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契骨文字
類型表意文字
言語カツゥジャ古語
発明者侯鵛景
地域ロベルカ半島北部
ピオニ海東岸(現シャジャススタン共和国)
時期9-14世紀頃


概要

契骨文字は、中世にロベルカ半島北部に居住していた半農半牧民族の契骨族が使用した表意文字。13世紀に東イオニアで成立した東趙?でも存在が確認されていることから、東趙文字とも呼ばれる。
毛筆を前提としたかのようなはねやはらいが多用される字形であり、漢字と共通した部品が一部用いられていることから、古代ベルカ文化の影響下で制定された文字であることが窺える。
一方で漢字以上に象形文字の種類が豊富である点に特徴を持ち、それらの文字は漢字由来ではない独自の起源を持つものが大半である。現在では約3,500種類の文字が確認されているが、なかでも未解読のものは約半数にのぼる。
また、文字の使用地域が12世紀末を境にロベルカ半島北部からピオニ海東岸へ移動していることから、東趙を建国したカツゥジャ族を契骨族の末裔とする、契骨=カツゥジャ説の証拠を裏付ける重要な資料でもある。

東趙成立後も、カツゥジャ文字?に取って変わられる14世紀までは使用され続けていた。

文化

契骨文字の歴史的意義

現在発見されている契骨文字の資料は、商人による連日の売り上げ帳簿や役人が集計したであろう集落の戸籍録といった実務的な日常の記録が殆どであり、ことから契骨族が自らの歴史的出自について編纂する習慣が無かったと考えられる。
一方で、ロベルカ半島北部では12世紀頃に契骨文字で吟われたとされる詩を刻んだ石碑が発見されており、その五言律詩に近い構成から、契骨族に於ける知識人の一部はベルカ化していたとする説を唱える学者も存在する。

契骨文字の詩 ~故郷より友を想う~


◆漢語訳◆
草原盛了兰花
但一队商队也还没见
我站在爬坡上
遥望着东方
白鸟飞上蓝天
听到远方的笛声音
一直不变的故乡
风景代表我的心

◆書き下し文◆
草原蘭花に満たされど
一組の商隊も未だ見えず
我丘の上に立ちて
遥か東方を望む
白鳥蒼天を舞い
遠方の笛の音を聴く
不易変わらぬ故郷の景色が
我が友への想いを代弁せん

◆現代語訳◆
草原がランの花で覆い尽くされる季節となったが
東方から来るキャラバン隊はまだ一組も見掛けていない
私は丘の上へ登って
旧友が旅立った遥か東を望む
白い鳥が青空を舞い
遠方から聴こえる笛の音に耳を傾ける
いつまでも変わらない故郷の景色が
私の旧友に対する想いを代弁しているかのようだ

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