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世界創造の書は、マウサネシア連邦共和国を中心に広く信仰されている、太陽教における創造神話、創世記である。

内容の訳

太陽神は大地を創造された。
太陽神は虚空を練って、それを丸く押し固めると、大地が産まれたのである。
これより前、世界は虚無であった。しかし太陽神が世界に降臨すると虚無の時代は終わった。これが第一の日である。
第二の日、太陽神は空と月を創造され、光と闇を分けた。
第三の日、太陽神は乾いた地上に降り立った。すると太陽神の身体から様々な液体が出てきた。水の誕生である。水は低いところに集まって海を作った。
第四の日、太陽神は命の源となる白い水を海に入れた。するとたちまち、海は魚たちによって満たされた。
第5の日、地上は荒野であった。しかし太陽神が白き命の水を降らせると、地上は緑に覆われ、様々な動物や鳥たちで満たされた。
第6の日、太陽神は土を自らの手で丁寧にこねて、様々な種族(ラシュフォンやサハラなど)や、人間の男と女を作った。最後に太陽神は、マウサナ人を作ると、満足された。太陽神はこれらに白き命の水を与えると、これらの種族に生命が宿った。
第7の日、太陽神は、様々なことを司る他の神々と自然を司る精霊を作った。
第8の日、太陽神は空に上り、太陽となって自らが周囲を照らし、恵みをもたらす存在となった。

創造神話とマウサナ人の地位

マウサナ人の創造は知的種族の中では一番最後とされている。マウサナ人を作った段階で太陽神は満足したのでそれ以降は知的種族を創造していない。(翌日に創造してるのは神々や精霊であるため)
太陽教の教義においては、あらゆる知的種族はサハラ人やゴトロス人等も含め、同じ日に創造されたため平等であるとしている。しかし創世記においては、マウサナ人が最も上であり、神に近いとも取れる。
スカセバリアルの文化種族学者は、『マウサネシアの歴史上における、特に人間種族に対する文化的洗脳とその中の価値観教育において、マウサナ人種の根本的優位性を確立させたことにより、種族的上下関係を受け入れさせるという過程において、太陽教の創造神話はマウサナ人種の根本的優位性を確立させるための、最大の証拠として利用されたのではないか』という論文を発表している。
この文化種族学者は同じ論文の総括において『双方を太陽教の信仰で包み、上下関係という差異性と、同じ教えの信徒という同一性を両立させるにあたって、創造神話は重要な役割を果たした』と述べており、太陽教において種族差別を行っていたというのは記録がなく考えにくいが、潜在的な『上下関係』は存在したものと思われる。

第七の日に関する仮説

調査によると、初期の太陽教は太陽神を唯一無二の神格としており他の神々や精霊の存在を否定していたのだが、古代のある段階でいつの間にか聖典が変更(設定後付け)されて他の神々と精霊を制限付きで承認した。
一説には、太陽教が広く布教される前多くのマウサナ人や人間たちは精霊崇拝であり、あらゆるものに精霊や神々が宿るとしてそれらを信仰していたので、衝突を避けるために妥協を図ったという。
そのため第七の日に関する記述は後世に追記されたものであり、本来は7日間だったか、あるいは記述を分割して7日目にマウサナ人を作ったとしている説もある。

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