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8候時代とは、モトゥタエ国に8人のアリイ(首長)が鼎立し覇権を争った時代である。争いは子や孫に受け継がれながら70年近く続き、最終的にドゥッニ・ラ・ナが勝利し、モトゥタエ島最初の統一王朝であるラ・ナ朝を建国する事になった。

8候の一覧

1ラ・ナ氏:最終的に8候時代を制する氏族。しかしドゥッニ・ラ・ナの登場以前は最弱の氏族であり、モトゥタエ族内の内乱ではほぼ常に敗北して他の氏族に領地を奪われていた。この事はラ・ナ氏が後に他氏族への従属を厭わない部族になる理由にもなったとされる。
2セプトゥ氏
元々はセパハと自称していたが後にセプトと改名し更に改名してセプトゥとなった氏族。
3ウカド氏族
セプトゥ氏と仲が悪い事で名高い氏族。元々この2つの氏族は1つに纏まっており、それが8候時代に分裂したとされる。なおこの事に関して異説も存在し、8候時代は分裂したのではなくセプトゥ氏族内での内部分裂により8人がそれぞれの派閥に分かれたという可能性もあるらしい。
4アヴァ氏族
セプトゥ氏族やウカド氏族からの攻撃を受けた際に従属する事を誓うなど、比較的従順な氏族であったとされるが、後に他の氏族に対して反乱を起こして支配領域を拡大した。また、他の8侯とも積極的に関係を結び、最終的には8侯中最大の勢力を誇るに至ったとされている。
5バサノ氏
ドゥッニ・ラ・ナの祖父であるルグ氏から続く一族であるとされ、モトゥタエ国でも最古級の血統を有する氏族であるとされる。
6 ヤト=ヤリ氏
ドゥッニ・ラ・ナの先祖にあたるルガヌ氏が興したと言われる氏族だがその起源は不明である。
7マコナン=レシ氏
元々ドゥッニ・ラ・ナの一族であったが、8侯時代にはウケディ氏族に吸収されたとされている。
8 ウケディ氏
元々はモトゥタエ島の北部に住んでいたとされるが、7代目の王によって8候時代の末期に滅ぼされている。この為か現在のモトゥタエ国にはウケディ氏出身の者が一人も存在しないという逸話が存在する。ちなみにウケディ氏は滅亡した際に降伏した氏族は全て助命されたとされているが、その全員が後にウカド氏族に取り込まれたとも伝えられている。

8候時代の英雄達

8候時代には、各アリイや配下の戦士らが多くの武勲を挙げた時代でもある。遙か昔のことであるため彼らのことは半ば伝説と化しており、逸話の信憑性は著しく低いと言われているが、中には興味深いものも存在する。
1山砕きのモトム
ヤト=ヤリ氏に仕えた戦士ダ・スィンの長子でラ・ナ氏から妻を迎えていたがヤト=ヤリ氏とラ・ナ氏の争いの際にラ・ナ氏によって殺されたとされている。しかしその子供はラ・ナ氏の庇護下に置かれていたようで、彼の死後はモトムの娘がラ・ナ氏から妻を迎えるなどして一族は生き延びたとも言われている。
2 火食いのアジャ
ドゥッニ・ラ・ナの先祖であるルガヌ氏の出身であるとされており、ルグ氏と同盟を結んだ事でも知られる。このアジャという男についての詳細は一切不明であるが、一説にはモトムと共に戦ったと伝えられているものの、彼が山を崩したり巨大な炎を吐き出したりする姿を描いた壁画も存在する。
3渦潮のジライ
ウカド氏族に仕えていたと言われ、当時アヴァ氏のアリイであったザハド・アヴァとの戦いで大活躍をして名を挙げ、最終的にウガト氏のアリイにまでなったとされる人物だと言う説がある。しかし彼に関しては様々な逸話が存在し、彼の出自は未だに不明とされている上にその武勇に関しても疑わしい点が多いらしく、また実際に実在したのかさえ疑う説もあるらしい。
4雷雲の神ギニブ
神話の時代に天より落ちて大地となったと伝えられる神の子であり、8候時代にドゥッニ・ラ・ナと戦ったとも言われる。この神にまつわる話は非常に多く存在しており、その内容は多種多様ではあるがどれも似たり寄ったりの話ばかりで信憑性に乏しいとされているらしい。なお、この神の子孫を始祖とする氏族が多数存在しているようだ。
5『鉄槌使い』氏
アヴァ氏に代々仕える一族だったがアヴァ氏がラ・ナ氏族に降伏する際に従って他の氏族と共にラ・ナ氏の配下になったとされる。しかしアヴァ氏とウカド氏族との戦いが始まるとアヴァ氏を見限ってモトゥタエ島に残っていたウカド氏族やウカド氏族に服従していた部族らを味方に付けてモトゥタエ島の東へと逃れて行き、そこでアヴァ氏を滅ぼすことに成功したウカド氏族やラ・ナ氏族と和解し共に暮らすようになった。そしてその後、モトゥタエ島を分割支配するアヴァ氏やドゥッニ・ラ・ナとは距離を置いて独自に勢力を拡大していき、やがてはウカド氏族やラ・ナ氏族に並ぶほどの勢力を持つに至った。
6 剣舞師のミワク
かつてラ・ナ氏族やアヴァ氏族の族長らと共に戦った戦士の一人であるとされる人物であり、その素性は不明だがモトゥタエ国では最も古い家柄の人物であるとされている。
7黒き影の一族
かつてはセプトゥ氏などと共にウカド氏族と敵対していたが後にセプトゥ氏族に服属するようになり他のアリイや氏族らと結託して反乱を起こしたという伝聞が残っている部族。
8 霧隠れのクオン
モトゥタエ島で最も高い標高を有する山の頂上を住居とし、霧に包まれた山頂の湖で暮らす部族であるとされている。この集落に住む者たちは非常に排他的な民族であったとされ、モトゥタエ国内でもほとんど記録が無い事から実在を疑われることが多い。また彼等の集落へ続く道が存在しないために外部からは発見が困難であることからも彼等の存在を疑問視する者は多いのだが、その一方で彼等はモトゥタエ島でも最強クラスの実力を有しているとも噂されており、もしも仮に彼等と戦う事になれば並大抵のことでは倒せないとも言われている。

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