の高名な軍事研究家は以下のように主張しています。

「現在の状況下では、大量破壊兵器を作戦で使用し、なおかつ火砲と航空攻撃と効果的に組み合わせた場合にのみ、これまで以上の成功を達成できる。」
「会戦と作戦の結果は核攻撃の結果に大きく依存することになる。攻撃・防御を問わず、陸・海及び空の軍事作戦領域における共和国の全防御縦深にわたり、ブルジョワ帝国主義国家はロケットもしくは従来の手段によって同時に、かつ急襲が可能である。そして、縦深後方の目標の破壊が可能であると言うことは、ロケット核兵器の効果的運用により、これまで私達が想定さえしなかった私達の政治的・軍事的重要地点の即座の破壊が可能である。それは、ブルジョワ帝国主義国家がこれまでよりも短期間で勝利を得ることを保障する。」

このような赤軍の主張は、1950年代に入り、共和国と旧ソ連邦との間にイデオロギー的分断が生じつつあった情勢に後押しされ、私達の核開発のテンポを著しく発展させ、私達の核開発を本格的段階に突入させました。

1960年代は核開発において重要な年代です。それは簡易的な核兵器であるのならば、それは民生用に提供されている幾つかの技術のみで生産が可能であることを立証しました。

これらの言葉が示すように、すでに30年ほど前の1968年に核兵器の原料であるプルトニウム抽出の理論は共和国独自の技術によって実用化に成功しています。

そして最も重要な爆縮行程に必要であるある種の機械は、現在製作自体はなされていませんが、理論的には可能であると計算されています。

これらの技術は多くの場合、共和国の技術者による努力によって達成されましたが、旧ソ連邦等に潜入したНАБ職員による奮闘の結果もしくは諸外国に存在する共産主義思想を有する科学者との接触によって支えられました。

現在のところ、共和国は少なくとも40発の核兵器を製造するために必要なプルトニウムを有しています。
また製造ラインの設計も終了しており、共和国は現在から5年以内の範囲内で2回の実験を行うことが可能でしょう。

地下核実験場の選定を共和国国防省は行っています。
貴殿方共和国閣僚会議から核実験が認可された場合、私達はこれまで机上で編み出してきた基礎的な核理論と計算にしたがった製造が可能です。

旧ソ連邦は崩壊し、私達は現在の状況下で孤立しています。このような情勢下で、共和国に安寧をもたらす物は抑止力が存在しなければなりません。


共和国国防省大臣
共和国人民赤衛軍元帥

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